犬系女子との付き合い方   作:りんご(仮)

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最近休みの日のたびに寝たら一日終わる日ばっかりで虚しくなります。

今回はアニメ本編22話です。いつもより少し短いですがどうにかなりました。話の内容を思い出した結果、一つだけやりたいことがあったのでぶち込みました。


だいさんじゅうごわ

竜崎 辰輝の朝は早い。

 

なんてことはさておき今日は久々に新作を作ってるところだ。と言っても喫茶ドラコネットの新作ではない。フレンドリー動物病院&サロンもとい犬飼家の売店コーナーで売ってる動物用の新作お菓子を試作中だ。喫茶ドラコネットは喫茶店の一面以外にこうやって他のお店に喫茶ドラコネットの商品を置かせてもらってる。隣同士で付き合いが長いから流れで犬飼家と相談しながら新作のお菓子を作るようになって早3年。今日はその試作するため厨房に篭って完成させた。

 

「我ながらいい出来だ」

 

ちなみに今日はお店の手伝いはお休みだ。今日の予定で一応いつメンがいろはの家に集まる予定だから後で合流するとだけ伝えている。とりあえず完成した新犬用クッキーを早速持っていくとするか。

 

「じいちゃん、今からいろはのところに出かけてくるけど・・・何してるんだ?ソラ」

「辰輝くん、実はテラスのテーブルの片付けをしてたらこんなものが置いてありまして・・・」

「犬との付き合い方、傑作編・・・誰かの忘れ物か?」

「はいっ・・・外で大きなワンちゃんを待機させてたので多分その人のだと思うのですが・・・」

「あー・・・なるほど。あの人の忘れ物か」

「知ってるんですか?」

「ここを利用してる人だろ?予想はつく」

 

ここを利用する人でテラスで食事する人は限られている。動物の入店ができない喫茶ドラコネットは動物を連れてるお客さんがいる場合、外のテラスを解放しており動物を連れて来てる人が主にテラスを利用している。まあお鶴さんたちもたまに利用してるから一概にはいえないが。しかしこの時間でテラスを利用する人はかなり限られる。常連が9割を締めてるこの店だと特にな。

 

「それで気になってたんですけどアジリティーってなんですか?今、犬たちの間で熱いとこの特集には書いてありますが」

「犬のスポーツのことだよ。アジリティーってのはな、指導手と犬が息をピッタリ合わせて、コース上に置かれたハードル、トンネル、シーソーなどの障害物を定められた時間内にクリアする。まあ簡単にいえば・・・」

「犬の障害物競争・・・と言ったところでしょうか?」

「そういうことだな」

 

違う点があるとすればそれを指示する指導主(ハンドラー)の存在も大切になってくる。いかに息の合う連携を取れるかでタイムが変わってくるんだ。

 

「へぇ・・・そんなのがあるんですね。アジリティーですか、どんなものかみてみたいです」

「じゃあ行くか?忘れ物届けるついでに」

「行くって・・・私仕事中なんですが・・・」

「じいちゃん、改めてだけど忘れ物届けるついでにいろはのところに行ってくる。犬用クッキーの新作の件で剛さんと陽子さんにも相談したいからソラを少し借りてもいいか?」

「構わんよ」

「てか忘れ物届けるついでって・・・」

「本の持ち主がそこにいるってことだ」

 

おそらくだがこの本は犬束さんのものだろう。ドッグトレーナーでありドッグスポーツも教えてる人だ。犬の散歩のやり方、人との暮らしをする上でのマナーだったりこんな内容が書かれた本を持ってる人はアニマルタウンでもそういないはずだ。よほど犬好きかそれ関連の仕事をしてる人でないと。

 

「そういえばソラはいろはの家に行くのは初めてだったよな?」

「はいっ・・・って今から行くところっていろはさんのお家なんですか?」

「隣にあるあそこがそうだ。ここは動物病院でもありペットサロンでもある。動物の予防接種は治療、後は毛をカットしたり動物の耳掃除や爪切りや歯磨きとかいろんなことをやってる場所だ。他にもそんな動物たちと暮らすための道具・・・犬のリードとかまあ色々あるけどいろんなグッズを売っている。喫茶ドラコネットは動物でも食べられるお菓子を作って提供してるんだ。もちろん獣医の陽子さん・・・いろはのお母さんに許可をもらった上でだけど」

「へぇーそういう仕事もしてるんですね」

 

そうだな、ある種これも喫茶ドラコネットの仕事の一つだからそういう名目でソラを連れ出した。この先のことも考えると陽子さんと剛さんも知っておいた方がいいだろうし。

 

