犬系女子との付き合い方   作:りんご(仮)

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だいにじゅういちわ

最近、夢を見る。大切な人を失う怖い夢でどうしようにもなく後悔してしまうそんな夢。起きてしまったらいつも通りの日常、いつも通りの朝が始まるけど胸騒ぎがする。私は怖い、私を好きになって見つけてくれた二人が突然いなくなってしまうことが・・・だから・・・

 

「あの二人のプリキュアに・・・ガルガルに・・・これ以上関わってはダメ」

 

そして何があっても私がこの力で二人を守る・・・そのために私はプリキュアになったのだから・・・そして翌朝、まゆは例のプリキュアに誘われてアニマルタウンの赤ちゃんツアーに行くらしい。正直あの二人に関わって欲しくはないんだけど前のニコガーデンと違って今回は普通に出かけるだけ。辰輝も参加するみたいだし私は悪夢にうなされて少し気分が悪いから家でゆっくりしよう。ガルガルが出たら助けに行けばいい。外で・・・いつものところで少し寝よう。

 

この時、私はこの行動を後にひどく後悔する。私がこっそりまゆについていけば・・・近くで見守っていれば・・・あんな危険に晒されることもなかったのに・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜☆〜

 

今日もいい朝だな、いろはが企画した毎年恒例の赤ちゃんツアー、今年はまゆも参加することもあり俺も参加することを決めた。俺は触ることはできないがまあ遠くから見守ることくらいはできる。さてとお弁当を用意しなきゃだけど・・・

 

「そういえば・・・」

 

次の赤ちゃんツアーは全力で作るから楽しみにしててほしいと言っていた。となると俺は控えめにしておいた方がいいな、多すぎて食べきれなくなるのも良くないし。春休みのお花見以来、俺は悟に料理を教えてあげている。初めは簡単なものから始めてお菓子も間に挟みながら色々教えてる。悟は手先が器用だし何より飲み込みが早いな。誰かさんと違って・・・さてと俺も作るか、何にするかな・・・そんなことを考えていたらこの前のキュアスタの話を思い出す。

 

『タッツーさんはキャラ弁とか作らないんですか?』

 

キュアスタではタッツーという名前でやっていて仲のいいフォロワーさんからこの間そんな話題になった。その人も料理が得意で料理や子ども向けの絵を投稿したりしてる人だけどその人にキャラ弁とか作るならキュアスタにアップして見せてほしいと言われた。他にもタッツーって名前だからポケ○ンとかいいんじゃないか?と言われたけどアニメとかあんまり見ないからピカチ○ウくらいしか知らないんだよな。たまにフォロワーさんに勧められて一部のアニメとかは見るけど。ちなみにどうやら俺の名前もそういう名前のポケ○ンがいるらしいんだけどこのアカウントは名前の辰輝をもじってるだけで他に特に意味はないんだよ。とりあえずキャラ弁で調べてみたけどおかずとかそういう色とかでキャラを作っていくのか。キャラ弁でいいのか分からないがとりあえずせっかくリクエストもらったし作ってみるか。待ち合わせまで余裕もあるしとりあえず趣向を凝らしてみよう。

 

そんなわけで初めてのキャラ弁ということでめちゃくちゃ気合いを入れて作ってみた。これをキャラ弁として判定してもいいかは分からないが・・・・そんなことを考えていたら家のチャイムが鳴った。

 

「ワンワンっ!たつき、おはようワン!」

「おはようっ、辰輝くん」

「随分早いな、まだ約束の1時間前だぞ」

「けど早く行って損はないと思うよ。遅れるよりずっと」

「たつきも準備して待ち合わせの鏡石の前に行くワン」

「それもそうだな、ちょっと早いけど行くか。少し待ってろ」

 

俺は弁当箱に蓋をして準備をする。出かける前にじいちゃんがそういえば・・・

 

『たつき、これをお主にやろう』

『綺麗な石のペンダントだな。何だこれ?』

 

それはまるで澄み切った青い空のようなスカイブルーの色をしたペンダントだった。すごく綺麗で高そうなものだが・・・

 

