犬系女子との付き合い方   作:りんご(仮)

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間に合いませんでした(土下座)なので1日ずれて本日投稿です(これ完成したのが深夜の1時半くらい)果たしてアニメ本編は今回の放送で大きな動きはあるんでしょうかね。今回の話は予約投稿なので仕事終わって帰ってきたら見ます。

今回は前回の後書きで言ったようにオリジナルです。時系列はアニメ本編16話後です。犬飼家で晩御飯食べ終わって1時間後くらいを想定しています。


だいにじゅうわ

かつてないほど不穏な空気が流れている竜崎家の一室、選択肢をミスった先にあるのは死という単純明快なデスゲーム。このデスゲームを制す条件はただ一つ、王の座を奪い取りこの忌まわしきデスゲームを終わらせることにある。大丈夫、俺ならやれる。やってみせる。

 

「行くぞ!せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

 

こうして王様ゲームという悪夢の戦いが切って落とされた。どうしてこんなことになったのかというとそれは数時間前にに遡る。

犬飼家で晩御飯をご馳走になり明日が休みということもありせっかくなので夜遅くまで遊ぶために俺たちはお泊まり会をすることにした。とはいえ流石にいろはの家で決行するわけにもいかないので場所はたくさん空き部屋のある俺の家に移動した。ちなみに喫茶ドラコネットは明日から3日間、定休日である。喫茶ドラコネットには営業日カレンダーがありそこにはどこが休みなのかが記載されている。今回はじいちゃんが所用で少し遠出をするらしくお店を留守にするらしい。なんでも喫茶ドラコネットの新人確保をするとか。詳しい日にちは聞いてないが6月中に猪熊さんがこの喫茶店を辞めることになっておりお店存続のためにじいちゃん自ら今回は新人を探しに行くらしい。3日で帰って来れるといいが・・・たまにこういうことあるよな。まあそれだけがお店を閉める理由じゃないらしいけど。ちなみにお店を閉めた後そのまま荷物を持って行ってしまった。犬飼家でワイワイ騒いで怒られてもアレなので場所を俺の家に移した。そして俺の部屋に悟、メエメエ隣にいろはとこむぎにしている。

 

「そういえば悟くんとはお泊まり会初めてだよね」

「そうだねっ、すっごく楽しいよ。提案してくれた犬飼さんも場所を提供してくれた辰輝くんもありがとね」

「気にするなよ、俺とお前の仲じゃねぇか」

 

ちなみに犬飼家の夕食後は一度解散しておりお泊まりセットを持ち寄って再度俺の部屋に集まっていた。なので当然今回は大福もいるのだが隅っこで大人しくしてきた。こむぎ曰く、『若い奴らで楽しみな』と言っているらしい。相変わらず謎キャラだ。

 

「まゆちゃんたちも誘えばよかったね」

「まあ今回は急だったし今度誘えばいいだろ」

 

ちなみに今回のメンバーは俺、悟、いろはにこむぎにメエメエだ。ちなみにメエメエは今はニコガーデンに一度戻ってるらしくもうすぐで合流すると言っていた。俺は普段メエメエと話をしないからたまには男同士で腹を割って話すのも悪くないと考えている。

 

「お待たせしました。準備に手間取ってしまって。こちらニコガーデンで取れたお茶をお持ちしました。それではみなさまどうぞ」

「「「「いただきます」」」」

「それにしてもいろは、よかったな。両親が理解してくれて」

「本当にありがとね辰輝くん、あとメエメエも」

「私は相変わらずついでですか!?」

 

でもメエメエも結構頑張ってくれたんだぞ。執事なだけで話術にはかなり長けていたしボロを出さなければこむぎよりよっぽど上手く立ち回ってると思う。

 

「それでこれからどうするの?何して遊ぶ?」

「遊ぶ・・・って言っても」

「辰輝くんの部屋って遊ぶものとか置いてないよね。ゲーム機も持ってないし」

「今時ゲーム機持ってない男子って珍しいよね」

「そんなことはないと思うが・・・」

 

悟だって持ってこそはいるけどあまりやらないだろ?俺もキュアスタのフォロワーから勧められてソシャゲは何個か持ってるがそこまで積極的にやらないから単純にゲームに興味ないのが大きい。俺はゲームより料理してる方が楽しいし。

 

