理想の社会のために。   作:1052667

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「愛しの娘が帰ってきたよぉ!!」

[西沙サイド]

 

パパが出張に行ってから数日たった。

今は学校からの帰り道、友達の磨生と一緒。

 

「西沙の将来の夢ってなに?」

 

「うーん。思いつかないや。個性の使用許可は欲しい。」

 

私ならヒーローになれると思うけど、今のところなる必要がないんだよなぁ。

それなら権力を手に入れるために政治家になるとか?

 

「そういう磨生は何になりたいの?」

 

「あたい?あたいはヒーローかな。」

 

「ふーん。」

 

皆ヒーローになりたがってるね。いつまでこの社会続くかわかんないのに。

 

「そういえば西沙のお父さんって何してる人なの?金持ちだし。」

 

「確かに。今度パパに聞いてみる。」

 

パパの仕事ってなんだろう。

気になってきた。

 

「そうだ。この前の理科のテストあったじゃん。今度再テストあるから教えてくれない?」

 

「いいよ。」

 

ふん、全教科満点の私に任せなさいって。

さあ、我が家に到着。

 

「ただいまー!!愛しの娘が帰ってきたよぉ!!」

 

「それいつもやってるの?」

 

失礼な。2日に1回だぞ。

ん、あれ?

 

「使用人?ママ?」

 

おかしい。いつもならすぐに出迎えてくれるはずなのに。

 

「待って西沙、なんかガス臭くない?」

 

え?ほ、ホントだ。

まさかママはガス中毒で倒れてるの?

 

「一旦外に出て救急車を呼ぼう。」

 

私と磨生は外に出る。近くの公衆電話まで走ろうとした。

だけど、私達はふっ飛ばされてしまう。

背を向けた私の家が爆発したからだ。

 

「いったぁ〜。」

 

「大丈夫?」

 

「なんとか... って、家が!ママがいるかもしれないのに!」

 

「それってこれか?」

 

「「へ?」」

 

誰っ?

え、なにこれ?嘘!嘘だ!

 

「この生首って...」

 

「この家にいた女の首だ。」

 

「嘘!違う!!」

 

信じたくない。この首がママだって、信じたくない!!

 

「金持ち見てると嫉妬しちまうもんでな。気分転換に殺らせてもらった。」

 

「西沙...」

 

「さて、次はお嬢ちゃん達だ。」

 

ママはまだ死んでない。これは幻覚なんだ。幻覚。

これは夢。悪い夢。早く目覚めれb――

 

「逃げるよ!!」

 

「ふぇ?」

 

磨生が私を担いで走ってる?

 

「まって、これ夢だよ?ただの悪い夢だ。時期に目が覚めるよ?」

 

「覚めてる!現実だ!!」

 

ゲン...ジツ?

悪い冗談だなぁ?

ママが死ぬなんて夢に決まってる。

 

「逃がすと思ってんのか?」

 

「逃げるに決まってるでしょ。西沙もいつまで現実逃避してんだ!!」

 

ゲンジツトウヒ?そもそもこれは夢だよ?何言ってんの?

 

「なら、二人同時に殺してやらァ!!」

 

なんかすんごいリアルな夢。

あ、あのヴィラン私達に拳を向けてきてr―――

 

 

 

==================

 

 

 

目が覚めた。小学生の頃の記憶だ。

どうしてあの時の夢を見たんだろう?まあいいや。

あのときの怪我が原因で視力も悪くなっちゃって、しかもその日別件でパパも亡くなってるし。

でも新しい趣味も見つけられたし、全部が全部不幸ってわけじゃない。

着替えてご飯を食べ、家を出る。

 

「行ってきます。」

 




磨生というキャラは【転生者のヒーローアカデミア】の方では名無しのモブとして登場してます。初登場する話は22話。
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