すいません。
真・女神転生の新作をプレイしてました。
今後も毎日投稿出来るかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします。
「イッセー君、私とデートしてくれませんか?」
俺達の日々の生活に魔法少女と使い魔に撃退された禍の団英雄派構成員の回収が加わった。
神器所有者と新種の魔獣による襲撃者達と俺達グレモリー眷属は未だに戦闘すらしていない。
この町を守るのはオカルトサイドの顔役、代表のような立場である俺達の務め。
だからこそ、転移術式反応のした現場に即座に駆けつけているのだが、いつもあの二人が先に到着して戦闘(蹂躙)をはじめているのだ。
精霊魔法を用いている俺よりも早く到着するとは、彼女らは次元の壁でも超えているのだろうか?ミルたんだから否定できないな。
また今後の事を見据え、襲撃者達との実戦経験を積みたいとも俺達は考えているが、まさか純粋に町を守るミルたんに経験を積みたいから襲撃者を譲れとは言うことはできない。
ならばせめて謝礼を受け取って欲しいとリアス部長が告げても、
『皆の笑顔が一番の報酬だにょ』
と良い笑顔で断られるのだ。
務めを果たせず、働きに報いることもできない現実にリアス部長は生来の人の良さから困り果てていた。
そんな、楽できてラッキー、と都合良く考えることが出来ない生真面目さが彼女にはあった。
まったく、正義の味方というか魔法少女にも困ったものである。
ちなみにアザゼル先生によると襲撃者達には記憶消去やら色々と仕込まれているらしい。
この町以外の襲撃者が禁手に近い反応を示したこともあるそうだ。
経験を積むことで成長を促しているのか、あるいは実験動物のように使い潰しているのか。
どちらにしろ、英雄派という名称に相応しくないテロリストに過ぎないなと俺は思った。
と、現実逃避として思考に没頭していた俺だが現実へと帰還する。
いつもの日常、いつもの兵藤家の朝の食卓。リアス・グレモリーが女王にして『雷光の剣巫女』の異名を持つ、黒髪ポニーテールでスタイル抜群な大和撫子御姉様の姫島朱乃さんが俺・兵藤一誠にデートを申し込んできたのだ。
これは、夢なのだろうか?
『そこまで驚くことではあるまい。というかこれだけ女子に囲まれてアルジェントの時以来デートをしていないのは異常では?』
遊ぶとなるとライザーやゼファードル達ばかりと出かけて、本当にハーレム王を目指しているのか?と、神滅具『赤龍帝の籠手』に魂を封じられし『赤き龍』こと我が相棒・赤龍帝ドライグがかなり厳しい事を言ってくる。
う、それを俺だって気にはしていたのだ。
でもリアス部長達とは体質の事もあるし、学校生活や部活動や自宅でいつも一緒だし、とそんな新生活だけで満たされていたのだ。
無論ライザー師匠達と遊ぶのが楽しいという理由もかなりある。松田と元浜と遊ぶのも楽しいのだが、彼らにはまだオカルト関係の秘密がある。夏休みでオカルトに片足突っ込んでしまったが、俺のことや悪魔関係のことは伝えられていないからなあ。
「私はイッセー君のハーレムに入るつもりなのに、デートにすら誘ってくれない。イッセー君は釣った魚に餌をあげないタイプなのね」
ヨヨヨと目元を手で覆う、泣いているような仕草をしてくる朱乃さん。そんな姿も美人だなあと、魂にデカい罪悪感の矢がぶっ刺さりながら思ってしまう。
確かに忙しいのもあったけど、好意を抱いてくれる彼女達を蔑ろにしているよな。このままでは俺は史上最強の赤龍帝ではなく、女泣かせクソ野郎になってしまう。
『そこはハーレム王の方だろ!!』
史上最強の赤龍帝とは違って、ハーレム王はまだ準二級くらいだから。
「駄目っすよ兄貴。釣った魚はその場できちんと血抜きして締めないと。せっかくの生きの良い魚の味が落ちてしまいますって」
割烹着姿のゼファードルがご飯をよそいながらそう言う。本人は自然体だけど相変わらず見た目のギャップが凄いな。
「比喩表現だからコレ。漁師さんや板前さん的な方じゃないから」
食事の支度といい、毎日の弁当といい、ゼファードルは何を目指しているのだろうか。
美味しいけどね、この鮭大根。
「駄目よ朱乃っ!私もまだイッセーとデートなんてしたことないのに」
「私もないな」
「あ、私はありますぅ」
「アーシア先輩、羨ましい」
朱乃さんからのデートの誘いにリアス部長、ゼノヴィア、アーシア、小猫ちゃんが反応する。
こっちの世界だとデートなんてレイナーレとアーシアとしかしたことないからな。
『ちなみにグランバハマルではデートと襲撃はセットだった。メイベルにはヘタレて誘えなかったしな』
心に十円傷をつけないでドライグ。
ていうか、
「アーシアとのデート含めても、デートとトラブルがセットじゃん」
『アルジェントも最後に堕天使達が現れたからな』
「俺はまともなデート経験がない」
必ずオチがついとるやん。
『(デート経験あるだけマシだろと一部から批難されそうだな)』
朱乃さんにリアス部長が食って掛かり、口論一歩手前な状況になっている。
対抗意識が強い、親友的な間柄とはいえこんなこと(ヘタレがデートに誘わない)ことで喧嘩しないで。悪いのは俺なのよ。
「いい加減にしないかリアス」
そんな状況に割って入る声。
こ、この声は。
「誰かが言い出したから自分もと、子供っぽ過ぎるぞお前」
ライザー師匠ーー!!
