術式?呪力?最終的に物言うのはフィジカルですが? 作:ありがとうはなまる
死滅回遊編楽しみすぎて夜しか眠れない。
ということで投稿です。どうぞ
はいどうもこんにちは。今年で15歳になった俺だ
今日の俺の心は実に清々しい気分だ、歌でも1つ歌いほどいい気分だ
何故なら、
今日から呪術高専に入学するからだー!!ふ〜!!
本当に長かった。小学生になってからずっ〜〜〜と心霊スポットに通い詰めて呪霊との追いかけっこ。呪術師に助けてもらいコンタクトを取る作戦は今日、正確には一月前ぐらい前に成就したのだ!我歓喜
心霊スポットで出会った呪術師は名前も顔も全く知らない男性だったので、恐らくモブ術師の人だったのだろう。それでも俺からすればあの時あの人は神に見えたね
それからは、呪霊に襲われて逃げていたフリをしていた俺を助けてくれた呪術師に礼を言いつつ、呪術師になりたい旨を伝える
真正面から言っても、何で呪術師を知ってんだってツッコまれるので、あなたのようにあの化け物を倒せる存在になりたいと濁して話せば、暫く考えた後OKサインを頂いた。実際は一存で決められないから上に掛け合うとのことでしたが、何は共あれあざますです!
あとは前々から伝えていた呪術高の進学校についてと一人暮らしの旨を親と調整し、メアド交換してたモブ術師の人の連絡を受け東京にある呪術高等専門学校へと向かい学長の面談を受けた
学長と一緒にいた五条さんから何故かめっちゃガン見されたけど、学長の面談はアニメ通り始まり、アニメとそこまで変わらず虎杖が受けた問いに人形の攻めを学長から受けたが何とか突破した
親について言われた時は少しドキッとしたが、これはもう俺の中である程度踏ん切りはついるのでモーマンタイ
死ぬ気はサラサラないが、沢山の死地に行くことが確定してるので、"もし"があるかもしれない。だから高専に入るその時まで親には絶やさず親孝行をしたつもりだ。前世やり遂げれなかった親孝行含めて沢山
さて、長くなったがこれより俺の呪術師としての第一歩が今日、始まるのだ
と思っていた時期が僕にもありました
「⋯どこですかここ」
「一昔前に建てられ廃墟となった映画館です」
「俺以外の一年生は?」
「ここには居ません」
「why(なぜ)?」
「貴方の住む場所からだと新宿は遠すぎます。ですので今回は此処で貴方の実力を測り、そのまま呪術高専へと向かい合流する手筈になっています」
「⋯あの、そんなこと聞いてないんですが…」
「⋯フー⋯すみません。こちらの不手際であなたのところまで情報が行き届いていなかったようです」
「ああいえいえ、大変そうですね」
こめかみを抑え、なにか怒りを抑えようとしているスーツ姿に独特なサングラスをかけた男性の名は七海健人。今日俺を呪術高専まで引率してくれる原作キャラにして俺の推しの一人
待ち合わせ場所にこの人がいた時はめっちゃ驚いた
「では、改めてご説明します。貴方はこれからこの廃墟に入り、中にいる呪霊と戦ってもらいます。理由は先ほど言ったように貴方の実力を測るためです、ここまでは良いですか」
「はい。ところで俺、まだ呪力云々の操作が出来なくて、どうやって呪霊と戦えば?」
「⋯なるほど。では、こちらをお使いください」
そう言って七海は悠仁がもっていた「とざま」*1によく似た刀?剣?を渡してくれた。違う点としてはとざまのような毛の装飾品がなく、剣先が少し長くて白いぐらい⋯いや、よく見たら刀身に蛇っぽいマークが彫られてる、オシャレ
「それは「
「生喰蛇」。名前も形もカッコよくてテンション上がる、その反面、刃先に手が当たって斬れないかドギマギします。ワタクシ、刃物なんて包丁かハサミしか触ったことありませんわ
「途中まで私も動向します。戦闘中、もし危なくなった時は助けに入りますのでご安心を。肩に力を入れすぎずリラックスしてください」
トゥンク。七海さん優しすぎない?刃先で怪我しないかドキドキしてた俺を、戦闘前で緊張している少年と勘違いながらも心配して優しい言葉を投げかけてくれるなんて、俺が女なら惚れてたよ⋯男でも惚れるわバカたれ
俺は七海さんから貰った呪具を何度か握りしめ、手に馴染ませながら、七海さんの案内で呪霊の元へ向かう
あ、言い忘れてたが今の俺は、呪術高専から支給された制服を着ている。虎杖や東堂みたいに服のデザインを変えることもできたが、俺にそんなセンスはないためそのままで貰った。あと、釘崎みたいに腰に付けるポーチを身に付けて色々なものを携帯できるようにしてある
廃墟の中は、the廃墟という感じに荒れに荒れ、クモの巣や経年劣化で破損したであろう物や、外部から来た不良とかが置いていったであろうゴミがチラホラと床に散らばり埃まみれ
