そんなわけで前回の続きです、アニメ本編13話本編のだいぶ後半からスタートします。前半書いたには書いたけどほぼ本編垂れ流しだったのでカットしました。
前回のあらすじ!
フクロウのガルガルに襲われそうになったところを一人のプリキュアに助けられた。ワンダフル、フレンディの前で彼女はキュアニャミーと名乗ったらしい。こむぎ、いろは以外のプリキュアがいる。そのキュアニャミーの正体を探すため俺たちは4人で調査をするが・・・
「わふぅ・・・・」
「結局手がかりなかったねー」
途中色々あったがキュアニャミーの正体に辿り着くヒントがどこにもなかった。3人には言ってないがキュアニャミーの変身前が誰なのかはほぼ予想がついてる。でもそれが誰かわからない。白い服に長い髪・・・でも喫茶ドラコネットで会ったあの子の髪は白ではないしなんなら銀色っぽくもない。けどそれはこむぎもいろはも変身したら髪の色は変わるから参考にならない。けどもし正体が動物だとしたらニャミーは・・・
「こむぎの首輪のリボン・・・」
よく考えたら色は違ってはいたがこむぎとよく似たリボンをつけてる奴が1匹いる。まさか・・・でももしそうなら俺とまゆとの共通の知り合いという意味では何も間違ってない。白というカラーのテーマもクリアしている。でもまだ確信するに至るまでは・・・
「カァカァカァカァ!!!」
「ガルガルが出たワン!」
「こむぎ、場所は?」
「あっち、見晴山の方だワン」
「辰輝くん。もし本当にプリキュアがキュアニャミーだとしたらガルガルの前に現れるかもしれないよ。どうする?行ってみる?」
「・・・そうだなっ。こむぎ、いろは俺もいく。何かあったら頼む」
話がまとまったので俺たちは急いで見晴山に向かう、前回は山の奥の方でクマのガルガルが出たらしいが今回はそこまで奥ではない。もしかしたら人が巻き込まれててもおかしくない位置だ。
「何があってからでは遅い。こむぎ、いろはっ!」
「行くよこむぎ!」
「ワンっ!」
そしてこむぎはパクトで人の姿に変えてそのままプリキュアに変身した。俺たちはそのまま走るが悟が体力がないせいで先に行っててとだけ伝えて俺たちはそのまま目的地に向かう。悟の予想通りキュアニャミーはそこにいた。だがそれはそれとして・・・
「なんでまゆも一緒に・・・」
「とにかく辰輝くんは木の後ろに隠れてて」
「分かった」
あの背中のトゲトゲ、見たところハリネズミのガルガルだと思うが・・・キュアニャミーはまゆを抱き抱えながら動き回っていた。まゆがなんで見晴山にいたのかはともかくとしてニャミーはやっぱりまゆを助けるという明確な目的で動いている。
こむぎの力はいろはを助けたいという強い想いから生まれたものだと聞いている。あの時は直接その場にいたから分からなかったがその思いがプリキュアの力として開花させてまゆのことを守ったのだとしたらやっぱりキュアニャミーの正体は・・・
「・・・それじゃあ」
去り際の一瞬だが俺とキュアニャミーは目があった。何かを訴えかけてたみたいだけど今はそのまままゆを送り届けてくれ。
「行っちゃった・・・」
「ニャミー、まゆのことを助けてくれたのかな?」
「ワンダフルもそう思うよね?」
「うんうんっ・・・」
「ワンダフル、フレンディ!無駄話をしてる余裕は無さそうだぞ」
見る限りハリネズミのガルガルはめちゃくちゃ怒ってた。多分キュアニャミーに弄ばれて怒ってるのだろう。二人がなんとかバリアを張って防いでいるがハリネズミのガルガルの体力がありすぎて先に二人が参ってしまいそうだ。
「ガルガルーっ!」
「「たつき(辰輝くん)危ないっ!」」
ジリ貧になったガルガル、そして倒れた状態で俺とガルガルは目が合う。するとガルガルの目が紅く光出した。せっかく隠れてたのにっ!
