ただしこのキヴォトスはネットミームに汚染されてるものとする 作:流石兄者
こんなタイトルですが、ユメ先輩が車に轢かれたりはしないので安心してお読みください
なんて検索すればいいんだろ?
【ロリコンお姉さんが好きそうな服】……駄目。出ないな
【ロリコン 好きな服】……違う
【ロリ 服】 ……ゴスロリが出た。どうやって着るのこれ?
やっぱ麦わら帽子白ワンピかな? 安直すぎるかな……う〜〜〜〜ん どうしよ……
いつもの服だとユウカさんガッカリしちゃうよね
何とか約束の日までに決めないと……
……あれ? 来てたの!? …………今の見た?
見なかったことにしてくれると嬉しいな
あー、コホン。やあ、鬼灯モカだよ
今日の仕事は珍しく夜勤なんだ
何せ依頼が『幽霊調査』だからね。依頼人はセリカさんだよ
『うぁぁぁ へ、ヘイローのない生徒がアビドスを練り歩いてる!』
「なにっ」
事の始まりはこんな電話から
セリカさんがバイトで遅くなった帰り道に目撃したらしい
『あれは絶対幽霊よ!』と言っているが、本当だろうか?
見た瞬間怖くなってすぐ逃げたため、幽霊の特徴とかはあまり覚えてないそうだ
見間違いだったら恥ずかしいし、皆に不安を与えてしまうため、シャーレにこっそりと調査を依頼したとのこと
こういうのって特異現象捜査部の出番じゃない? と思いヒマリさんにモモトークしてみたら「怒らないでくださいね? 幽霊って財団神拳効かなそうじゃないですか。やっぱり怖いですね幽霊は」と返ってきた
辞めたらその部活?
まあそんなこんなで、セリカさんが幽霊? を目撃したという場所まで先生と2人で向かっているというわけです
「多分、夢遊病の生徒さんじゃないですか? 幽霊の 正体みたり 枯尾花ってやつです」
ヘイローは意識がない状態だと消える
つまり、寝ている時には消えるのだ その状態でふらふらと出歩いてる誰かがいて、幽霊だと思ったのだろう
「そうだね。それに幽霊だったとしても、セリカにもらったこのお清めの塩があれば大丈夫だよ」
先生が塩がたっぷりと入った袋を頼もしげに見せてくる
ほんとぉ? お清めの儀式見たけどなんか「みこみこにゃんにゃん」とか言ってましたよ? 多分効かないと思うんですけど(名推理)
まあ、こういうのは大抵見間違いなんだよね
それ1番言われてるから(慢心)
「ててて↑ーてーて↑ーて♪ ててててて↑ーて↓♪」
「お、ゴースト〇スターズ?」
「ゴーストバ〇ターズ!」
「ゴーストバス〇ーズ! (共鳴)」
私達の元気な声は、アビドスのゴーストタウンによく響いた
寒気で体が震える
思わず両手で体を抑える
冬ではないというのに吐く息は白い
辺りの街灯が点滅を繰り返し、こちらに異常事態だということを知らせてくる
今、私たちの目の前にはヘイローのない生徒がいる
私よりも身長は高く、緑色の髪をしており、アビドスの制服を着ている
その体は半透明で、時々ノイズのようなものが走り、顔は子供が黒いクレヨンで塗りつぶしたかのような靄がかかっている
わぁー、コレがガチの幽霊ですかぁ
いろんな怪現象が起きますねー
こんなに怖いとは思わなかったぁ(震え声)
幽霊出るかもしれないって分かってたのに、みこにゃん塩しか持ってきてないってマジ?
幽霊舐めすぎでしょ、悔い改めて(自戒)
頭ではそんなふざけたことを考えていても、体が震えて動かない
懐からマグナムを取り出し、構え、引き金を引く
たった3ステップ これまで何度もやってきたことなのに
腕が動いてくれないのだ
「せんせぇ……わたし……からだが……」
「モカ……大丈夫。私が何とかする」
これが金縛りだろうか
全く動かない私を見て、焦った表情をしながらシャーレの制服からなにかを取り出した
「これは、使うしかなさそうだね」
先生が右手を掲げた
その手にあるカードから閃光が放たれ、闇を切り裂いた
「先生! そのカードは!?」
あれはまさか、大人のカード!? 強力な代わりに使ったら凄い代償があると噂の……!