『まあお守りみたいなものじゃ。よく神社やお寺でお守りとかあるじゃろ。そのペンダント版だと思ってくれればいい。辰輝の安全を願う意味でも持っててくれ』

『じいちゃんがそう言うなら・・・』

 

とりあえず胸にぶら下げておくか。とりあえずいろはたちを待たせてるし出よう。今日の待ち合わせは朝の10時を予定していて現在は9時15分、かなり早い気もするが待ち合わせ場所の鏡石に向かう。途中で悟と合流し、そのまま目的地に向かうと既にまゆもそこにいた。

 

「まゆちゃん」

「まゆ、おはようワン!」

「これで全員揃ったね、それにしても思ったより早くみんな集まったね」

「それくらいまゆちゃんが楽しみにしてくれてたってことだよね。ようこそ、赤ちゃんツアーへ。アニマルタウンは赤ちゃんの季節、かわいい赤ちゃんがいっぱいですよ」

「「わぁ〜(パチパチ)」」

「それではさっそく、レッツゴー!」

「わんわーん」

 

そんなわけでいろは主催の赤ちゃんツアーが始まった。まずはアニマル商店街のお花屋さん。ここには確かツバメの巣があったよな。ツバメ巣には確か幸せが訪れるという話があるよな。次に向かったのはアニマルタウンで1番大きく、桜の名所としても知られている海浜公園にやってきた。まゆは多分お花見以来だよなここにくるのは。ここにもリスの赤ちゃんやうさぎ、シカなどさまざまな赤ちゃんが見られる。動物の多いアニマルタウンならではの光景だな。そしてその次に訪れたのはいろはの家・・・フレンドリィ動物病院だ。というのもいろはのお母さんたちの強力もあって産まれたばかりの猫の赤ちゃんを見せてくれるらしい。最後に川、カルガモの赤ちゃんを見に向かった。カルガモは赤ちゃんができると多くの食べ物を求めて引っ越しする修正があるけどその話を聞いたらこむぎがお腹すいたらしい。

 

「たくさん歩いたからお腹ペコペコワン」

「それじゃあお昼にしようか。辰輝くん、レジャーシート敷くから手伝ってくれる?」

「ああっ」

「いくよっ、せーのっ!」

 

とりあえず一旦赤ちゃんツアーを終了して少し遅めのお昼ご飯にすることにした。悟が重箱を出してくれてそこにはたくさん料理が詰まっていた。ここまで上達してたとは・・・家でも料理の練習を頑張ってたんだろうな。料理を習いたい理由を知って俺は喜んで手を貸してやったけど。それも料理をする理由の一つだもんな。好きな人の喜ぶ顔がみたい、お客さんや食べてる人の喜ぶ顔がみたい。料理をするなんてそれだけで充分すぎる理由だ。

 

「すごいよ悟くんっ!いつの間にこんなに料理が上達したの?料理あんまりしないって言ってたよね?」

「色々あって料理をやってみようと思ってね。偶然近くに腕のいい先生もいたし」

「悟の飲み込みが早いから俺も教え甲斐があるってもんだ」

「辰輝くんが料理教えたんだ」

「まあな」

 

しかし教えてもいないうさぎの形をしたパンを作るとは悟のやつなかなかやるな。お前が高校生になったら是非とも一緒に喫茶ドラゴネットでバイトをしてほしい。悟となら楽しくやれそうだ。最低でもあと2年近く先の話になるが・・・

 

「あのっ・・・私も実はおやつを作ってきたの」

「可愛い、ユキちゃんクッキーだ」

「こむぎちゃんにはコレ。おからで作ったクッキーだよ」

「まゆ、ありがとワン!」

「悟くんもまゆちゃんもすごいなぁ。実は私もお弁当作ってきたんだ」

「え"っ"」

「・・・辰輝くん、どうかしたの?」

「いやっ・・・別になんでも」

「そっか。じゃあお弁当開けるね」

 

ジャジャーンと言っていろはがお弁当箱を開けると黒い謎の物体が出てきた。ちなみに作った料理はおにぎりらしい。俺がこんな声をあげた理由を即座に悟とまゆは理解してくれた。いろはは・・・じゃなくて犬飼家の女性陣はアレなんだよ。うんっ・・・

 