「辰輝くん、避けるんだ!」
「言われなくてもっ!」
甘く見るなよガルガル。確かに俺はプリキュアになれる二人と違って戦うだけの力はないがこれでもわんにゃん中の中ではトップクラスの身体能力を持ってるんだぜ。だから回避くらいはどうにでもなる。
「辰輝くん、大丈夫?」
「たつき、私たちが守るから下がってて」
「ガルガルゥゥゥゥウウウウ!!!」
「ぷにぷにバリア!」
「リボンバリア!」
そしてバリアとバリアでピンボール状態になったハリネズミはそのまま天高く上がっていった、これじゃあ同じことの繰り返しだ。
「ガルガルゥゥゥゥウウウウ!!!」
「狙いは辰輝くんだ!辰輝くんっ!」
「・・・あなたは下がってなさい、ハッ!」
そう言って俺の前にガルガルの攻撃を防いだのはニャミーだった。そしてそのままニャミーは木の方向へ吹き飛ばした。
「・・・よくも辰輝を……絶対に許さない。後悔させてあげるわ」
「いかんっ!待てっ、キュアニャミー!」
跳ね返して倒れてるハリネズミのガルガルにキュアニャミーが爪を立てようとしたらワンダフルとフレンディがしがみついて止めに入っていた。
「・・・離しなさいっ」
「待って私たち、あなたのことが知りたいの!」
「ニャミーもプリキュアなんでしょ!まゆのことを助けてくれたしそれに辰輝のことも助けてくれた。だからっ!」
「離しなさいっ!私は
「ちがうよ。私たちはあなたと仲良くなりたいの」
「ワンワンっ!」
ニャミーは「くだらない」と目で訴えかける。そしてニャミーは俺の元へと近づいて・・・
「ちょっ、何を」
そのまま俺を抱き抱えられた。えっ、俺は今キュアニャミーに抱っこされてるの?なんで!?
「待って!キュアニャミー、辰輝くんをどうするつもりなの?」
「心配しないで、私はあの子に頼まれて彼を安全なところへ連れて行くだけだから。あの怪物も私は興味ないから好きにするといいわ。それじゃあ」
「ワンダフル、フレンディ!後は頼んだ!」
俺は出来る限り大きな声でそう伝えた。悟がいるしハリネズミのガルガルならいくらでも対応できるだろう。前回の時のそうだがやはりキュアニャミーの目的は俺とまゆのことを守ることが目的っぽい。
「こんなところかしら?さてとあなたも早く家に帰りなさい。言ったでしょ?アレには関わってはダメだって。特にあなたは」
「・・・かもしれないな、でも悪いなキュアニャミー、それはできない相談なんだ」
「・・・あなた、自分の事くらい分かってるでしょ!あなたの体質はその動物に好かれにくい体質はガルガルにも依存してることを」
その通りだ、俺の体質は動物に好かれにくい体質だがそのヘイト値はガルガルになることにより跳ね上がる。学校でのウマのガルガル、河川敷でのアライグマのガルガル、前回のフクロウのガルガル、そして今回のハリネズミのガルガル。4度全てに置いて俺はあいつらに狙われている。俺が何か重要な力を持ってるならともかく俺はただの不幸体質を持つ一般人だ。言ってて悲しくなってきた。けどニャミーの言葉ではっきりとした。
「ありがとなニャミー、心配してくれて。助かったよありがとう」
「・・・こんな目にあわされてなおこれからも首をツッコむつもりなの?」
「できることならニャミーの言う通り最善なのはガルガルと関わらないことが一番なんだけどな。状況にもよるが基本無理するつもりはない。俺の役目はプリキュアの心のケアだからな」
「プリキュアの心のケア?」