「これは『大人のカード』。シャーレに来てくれた子達を1人に付き4万クレジットで今いる場所に召集できる」
……代償ってお金なの? あーでも確かに、ゲームで助っ人を借りる時にそのぐらいかかった気がする……
「さらにこれを使うと、シャーレに領収書が届くんだ。デリバリーヘルプ、略して『デリヘル使用料 4万クレジット』と書かれた領収書がね……。最悪、勘違いしたユウカに殺されるかもしれない」
悪意感じるんでしたよね?
大人のカードの代償って金と社会的に死ぬ可能性か……
「ユウカは君に対してはとても優しい」
「今は私がモカを守るよ。だから、後で私をユウカから守ってね」
「……先生」
すごく……かっこ悪いです……
カードの光は強くなり、この場に漂う微妙な空気すら切り裂いていく
あまりの眩しさに目を瞑る
段々と光が弱くなって行くのを感じ、恐る恐る目を開けると
そこには先程までいなかったはずの生徒 花鳥風月部の箭吹シュロがいた
「手前はシュロっていいますぅ。よろしくニキーw」
お、Jか?
メスガキみたいな顔をしながら現れたシュロさんは、幽霊を見てその表情を強ばらせた
「また厄介なやつ相手に呼び出してくれやがりましたねぇ……」
そう言いながらも、私とは違い懐からスムーズに本を取り出した シュロが手に持っている本の背表紙には『洒落怖』と書かれている
「手前はある日おもったんです。「いちいち他人を追い詰めて怪談作るの面倒ンゴねぇ……。せや! 既にネットに転がってる怪談を使えばえぇやん!」と……」
「というわけで、頼みますねぇ『八尺様』」
シュロさんが持っている本から次々とページが切り取られ、舞い上がる。
そのページが集まっていき八尺、つまり2m越えの大きな人型の塊に……いや、2メートルもなくない? だいたい180センチくらいじゃ……
人の形を作り終えた紙は、一斉に崩れ落ち、現れたのは
「もしかして……私の事、呼びました?」
忍術研究部の、大野ツクヨだった。
「……先生」
「どうしたの?」
「ミスりました、すまんな」
「えぇんやで」
「サンガツ」
いかんでしょ(震え声)
今のところ初対面の子が2人に増えただけなんですがそれは……
いやしかし、彼女は忍術研究部だ
もしかしたら忍法、幽霊全殺しの術とかあるかもしれない
そんな淡い希望を抱きながら、「あれ、ひょっとして私、お呼びじゃなかった……?」みたいな顔をしているツクヨさんに話しかける
「あの すみません お願いが」
「な、なんでしょうか?」
「除霊して貰えないでしょうか……?」
「除霊?」
「はい」
そう言いながら、未だに佇んでる幽霊を指さす
ツクヨさんがそちらを見た瞬間、ひぃ!? という言葉と共に体が跳ねる
「ひぁぁ!? も、木遁・四柱牢の術!!」
悲鳴をあげ、怯えながらも何とか印を結んだツクヨさん
それに応え、アスファルトを突き破り現れた無数の木。それは牢屋の形になり、中にいるものを封じ込める
やりますねぇ! 木の無い所でこのレベルの木遁を……!
神秘で作られたその牢は木製だが強固であり、並大抵の力では突破できないだろう
だが相手が悪かった
幽霊は格子をすり抜け、外に出てきた。当たり前だよなぁ? (手のひら返し)
それを見て
「ピィ!」
ツクヨさんは固まり
「……!」
先生はみこにゃん塩を握り締め
「Ⅴやねん!」
シュロさんは懐から取り出した御神酒を口に含み、バットに吹きかけそれを構えた
それぞれが違う方法で幽霊を待ち構える中、私は……
メモ用紙とペンを取り出し、幽霊に近づいた
「モカ!?」
ペンと紙を差し出し、質問をする
「何か伝えたいことはありませんか?」
思ったのだ。この幽霊、攻撃してこないな、と
幽霊は人を呪い殺すだけの存在ではない。未練があり、この世界に残っている
ブルーアーカイブという世界で死亡しているアビドス生といえば、ユメ先輩だ
実は最初から「これユメ先輩じゃね?」と疑ってはいたのだが、顔が見えないのと、これまであった人たちが軒並み前世の記憶と違うせいで確証が持てなかった
ペンと紙が宙に浮き、ひとりでに文字を書き始める
しばらく見守っていたら動きが止まったので、紙を取り読んでみる
『後輩 ホシノちゃん 心配 でもこの姿じゃ 会えない 会いたい』
「やっぱりあなたは……ユメ先輩、なのですね」
「モカ! 知ってるの?」
あ、やべ 言っちゃった!