「ちなみにこれおにぎりなんだよ!なんの形か分かる?」

「犬飼さんの思考パターンをXとしたときキュアフレンディの行動パターンをYとすると・・・もしかしてこむぎちゃん?」

「正解っ!流石悟くんだよ!」

「ワンっ!?こむぎ・・・これがこむぎ?」

 

ドン引きしたような悲鳴をこむぎをあげたが今回に関しては割とこむぎがまともだった。そうだよ、いろはは料理できないんだ、味はまあうんっ・・・・何も言わないでおこう。しかし・・・

 

「いろはは相変わらずだな。ここは一つ、悟の料理の先生である俺が手本を見せてやるよ!」

「って弁当箱ひとつだけ?」

「悟が作り過ぎるのを想定してたからネタに走ろうとしたけどちょっと全力出しすぎちゃって・・・」

「「「うわぁ〜!!」」」

「これっ、もしかしなくても」

「こむぎちゃんとユキ?」

「大正解だ」

 

そんなわけで今回作った弁当は重箱一箱にご飯とおかずを詰めてこむぎとユキのキャラ弁を作ってみた。キャラ弁でいいのか分からないけどとりあえずキュアスタにあげておいた。何気に初キャラ弁だったりするんだよな。こういうのってそんなに俺は興味ないんだけどトレンドには乗らないとな。

 

「いいか?いろは、動物の表現というのはこうやってやるんだよ」

「いやっ表現ってガチのやつじゃん!こむぎとユキちゃんのキャラ弁なのははっきり分かるけどいくらなんでも本気出しすぎじゃない?」

「すごいワン!いろはのとは大違いだワン!!」

「グサッ!・・・そりゃ辰輝くんの料理に比べたら私なんて・・・」

「うわああああああ!犬飼さん、落ち込まないで犬飼さんのもその・・・個性的でワンダフルだと思うよ。ねっ、猫屋敷さんっ!」

「う、うんっ!いろはちゃんのもじゅ・・・じゅうぶん可愛いよ」

 

こむぎがいろはに言葉のストレート刃をかましたせいで悟とまゆが全力で慰める羽目になった。これは俺が悪いのか?まあなんでもいいがとりあえず早くメシにしたい。

 

「どうかな辰輝くんっ」

「うんっ、美味い。ほんと、最初の頃より上達したな。すげぇよ」

「辰輝くんの指導がいいからだよ。また今度教えてもらってもいいかな?」

「俺でよければいつでもいいぜ」

「それにしても分かってはいたけど辰輝くんのも美味しいね。僕も簡単なうさぎモチーフのサンドイッチを作ってきたけど辰輝くんが予想を遥かに越えるものを作ってくるとは思ってなくて」

「俺もキュアスタのフォロワーに言われなかったら考えもしなかったけどな。けどキャラ弁作るのも意外と楽しいものだな」

 

このメンバーの前だから作れたわけであって学校には絶対に持っていけないけど。

 

「私のも食べていいからねっ」

 

そんなわけでいろはの手料理は悟が美味しく完食してくれた。美味しかったかどうかはあえて聞かんが悟にとっては好きな女の子の手料理だしな。俺はそういうのはあまりこだわりないんだよな。むしろ好きな人ができたら一緒に料理して共有したいな〜・・・なんて。

 

「それにしてもこんなに動物の赤ちゃんが見られるなんて思ってもいなかったよ」

「私も・・・子猫の赤ちゃんが可愛くてユキの赤ちゃんの頃ってこんなんだったんだろうなって」

「ユキちゃんと出会った時ってもう赤ちゃんじゃなかったんだよね?」

「うんっ・・・もしもっと早くユキと出会えていたらこんなに寂しい思いも寒い思いもさせずに済んだのにって思うの」

「まあ過ぎたことを悔やんでも仕方がないだろ。大事なのは今でそして今後どうユキと向き合っていくかだ。きっとユキもあの日お前と出会えてよかったって思ってる」

「私も辰輝くんと同じ意見かな。それにしてもまゆちゃんは優しいね」

「大丈夫ワン、ユキもきっとまゆと・・・たつきと出会えてワンダフルって思ってるワン」

「こむぎちゃん・・・それにみんなも」

「「「「うんっ」」」」

 

そう思ったからこそお前の優しさが存在が原動力となってキュアニャミーになったんだから。

 

「ありがとう、ユキもそう思ってくれたら嬉しいな」

「グルルルル・・・」

「こむぎ、どうしたの?」

「ガルガルが出たワンっ!」

「「「「なっ!?」」」」

 

森林の近くの現場に向かうと大きなガルガルがいた。この感じはまさかトラのガルガルか!