「お前、ワンダフルとフレンディの正体は知ってるだろ?あいつらだって毎回ガルガルを元の動物に戻してるが目に見えてないだけで心や体の負担は大きいものなんだ。そんな二人の心のケアをするのが俺の役目だ。俺には戦う力もなければ悟レベルの動物知識もない。けど悩みだったり何か不安なことがあるなら話は聞けるし力になれる。ニャミーが俺の知らない人物だとしたらどうやって打ち解けるか悩んでいたがその必要はなかったみたいだからな」
「・・・何が言いたいの?」
「まあそのなんだ、改めて言わせてくれ。この前の件と今回の件、助けてくれてありがとう。キュアニャミーの存在はすごく心強い。だからこそ一人で抱え込まないでくれ。正直そんなことされたらまゆ以上に心配になる」
キュアニャミーの身体能力的な意味でも心の強さもよく知ってるつもりではいるがこれでもかなり繊細な心の持ち主だ。だってよくよく考えてみればこいつは人間嫌いだしな。ワンダフルはともかくフレンディと共闘したくないというこいつの気持ちも分からなくはない。だから・・・
「ニャミー、約束してやる。お前がその気になるまでお前の正体は誰にも打ち明けない。自分の正体についてはちゃんとお前の口から言ってくれればいい」
「・・・
「まあな。にしても迂闊だったなニャミー。俺の体質に関しては身内以外はほとんど知らないんだぜ。いやこれだと少し違うか。動物に懐かれにくい体質なのは知られてるがそれが動物に襲われたり吠えられたりされるレベルってのは実は学校でもほとんどの人が知らない事なんだよ」
ましてやガルガルに依存するなんてものはプリキュアになれる二人と悟くらいしか知らない。なんでそこまで気がついてるのかも分からないがプリキュアになれる力を持った以上そこまで知っててもおかしくない。
「ニャミー・・・いやっ、
「・・・何かしら?」
「頼むから無理はしないでくれ。俺も人のことは言えないがもしお前に何かあったら一番悲しむのは飼い主のまゆだ。まゆを守るために戦ってるお前がそのせいで体調を崩したら本末転倒だ」
「・・・それもそうね」
俺の役目はプリキュアの心のケア、いろはやこむぎを労うことそして、ニャミー・・・ユキも同じだ。ユキがヒントをくれたのとプリキュアに関わってるかつ俺とまゆの共通の大切な存在のおかげで辿り着けた。
「もし何か困ったあったり悩みがあったら俺の家を訪ねろ。お前は一度俺の店に来てるからもう大丈夫だろ?」
「・・・人の姿の私まで分かってるのならいつまでもこの姿でいることに意味はないわね」
そう言って彼女は・・・ユキは変身した姿を解いた。やっぱり予想通り俺とまゆに忠告してたのは人間になったユキだったんだ。にしてもこむぎはともかくユキは人化するとまゆより身長高くなるのか。
「なんというか飼い主のまゆより先にユキの正体を知って申し訳なくなるな。まゆにはいつか話すのか?」
「そうね・・・もしあの怪物が出なくなったら話してもいいかもね」
「・・・そっか」
それならあの二人に協力してニコガーデンを助けてほしいところだがまあ今はいいだろう。多分だけど今のユキにはその気はなさそうだし。まゆが望めばやってくれそうだが正体を明かしたらこれまでの努力がパーになるもんな。俺の役目はプリキュアの心のケアとサポート。ユキが望まないことはしないつもりだ。
「そろそろ日が暮れるな。ここ最近のまゆはお前のことをすごく心配してるし戻るか」
「そうね、あと辰輝。あのフクロウのカメラ邪魔なんだけど」
「あーうんっ、事情は分かったし流石に3個は多かったし1個に戻すか」
「全部撤去しなさい。さもなくば壊すわよ、あれ」
