ある日の休み。ふと何かしてみたいと思った
だけど体を動かす事は恥ずかしいからしたくない。何かの行動を見て馬鹿じゃないかと笑われるのも嫌だ
そうだ。夢を見よう
思いついたのですぐさま布団に潜り込んで眠ろうと目を瞑る。しばらく目を瞑りながら、どんな夢を見ようかと考える
そこでもう一つ、僕はちょっと趣向を凝らしたものを見たいと思った
何をやっても上手くいかない自分の将来を考えた。そんな自分がどうすれば何でも上手くこなせるようになるのかを夢でリハーサルをしてみたくなった
しばらく目を瞑ったままでいると、目の前の景色がぼんやりと映ってきた
部屋の中はゴミで散乱し、以前テレビで見たような汚いカップラーメンの残り汁と、その近くにゴキブリが這っていた
驚いてゴキブリを手で叩き潰し、酷く後悔した
とりあえずどうすれば今後上手くいくかを考える為の夢なので、まずは部屋の掃除から片付けることにした
散乱した部屋からゴミ袋になりそうな袋を探し、そこにカップラーメンを入れるのだが、その瞬間、袋の底が破れてカップラーメンの汁が部屋に飛び散った
イライラする気持ちを抑えつつ、すぐさまタオルを探して拭こうとしたが、これは数日前に同じ失敗をして汚れたままのタオルだった
まだグッチョリとしていて、強い悪臭を漂わせている。そしてそれは自分の身体からも臭ってきていた
掃除よりも先に風呂だと思い、お風呂場に向かうが、その中は掃除もされていないのか、ただの汚れというよりかは、まるで廃墟となった原型を留めている風呂場の様な気がした
流石にこれでは入れないので諦めながら部屋を移動するが、その瞬間に壁まで高く積み上がっていたゴミが倒壊し、その音で上下左右から騒音を怒る壁を叩く音が聞こえてきた
何時もの事だと無視をしながらも、しかしこうしてしまったのは自分なので素直に大声で謝罪をした
すると壁を叩く音は止んだが、天井から水が流れ出てきた
水はかなりの勢いで出てきて、瞬く間に部屋の汚れを浮かび上がらせた
ビチョビチョになった部屋と自分。最早ここまで不運だとどうでも良くなり、そのままの格好で出勤をした
部屋の外へ出ると周りからは信じられない様な目で見ると共に、強い嫌悪感を示す顔をされた
汚いとクスクス笑う学生。あまりの汚さに妖怪だと言って石を投げてくる子供達。その石が頭に当たり、流石にキレて怒鳴りつけた
するとすぐさま警察が飛んできた。事情を説明しようとしたその時、すぐさま手錠がかけられた。自分にだ
何故こんな事をされなければならないのか聞いたが、周りがヒソヒソと警察官に自分がどれだけ悪い事をして来たかの説明がされた
挙句の果てに、見たことのない子供までもがあの人にストーカーされたや、連れ去られそうになった等、とんでもない虚偽の報告すらされており、警察官はそれを信じるかのように頷いた
講義をするも耳を貸して貰えず、そのまま留置所へと連れて行かれた
もう嫌だ。そう思って夢から醒めようとし、目の前の瞼が重くなってきた事によって、ようやく自分は元いた部屋の中へと目が覚めた
あんなに目にあうなんて耐えられない。それを知らせるかのように自分の目からは涙が溢れ、嗚咽を漏らした
だけどそれよりも許せなかったのが、周りで自分を陥れようとした周りの人間と、それを素直に聞いてこちらの言う事は何も聞かなかった警察官に怒りが湧いた
どうせあんな人生になるんだと思い、手にカッターと段ボールで刃先をしまった包丁を体に隠して外へ出た
陽の光が差す外へ出た瞬間、一瞬立ち眩みがして、気づけば見たことの無いコンビニの外へと立っていた
どうしてここにいるのか分からなかったが、やる事は変わらなかった。手に持ったカッターを隠しながら近くの子供を探し、先程夢の中で自分に石を投げて、警察に虚偽の報告までした子供にそっくりな奴を見つけた
驚いた様な顔をしてコチラを見つめ、そのまま逃げようとする子供を捕まえて頭を強く叩いた
それを受けて大声で泣く子供だが、すぐさま口を手で押さえつけて、どれだけ自分が石を投げられて痛かったかを語った