 

「3人とも隠れてて、行くよこむぎ!」

「うんっ!」

「「ワンダフルパクト。プリキュア、マイエボリューション」」

「みんな大好き素敵な世界、キュアワンダフル!いっしょにあそぼ!」

「みんなの笑顔で彩る世界、キュアフレンディ!あなたの声を聞かせて」

「「せーのっ、わんだふるぷりきゅあ!!」」

 

ガルガルは暴れて爪を地面に突き立てる。するとコンクリートの床にヒビができた。元が虎とはいえなんて威力だ。

 

「辰輝くんっ」

「分かってる・・・アレをまともにくらえばいくら二人でも・・・」

 

よりによって元が人間以上の力を持つ動物が相手だ。少しのミスが最悪、生命(いのち)の危機につながる。俺たちは二人を見守るばかりで気が付いていなかった。小さな命の危機を・・・

 

「猫屋敷さんっ!?」

「あのバカっ!」

 

爪を立ててひび割れてしまったそこから動物が落ちかけたのをギリギリのところでまゆは助けた。けどそれを見てガルガルが気がついてしまった。

 

「悟・・・まゆを助けてくるっ」

「辰輝くんっ」

「ガルガルっ!」

「ガルガルだめぇ!」

「フレンドリィタクト!ヘルプ、キラリンアニマル、だめっ、間に合わないっ!」

「まゆっ!!!」

「うおおおおおお!させるかぁ!!!」

 

俺はまゆに飛び掛かって強く抱きしめた。このままあの森の茂みに突っ込めば・・・クソッ、このままだと間に合わない。自分の背中を盾にしてでもまゆを守るっ!

 

「ガルガルっ!」

 

その瞬間、俺の胸の中に入れていたペンダントが強く光った。そこから青い光が出てきて俺とまゆを守ってくれるかのように障壁が展開される。しかしそれもガルガルの連続攻撃で長くは持たずに破壊されてその衝撃で俺はまゆを抱き抱えたまま遠くに吹き飛ばされる。咄嗟に俺は身体をひねってまゆがこのまま当たらないように俺の背中を盾にして木に叩きつけられる。

 

「たつき!!!まゆ!!!」

「辰輝くんっ!!!!まゆちゃんっ!!!」

 

背中に強い衝撃が走ったがなんとかなったな。けど今のは一体・・・・

 

「辰輝くん、大丈夫!?思いっきり木にぶつかったけど!?」

「心配するな、俺の体はかなり頑丈だ。このくらい・・・」

 

しかし思ったより衝撃が強かったな。幸いなことに血は出ていないが・・・今のは・・・じいちゃんがくれたペンダントが俺を守ってくれたのか?

 

「それよりまゆ、お前も・・・その子も・・・無事か?」

「う、うんっ。大丈夫だよ」

 

見たところまゆとその動物の赤ちゃんも目立った外傷はなさそうだ。しかし・・・

 

「ガルガルっ!!!!」

まずいな・・・さっきのでガルガルが怒ってるのと俺の動物に好かれない体質が重なってヘイトが完全にこっちに来ている。ワンダフルとフレンディもまだ距離が離れている。ペンダントが粉々に砕けてしまってる・・・せめてまゆだけでも守り抜きたかったんだけどなぁ。もうだめかと思ったその時だった。目の前からものすごい速度で走ってくる白い猫がいた。ユキが来てくれたんだ・・・

 

「シャアァァァァァァァァアアア!!!」

「ガルガルっ!?」

「ユキ・・・なんでここに!?」

 

間一髪のところころにユキが猛ダッシュで駆けつけてくれて。お前ならこの状況を打開できる。けどこの状況を見てユキが冷静でいる保証はどこにもない。ハリネズミのガルガルもそうだがユキは怒ったら多分止まれなくなる。最悪の場合、あのガルガルの命も奪いかねない・・・それだけは絶対に阻止しないと。