正直マスクとかが欲しい場面ではあるが、動向してくれている七海さんが何もつけずズカズカと奥へ進んでいくので文句は言えない、我慢する
「⋯付きました。この先に目的の呪霊がいます」
辺りを見ながら歩くこと数分。4と書かれた上映室の扉の前で七海さんが立ち止まり、こちらに振り返る
確かにこの扉の奥からは嫌な気配を感じる。近所の心霊スポットにいた呪霊よりも嫌な気配、それも複数
「私の役目はここまで、あとは貴方の頑張り次第です」
「はい。ありがとうございます」
「謝礼は結構。私はこちらで待機しておきます。くれぐれも無理をしないように」
「はい。すぅ⋯ふぅ⋯では、行ってきます」
七海さんから激励をもらった俺は、扉を開け中へ入って行く。扉の先は、薄暗くもここに来るまでの道すがらで見てきた汚れに比べれば綺麗に見え、奥が曲がり角になっている短い廊下が続いていた
昔から夜目はきくほうなので、暗くてもある程度なら見ることが出来る
ここが映画を見る部屋なら、廊下の奥の曲がり角の先は映画を見るシアタールームのはず。俺たちの存在に気づいて中で待ち構えているかもしれない
初めての実戦、
「Quuuuu!!」
「!」
俺が曲がり角を曲がろうとした瞬間、思っていた通り出入り口の上から呪霊が飛び出してきた
呪霊の姿はイモムシやワームのような見た目をしていて、廊下から出てきた俺目掛けヨダレを垂らしながら口を広げ襲いかかってきた
「遅ぇ!」
だが、来ると分かってれば多少の心構えはできる。それにこの呪霊、奇襲を仕掛けた割に来るのが遅い
俺は口を広げ襲いかかってくる呪霊を「生喰蛇」で真っ二つに切り裂きながらシアタールームへと転がり込むように入っていく
切った呪霊はそのまま地面に落ちると、燃え尽きたかのように灰となって消えるのを横目で捉えしっかりと祓えたことを確認する
シアタールームの中はまんま映画館通りの内装で、椅子が大量に並んでおり、太陽光が届いていないのでかなり暗い。変な点を挙げるとすれば─
「きしょぉぉ」
─中が死ぬほどキモいってこと
何か、体液?呪霊の体の一部?みたいなのがシアタールームの奥側全体を侵食するように覆っている
その中に、さっき襲ってきた呪霊とおんなじタイプの呪霊が壁や床なんかに大量にへばりついていて、集合体恐怖症の人が見たら卒倒するほどの量がひしめき合っている。俺は集合体恐怖症じゃないが、あの中に行かないといけないと思うと心がげっそりする
後ろにあるスクリーンを確認するが、そこには呪霊の姿はなく、ひとまず挟み撃ちの心配はしなくて良いことが分かった、安心
「ん?」
壁とかにへばり付いてる呪霊が襲いかかっていないので、嫌々ながら周囲を確認していると、奥側の少し上、ちょうどスクリーンに映像を映し出す投影機がある部分に、他の呪霊よりも一回りデカく存在感を感じる呪霊がいるのに気づく
それ以外にアレと似たような呪霊はいない、つまりアレがここのボス的な呪霊だろう
「Q”uuuuuuu!!」
認識されたことに気づいたのか、デカい呪霊が叫び声を上げると、周囲の呪霊がモゾモゾと激しく動き始め、こちらになだれ込んでくる
「初任務(こ)の後特級が控えてんだ。悪いが腕試しとして、お前らを祓う」
「生喰蛇」を片手に、俺は向かってくる呪霊の群れへと突っ込み刃を振るう
七海side
記録だけを見るなら非の打ち所の無い優等生、と言ったところでしょうか
天授晴人君。彼が善人であることは出会ってからの言動で分かりました。性格もおとなしく年相応の若々しさを感じられ非常に好感を持てました
彼を初めて発見したのは3級術師。ある墓地に出る呪霊を祓うため派遣され、そこで呪霊に襲われていた彼を助けたのがファーストコンタクト
そこから、その場にいた術師に願い出て呪術高専へと入学。話によれば夜蛾学長と五条さん監修の元面談をして入学が許可されたそうなので性格、能力共に呪術師としてやっていけると判断されたのでしょう
先程上映室へと向かった天授君の姿を扉横の壁にもたれ掛かりながら思い出す
今回、彼が討伐する呪霊の等級は
初めは入学して間もない子供を死地に送るなどと五条さんに対して失望しましたが、こんな事をする人ではないと冷静に考え、天授君に関する資料に目を向けました
すると、彼の通っていた小学校での体力測定の記録に、驚くべき結果が残されていました。入学して1度目の体力測定で、小学生とは思えない大人顔負けの超人的な記録を叩き出していた。その後の記録は、まるで意図的にレベルを落としたかのように常に平均点が出されていた
