あとタグにオリジナル展開とか諸々追加しておきました。
前作のひろがるスカイ!プリキュアと違って今作のプリキュアは今のところ二次創作が非常に少なく(pixivも少ない)この先増えていくのかは心配でありますがとりあえず頑張っていきましょう。今作のプリキュアはめちゃくちゃ面白いので見てない人は見て欲しいです!
今回から本編の時系列のどの辺りかを載せたいと思います。
今回の話 時系列アニメ3話前半辺り
こむぎと公園で散歩してフリスビーしてから2日が経過した。春休み中に試作した新しい犬用のクッキーが完成したので俺はフレンドリー動物病院&ペットサロンこと犬飼家に顔を出していた。いろはがこむぎをペットとして飼い始めたあの日以来、俺にも何かできないかと思って始めたのが犬用クッキーの試作だ。
何故だか知らないけどウチの祖父が作り方を知ってたのでためにしそのレシピで作ってこむぎに与えたところこむぎは大喜び。
それからウチ、喫茶ドラコネットはフレンドリー動物病院&ペットサロンに定期的に犬用クッキーを入荷しているのだ。若い人があまり来ない喫茶ドラコネットだが剛さんの話によると犬用クッキーはすごく人気が高いらしい。
最初は仲があまり良くなかった俺とこむぎだったがクッキー一つで打ち解けられたので安いものである。意外だろ?最初はあまり懐かれていなかったんだよ。だから余計にすぐ打ち解けてくれたユキには少しびっくりしてる。悟からは猫は警戒心が強い生き物って聞いてたから。
「たつきっ!」
「よっ、こむぎ、新作犬用クッキー持ってきたぞ。ほーらよしよし」
「くぅぅん・・たつきのナデナデ、気持ちいいワン」
「そっか、そりゃ良かったよ。それで・・・」
「あっ、辰輝くん。来てたんだいらっしゃい。もーっ、来てたなら私にも声くらいかけてよ」
「悪い悪い、こむぎにこれ持ってきたからな」
「それって新作のクッキー?」
「まだ試作段階だけどな。完成したら商品化するかは剛さんに相談するつもりでいるよ」
適当なタイミングであげてくれとだけ伝えていろはにクッキーの入った包みを渡す。同じ味だと流石にこむぎも飽きるだろうと思って定期的に犬の食べられる範囲で新作を試している。もちろん、分からないときはじいちゃんに聞くし、陽子さんは獣医だから犬の食べられるものとか聞いてて参考にもなる。さてと目的も済ませたし開店準備もしないといけないから帰ろうかと思ってた時だった。
「あっ、ソウソウ・・・辰輝くんに聞きたいことがあるけどイイカナ?」
「聞きたいこと?別にいいが・・・」
幼なじみこと犬飼 いろはが現在進行形でヘイトが溜まり続けてるがそんなことに微塵も気がついてない俺はゴロンと甘えてくるこむぎの頭とか身体をなでなでしていた。人間のときのこむぎの頭を撫でてやった時もそうだが髪の質は犬のときの毛並みに依存するらしい。
「この前さ、バスケの練習試合で助っ人行った時に私の代わりにこむぎのお散歩連れて行ってくれたことあったよね?」
「ああっ本当についこの間の話だな。こむぎと公園でフリスビーしたりしたんだよ」
「そうそう、フリスビーしたんだよね。うんうん・・・」
「・・・・あのっ、いろはさん?」
なんか心なしか機嫌が悪いような気がする。というよりいろは、少し怒ってるよね?えっ、そんなに俺にこむぎを取られたのショックだった。いやでもこむぎがお散歩行きたいって泣きそうになりながら駄々をこねたから仕方なく同行したわけで・・・
「私はあの時、辰輝くんからこむぎと公園でフリスビーしたって聞いたんだけど・・・」
「だからどうした?何か問題あったか?フリスビーはたまにやってるだろ」
「うんっ、フリスビー自体は問題ないの。けどその前にアニマル商店街でこむぎとソフトクリーム食べさせあった件について詳しく聞かせてもらおうかなって・・・辰輝くん、正直に話して。こむぎとデートしたんだよね」
そう言っていろはは俺に聞いてくるが目のハイライトが消えていた。待て待て待てめちゃくちゃ怖い。えっ、もしかしていろはさんもソフトクリーム食べたかった。お店調べてレビュー見たけど中高生の女子に特に人気って書いてあったんだよな。よく考えたらソフトクリームにしては結構な値段だったし。だからこそソフトクリーム一つ無料にした上に俺の分をカップル割にしてくれたあの店員さんにはマジで頭が上がらない。まあ余罪については別だが・・・とにかくいろはの怒りを早急に沈める必要がある。というよりそもそも・・・
「・・・(デートではないので)お散歩しただけでございます」