「うーん何か盛り上がって楽しくてワンダフルなゲームないかな?」

「ワードゲーム、しりとり・・・いろいろあるけど」

「いまいち盛り上がりに欠けますね。ではここは一つ他の皆様の意見を聞くとしましょう。・・・あっ、もしもしキラリンペンギンさんですか?」

『メエメエこんな夜にどうしたキラ?悪いけどら今、コジカやウサギたちと集まっててメエメエに構ってる暇はないんだけど』

『お泊まり会してるキラ』

 

メエメエが電話をした相手というのはニコガーデンに住んでいる妖精?たちだった。妖精でいいんだよな?俺はキラリンアニマルたちと話したことないから詳しくは知らないが。

 

「キラリンアニマルたちもお泊まり会してるんだ。みんなで何してるの?」

『その声もしかしてプリキュアキラ!それはもう楽しくてみんなが仲良くなる遊びキラ』

「楽しくて仲良く!なになに!?どんな遊びしてるの?こむぎに教えて」

『よくぞ聞いてくれたキラ。みんなで集まってお泊まりで遊ぶ定番のゲーム。それは王様ゲームキラ!』

「「「「「王様ゲーム!?」」」」」

 

おいお前ら妖精ともあろうものがなんて過激な遊びしてるんだよ。あと王様ゲームは別にお泊まり会定番の遊びでもなんでもない。お前らキラリンアニマルは合コンか何かでもしてるのか!

 

「悟、王様ゲームってなに?」

「えっと・・・王と番号の書かれたくじを引いて王様になった人が番号の人に命令できるんだよ。例えば2番が3番の人と次の命令が終わるまで手を繋ぐとか1番は王様の肩を揉むとかかな?」

「なにそれ!?すっごく面白そうっ。こむぎ王様ゲームやりたい!?」

「いやっ、でも・・・流石に王様ゲームは。いろはも何か言ってやって・・・」

「うんっうんっ、楽しそうだね。王様ゲーム、みんなでやろっか」

「えっ?」

「いいでしょう、せっかくですしお付き合いいたしましょう」

「メエメエまで!?」

「多数決によりこれより第一回王様ゲームを始めたいと思います!?」

「「おーっ!?」」

「(この王様ゲームでこむぎが王になっていろはとたつきにいっぱいよしよしされるワンっ!)」

「(まさかこんなことになるなんて思ってなかったけどこれはチャンス。王様ゲームを理由に辰輝くんと・・・)」

「(日頃全く私の話を聞いてくれないいろは様とこむぎ様の主導権を握るチャンス。絶対に王になって自由奔放なあの二人をコントロールしてみせますっ!)」

「悟・・・救いはないのか?」

「あはは・・・みんなあまり過激な命令はしちゃダメだからね」

 

王様ゲームとか正直嫌な予感しかしない。こむぎはともかくいろはやメエメエは何命令してくるか分からない。このゲームでの勝利条件はすなわち王様のくじを引いて王の権限でこのゲームを強制終了させること。それ以外にこの地獄を脱する方法はあるまい。

 

「(王様ゲームか、もしかしたらこれを気に犬飼さんともっと・・・)」

 

とりあえず俺は下から割り箸を取ってきてその割り箸に王という文字と1〜4までと書かれた数字を用意する。よしっ・・・

 

「ちなみにですが王を引いて強制的にゲームを終了するのはなしの方向でお願いしますね。終わらせるなら最低でも一人1回以上王になってからです」

 

な、なんだと!?メエメエ貴様、俺の手の内を読んで先手を仕掛けたというのか。いろはとこむぎも賛成し、多数決で王による強制終了は無効となった。神の宣告で命半分削ってやろうか。そうじゃなくてとにかく強制終了がダメなら健全にこのゲームを終わらせる。

 

「それじゃあ行くぞ!せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「あっ、僕みたいだね」

 

とりあえず最初の王は悟に決まった。よかった悟が王なら何も心配いらないだろう。開始から一回目、まずは小手調べ程度の動きをするはず。

 

「それじゃあまず1番は2番の人と次の命令が終わるまで手を繋ぐ」

 

とりあえず俺の番号は3番。これくらい健全な命令なら問題なかったがまあ小手調べとするなら上出来だろう。

 

「私が2番だね」

「私は4番です」

「こむぎが1番だよ!やったーいろはとお手てつなげる。いろは!」

「ふふっ、はーいっ」

「えへへ」

 