この記録だけで彼が特別な力を持っていることは分かりました。ですが、それとこれとでは話が違います。確かに彼は卓越した能力を持っているのでしょうが、彼はまだ呪霊の存在、呪術の事もつい最近知った子供、
今回の任務は形式だけで、呪霊の存在やその危険性を知ってもらうための見学会のようなものにするつもりでした。彼と出会うまでは⋯
彼と初めて会った時、五条さんや夜蛾学長が彼にこの任務を与えた疑問が解消されました。15歳にして私と遜色ない背丈に筋肉隆々な肉体を持つこともそうですが、真に驚くべきは彼の異質さ
彼の体には何もなかった
正確には
術師、非術師関係なく生きとし生きるもの全てには少なからず呪力が宿っているもの。呪力の扱いなど知らない非術師なら絶えず微弱な呪力が流れている
しかし、彼からは呪力が一切感じられなかった。まるで人形が人間のように立ち会話しているかのように錯覚しました
私は直感しました、彼は天与呪縛の完成形だと。禪院真希さんや大道育子さん*2とは違った人間の枠を超えた
恐らく、五条さんは彼なら準一級"程度"の呪霊なら難なく祓えると確信に近い思いを持っていた。だから彼をこの任務に付かせ、彼の実力を試した⋯試される人のことなどお構いなく
ガチャ
「ただいまぁぁ~戻りましたぁ⋯⋯」ベチャベチャ
きっと彼の呪術師生活は困難なものになっていくのでしょう。深入りする気はありませんが、大人として出来る限りのサポートはしましょう
「お疲れ様です。バスタオルをどうぞ」
呪霊の血を全身に浴びている天授君に持ってきていたバスタオルを渡し、サングラスの位置を調整して廃墟の出入り口へと足を進めた
「今度会ったら目隠し白髪殴ろうと思うんですよ、良いですか?」
「どうぞご遠慮なく、全力で殴りなさい」
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記録──2018年7月
西東京市 英集少年院
運動場上空
特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非術師数名の目視で確認
緊急事態のため高専1年生4名が派遣され
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その頃甚爾は、恵を誑かした(確定形)虎杖暗殺計画を着々と進めていた。
そして、アップを始める仁君
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天授晴人の名前の由来
・天授
2500年以上前から存在すると言われている古代チベットに伝わるお守りで、魔除け、厄除け、開運、幸運、財運、健康運、金運、愛情運を呼び寄せる力を持つとされ、チベットでは代々家宝として大切にされているらしいので、鬱クラッシャーとなる人間の苗字に相応しいと名をお借りし名付けました。
・晴人
呪術界の希望の戦士になってほしいという思いを込めて、仮面ライダーウィザード主人公の名前をお借りし名付けました。
【七海さん好感度1〜10】
(1が視界に入れたくないぐらい嫌い。10が命を賭して助けたいぐらい好き)
・七海の天授に対する好感度:4
呪力の無い人間が現れ不気味に思ったが、話していく内にその感情は薄れ、今は厄介な
・天授が祓った呪霊
虫の幼虫のような見た目をした2級呪霊(成虫)、見せ場なく静かにフェードアウトした可哀想な呪霊。
術式を持たないが、増殖能力で自身と同じコピー体(幼虫)をほぼ無限に産み出し個体数を増やすことができる。放っておけばどんどんと数が増えていき、等級もその数に応じて上がっていく。
本来この任務は五条悟の受け持つ任務だったが、天授晴人の実力とイカレっぷりを知るため、という建前で任務を天授にまる投げした。
・天授晴人プロフィール
等級:4級
性別:男
年齢:16歳
特徴:黒目黒髪で顔はそこそこイケメン。任務では呪術高専の制服に小道具入れのポーチを付けている。普段は持ってる適当な服を着て生活している
体格:筋肉隆々のマッチョ。甚爾に近い
身長:184cm
特技:指1本で逆立ちからの腕立て伏せができる
趣味:漫画、アニメ、ゲーム
好きなもの:ヲタク文化全般
嫌いなもの:細々とした作業(裁縫等)、怒られること
術式:なし
推しは禪院甚爾、両面宿儺、五条悟、西宮桃、大道育子
尚、宿儺と悟は推しから外れた模様
【現在ステータス】
身体能力:SSS
戦闘技術:C
呪力操作:E
呪力量:─
呪力出力:─
知力:A
結界術:G
才能:A−
主人公君、運命をねじ伏せられるか
次回─特級呪霊、ボコられる デュエルスタンバイ!!