術式?呪力?最終的に物言うのはフィジカルですが?   作:ありがとうはなまる

25 / 42
この話は私の文章力が低いせいで少し読みづらいかもしれません。ご了承ください。

それでも読む方はぜひ楽しんでいってください



19 百鬼夜行開幕

 

 

 

恵「どこに連絡してたんだ?」

 

仁「ん?あぁ 何、祭りの規模が規模だからな。俺のツテに連絡してたんだ」

 

楓「へぇ~ そいつって役に立つぐらい強いの?」

 

仁「強いぞ。俺等とはれるぐらいにはな」

 

楓「ふ~ん そんなやつがいるんだね。なんて名前?」

 

仁「あいつの名前は──」

 

 

 百鬼夜行が始まる十分前の会話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 数えることすらバカらしくなるほどの呪霊がそこかしこに現れたことを皮切りに、京都、東京の術師たちが動き出す

 

 

 「祭りの始まりだァァ!!」

 

 

 仁は現れた呪霊に向かい片っ端から殴り込み、呪霊を祓っていく

 

 1つ目の大きな体を持つ呪霊(妖怪)─見上げ入道がビルとビルの間から現れ仁に咆哮。仁は見上げ入道が咆哮をしている間に空を高速で移動し、見上げ入道の真上まで到着

 

 仁はそのまま見上げ入道の頭に拳骨を食らわせ、拳骨を食らった見上げ入道は巨大な体を無理やり上から押しつぶされ消滅した

 

 

 「見下される気分はどうだった?デカブツ」

 

 

 見上げ入道を一撃で倒した仁は空中を蹴り移動しようとするが、下から来る引力に引っ張られ、身動きどころか徐々に吸い込まれて行く

 仁は下を見て、引力の発生源を確認すると、そこには毛むくじゃらのミミズのよな見た目の呪霊(妖怪)野槌(のづち)が口を大きく開け、仁を吸い込もうとしていた

 

 

 「良い吸引力だ!グリーンパーチぐらいはあるんじゃねぇか?」

 

 

 仁は野槌の吸引に逆らうことを辞め、野槌の方へ体を向け笑みを浮かべる

 

 

 「胃の強度チェックだ!!」

 

 

 仁は足に力を入れ空中を蹴り上げ、野槌の口へと突っ込んで行った。仁が野槌の体へと入った直後、野槌の尻尾部分がゴムのように伸びていき、やがて野槌の体に切り目が出始め、ついに野槌の体を突き破って仁が出てきた

 野槌の吸引力に仁の脚力の勢いが乗った突進によって体を突き破られた野槌は、破れた箇所から血を流しながら地面に倒れ消滅した

 

 

 「診断結果は、もっといいもん食って鍛えましょうってところかな」

 

 

 仁が服についた埃を取っていると上から3体の人型が仁の目の前に降りてきた

 

 

 「ハハ 良いね良いね。大物って感じのやつが出てきたな」

 

 

 それぞれ約3mの巨体に、諸肌脱ぎの格好をした2本の角を持つ赤い肌と青い肌、黒い肌の3体の鬼─酒呑童子(しゅてんどうじ)、茨木童子(いばらきどうじ)、大嶽丸(おおたけまる)が仁に立ちはだかる

 

 腰に赤いひょうたんをぶら下げた酒呑童子の手には2メートル近い大きな金棒を持ち、茨木童子の手には酒呑童子の持つ棍棒と同じ長さの物干し竿を持ち、大嶽丸は両手に大小違う大刀─大通連と小通連を握りしめている

 

 

 「禪院以来か?このワクワクは」ニヤ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『鵺』『脱兎』『貫牛』嵌合獣 鬼蜂(キバチ)

 

 

 仁に別行動を取ろうと言われ、仁と離れ離れになったことでイチャラブ呪霊狩りデートプランが崩れ落ち、絶賛超不機嫌な恵の影の中から翼が生えた2本角の兎が無数に現れる

 

 

 「行け」

 

 

