八坂 めぐみはバーチャルシンガーになってみたい   作:layRa

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ボカロの楽曲名をそのまま使用するとまずいので、サブタイトルはgumiの曲に関連するワードからとっています。

(わかりづらいと思いますが、そこは申し訳ありません…)


第3話 ものすごく熱くなれそうだ

めぐみ「ほなみん、うまぴょいしよーう!」

穂波「競馬場に行こうってことですか、ダメですよ。私たち高校生なんですから」

 

先輩は行動力があってほんとに困る。今日は休日だというのに八坂先輩が誘ってきた。

 

穂波「あの八坂先輩、私行きたいところがあるのですがいっしょに行きませんか?」

めぐみ「え〜、どこ〜?」

 

私と先輩が好きなことといえば、あの場所に行くしかない。

 

ウィーン

 

店員「いらっしゃいませ」

めぐみ「あれ、ここ楽器屋さんじゃない」

 

普段からバンド活動をしている私と演奏してみた動画をアップしている八坂先輩が好きそうなこととは楽器ぐらいしかない。

 

めぐみ「すごいね。楽器って安くても何万円はするんだね」

穂波「そうですけど、先輩は買ったんじゃないんですか?」

 

動画を観ていて疑問に思ったのだけど、先輩はほんとにたくさんの種類の楽器で、色々な曲を演奏していた。あれだけの楽器がお家にあるのに購入したことがないのは少しおかしいと思うが…。

 

めぐみ「あれはね、お母さんが昔の知り合いから譲ってもらったんだよ。お母さん昔はミュージシャンだったんだ」

 

そうだったのね、だから値段のこととか分かってなかったのか。でもせっかく楽器店に来たのだから…。

 

穂波「先輩、何か買っていきませんか?楽器は無理でも楽譜とかならありますよ」

めぐみ「えー、特に必要ないよ」

穂波「えっ、どうして!?」

めぐみ「私、楽譜とか読めないもん。今まで耳コピで演奏してきたからさ」

 

いわゆる「絶対音感」、それだけを頼りにして今まで曲を演奏してきたということ!?そんな事実に驚かされたと同時に、八坂先輩があるものに視線を向けた。

 

めぐみ「このお店、初音 ミクも販売しているんだ」

穂波「え、えぇ。バーチャルシンガーですか…」

めぐみ「あれ? ボカロじゃないの?」

 

世間では「ボカロ」と呼ばれているが、私みたいな一部の高校生は「バーチャルシンガー」と呼んでいる。初音 ミクや鏡音 リンなど多くのキャラクターがいる中で、金髪の男の子のキャラクターに注目していた。

 

めぐみ「鏡音 レン?聞き覚えのある名前だなぁ…」

穂波「レンくんがどうかしたんですか?」

めぐみ「…あっ!?思い出した!」

 

突然どうしたのかしら!?店内で大声なんて出して!?

 

めぐみ「私、この男の子に負けたんだ!確か本名は西園寺 夕作(さいおんじ ゆうさく)くんだったかな」

穂波「ほえ?」

 

どうも昔、先輩が出場したダンス大会の予選でその鏡音 レンを自称する男の子と同じブロックで踊ることとなり八坂先輩は完敗したみたい。

 

めぐみ「もうすごかった、大変なものを彼に盗まれたよ〜。そう…、私の心です!」

穂波「あはは、そうなんですね…」

 

先輩がダンス下手というのも敗因だろうけど、今は黙っておこう。

 




〜日野森家にて〜

志保「おかえり、お姉ちゃん」
雫「ただいま〜♪」
志保「お姉ちゃんなんだかご機嫌だね」
雫「今日、ライブイベントでおもしろい男の子に会ったの。"自称"鏡音 レンって子」
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