頼むからそれはやめてくれ。あのカメラ1台だけでもかなりの値段がするんだぞ、超高性能見守りカメラだから。まあユキが嫌ってるのは想像してたがここまでだったとは。
「とりあえず俺と散歩してたってことにするから猫の姿に戻ってくれない?」
「・・・にゃあ」
ユキはパクトらしきものを取り出してにゃあと言うと人の姿から元のユキの姿に戻った。
「にしてもこむぎと同じ力を持つとは・・・」
「帰るわよ辰輝、まゆが心配するわ」
「へいへい・・・」
にしてもこむぎだけじゃなくてユキとも話せる日が来るなんてな。今は俺やまゆを守るためにプリキュアとして戦ってくれるらしいがいつかはこむぎといろはと仲良くなって力を合わせて欲しいものだ。
「そういえばユキ」
「なにかしら?」
「思ったんだけど喫茶ドラコネットの新作、『ラネージュ・ラング・ド・シャ』の完成版を初めて食べてくれたのって偶然にもユキだったんだなって。ユキのことを考えて作った料理をまさか本人が食べてくれてたなんてな」
「別に・・・辰輝が私のために作ってくれたらしいから忠告ついでにお店に寄っただけにゃ」
「けど美味しかったんだよな。またいつでも来いよ。また作ってやるからさ、愚痴でもなんでも聞いてやる。せっかく喋れるようになったのに誰にも吐き出せなかったらストレスになるだろ?」
「そうね・・・まずまゆが事あるごとに猫吸いしてくるにゃ。別にアレが嫌ではないけどいくらなんでも頻度が高すぎるにゃ」
喜べまゆさんや。ユキはどうやらアレを嫌がってないらしいぞ。だけど予想してた通りやりすぎではあったらしい。あとスキンシップも過剰、だいたい何するにしても過剰すぎると言ってたから程々にしてほしいらしい。
「着いたぞ、ユキ」
「辰輝くん、どうしたの?ってユキ、辰輝くんといたんだ。」
「偶然会ったから少しユキと散歩しててな。たまには気分転換も大事だぞ。この前いろはからお散歩バッグもらっただろ?たまにはそれにユキ入れて連れて行ってやれ」
まあユキがそれを受け入れるのか嫌がるのかは知らんがまゆがいるので普通の猫のふりをしていた。
「そうだ辰輝くん、あのね探してた人に会えるかもって見晴山に行ったら例のあの子に会えたんだ。名前はキュアニャミーって言うんだって」
「おんっ」
「でもどうしていつも助けてくれるんだろ?」
「おんっ」
「けど、また会えるといいなぁ」
「おんっ」
「辰輝くん、私の話聞いてる?」
「聞いてる聞いてる。けどなまゆ、この前の時もそうだけどアレは危険なやつだからあまり関わらないようにな。そのうち怪我じゃ済まなくなるぞ」
「うんっ、キュアニャミーにも似たようなこと言われたんだ。気をつけるね」
そう言って俺とユキは胸を撫で下ろした。とりあえず俺からしてもこれ以上まゆを巻き込みたくないのが本音だ。確かに現状ワンダフル、フレンディだけだと負担が大きいのも事実だがユキがすんなりあの二人の仲間になるとも思えない。しばらくは俺も極力静観しよう。これ以上ガルガルに襲われたくもないしな。
「じゃあなユキ、まゆも。またそのうち顔だすわ」
「うんっ、じゃあね。おやすみなさい辰輝くん」
「にゃー」
こうして俺はキュアニャミーの正体を知った上でこむぎやいろは、まゆたちにニャミーの正体がバレないように立ち回ることにした。二人には正体までは掴めなかったと家に帰ってから伝えておいた。
ユキとも付き合いが長いからこそニャミーの正体に辿り着けたんだけどアニメ本編は厳密にはここはまだ不明なのよね。まあユキ視点の話書いてる時点でネタバレもクソもないのでこのまま進みます。次回、そのまま本編14話に行きます。