 恵が命令したと同時に鬼蜂たちは動き出し、クランチングスタートのように構えを取り、体に電気を纏い足に力を溜め呪霊目掛け突進する。電気を纏いながら突進した鬼蜂の勢いはまるで弾丸のようで、鬼蜂の大群による突進を食らった呪霊たちの体には綺麗な風穴が無数に開けていく

 呪霊がチリになる光景を見ている恵の後ろから、2mほどの1つ目呪霊が拳を振り上げ恵に拳を振り下げようとしていた

 

 

 「『玉犬』『虎葬』『円鹿』『大蛇』嵌合獣・喰峩(クウガ)

 

 

 恵の影から女性的容姿を持つ人型の式神が現れ、振り下ろされた呪霊の攻撃を受け止め、呪霊の腕を押し返し手のある鋭利な爪で呪霊の腹を貫き呪霊を祓う

 

 恵は喰峩に呪霊狩りを指示し、喰峩と別行動を取らせる。恵は走り出した喰峩に目も向けずその後も呪霊の大群に無数の鬼蜂を突進させ続け、呪霊の数を減らしていった(ストレス発散をした)

 

 

(嵌合獣・喰峩はベースを玉犬にしたもので、顎吐同様女性的容姿をしており、玉犬『渾』の頭に円鹿の角、大蛇の尻尾、虎葬の模様と爪と牙の要素を取り込みより鋭利になった爪と牙を持つ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 建物や空から現れた呪霊目掛け、楓は足に赫を纏い瞬歩のように高速移動で移動し、呪霊を徒手空拳で祓っていく

 

 

 「術式反転『赫』」

 

 

 威力を絞り道路上にいる呪霊目掛け赫を放ち射線にいる呪霊を全て消し飛ばしていく

 

 

 「ん?」

 

 

 赫を放った楓の近くに影がさし、不思議に思った楓は上を見上げると、そこには巨大な骨の拳が自分の真上スレスレで止まっていることに気がついた

 楓は特に何も思わず拳を放った巨大な骸骨(呪霊)─がしゃどくろに向かって赫を放つ

 

 

 「ん?」

 

 

 しかし、がしゃどくろに放ったはずの赫が反対方向へ打ち出され、射線にあったビルの上部を吹き飛ばす

 何故あらぬ方向に赫が飛んだのか疑問に思った楓は、自分がそもそも呪霊の方向に向いていないことに気づく

 

 

 「にちっあでんな………?!」

 

 

 言葉が上手く喋れない。そう重った楓は辺りを見ると近くに肌が赤い鬼がニヤニヤと笑っているのを発見した

 

 

 (あいつの術式か)

 

 

 赤い肌の鬼─天邪鬼の術式は『反転』。自身の周り半径約3mにあるあらゆる全てを反転させる術式

 

 

 (面白い術式だな、彌虚葛籠で術式を中和してもいいがそれじゃぁ面白くない)

 

 (あの呪霊の術式は恐らく反転。なら僕の放つ赫は蒼に、蒼が赫の性能に変わるはず)

 

 「らな」

 

 

 楓は指を一本持ち上げ指先に赫を出し空中に放ち術式を発動させる。天邪鬼の術式で反転された赫は周囲のあるもの全てを吸い寄せていく

 楓の近くにいたがしゃどくろは赫の引力をモロに食らい、赫の中にその巨体もろとも全て吸い込まれていった

 がしゃどくろの次に近くにいた天邪鬼は地面にしがみつき赫の吸引に耐えるが、このままでは吸い込まれ殺されると感じた天邪鬼は術式を解除した。術式を解除したことで赫の吸引が消え、助かった天邪鬼だったが、元の性質に戻った赫による衝撃波によって天邪鬼はもちろん、周囲の建物もろとも周りにいた呪霊を全て消し飛ばし周囲にクレーターを作り出した

 

 

 「仁に出来るだけ物は壊すなって言われたけどまぁ良いか」

 

 