痛い事をされたら倍にして返さないと相手は反省しない。そう思った自分は隠していたカッターで相手の目を突いた
今度は手で押さえつけても聞こえるくらいの声で泣き始めたので、咄嗟に隠していた包丁で喉を切った
そのまま手で口を押さえていると、やがて抵抗が無くなり、血で濡れた腕と服を子供の持っていたハンカチで拭い、見えない所に隠してそのまま次の獲物を探した
先程自分に石を投げつけてきた子供2。虚偽の報告をした女性。自分の話を聞かずに手錠をかけた警察官に対し、次々と包丁とカッターを使って痛めつけ、そして喉を切って殺害した
気持ち良かった。せっかくならコレを本にでも書き上げて売りに出したい位だった
しばらくすると大勢の警官がやってきて、抵抗する間もなくその場へと組み伏せられた
ジタバタと抵抗したが何も出来ず、すぐさま自分は刑務所へと送られた
それから1日、2日、3日、1週間、2週間と時は過ぎていき、判決を待つ間にちょっとずつ作り上げた本を仕上げた
と言っても当ても何も無いので、警察官の持っていたスマホをこっそりと拝借して、作った内容をネットの海へと流した
それがバレて再び酷い目にあったのだが、その数日後、携帯を奪った警察官から話があると言われて部屋を出された
内容としては、作った本の内容が何処かの偉い人の目に止まり、コレを本として売らないかと持ちかけられたそうだ
自分としては勿論了承した。そして売れた本についてはここを出る際のお金として使われるらしく、嬉しい事が2倍となって返ってきた
そして本が売り出され、しばらく経って布団で眠っていたある日、再び目を覚ました所は自分の部屋だった
カッターと包丁を隠して外に出る前と変わらない部屋だ。そこで思いついた
夢の中なら何しても問題ないじゃないか?
考えついた瞬間、自分は道具を集める為に奔走した
釘、工具用のカッター。食事用のスプーン。使えそうな物はドンドン取っていき、ある日外に出た
再びあの本の続きを作りたい一心で、取ってきた道具を使ってホームセンターへと入り、店員を脅して更に効率を上げられそうな道具を獲った
ナイフ、チェンソー、鉄パイプ、挙げたら霧がなかった
ついでに停めてあった車に乗り込んで、そこに獲った物をしまい込み、人が少ない所を狙って行動に走った
やがて道具を使って人を襲ったのが50人を超えた頃、再び自分は警察官に捕まった
勿論すぐさま消える様に頭の中でイメージした。だがどれだけ経っても警察官は消えず、再び刑務所の中で大人しくしてる日々が続いた
その間はやはり携帯を拝借し、ネットへと自分が体験した事をネットの海へと流した
ある日、警察官に良い知らせと悪い知らせがあると言われた
良い知らせというのは、自分のした行動が本になるとの事だった。それを聞いてとても嬉しい気持ちになった
悪い知らせというのは死刑判決が下されたとの事だった。しかもこの後すぐだ
知らせてくれた警察官の後ろから更に二人の警察官が現れ、自分は死刑執行部屋へと連れて行かれた
手錠をかけられ、首縊りの台座へと立たされた瞬間、最後の抵抗をしようと近くにいた警察官に向かって噛みついた
歯は的確に喉を狙い、皮膚を骨付き肉から肉を取るかのように、ブチブチと音を立てながら噛み千切った
血の雨が振り、再び自分は押さえつけられ、更に無線で助けまで呼ばれてしまい、数人しかいなかった部屋は10数人もいる部屋へと様変わりした
死刑が執行された最後の瞬間まで夢から醒めたいと何度も声に出して言ったが、結局醒めることはなく、苦しみと共に瞼を閉じる事になった
学校からの帰り道、イジメのせいで濡れた服とボロボロになった教科書と筆記用具をランドセルに入れて帰る途中、帰り道に何時も通り過ぎる本屋さんが目に入った
入口近くに赤色のトピックで本の紹介をされている物に目が惹かれた。そして自分はそれを手に取り、そのタイトルに目が惹かれていった
タイトル:ぼくのものがたり