BWしかやってないし、あんまりキャラにこだわってなかったしねorz
……いまさらだけど、BW2買うか、新作買うかで悩んでます、メガシンカとか楽しそう。
やる暇ないんだけどねー(笑)
既存のキャラの人気が強いから、オリジナルオンリーだと読む人少ないかなとうpする段階で気づいたよ、完全に自己満足です、本当にありがとうございました。
それでも読んで頂ける方に感謝を捧げたいと思います<m(__)m>
目を覚ますと、見知らぬ小屋の中だった。ほんのりと鼻をくすぐる木の香りは気持ちを落ち着かせてくれる。あたたかいシーツの感触と合わさって、覚醒を妨げている。
(あと五分……)
寝心地のいいベッドの上で聞いたのは、まだ若い男と少女の様な声だった。
「しつこい人、ポケモンが可哀そうだわ。アレだけ傷ついてしまっていると、当分バトルは避けた方がいいと思う」
「ふもとまで運んであげれれば一番早いだろうけど、追い返すのは気が引けるんだよなぁ……」
「全く、貴方はいつもそう、優柔不断なんだから」
優しい眠りに相応しくない、痴話喧嘩の様だ。私の知らないところでやってくれ。
「いい? 厄介事を持ち込むに決まっているんだから、情けをかけちゃ駄目よ? シン」
「シン!?」
飛び起きると、青年とピンク色のフードを被った少女がこちらに振り向いた。取材対象の家に潜入完了ということだ、私ってば運がいいね。
「あっ、はい。シンですが何か?」
少し想像と違ったが、それは多分きっと問題ないと思う。
蒼く透き通るような髪の少年は、机にようやく頭が出るような背の高さで、よたよたしながらお茶を差し出してくれた。
「お、お茶です……冷たいの」
そう言うと奥に戻っていってしまった。ピンクのフード付きの子と仲が良いみたいで、隠れてこちらを伺っている。なんだか、イケナイ気持ちが芽生えそうになる少年だ。
「湯呑みなのに、冷たいお茶?」
呟いた疑問はシンには聞こえなかったようだ。
「え~と、険しい山道をご苦労様です。何か緊急の御用が御有りでしたでしょうか?」
緊急の用? こんな場所に閉じこもっておいてよく言ってくれるな。私がここにくるのにどれだけ苦労したか。
「緊急ではありませんが、こちらが出向くのが礼儀というものでしょう。私はフリーのカメラマン、アヤ キリサキと言います」
そう言って名刺を手渡す。
「はぁ、カメラマンさんが……光栄ですね。ただ、通信機器でアポを取っていただければもう少しきちんとした応対が出来たのですが」
壁際に、ポケナビと大型のパソコンが設置してある。外界と交流を断っていると、勝手に判断した私の失敗ということだ。とはいえ、無駄な手間とは限らない。簡単に接触出来るのならば、失踪したなどと噂されないのだから。
「そ、それは失礼しました。ちなみに彼等は……?」
同居人が居る可能性を全く考えていなかったのでどういった関係なのか想像もつかない。
「えっと、蒼い髪の男の子がシアで、ピンクのフードを被っている方がターネといいます。後一人、所用で出かけている者と4人で生活しているんですよ」
詳しい話を聞くなと言うのだろうか、語尾を少し強くして話を続けにくくしている。その方が探り甲斐があるというものだ。遠回しに話していけばいずれ知れることだろう。
「それでは、本題に入らせてもらってもいいでしょうか?」
「……どうぞ」
「ありがとうございます。この度、とあるトレーナー雑誌が発行されるにあたって『あの時のトレーナーの今!』という記事が立ち上がっているのです。それについて取材させていただきたいのです。勿論、オフレコのお話もあるでしょうし、プライベートを著しく損なうような文は書きません。完成原稿は確認していただきますし、写真も事前にチェックしていただく事になります。ただ、記事の内容から写真が撮れないと難しいので、そこはご了承していただきたいのですが」
「……俺が?」
食いついた。取材の極意とは、相手をよいしょしてよいしょして、よいしょすることにあるのである!
「そんな、謙遜しないで下さい! コジョンド使いのシンと言えば、トレーナー界で知らぬならモグリか二流ですよ! ポケモンマスターの再来と言われたジムの攻略期間の早さ、どのポケモンも華があり、ファンクラブも結成されていたと聞きます。あくまで、非公式ですが。ジョウト中が貴方に憧れて格闘タイプのブームが始まったんですよ?」
有名になったのは、私達が盛り上げたからで、居なくなってからの話。ミロカロスやコジョンド等、美しさの際立つポケモンやドレディアやタブンネの可愛いさが目立つポケモンを扱うことで見た目にもこだわっているという噂もでっち上げた。二つ三つジムを攻略したトレーナーにはほぼもれなくファンクラブが出来あがる様な現状もあり、鋼や悪タイプの発見に伴って自然と格闘タイプの価値が上がった。誇張はしているものの、嘘はいってない。
「いやぁ、そこまで見てくれてるなんて嬉しいなぁ。あの大会以来殆ど山籠りしてるようなものだから、あまり噂とかは聞かないんだ。僕でよければ取材を受けても構わないよ」
「いいんですか、ありがとうございます!」
立ち上がり、彼の手を両手で掴み握手をする。男性というものは軽いボディタッチは悪い気はしないという傾向がある(私調べ)
(……ものすごく、ごつごつしてるのね)
爽やかで、何処か印象の薄い青年には似つかわしくない手だった。とはいえ、トレーナーというのは過酷な旅を乗り越えた人たちだ、多少は鍛えられているのだろう。
「あはは、面白くないかもしれないけど、よろしくね」
読了、ありがとうございました。
一応、流れは文章として起こしてはいるのですが、考えているうちにもうちょっと変えたいなという欲求に駆られまして、絶賛修正中です。
全部直してから上げろよ! という言葉もごもっともですが、モチベ確保のために少しずつ進めていこうと思っております、投稿期間が開くことをご了承ください。
それでも読んでくださっている事がおられれば、感謝を。