 楓は近くの喫茶店にでも行くかのような足取りでまだいる呪霊の元へ向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 恵と同じく仁と別行動を取った亜生衣は、自身の周囲に血を浮かべ呪霊がひしめく激戦区のど真ん中へと飛び込んだ。呪霊たちは突然現れた特上の人間(エサ)を喰らおうと手を伸ばし亜生衣を捕まえようとするが、その手が届くよりも先に亜生衣の腕についている血で作られたサーベルが呪霊たちを両断していく

 手のサーベルを鞭のように伸ばし周囲の呪霊をある程度両断した亜生衣は、手のサーベルを血に戻し、今度はハルバード状の槍を作り出し呪霊目掛け振り回す

 正面から向かってくる呪霊をハルバードの槍部分で貫き、横から奇襲してきた呪霊にはハルバードの斧部分を振り上げ両断する、雪崩のように押し寄せる呪霊の真上にとび、巨大化させたハルバードの鉤爪部分を叩きつけ呪霊の大群を1人で殲滅した

 呪霊の大群を殲滅し、一息つく亜生衣だったが近くで地響きを感じ、亜生衣はその場で飛躍し足裏に百斂を乗せ勢いよく血を噴射し飛び上がり、地響きの原因を確認する

 飛び上がった亜生衣が見たのは京都の建造物をなぎ倒している体長5キロほどのでかいムカデ─大百足だった

 

 

 「お姉ちゃん、虫はあんまり得意じゃないけどここまで大きいと逆に大丈夫ね……あ」

 

 

 亜生衣は大百足と目が合い、気づかれたことを察する

 

 亜生衣を発見した大百足は、その巨体に似合わないスピードで亜生衣のいる方へ突進を仕掛けてきた

 

 亜生衣は足にある百斂の噴出を辞め地面に着地し、百斂を手の中へ入れ、圧縮を開始する

 

 大百足の移動で鳴り響く地響きがどんどん近づいてくる中、冷静に手を呪力で強化し中の百斂を圧縮し続ける

 

 近くの木々がなぎ倒されていき、ついに大百足の顔を視認した亜生衣は手を大百足の方へ向け標準を合わすが、手の中の百斂を打つことなくじっと大百足を見つめている

 大百足があと数十メートルで激突するということろで亜生衣は手の中の百斂を解放する

 

 

 「穿血」

 

 

 亜生衣が放った穿血はソニックブームを放ちながら大百足の頭から体を貫き絶命させる。穿血を放った亜生衣は足に仕込んでいた百斂を開放し大百足の突進を回避。絶命した大百足は地面に倒れ、突進の勢いのまましばらく地面をえぐりながら進みやがて停止した

 

 やっぱり近くで見ると気持ち悪いわねと崩れ行く大百足を見ながら言う亜生衣は、大百足から視線を外し呪霊を探しに歩を進める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 向日葵は投射呪法の高速移動と徒手空拳で呪霊を素早く祓っていく。

 向日葵が周囲に見える呪霊を祓い終え、別の呪霊へと向かおうと足を出した時、向日葵の目の前に糸が飛んできた。向日葵は飛んできた糸をバックステップで避け、糸が飛ばされた方向を見ると、そこには虎のような模様を持つ巨大な蜘蛛型呪霊─土蜘蛛と蜘蛛型呪霊が複数体ビルに糸を巻き付け張り付いていた

 

 土蜘蛛は向日葵に向かい大量の糸を吐き出し向日葵拘束しようと襲いかかる。向日葵は向かってくる大量の糸を横に走ることで避けるが、糸を避ける間に蜘蛛呪霊が襲いかかってくる

 向日葵は襲いかかってくる蜘蛛呪霊に投射呪法をかけフリーズさせ走りながら祓っていく。土蜘蛛の攻撃が止んだと同時に向日葵は立ち止まり、土蜘蛛に手のひらを向けを標準を定め拳を構える

 呪力で強化した拳から発生する拳圧を視覚(画角)に捉えた向日葵は、拡張術式で拳圧に投射呪法をかけ拳圧の速度を上げ打ち出した

 

 