うんっ健全だ。そうだ、王様ゲームもこれくらい健全なら楽しめるんだ。強制終了させるには最低でも後5回は続く。全員が王を奪取したその次が勝負の決め手だ。

 

「それじゃあ行くぞ!せーのっ」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「よっしゃあ!俺だ」

 

フハハハハ、見よこの強い引きを。これがいわゆるディスティニードローというやつだよ。わかる、分かるぞ。俺は手に取るように分かる。どこに王があるのかがな。

 

「辰輝くんが王様か」

「えっちな命令はダメだよ辰輝くん」

「辰輝くん、あなたそんなことするつもりですか!例えば私のもふもふの毛を全て剃り落とすつもりですか!?」

「そんなことするわけねぇだろうが!!!」

 

てかそれはえっちな命令なのか?羊基準だとえっちな命令になるのかそれは!いやまあ全身の毛を剃り落とした羊は気にはなるがそんな鬼なことはしねぇよ。しかしこのゲームを早く終わらせたいのも事実、ならばそうなる命令をしてこのゲームを終わらせる味方を増やせばいいだけのこと。少し恥ずかしい命令を出せば羞恥でゲームを終わらせたくなる。そういう意味でもここはミスれない!俺の命令はこうだ!

 

「それじゃあ4番はこの王様ゲームが終わるまで語尾にワンってつけることだ」

 

要は犬キャラになりきれということだ。恥ずかしい語尾をこのゲーム中ずっとは嫌だろ?さあ俺の仲間になろうや?早くこのゲームを終わらせようぜ。

 

「あっ、4番こむぎだ」

クソがぁぁぁぁぁぁぁあああああああ

 

なんでこの確率でお前なんだよ!お前はそれが平常運転だから意味ないだろうがぁ!チクショーーーーーーー

 

「けどいいの?人間の時の姿は極力人間っぽく振る舞えっていろはに言われてるけど」

「まあ王様の命令は絶対(・・)だから仕方ないもんね」

「そうだね、このゲームが終わるまでならいつも通りの口調でいいよ。辰輝くんは本当に優しいね」

「ええっ。お二人の言う通り、辰輝くんは優しいですよね」

 

そう言ってチラッと俺の方を向いてくる三人。チッ、命拾いしたな。そんなわけでここで悟の命令の効力が切れたのでいろはとこむぎの手繋ぎは終了となる。

 

「わーい、じゃあこむぎいつも通りしゃべるワン」

「それじゃあ3回目行こっか、せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「ふむっ、私ですか」

 

今度はメエメエが王様か。そういえば最近メエメエは二人が全然話を聞いてくれないからコントロールするのが大変だと言っていたな。まさかこいつ王様ゲームをダシにしていろはとこむぎを躾けるつもりじゃあ!

 

「それじゃあ1番と4番はニコガーデンやプリキュアの事は絶対に他の人には話してはいけない!いいですね!」

 

思った通り王様ゲームの効果を使っていろはとこむぎの口止めをさせるつもりでいたんだろうけど・・・・

 

「「それはまあうんっ。言うつもりはないんだけど」」

どうしてあなたたち二人が引くんですか!?

 

そうは言ってもそれが王様ゲームだからな。俺と悟は元々口はかなり硬い方だからその事に関しては一切問題ない。というかそれは王様ゲームじゃなくて常日頃から言ってやってくれ。ちなみにいろはとこむぎは2番と3番だったので神回避した。ていうよりメエメエは数打てば当たる戦法でこのゲームが乗ってきたな。てことは俺らに取っては少なくともメエメエの命令は害悪ではない。残るはこむぎといろは、この二人がどんな命令をしてくるかだ。

 

「行くぞ!せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「やったー!私が王様だ!」

 

今度はいろはが王様か。いろはがよほど王様ゲームをやりたがってたが何をさせるつもりなのか?