「それでここがペットフリーエリア。動物を遊ばせるコーナーだな」

「すごく広い場所ですね。っと噂をすればもしかしてあれがそうですか?あの人、朝ウチに来てた人です」

「てことはやっぱり犬束さんのだな。この本は」

「それじゃあさっそくこれを届けて・・・辰輝くん?」

「せっかくだ、少し見ていかないか?アジリティーを」

「・・・そうですね。少しだけなら」

 

にしても犬束さんのところのウィットもめちゃくちゃ大きくなったな。いろはは定期的に会うが俺はあまり会わないからな。まああったところで警戒はされるんだけどな。犬束さんの躾はいいから吠えられなくて済んでるだけで・・・

 

「すごいですね、あれがアジリティーなんですね。おっと見てください。こむぎさんもチャレンジするらしいです!」

「アジリティーって結構難しいけど大丈夫なんだろうか」

「でもすごいやる気ですよ!もしかしたらあるんじゃないですか?」

「・・・・・」

「辰輝くん、どうかしましたか?」

「まあ・・・見れば分かる」

 

さっきも言ったがアジリティは難しいスポーツだ。それこそルールを理解した上で指導主との連携が大切になってくる。そんなのをぶっつけ本番でやるなんて・・・

 

「ありゃりゃ・・・こむぎさん」

「まあぶっつけ本番とか普通に考えて無謀だろ」

「けどすごく走るの早いですね。ちゃんとできるようになったらいい線いくんじゃないですか?」

「だなっ。さてと・・・」

「そろそろ行きますか?」

 

向こうにはまゆとユキもいるな。そりゃ今日はここで遊ぶって言ってたしいて当たり前か。けど悟と大福の姿が見えないけどまだ来てないのだろうか。

 

「こんにちは」

「あらっ、さっきの店員さんじゃない」

「ソラちゃん、辰輝くんも!来てくれたんだ」

「はいっ、私は忘れ物を届るついでに来ましたので」

「それ私の本。ありがとうっ、辰輝くんもありがとうね。久しぶりに君と話したくて来たのにお店にいなくてびっくりしたよ。いつもならいるのに」

「裏で試作してまして。新作の犬用クッキーなんですけど。よければウィットの分ももらってください、まだ試作段階なのでお金はいりませんので」

「本当っ!ありがとう、ウィットもここで売ってるクッキーすごく気に入ってるから嬉しいよ」

 

というのも犬束さんとはここで知り合ってここで提供してるクッキーの製作者ということ教えたらドラコネットに来るようになった常連さんの一人だ。ウィットには吠えられはしないが警戒はされてるのですごく距離が遠い・・・気がする。

 

「わんわーん!」

「うおっ、よっこむぎ。ウィットとはもういいのか?」

「ワンワン!」

「辰輝くんと遊びたそうにしてますよ?遊んできたらどうですか?」

「今日は半分遊びに来たわけじゃないんだが・・・」

「にゃあ〜」

「よっ・・・てか悟、お前らいつの間に来てたんだ?」

「ついさっきだよ。邪魔しちゃ悪いから猫屋敷さんと見てようと思ったら辰輝くんが来たから」

「えっと辰輝くん・・・そっちの人は?」

「そういえばお前らは会うの初めてか。ウチの喫茶店の新しいスタッフのソラ・ハレワタールだ。じいちゃんとの縁があってバイトをしてもらってるんだ」

「初めましてソラ・ハレワタールです。よろしくお願いします。皆さんは辰輝くんのお友達ですか」

「えっと私は辰輝くんの親戚で・・・猫屋敷まゆです!こっちがユキです」

「辰輝くんのクラスメイトの兎山 悟です。こっちはペットの大福」

「やっぱりアニマルタウンなだけあってみなさん動物を飼ってるんですね」

「俺みたいなのは少数派だからな」

 

それにしても相変わらずユキは警戒心が強いな。そんな警戒しなくてもソラは悪いやつじゃないぞ。ユキが喋れることはバレてないししばらくは黙っておこう。

 

「おっともうこんな時間。片付けてもういかないと・・・」

「用事ですか?」

「ちょっと色々あってね。感想はまたあった時に聞かせてあげるから。それといろはちゃんに一つアドバイス。コマンドって私たちと一緒じゃなくていいんだよ。こむぎちゃんの覚えやすいコマンドでいいの」

「なるほど・・・つまり私たちだけのオンリーワンダフルなコマンドでいいってことですね!」

「そういうこと、じゃあね。辰輝くんも」

 

そう言って犬束さんは行ってしまった。とりあえず俺は今から剛さんと陽子さんのところに行くんだけどこむぎ、ユキ・・・頼むからお前ら離れてくれない?