「じゃあフリスビーする前にこむぎと何したか言ってみてよ」
おかしいな、冷や汗が止まらないんだけど。あと何故が身体がガタガタ震えてる。もしかしたら風邪かもしれない。いかんな、近日医者に診てもらわないといけないかもしれない。それより何故に俺はいろはから尋問されてるのでしょうか。というかこむぎ、いろはには内緒にしておけって釘を刺したのに。
「ちなみにこむぎは何を言ってたんだ?」
「・・・それはもう楽しそうにこむぎとお手てをぎゅーっと繋いでアニマル商店街の方へ行ったり途中見つけたソフトクリームの店でこむぎと食べさせ合いっこしてたりとかね」
「楽しかったワン!あとすごく美味しかったワン!また食べに行きたいワンっ!」
「と、こむぎはこう言ってるけどこれをデートと言わずなんというのかな?」
うんっ、ここだけ切り取れば完全にやってることはデートだ。相手がこむぎだったしこむぎからは散歩に行こうと誘われて散歩してただけなんだけどやってることはいろはの言う通り紛れもなく人間基準で考えたらそれはデートだ。けどこむぎは元々犬だから断じてデートではない。というよりこむぎにはその認識はないからその理論はおかしい。
「ははは・・・えっと確かに世間一般からしたら俺とこむぎのやったことはデートなのかもしれないな」
「たつき、デートって?」
「簡単に言えば好きな人同士でお出かけすることを言うんだよ」
「そっか。じゃあたつきとお散歩することはデートすることなんだね。こむぎもたつきのこと大好きだしたつきもこむぎのこと大好きだからこれはデートでもあるんだよね。じゃあいろはとも出かけたらいろはとデートになるの!?」
こむぎ、また一つ賢くなったよと言いながら喜んでいたがそこは認識の問題なわけで。というよりいろはとこむぎが一緒に出かけたらデートになるのかも微妙な話だ。最近は同性同士のカップルも珍しくはないからとやかく言うつもりもないがまずこむぎが元々犬の時点でデートとしての定義は破綻してる気がするのよ。前提条件として
「とにかく私がバスケの助っ人に行ってる間、こむぎとイチャラブデートしてたのを私は許してないんだよ」
「いやっ、仮にデートだとしてイチャラブまでは・・・・」
「ナニカイッタ?辰輝クン・・・・」
「申し訳ありませんでした・・・」
なんか分からないけど今のいろはに勝てる気がしない。まるで浮気した彼氏を尋問するかのような感じだ。彼女いたことないから知らんけど、というよりこむぎを取られたことがそんなにショックだったのか。
「いやでもよく考えたらそれで仮にこむぎとデートしてたとしてなんでそんなにいろはが怒るんだよ。そもそもこむぎは元は犬なんだから多分デートの本質は理解してないと思うぞ」
「いやっ、それはそうかもしれないんだけど」
「まあ、その辺もこれからこむぎに教えていけばいいか。メェメェとも約束したし」
こむぎといろはがプリキュアになってから数日後、俺はこむぎといろはに誘われてニコガーデンに訪れていた。メェメェが口止めする前にこむぎが洩らしてしまったということ。そして俺はニコガーデンのガルガルを止めることもできなければ動物についても詳しくない。だから何かできるとしたらいろはとこむぎ。2人の心のケアだけだとだけ伝えた。メェメェ曰く2人は話をあまり聞かないらしいから俺に手綱をしっかり握ることを条件としてニコガーデンの出入りとプリキュアに関わることの許可が出た。
もっとも2人がプリキュアになった姿を俺は見たことないんだが・・・まあメェメェと約束した以上、こむぎだけじゃなくていろはの心のケアもしないとな。ガルガルという怪物をこれからたくさん相手するとなると流石のいろはもストレスになるはずだ。完全な解消は無理にしても和らげることくらいはしてやらないとな。幼なじみとして・・・
「とりあえずこむぎとの散歩の時間を奪ったことに関しては謝るよ。お前ら基本的に毎日散歩してたもんな。散歩日和にも関わらず俺がその機会を奪ってしまってよ」
「いや私が怒ってるのはこむぎとの散歩の時間を奪われた・・・ってのもあるけど・・・・辰輝くんとこむぎが2人っきりで出かけたってことに問題があるわけで」
そもそもソフトクリームの後にこむぎが疲れ果てるまでフリスビーを付き合った俺にも原因があるのは確かだしな。たまにこむぎの散歩に付き合う時もいろはがいたがいろはいないパターンでの散歩は確かにこれが初めてだったってのもある。
「あのね辰輝くん、私ね。中学になってから辰輝くんとあまり一緒にいられなくなって寂しいんだよ。中学1年の時もクラス違ったし」