 

「それじゃあ3番が・・・王様に膝枕する!」

「3番か・・・」

「こむぎが3番だワン!膝枕してほしいだなんていろはは甘えん坊さんだワン」

「こむぎかぁ・・・・」

「あれっ?もしかしてあんまり嬉しくない感じワン?」

「・・・ううん、すっごく嬉しいよ!こむぎ、いいかな?」

「うんっ、どう?いろは、こむぎの膝は」

「何か不思議な感じ。いつもは逆だから」

 

まあ基本的には犬のこむぎをいろはの膝の上に置いてるから確かにこむぎがいろはを膝枕する光景がすごく不思議な感じがする。

 

「それでこむぎはいつまでこうしてればいいワン?」

「えーっと・・・くじ引きづらいからもういいかな。ありがとねこむぎ」

 

何がしたかったのか分からないがただただ微笑ましたかった。

 

「こむぎもそろそろ王様になりたいワンっ!それじゃあいっくワン!せーのっ」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「やったー!こむぎが王様ワン!それじゃあ2番は1番をぎゅーってハグするワン!」

 

クッ、2番か。こむぎは純粋な分、何を命令するか分からなかったが相手によればハードルが高い。てかこれ誰が相手でもやばくね?誰が1番だ!いろはか、それとも悟か?

 

「おやっ・・・1番は私のようですねぇ」

「メエメエか・・・助かったよ、2番は俺だ」

 

なんというかこのメンツならある意味一番安心できる相手だ。悟とハグしようがいろはとハグしようが気まずくなるがまあメエメエなら種族違うし問題ないだろ。

 

「それではどうぞ。あまり強くしないでくださいよ」

「それは大丈夫だ、心配しないでくれ」

 

とりあえずこむぎの命令通りぎゅーってハグしたけどメエメエめちゃくちゃ柔らかいな。スッゲェもふもふしてる。まゆがすごく気に入りそうなくらいにはいい毛並みをしているな。

 

「なんというかすげぇ抱き心地いいな。そんだけあるなら少し刈り取って枕にしてもいいか?」

「ダメぇ〜です!絶対にやめてください!えっちなことはダメぇ〜です!絶対」

「はははいやだなぁ、冗談だよ」

 

毛を剥ぎ取ることはえっちなことらしいが羊は本当思考が独特だよな。まあ羊にとって毛が大事なのは分かるが・・・とりあえずこれで1周回ったな。ここで王を引けばこのゲームに終止符が打てる!

 

「せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「わーい、またこむぎだワン!」

 

またこむぎか。しかし先ほどの命令がそう何度も通用すると思うな。なんだかんだで最悪の組み合わせは意図せず全員回避できてきる。

 

「それじゃあえーっと・・・4番!4番が王様をなでなでするワン!」

「・・・おうっ。分かった」

 

それ以前にこむぎのお願いって相手さえ間違えなければ基本的にはめちゃくちゃ健全だからこむぎが王様の方がある意味落ち着くのかもしれない。一番爆弾抱えているけど・・・ちなみに言うまでもなく4番は俺だ。

 

「たつきのなでなで気持ちいいワン」

「そりゃどうも・・・それでいつまで撫でればいいんだ?」

「どうしよっかな〜それじゃあこの王様ゲームが終わるまでにしよっかな〜王様の命令は絶対だもんね〜」

「へいへいそーだなーナデナデ」

「・・・・ペキッ」

「犬飼さん!割り箸が折れてる、折れてるって!」

「あっ・・・アハハ、ちょっと力を入れすぎたみたい。1本余ってたよね、作り直すね」

 

箸が腐っていたのだろうか。昔、割り箸でご飯食べようとした時に木が腐ってて箸がへし折れて昼飯食べるのに苦労した過去があるからそれ以来よほどのことがない限りは割り箸使ってないんだよな。

 

「それじゃあいくよ!せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「またまたこむぎだワン!」

 

嘘だろ!どうなってんだよ、3連続で王を引きやがった。どうなってるんだよ、あれか?こむぎ・・・キュアワンダフルの頭には王冠みたいなのがついてるから補正がかかってるのか?そう言うことなのか?

 

「えーっとそれじゃあ・・・1番と3番で・・・『おてて、握手、イェーッ』ってするワン!」

 

それってこむぎといろはがいつもやってるアレか。というより本当にこむぎは健全なお願いばかりだな。もう王として本当に崇めてやりたい。

 

「それで3番は誰だ?」

「僕だよ3番は・・・」

「悟か、まあ男同士のハグよりはいいだろ。やるぞ、せーのっ」

「「おてて、握手、イェーッ」」

 

うーんっ・・・俺らでやるとこれ虚しくなるだけじゃね?俺たちだからこそ意味が分かってるからいいが・・・これはやっぱりこむぎといろはだからこそ成立するコミュニケーションなわけで・・・

 

「時間もあれだし、次で最後にしよっか」

「そうですね、私も明日は朝からニコガーデンの手入れがありますので」

「うーんっ・・・残念だけど仕方ないよね」

 