 

「あのっ・・・二人とも。離れてほしいんだけど」

「遊んでくれるまで離してあげないワン!」

「かまってくれるまで離してあげないにゃん(ボソッ)」

「oh・・・・」

「辰輝くん・・・」

 

やべっ、今の会話聞かれてしまったか?こむぎはこの際どうでもいいとしてユキの方はまずい。じとーっとこっちを見てくるしもしかして今回こそバレた?

 

「動物に懐かれにくい体質って言ってた割にはこむぎさんとユキさんは大丈夫なんですね」

「へっ?・・・あ、ああっ。この場にいる3匹が特別なだけだ。他の動物には懐かれてないのは本当のことだし」

「アニマルタウンに住んでてその体質は不便じゃありません?」

「まあな・・・・」

 

よかった、バレてないようだ。確かに動物に懐かれにくい体質って言っておいてこむぎとユキはめちゃくちゃ距離が近いから疑心暗鬼になるのも無理はないか。

 

「私たちだけのオンリーワンダフルなコマンドかぁ。何かいいコマンドないかな?みんなはどう思う?」

「犬飼さんたちが覚えやすい言葉でいいんじゃないかな?こむぎちゃんに合わせる形で」

「私もそれがいいと思うな」

「うーん・・・辰輝くんとソラちゃんはどう思う?」

「そうですね・・・ならこういうのはどうですか?」

 

いいコマンドがあるんです、と自信満々にソラは言った。これは期待していいやつなのか?

 

「いいですか?こむぎさん、まず数の多い低いハードルは『きらめきHOP』です!次はトンネルを潜って(・・・)そこからスルーするところを『さわやかSTEP』で避けていきます。ラストのすごく高いハードルは『はればれJUMP』ここで大きく跳ぶんです。どうですか!これなら覚えやすいですよね!」

「・・・ごめんソラ、何言ってるか全然分からないワン」

「あれーっ!?いい考えだと思ったんですけど何がダメだったのでしょう」

「いや余計に悪化させてどうする!」

 

ホップやスルーすら怪しいのに更にコマンド内容難しくしてどうするんだよ!そんなことを思ってたら悟が後ろから小さく俺の肩を叩いてきた。

 

「辰輝くん、あのっ・・・こむぎちゃん喋ってるんだけど」

「・・・何も聞くな」

「ああっなるほどね・・・」

「こむぎちゃん・・・」

「ほんとうに仕方のない子たちね(ボソッ)」

 

どうやらこれだけで3人は察してくれたらしくもう何もツッコまなかった。話し合いに話し合いを重ねた結果、大好きと仲良しというめちゃくちゃ単純なコマンドに決定した。

 

「とりあえず俺たちは剛さんのところに行って犬用クッキーの新作について話してくるよ。それじゃあ行くかソラ」

「まだ辰輝と遊んでないワン!」

「剛さんとの話し合いが終わった後で遊んでやるから少し待っててくれ。終わったら戻ってくるから」

「ぶーっ、分かったワン・・・絶対だよ辰輝」

「分かったって・・・ユキ。お前もな」

「にゃあ・・・」

 

そう言って俺とソラは剛さんに会いに向かうんだがいきなりソラが止まった。

 

「どうかしたか?ソラ、向こうを見て・・・」

「・・・いえっ、なんでもありません。行きましょうか」

「なんだったんだ・・・まあいいか」

 

そのあと、剛さんや陽子さんと打ち合わせして新作クッキーはウィットくんとこむぎの反応を見てOKなら出すという方向で決まった。俺はこむぎたちのところに戻る。ソラは喫茶ドラコネットに戻る形で一度別れたんだがフリースペースに戻ると誰もいなかった。その代わり柵の一部がぶっ壊されていた。噛まれた痕か、なるほど・・・この感じだとガルガルが出たらしいな。ここにいても仕方ないし俺も一度家に戻るとするか。そしてその後、こむぎたちはガルガルを元に戻すのに夕方までかかってしまったためまた遊ぶのは後日になった。元々は俺とじいちゃんとソラの3人だったけど仕方なかったので俺の代わりに猪熊さんに入ってもらうことになった。快く引き受けてくれて助かったよ本当に。




前回もそうですがソラがいる回はひろプリネタをこっそり入れておきますのでよろしくお願いします。次回、オリジナルを挟むかこのまま七夕回(23話)に行くか。いずれにしてもこの作品にとっての七夕回は極めて重要な回になります。

ちなみに喫茶ドラゴネット編でやる話はニコ様の卵の話までやります。ウミガメの話から夏休み編に入りますのでもう少しの間、この章にお付き合いください。

わんだふるぷりきゅあ、メインキャラは誰が一番好きですか?

  • 犬飼こむぎ/キュアワンダフル
  • 犬飼いろは/キュアフレンディ
  • 猫屋敷ユキ/キュアニャミー
  • 猫屋敷まゆ/キュアリリアン
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