「・・・別にいつも会える距離にいるし問題ないだろ」
というより休憩時間で割と会ってる気がするが・・・しょっちゅうお昼誘われてた気がするぞ。
「いつも会える距離にいるからこそ私から行かないと辰輝くん全然私に会いに来ないでしょ!?」
「うーん・・・そんなことはないと思うが」
「今日だって私より先にこむぎに会いに行くし、私はついでみたいに扱われるし・・・」
最低でも週に一回はいろはやこむぎに会ってるけどな。確かに小学生の時よりから会う頻度は減ったかもしれないが幼なじみにしてはかなりの頻度であってるはずだ。普通なら中学くらいで疎遠になっててもおかしくないぞ。よくアニメや漫画でも幼なじみ同士って時が経つにつれて話さなくなっていくいくし。まあいろはをついで扱いにしたのは悪いとは思ってるが・・・
「あと中学になってからは一緒に学校行く機会も減ったし」
「それはお前がしょっちゅう寝坊したり、こむぎの散歩連れてったりしてギリギリになってるからだろうが」
これで意外といろはは遅刻ギリギリ組なんだよな。こむぎとの朝早くから散歩連れていったりすることもあるが単純に寝坊してることもたまにある。ちなみに助けてやる義理はない。俺まで遅刻して巻き添え喰らうのはごめんだ。
「とにかく私は辰輝くんと昔より話す機会が減って寂しいの!だからこむぎばっかり構ってないで私のことも構ってよ」
・・・忘れがちだがいろはも大概寂しがり屋だよな。こむぎという新しい家族ができてからは毎日明るく笑うようになったが職業柄、犬飼家は忙しいからあまり外出とかしてなかったんだよな。その度に俺が色々と慰めてたっけ?そう思うと幼少のいろはと今のこむぎはどこか少し似てる気がする。
「・・・分かったよ。じゃあ今日の夜、空いてるか?」
「今日の夜・・・空いてるけど」
「じゃあ今日はウチに泊まっていけ。いろはの好きな料理も作ってやるしなんでも付き合ってやるからさ」
いろはとは長い付き合いでなんでも知ってるつもりでいた。最近は俺以上にしっかりしていてクラスのみんなに頼られてるいろはだがこうして見ると昔を思い出す。昔はよく一緒にお泊まりして動物の話を一日中したこともあったっけな。飼うならどんな動物がいいかとかもしたっけ。
「本当!?やったー、辰輝くんありがとう!大好きっ」
「・・・ったく」
そう言っていろはは俺に抱きついてくる。いつもはくっつくな暑苦しいと言いたいところだけど・・・まあしょんぼりして寂しそうな顔を見るよりかは笑ってる方がいいよな、やっぱり。
「いろはだけズルい!こむぎも、こむぎもたつきの家に行くワン。たつきの家でお泊まりするワンっ!」
「えーっ・・・こむぎはこう言ってるけど辰輝くん、大丈夫?こむぎをお家に入れても。そもそも辰輝くんの家って喫茶店だし家にペット入れて大丈夫?」
「別にお店に入れなければ問題ない・・・というより人間の姿になれば問題ないだろ。じいちゃんも人の姿のこむぎ見てるしな。俺の友達だと認識されてたし大丈夫だと思う」
「やったー!たつきの喫茶店には入ったことあるけどお家に入るの初めてだからワクワクするワン!」
「ただし、寝る時以外は人間の姿のままでいること。1番の問題はこむぎが人から犬、犬から人になれることをじいちゃんにバレる。それを隠すためにもここだけは守ってくれ。それが守れるならこむぎも来ていいぞ」
「分かったワンっ!」
「決まりだな。いろは・・・」
いろはの方を向くといろははものすごく嬉しそうに喜んでいた。こう喜ばれるといろはは俺に気でもあるのかと思ってしまう。まあそれは絶対にないだろうからまあいいが・・・幼なじみもある種、特別な関係の一つなのかもな。
「じゃあまた夜にね」
「店を閉めたら連絡するからな」
そう言っていろははこむぎを連れてお散歩に出かけた。なんでもガルガルを探しに行くらしい。手がかりは何もないと言ってたけど大丈夫なのだろうか。悟がいれば心強いんだろうなと思いながらお店に戻って開店準備を始めるのだった。そういえばまゆからPretty Holicのチラシ受け取ったんだっけ?店内に貼っておくか。お客さん、来てくれるといいなと願いながら。
幼なじみ故の距離感に悩むのと、こむぎばっかり構って嫉妬して色々とぐちゃぐちゃな感情になってるのが現在のいろはでございます。幼少期に慰めたりなんやかんやしていろはに対する好意を稼ぎまくってたのでので主人公にも余罪がある(暴論)
てことでまさかの二段構えでございます。次回はお泊まり編に話は続きます。何も起きないはずはなく・・・