八坂 めぐみはバーチャルシンガーになってみたい   作:layRa

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第4弾はまだ書けないですけど、せめて番外編なら書こうと思います。


桃井 愛莉はスクールアイドルになりたくない

生徒1「おはようルビィちゃん」

愛莉「えっ!?」

生徒2「今日もいい天気だね、ルビィちゃん」

愛莉「うにゅっ!?」

生徒3「元気そうでなによりだよルビィちゃん」

愛莉「ぴぎゃあ〜!!」

一歌(ああ、桃井先輩。今日も言われているよ…)

 

「ルビィちゃん」というのは、桃井先輩のことだ。外見がそっくりだからというのが一番の理由なのだが、当の本人にはそのつまりが一切無い。

 

一歌「あの、せんぱ…」

愛莉「なに、あんたも私をルビィちゃんと呼ぶの!?」

一歌「ビクッ!」

 

思わず「ビクッ」って口に出しちゃったよ。すごい迫力だった。

 

一歌「そんなに「ルビィちゃん」と呼ばれるのがいやなんですか?」

愛莉「いやに決まってるじゃない!だってバーチャルシンガーの名前で呼ばれるやつなんてろくなやついないじゃない!」

 

あの子はスクールアイドルなんだけどな…。でもそれもそうだ、そんな彼らに憧れるあまりに彼ら以上の変な行動をとってしまうことが多いからだ。

 

一歌「でも彼らは彼らなりに頑張ってますし…」

 

てかどうして私、彼らの肩入れなんかするんだろう。あまり好きでもないのに。

 

愛莉「でも私、誰かの背中を押したいわけでも、動画投稿をしたいわけでも、恋を応援したいわけでもないの。ましてや幽々子様や歩夢ちゃんや卯月ちゃんになりたいわけでもないし」

 

先輩は"桃井 愛莉"というひとりの人間でありたいわけか。決して自称"黒澤 ルビィ"でありたいわけではないのか。ただ…。

 

一歌「あの先輩、いま気付いたんですけど…。共通点って顔だけじゃないですよね」

愛莉「なに!?」

一歌「あの、先輩もルビィちゃんも女子高生でアイドルやってるじゃないですか?それもどこの事務所にも所属しないで…。だからみんな先輩のことを"ルビィちゃん"って呼ぶんだと思います」

愛莉「あっいや、それはそうなんだけどさ…。でも私がルビィなら、遥はなんなの!?雫は、みのりは!?」

 

ちょっと熱くなっちゃってる。熱くなりすぎて、話が変な方向になっている。

 

一歌「先輩、落ち着いてください!」

愛莉「はっ!?」

一歌「やっぱりみんなから注目されたいから、今でもアイドル続けているんですか?」

愛莉「それもあるけど、それだけじゃない」

 

先輩は落ち着いた様子で、でも少し困ったような表情で語ろうとしていた。

 

愛莉「私はね、みんなに笑顔でいてほしいからアイドルを続けているの。でもそれはルビィちゃんと呼ばれるのが嫌であって、アイドルに嫌気がさしたわけじゃない。だから続けられている」

 

あ、なるほど。要するに一番の理由は「大好きだからやっている」。

 

愛莉「一年のころにね、アニメに詳しい子がいて、その子から「ルビィちゃん」って呼ばれるようになったのが始まりだったのよ。あまりにもしつこいから、その子の推しのバーチャルシンガーを馬鹿にしちゃって…、「知名度が初音 ミク以下」だって。それでその子とは、今でも仲が悪くて…」

 

ああ、つまり原因は…。

 

「お〜い、ルビィちゃ〜ん!」

愛莉「gumi!その名前で呼ぶなって言ったでしょ!もう校内中に広まったじゃない!」

 

やっぱり八坂先輩だった。アニメに詳しくて、桃井先輩と仲が悪いのは八坂先輩しかいないよね。

 

めぐみ「えー、なんで!?みんなラブライブ大好きでしょ!?」

愛莉「好きだけど、ラブライブのキャラを名乗りたくないの!私は!!」

 

人の好みは十人十色という。私が初音 ミクのファンだからって、みんながみんな同じとは限らない。お互いの好きなものを押し付けすぎた結果がこの二人のようになると感じた私なのであった。

 

 

 

 

 

 

 




みのり「ねえ、せっかくだしさ。モモジャンも9人組にする?」
雫・遥「「えっ!?」」
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