 「ふん!!」

 

 

 打ち出した拳圧は土蜘蛛の顔面にクリーヒットし、土蜘蛛は短い叫びを上げる。その隙に向日葵は投射呪法を使いながらビルのガラス部分を走り、土蜘蛛に急接近し土蜘蛛の体に触れる

 それからは一方的で、向日葵の速度について来れない土蜘蛛は、何度も向日葵にフリーズさせられ斃れ骸となるまで攻撃を受け続けた

 

 向日葵は土蜘蛛が倒れ灰になったのを確認した後、投射呪法を使いその場を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 それ以外はダイジェストでどうぞ

 

 

 

【カラス天狗の大群VS冥冥】

 ノルマとボーナスのために呪霊を狩っていた冥冥の前に鳥の顔をもつ人型の呪霊─烏天狗が複数上空に現れ交戦。冥冥は使役しているカラスを上空に飛ばしカラス天狗たちを強襲。カラスが飛んできただけかと油断していたカラス天狗たちは自死の縛りを強制させ、特級さえ撃ち抜く体当たりを持つカラスたちの体当たりをモロに食らい全滅した

 

 

【覚VS日下部】

 低級の呪霊と戦い時間を潰していた日下部の前に猿のような見た目の呪霊─覚が現れ応戦。相手の考えることがわかる術式を持つ覚は一級術師ですら苦戦する呪霊だったが、心を読まれようが関係ない日下部の簡易領域によるフルオート斬撃により難なく祓われた

 

 

【牛鬼VS育子】

 低級呪霊ばかりで飽きてきていた育子の前に蜘蛛のような体に牛の顔がついた呪霊─牛鬼が現れ交戦。牛鬼の強固な皮膚によって育子の攻撃は全く通じず悪戦苦闘を強いられていたが、育子が東京国◯博物館から盗んだ呪具、鬼丸国綱を取り出したことで戦況は大きく変わり、背の低い育子は牛鬼の懐に潜り牛鬼の足を全て切り落とし最後に首を切り飛ばし勝利した

 

 

牛頭(ごず)馬頭(めず)VS為右衛門】

 人型呪霊と戦えずがっかりしながら呪霊を祓っていた為右衛門の前に筋肉隆々の頭が牛と馬である呪霊─牛頭と馬頭が現れ交戦。2体1ということで牛頭馬頭たちが優位に立てるはずだったが、持ち前の身体能力に相撲(戦闘)技術で牛頭馬頭を圧倒。最後は2人揃って為右衛門の得意技にして必殺技である突っ張りを食らい祓われた

 

 

 

 

 その他は原作同様に呪霊をボコってます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 重症者はいるが死人はいまだ現れず、京都、東京共に戦況は術師達有利で進んでいた

 そんな時、安倍晴明の持つ切り札たちが術師の前に立ちはだかる

 

 

 楓の前には雪のような純白の虎が

 

 恵の前には赤い炎を纏った鳥が

 

 亜生衣の前には純水のような透き通った青色の龍が

 

 向日葵の前には巨大な亀の姿に尻尾がヘビになっている呪霊が現れた

 

 

 4人の前に現れたのはかつて京都を守ったとされる伝説の四獣、玄武(げんぶ)朱雀(すざく)白虎(びゃっこ)青龍(せいりゅう)であり、その強さは特級でも上積みの実力を持ち合わせる

 

 そんな呪霊は現代のイレギュラーたちに挑まんとする

 

 

 

 

 

 

 

 





為右衛門のつっぱりのカッコいい技名が思い浮かばず、下手に命名してもなんか違うなとなるので命名はしませんでした。


 他の十二天将戦は書くのが面倒なのではしょりますが、組み合わせだけは載せておきます

騰蛇(とうしゃ)VS秤金次

六合(りくごう)VS七海建人

勾陣(こうちん)VS夏油傑

天后(てんこう)VS大道育子

太陰(たいいん)VS冥冥

太常(たいじょう)VS三代為右衛門

天空(てんくう)VS日下部篤也
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。