 

「頼むユキ、傷つけ過ぎない程度でいい。ガルガルを止めてくれ」

「辰輝くん・・・何を言って・・・るの?」

 

そうだよな、普通ならそういう反応になるよな。けど俺だけはユキの正体も強さも知っている。だから俺がこんなことを言うのもあれだがガルガルを止めてほしい。ユキはそんな俺を強く睨みつけていた。かつてユキはキュアニャミーの力を使い過ぎて体調を崩したことがある。それは俺やまゆを守りたいから、そしてユキはこうなることを阻止するためにその力を得たのに結果的にこんなことになってしまった。ユキがブチギレてほっぺを叩かれても文句は言えない。俺もユキの忠告を破ってしまったのだが・・・

 

「全く・・・しょうがないわね。言ったはずよ、まゆ。それに辰輝も・・・これ以上関わってはダメだって」

 

そう言ってユキはシャイニーキャッツパクトを取り出してユキは人の姿に変化した。俺のせいでユキはまゆの目の前で正体を明かしてしまった。こんな形でユキの正体を明かしてほしくなかったのに。

 

「ユキ・・・あなただったの?ずっと私を守ってくれていたのは。もしかしてキュアニャミーは・・・」

「まゆ、立てる?立てるなら辰輝を連れて一緒に隠れてて」

「ユキ・・・ごめんなさい私の軽率な行動のせいで辰輝くんも危険に晒してしまって・・・」

「謝らないで、辰輝もまゆにそんなことを望んでない。それに辰輝ならこう言うわ。過去を悔やんでも仕方がない。大事なのは今を・・・未来を見ることだって」

「ユキ・・・」

「それにプリキュアでありながらその力を辰輝以外にずっと隠していて・・・私が遅かったせいで辰輝とまゆが傷つくところだった。私は二人を怖い目にあわせたガルガルを絶対に許さない。これ以上二人に手出しはさせないっ!」

 

そう言ってユキはシャイニーキャッツパクトを構えた。

 

「二人の優しさのせいで傷つくなら・・・私がまゆと辰輝を守るっ!これ以上ガルガルの好き勝手にはさせないっ!シャイニーキャッツパクト。プリキュア、マイエボリューション!気高くきらめく可愛い世界!キュアニャミー、仕方ない、構ってあげる」

 

ユキは・・・キュアニャミーはトラのガルガルを蹴っ飛ばして動きを止めてから引きつけるために森の奥に向かった。

 

「二人とも大丈夫!」

「俺は心配ないっ・・・ッ・・・」

「もしかして怪我してるの?」

「少し木に強く打ちつけられただけだ。心配するな、目立った外傷はない」

「辰輝くん、ごめんなさい・・・私」

「気にするな、誰も怪我してないし結果オーライだ」

 

しかしじいちゃんがくれたペンダント。お守りとしての強い力が発動したけどなんなんだよこれ。こんなものを持っているじいちゃんは何者なんだよ・・・・

 

「辰輝くん、さっきの光はなんだったの?」

「分からない・・・ただこのペンダントが俺とまゆを守ってくれたのだけは確かだ ・・・」

 

もう輝きも形も失ってしまってるがこれがなかったらと思うとゾッとする。最悪の場合俺もまゆも無事じゃ済まなかったかもしれない。

 

「そ、そうだこの子を・・・」

「お母さんの元に返してくるね」

 

そう言って悟の案内で無事赤ちゃんを親の元に返した。

 

「辰輝くん、本当に大丈夫なんだよね?」

「心配するな。それよりもフレンディ、ワンダフルも。ニャミーを追ってくれ」

「分かった、行くよワンダフル」

「うんっ!」

 

そう言って二人はニャミーを追って森の奥に向かった。

 




本当は主人公のおじいさんの設定というか・・・謎の部分は新章まで隠すつもりで行く予定でしたが諦めました。とりあえず主人公のおじいさんは只者ではないとだけ認識しておいてください。今回は賛否両論分かれる覚悟で書いたのですがそもそも自分が納得行かなかったのでこのようになりました。なので次回の話が白紙に戻りましたので投稿は少し先になります。
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