なんて言い訳しようか悩んでいると、幽霊に変化があった
ノイズが少し収まり、顔の靄が薄くなる
お、これは……?
「どうやら、無力化が出来そうですねぇ」
シュロさんは私が持っている紙を奪い取り読んだ
「名前と目的がわかってるなら話が早いです。怪談をでっちあげて、無害にしましょうかぁ。倒すのは骨が折れそうですしぃ」
「そんなことができるの?」
「怪異ほど話に影響されやすいものはありませんよぉ? チェーンソーを持ったホッケージェイソンやショタコン八尺様なんかがいい例です。話を捻じ曲げ、性質を変えさせる。手垢のつきまくった手法ですよ」
「作った怪談をオカルト板で拡散すれば、あとは怪異側が勝手に変質するのを待つだけです」
「ちょっと撮らせてもらいますねぇ。『画像も貼らずにスレ立てとな!?』対策なんで」
シュロさんはユメさんの前まで歩いていき、スマホで写真を撮った。純度100%の心霊写真が撮れたことだろう
画像を確認し満足そうに頷いた後、本を取り出し紡ぎ出す
「手前さんは、『ユメ先輩』という怪異です。死んだ後も後輩が心配で成仏できず、死ぬ前の姿でその後輩の前に現れ、泣かせ、死ぬまで一緒にいたという。そういう怪異だと手前が定義し、語ります。手前さんがやることは、それを本当にするだけですよ。ま、せいぜい頑張ってくださぁい」
言い終わると、ユメさんの体が揺らぎ、消えていく もう少しで見えなくなる その時に
「みんな ありがとね」
かすかに聞こえたその言葉
気のせいだったかもしれないが、言われたことにしておこうか
「さあ手前さんら、さっそくなんJのオカルト板にスレを立てますよぉ! 1000行くまで眠れないと思ってくださいねぇ!」
「レスを1000個もつけちゃいます!」
「1000個も!? 無理だよ、みんな下がれ!」
「あ、あの。私もですか……?」
「当たり前ですよぉ」
「私もやるんだからさ(同調圧力)」
「あはは……手伝ってくれると助かるかな」
私たちはこれから1人の少女を救いにスレを立てに行く
ああ、今夜は眠れそうにない
夢をみる とびっきりの悪夢を
最初はユメ先輩と楽しく会話していた
その最中、お菓子が欲しくなったとか、飲み物を取りにいくとか
そう言った理由で目を離した後、ユメ先輩の方を見ると
先輩が倒れている
慌てて近寄って揺さぶっても反応がない
夢での私は慌てふためき、助けを呼ぶことも心肺蘇生を試みることもしなくて、そのままユメ先輩は冷たくなっていく
大好きな先輩が冷たく固くなっていっても、私は泣くことしかできなくて
ふと顔を上げると、昔の可愛げのない私がこちらに指を指している
「お前のせいだ」と言わんばかりに
そこで私は目が覚める
ベッドから飛び起き汗を拭う 乱れた呼吸を整え、喉がカラカラに乾いていることに気づく
水をコップに注ぎ、一息に飲み干す それをもう1回
顔を洗い、黒いスーツに着替え、黒い手袋を付け家を出る
ああ、今夜は眠れそうにない
「悪かった! アビドス高校はもう襲わないよ! だから──
「『ホイールズインダストリー』」
自分の身長の倍以上もある大剣で叩き潰す
「うわあああ! 来るな、来るなぁ!!」
「『クリスタルアトリエ』」
次に手袋から取り出した結晶の双剣は羽根のように軽い
銃弾を避け、時に弾きながら距離を詰め、双剣で敵にバツ印を描いた。
「『老いた少年工房』」
「ガフッ……!」
戦鎚を頭に振り下ろす
ヘルメットを砕いてもなお勢いは止まらず、中身を地面に叩きつける
「『ロジックアトリエ』」
ポンプ式のショットガンを構え、残った1人に突きつける
そいつはもう銃を捨て、両手を上げて降参していた