色々あったが最後くらいは王様になって終わりたい。というよりメエメエが朝早いのは非常に助かった。何事もなく終わりそうな気がする。

 

「行くぞっ!これでラストだ、せーのっ!」

「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「っしゃあ!俺が王様だ」

 

しかしロクなことにならないと思って始まった王様ゲームもやってみれば案外面白かったな。こむぎが絶妙にバランスを取ってくれたおかげか。せっかくだし思い出として記録に残すか。

 

「それじゃあ1番と2番、3番と4番のペアで王様と1枚思い出の写真を撮るってのはどうだ?」

 

最後は誰と組み合わせても問題ない命令で終わらせよう。せっかくだし形で残したいよなこういうのって。

 

「私、1番だ」

「こむぎは2番だからいろはと一緒だワン」

「僕が3番だからとなると・・・」

「4番は私ですね」

 

そんなわけで俺とこむぎ、いろは、そして俺と悟、メエメエで思い出に一枚写真を撮った。王様ゲームは終了したのでこむぎの命令の効力も消滅した。

 

「えへへ、いつもより多くなでなでしてもらっちゃった」

「ぷくーっ・・・」

「ん?どうかしたか?いろは」

「べっつに・・・」

「辰輝くん、辰輝くん。実は・・・」

 

ふむふむふむふむ、なるほど、こむぎばっかり撫でてるからいろはが怒ってる?そんなことないだろと思ってたけどいろはが割り箸をへし折ったタイミングって確か俺がこむぎを撫でたときくらいだったよな?俺があることすればいろはの機嫌は直るらしいけど、しかし悟のアドバイスでいろはの機嫌が直るのだろうか?

 

「いろは」

「・・・なーに、辰輝くん・・・って!なに、えっ、いきなりなにするの?」

「いやっこうすればいろはの機嫌が良くなるって悟が言ってたから・・・いやでもまさかこむぎが撫でられてて嫉妬したなんてあるわけないよな」

「いろは、こむぎに嫉妬してたの?」

「そんなこと・・・ないけど辰輝くんが頭なでなでしてくれるなら機嫌良くなるかも・・・」

 

乙女心というか・・・いろはの心はよくわからない。嫉妬する理由もそうだが撫でてほしいならそう言ってくれ。俺に出来ることはプリキュアの心のケアなんだからさ。なでなでくらいは常日頃から言ってくれればその程度のお願いであれば別にいいんだからさ。

 

「これでいいか?」

「いろは・・・たつきのなでなで気持ちいいよね」

「・・・うんっ、そうだねっ」

 

よくわからないがとりあえず機嫌は治ってくれたしいいか。そして最後に少し遅い時間だがメエメエにお茶を淹れ直してもらって作り置きしておいたクッキーをみんなで食べてお開きになった。

 

「あっ、そういえばさ二人とも明後日は暇?」

「日曜日?僕は暇だけど・・・」

「俺も暇だな。明日から3日間ドラコネットはお店閉めるし」

「だったらさ、この時期といえばアレ!てなわけでまゆちゃん誘って赤ちゃんツアーに行かない?」

「赤ちゃんツアー、もうそんな時期か」

 

昔いろはに誘われて参加したことあるけど抱っこしようとしたら動物の赤ちゃんに大泣きされたというロクな思い出がないんだよな。しかしまゆにアニマルタウンを知ってもらうためにも今年は参加するか。

 

「僕は全然構わないよ。辰輝くんはどうする?」

「断っても無理やり連行される未来しか見えないから行くよ」

「それじゃあまた明後日ね」

 

そんなわけで波乱の王様ゲームは思ってた以上に健全さを保てて終了した。そしてこの時の俺は知る由がない。第二回目があることを、そしてそれが本当の地獄だということを。

 




というわけで今回のオリジナルはまさかの王様ゲームでした。悟くんとメエメエの参加のため超健全寄りですがプリキュア全員揃った後の王様ゲームが鬼畜レベルになります(多分夏くらいに投稿します)

思えばこの作品書き始めてからもう本編20話書いたんですね。今はかなりモチベが高いです。時間があったら積極的に投稿していきます。

そんなわけで次回は今日放送される最新話にそのまま繋がっていきます。次回もよろしくお願いします!次回の投稿がおそらく5月最後の投稿になります。
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