「なんで平日早朝に悪魔貴族のこの方がパジャマ姿で人間界の兵藤家にいるんですか?」
細けえことはいいんだよ小猫ちゃん。
「こ、子供っぽい」
自分でも言われてみればそうだと思ったのか、リアス部長は顔を赤くして静止する。
「最初に言い出すことがどれだけ勇気がいるのか、お前だって知っているだろう。対抗するよりもまずはその勇気を認めてやれ」
「ごめんなさい朱乃」
誰かが言い出したから自分も、とか確かに子供っぽい行動だからな。師匠の言葉にリアス部長は頭に冷水をかけられたような感じとなり落ち着いて、朱乃さんへと謝罪した。
「いいのよリアス」
さすがはハーレム王であるライザー師匠。
女性の諍いの仲裁もお手の物か。
「お前もお前だイッセー。女が勇気を振り絞って誘ってきたんだからきちんと答えてやれ」
「ライザーの旦那は目玉焼きには醤油ですか、ソースですか?」
「マヨネーズで頼む」
ゼファードルから半熟目玉焼きを受け取りながら、俺にもしっかりしろと告げてくる。
うん、そうだよな。
「朱乃さん、次の休日に俺とデートしてくれませんか?」
誘ったのは朱乃さんからだけど、あえて俺から誘い直す。ハーレム王準二級でもこれぐらいはできるのだ。
「はい!!」
朱乃さんは華が咲いたかのような笑顔で頷いてくれた。こんな素敵な笑顔になってくれるならもっと早く誘うべきだったな。
『体質的になあ。まあリアス・グレモリーよりはそこら辺は弁えるだろ』
リアス部長と行ったらすぐに救急車騒ぎになりそうだからなあ。なんというかリアス部長は感情表現が直接的で行動にでるからね。体質と一番咬み合わせが悪いよね部長。
『殺害数、気絶させ数共にトップだからな』
精神世界にいつの間にか棒グラフが!?このドラゴン、暇だからと個人ごとに集計してやがった。
でも、本当にリアス部長がダントツトップだ。というか何回心臓が止まってんだ俺。
「尾行するなよリアス達」
「「「「!?」」」」
そしてライザー師匠は女性陣に釘を刺していた。気になるのは分かるし、師匠として俺は見届けるつもりだがお前らは駄目だと言っていた。
まあドライグは見ているから師匠に見られるのは気にならないけど。
『人を覗き魔のように言うな。完全に不可抗力だろうが』
封印されてるのって大変だよね。
『もう慣れはしたがな』
白い龍・アルビオンもそんな感じなのかな?あっちはラブコメじゃなく、ラーメンの食レポだろうけど。アザゼル先生の話と今までの行動から当代の白龍皇ヴァーリってかなりのラーメンオタクみたいだし。
「貴方は尾行する気じゃない!!」
「師匠として見届けるのは当然の義務だ!邪魔する気など一切ない!」
「悪魔としての義務はいいのですか?」
「朱乃さん羨ましいですぅ」
「アーシアはまだいいだろ、私なんて全然だぞ」
「うふふ、イッセー君とのデート♪」
「お弁当の用意できてますよー」
「すっかり賑やかになったわねえアナタ」
「そうだな母さん。良いことだ」
穏やかに賑やかに朝の時間は過ぎてゆく。悪魔としては禍の団とのトラブルを抱えているけど、こんな時間は大切にしていきたいよな。
こんな時間を守る為に、戦うと思うのだから。
休日のデート、完璧なデートプランを用意しないとな。
中古ゲーム店とかはどうだろうか。
『レイナーレの時に注意したよな?無難に水族館にしとけ』
デートに詳しい。
ハハン、さてはドライグはかなりの女誑しドラゴンだったな。
『デートなんて言葉が生まれる以前に封印されたわっ!!歴代所有者の経験もロクなの無いから、基本アニメからの知識だっ!!』
それはそれでどうなんだろ。
とにかく水族館か、良いアイデアだから採用してチケットを用意しとこうっと。
「テメェら!!いいか、兄貴と朱乃の姉さんのために駒王町の大掃除だ!!ゴミ一つ、チンピラ一人残さず片付けるぞ!!」
「「「「「「へい!ゼファーさん!!」」」」」」
兄貴想いの良い舎弟達だけど、やりすぎないでね君達。
補足・説明。
ライザーは目玉焼きはマヨネーズ派。