「伝えろ、私の恐ろしさを。ここに手を出すとどうなるかを」
「は、はい!」
落とした銃や気絶した仲間には目もくれず逃げ去って行く
これで暫くは安全だろう
蹂躙を繰り広げた場所から離れ、あてもなく彷徨う
「……うへー」
いつまで、これを続ければ……
「や! ホシノちゃん 久しいね!」
周囲の雑音が遠のく
その声は
忘れるはずもないその声は
「ユメ、先輩?」
振り向いた先にいたのは、私が想像した通りの人物で
私は迷うことなく駆け出していた
なぜここにいるかなんて、どうでも良かった
もう、限界だった
ずっと会いたかった。
もう一度話したかった。
また、あの温もりを感じたかった。
「おいで、ホシノちゃん!」
「ユメ先輩!!」
先輩が、腕を広げて待っている
私はその胸に飛び込──
スカッ
「え?」
「アッ!!」
めなかった。え、今、すり抜け……
ズサアアアアア!
「うへぇぇえええ!!」
「ホシノちゃああああああああぁぁぁん!!」
代わりに抱擁してくれたのは母なる大地だった
痛い、凄い痛い。でも……
「ごめんホシノちゃん! ちゃんと会えたことが嬉しくて、幽霊だってことすっかり忘れちゃってた!」
この痛みは、目の前にユメ先輩がいるこの状況が、夢じゃないってことを教えてくれた
涙が出る この涙は、痛みのせいか それとも
「相変わらずですね。ユメ先輩」
「えへへ、ごめんね」
「話したいことが、たくさんあるんです」
「うん」
「付き合ってくれますよね」
「もちろんだよ! ホシノちゃん!」
今日はもう眠れそうにない
でも明日はきっと、よく眠れるだろう
架空生徒設定
小鳥遊ホシノ&ユメ先輩(ぬわああああん憑かれたもおおおん)
EXスキル ホイールズインダストリー コスト4
指定した敵1人に攻撃力の465465%のダメージを与える/この攻撃をくらった相手は、EXスキルの発動が出来ない(10秒)
ノーマルスキル 黒い沈黙
時間経過と共に攻撃力が上昇していく
パッシブスキル ずっと一緒
攻撃力増加
防御力増加
回避率増加
サブスキル アラス工房
15秒毎に発動 ランダムな敵に攻撃力の810%のダメージを与える/攻撃力低下を付与(10秒)
「ホシノちゃん頑張れー! 負けるなー! あ、危ない! 後ろ……じゃなかった! 右! いや、上行った! すごい早いねあの子! わあ、何あれ!! 凄い攻撃だよ見てホシノちゃ──
「先輩うるさいです! 戦闘中ですよ!」
「ごめん!! (クソデカ大声)」
手前ちゃんが書くの一番難しかったゾ・・・
(木に変装しただけでツクヨちゃんを木遁使いにして)本当に申し訳ない(外道博士)
教えて!ユウカちゃん!
Qチェーンソーを持ったジェイソンの何がおかしいの?
「実は『13日の金曜日』シリーズでジェイソンは1回もチェーンソーを使って人を殺してないのよ!チェーンソーを使うのはレザーフェイスね。恐らく混同しちゃったのだろうけど、なんでその姿が有名になったのかしらね…?」
Q(モカちゃんとは)最近どうなん?(レ)
「前はなでなでしたり抱きついてもされるがままだったけど、最近は頬を撫でてたら手を重ねてきたり、抱きついたらおそるおそる抱き締め返してくるようになったのよ!!!!!可愛いわね!!!!!」
有名なミームがない生徒のキャラドウスッペ…(アンケート結果をそれなりに反映するつもりです)
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(独断と偏見で決めて)大丈夫だ、問題ない
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(原作のまま出して)大丈夫だ、問題ない