八坂 めぐみはバーチャルシンガーになってみたい 作:layRa
ついに夕作くんのことが一歌ちゃんにも知られてしまった。私、咲希は一歌ちゃんの一言でバンド対決に参加することになったのだが…。
咲希「どうしようか…」
めぐみ「ヤッホー、さっきー!」
咲希「うおっ!?」
私の部屋に突然入ってきためぐみちゃん。いきなりノックもせずに入るかな、普通。
めぐみ「何しているの?」
咲希「あのね、夕作くんとバンド対決することになったんだよ」
私はめぐみちゃんに話した。一歌ちゃんは初音 ミクのファンで鏡音 レンのファンを自称する夕作くんに対抗心を持ったこと。それでバンド対決を申し込んだこと。
咲希「それで対決のときに演奏する曲はどうしようか…」
めぐみ「そうだなぁ、自分たちが胸を張って「これだ!」って言える曲ならなんでもいいと思うよ」
おお、妙に説明力あるな。普段から演奏動画をアップしているだけのことはあるなぁ。でもその通りだ。自分たちも大好きで、あの子の心にも響くような曲なら…。
咲希「レオニのオリジナル曲で勝負するよ!みんなにも後で話す!」
めぐみ「そっか、さっきーが決めたことならみんな理解してくれるよ」
曲はこれでいいとして、ちょっと夕作くんについてひとつ気になることがあるけど…。
咲希「あのさ、めぐみちゃん。夕作くんは得意な楽器はあるの?」
めぐみ「それは知らないなぁ。でも、やるからにはあの子は一生懸命になって挑んでくると思うよ」
咲希「どういうこと?」
めぐみ「あの子は変なことばかり言うけれど、根は真面目な男の子なんだ」
そっか。好きなキャラクターに憧れて、物事に一生懸命に取り組む。なんだか一歌ちゃんに似てるんだね。似て…。
〜回想〜
一歌ちゃんが例の夕作くんに会いたいと言うから、彼に出会った穂波ちゃんに頼んで連絡してもらった。
夕作「あ、穂波さ〜ん!」
穂波「あ、きたきた。夕作く〜ん!」
夕作「ボクに合わせたい人がいるって聞いたけど」
穂波「私のバンド仲間なんだけどね」
咲希「君が夕作くんだね。私は天馬 咲希(てんま さき)、うちの兄が世話になったわね」
志保「私は日野森 志保(ひのもり しほ)、お姉ちゃんと踊ってくれてありがとうね」
夕作くんのことはウワサで聞いていた。私の兄貴を立ち直らせたり、志保ちゃんのお姉さんのバックダンサーをやったりしてくれた。
夕作「合わせたいのはこの二人だけ?」
穂波「もうひとりいるんだけどね…」
ザッ
一歌「こんにちは、私は星乃 一歌(ほしの いちか)です」
夕作「えっ、結束バンドみたいな4人組バンドだったの!?」
一歌「あなたが西園寺 夕作くんね! (略) 私たちとバンド対決しなさーい!」
〜回想終了〜
今回は一歌ちゃんの方が少し大人げないような気がしたけど…。
咲希「ねえ、めぐみちゃんは来ないの?もし実力差があるなら夕作くんの手助けしてあげてくれると、こっちも対等な勝負ができそうだけど」
めぐみ「ごめん、無理。その日はゆゆちゃんと、東方のBGMを和楽器でデュエットで演奏する予定だから」
咲希「ああ、そうですか…」
そしてバンド対決の勝敗の結果は、前作「鏡音レンによろしく 〜ついでにニコニコ動画にも〜」の第10話を読んでほしい。
めぐみ「なんか告知みたいな内容だったね。今回の話は」
咲希「暇だったら読んでください、としか言いようがないわよ」