術式?呪力?最終的に物言うのはフィジカルですが?   作:ありがとうはなまる

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投稿主は現実に妹がいるがそこまで自分の妹を可愛いと思ったことがない

みんなの妹は?




2 いつの時代も可愛いものだな妹というのは

 

 

 訓練場についた俺は、訓練場の中を扉の横から気づかれないよう見ている

 

 見たところしっかり「炳」の禪院扇、禪院甚壱、禪院長寿郎の三人がいた

 

 三人は今は休憩中なのか、戦闘は行われておらず、訓練場に取り付けられた椅子に座りながらお茶を飲んでいる。三人別々の離れた椅子に座りながら…

 

 

 仲が悪いにもほどがないか?

 

 

 訓練場の空気はなんだか重く、冷たいものになっている

 

 こんな重く冷たい空気は、友人に黙って別の友人と遊びに行ったことがばれて、何故か友人が目の光を消しながら怒っていたとき以来だ。あの時の友人は目茶苦茶怖かった

 

 

 

「お兄ちゃん!!」

 

 「んぉ!?」

 

 

 訓練場に集合しているメンバーを見ていた俺の後ろから抱き着いてきたのは、現当主の直毘人の娘、禪院向日葵(ぜんいんひまわり)だった

 

 

 妹と言っても親戚のような立ち位置だが…

 

 

 黒で統一されて所々に華やかな装飾が施された、いかにも高そうな着物を着ていて、親の直毘人や母親とは違う綺麗な黒目と金髪をもち、髪は肩ぐらいまで伸びた、整った顔立ちで将来はべっぴんさんになること間違い無しの子だ。

 

 呪術師の才能もあり、この年で禪院家相伝の投射呪法を発現している、正真正銘の天才だ。

 

 そんな天才少女に懐かれている理由に、俺は全く心当たりがない

 

 初めてあった時は、死んだ魚のような目をしていたが、俺を見た途端、目を見開き驚くほど驚愕しているような顔をしていた

 

 不思議に思った俺が近づくよりも速く、向日葵が高速で俺に抱き着いてきた

 

 おそらくあの時は、投射呪法を駆使して高速で近づいてきたのだと思う

 

 俺は向日葵の高速タックルで尻餅をついて、何がなんやら分からず困惑していたが、泣きながら抱き着いてきた向日葵が、前世の妹の姿と重なってしまい、つい妹にしたように頭を撫でてしまった

 

 撫でられた向日葵は余計泣き喚き、泣き止ませるのはかなり時間と神経を使った

 

 泣き止ませる途中で直毘人も乱入してきて大変だった

 

 その出来事から向日葵は俺を気に入ったのか、俺のことをお兄ちゃんと呼んでよく付き纏ってきた

 

 俺も突き放すことができず、お兄ちゃんと慕ってくれていたので、悪い気もしなかったのでよく一緒に遊んでやっていた

 

 

 まぁ、遊んでいると絶対に遠くで陰口を言ってくる奴らがいたが……あいつら暇なのか?

 

 

 向日葵は俺の陰口を聞くたびに機嫌を悪くして、俺はそのつど機嫌どりをするのは面倒くさかったが、そのままにしておくと、多分何人かは死体で発見される恐れがあったので渋々行っていた

 

 

 「向日葵か、どうしたんだ?」

 

 「お兄ちゃんがいたからお兄ちゃんエネルギーを貯めてるの」

 

 

 何だそのエネルギー?

 

 

 「お兄ちゃんこそ、そこで何やってるの?」

 

 「俺はちょっと「炳」のメンバーに用があってな」

 

 

 「炳」の名前を出すと、向日葵の機嫌が明らかにさっきよりも悪くなっていることに気づいた

 

 

 「…お兄ちゃん、アイツラに何か用なの?」

 

 「あぁちょっとあの三人と……ハナシアイをしたくてな」

 

 

 向日葵の前でぶん殴りに行く、なんて言えるわけがないので軽く濁した言い方をする

 

 

 「ふ~ん………まぁこれ以上の追求はお兄ちゃんに免じて辞めておくよ」

 

 「ありがとよ、向日葵」

 

 

 向日葵の頭を撫でながら感謝の言葉を添える

 

 

 本当に4才児なのかうちの妹は、言動が4歳児とは思えん。それを行ったら俺もなのだが…

 

 

 撫で終わったあとに、じゃあガンバってねお兄ちゃんと、言いながら向日葵は笑顔で廊下を歩いていった

 

 予期せぬトラブルだったが良しとしよう

 

 俺は軽い準備体操をして体をほぐしていく

 

 

 「…良し、行くか」

 

 

 準備体操を終え、俺は訓練場の扉をくぐり中にいる三人に向けて笑顔で言い放つ

 

 

 「どうも~!!無能やらせてもらってる禪院仁で〜す!禪院家の精鋭ども!俺と勝負しろやコノヤロー!!」

 

 

 

 

 

 

 




次回 禪院家精鋭全員死す

ぜってぇー見てくれよな
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