八坂 めぐみはバーチャルシンガーになってみたい   作:layRa

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さて、今回でめぐみちゃんのお話は完結します。前話で本編は終わった感じなので、今回は番外編のつもりで読んでください。




第12話 キラッ☆ バーチャルシンガーとは

私、天馬 咲希はある先輩が苦手だ。大好きな子がいて、その子に憧れるあまり、その子に近づこうと必死になって努力する。そんな苦手な先輩。

 

先輩「ヤッホー、さっきー!…ってこのパターン、1話でもやったじゃない!」

 

私の叔母(この設定、みんな覚えているかな?)にあたるこのめぐみちゃんなんだけど、最近はそのバーチャルシンガーへの憧れが強くなっている。

 

めぐみ「さっきー、最近たくさんのことに挑戦しているんだけどね…。私さぁ、何やってもうまくいってないんだよね…」

咲希「えっ、どういうこと?」

 

 

めぐみちゃんの話によると、めぐみちゃんは楽器の演奏以外にも、最近は多くの動画を投稿しているらしい。

 

ゲームの実況プレイ動画を始めてみたり…。

 

めぐみ「うわー、ヤバいヤバい!」 ガチャガチャ

 

ドカーン

 

ただ、クリアできないからという理由で3日で諦めた。他にも、「歌ってみた」系の動画を投稿したり…。

 

めぐみ「♪〜」

 

でもめぐみちゃんは、歌唱力は上手とも音痴とも言えないレベルだった。それじゃ弾き語りでなんとかしようとしてみたが、結局は楽器の演奏のレベルの高さだけが目立った。

 

そしていわゆる、生配信動画もやってみたのだが…。そこで例の朝比奈先輩をゲストに呼び、漫才をやったのだが…。

 

めぐみ「ど、どうも〜。ぐ、gumiと…」 ガクガク

まふゆ「"自称"がくっぽいどで〜す」(真顔)

 

コメント欄には「紫の子が恐い」「漫才の内容が伝わってこない」などと、ちょっとした炎上状態だった。

 

 

めぐみ「私には何が足りないんだろう、どうすればあの子みたいになれるのかな?」

咲希「あのさ、バーチャルシンガーってさ、誰かの背中を押してくれるような存在だと思うんだよ。それがボカロであれVtuberであれ」

めぐみ「な、なんなの急に?」

 

この際だからハッキリと言ってやろう。めぐみちゃんが空回りする原因を。

 

咲希「めぐみちゃんはさ、どちらかといえば誰かを引っ張っていくタイプじゃない?」

めぐみ「言われてみればそうかも…」

咲希「ところがさ、ここ最近で自分を見失っているの。例のバーチャルシンガーに近づこうとするあまり」

めぐみ「!」

咲希「だからさ、めぐみちゃんはめぐみちゃんのままで、今まで通りのままでいいと思う!」

めぐみ「…」

 

す、すごく黙りこんでるな…。ちょっと言いすぎた気もするけど、ただ個人的には厄介者で問題児であってもいつものめぐみちゃんのままで…。

 

めぐみ「…よし、わかったよ!」

咲希「うおっ!?」

めぐみ「待っててね、さっきー!すごい動画アップするからね!」

 

そう言うと、めぐみちゃんは私の前から姿を消した。…ってこう書くと二度と会えないみたいだけど。

 

そして後日、動画サイトでこんな動画が投稿された。

 

めぐみ「はいどうも〜、「GuMi」改め「Megumi」で〜す!」

咲希「いや、改名しただけじゃん!」

 

これが彼女なりの自分の表現なのだろう。苦手だけど、いっしょにいると楽しいことが起こる、そんな先輩。それが「八坂 めぐみ」という一人の女の子なんだと、私は思った。

 

 

〜動画の内容〜

 

めぐみ「は〜い、ドラムとギターの同時演奏しま〜す!」

咲希「いや、どちらかひとつにしなさいよ!」

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございました。今回は女子高生が主人公だったのでストーリーを考えるのが少し大変でした(前作の夕作くんより年上なので)。

さて現在、次回作を考えています。ただプロットを考えなくてはいけないので、またペースは遅れるかもしれません。そこは申し訳ありません。それでは次回作でお会いしましょう。
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