術式?呪力?最終的に物言うのはフィジカルですが? 作:ありがとうはなまる
とある湯煙立つ山麓にて、人間と呪霊が会合していた
「
「まぁな、ここは居心地がいい。人間共も寄り付かん」
全身黒ずくめの服を着た男、清明が話しかけるのは、先日五条悟によって瀕死の重傷を負わされ頭だけとなっていた特級呪霊、漏湖。人の寄り付かぬ秘湯にて、失った
「肉体がないのも考えもんだよねー。自己補完の効率悪いし」
「真人、オマエも随分と消耗しているな」
「あ、バレたー?宿儺と器、アイツら天敵でさぁ」
先の戦いで著しく消耗している特級呪霊、真人は、地面に湧く天然温泉に入りながら、先の戦いに思いを馳せる
「たまたま手に入った玩具から始まった遊びだったけど、なかなかうまくいかなくてね。最初は良かったけど⋯」
「やっぱり人質とってハッキリ"縛り"作らせるべきじゃなかった?」
「いや、縛りはあくまで自分が自分に科すものだ。他者の介入や他者間との縛りは簡単ではないよ」
(
「漏湖、宿儺に触れて分かったけど、とりあえず清明のプランを軸に進めていいと思う。宿儺にはそれだけの価値がある」
「指を全て集め、宿儺に献上する⋯⋯か」
「結果、儂らが全滅してもだな」ニィ
「いいだろう。100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない。呪いが人として立っていればそれでいい」
野望のため、己の命すら厭わず呪いの王の復活に本腰を入れ直す呪霊組に─
「はぁ⋯萎えるね」
1つのため息と言葉が落とされた
ー
ーー
ーーー
「な、何で皆手ぶらなのー!?」
「オマエこそ、なんだその荷物は」
「なにって⋯これから京都でしょ?京都
「京都
「ウソでしょ〜〜!?」
「どうりで最近会話が噛み合わないわけだ」
「ですね」
「ところで⋯」
「⋯⋯」ズーン
「アイツはなんで落ち込んでんだ?」
「知りません。数日前からずっとあの調子で、理由を聞いてもどこか上の空で⋯」
「大丈夫かよ⋯ハァ」
俺は無力だ。呪術廻戦で主人公の次に死亡するキャラ、順平*1の通ってる学校、住んでる地区の名前が分からず助けることができなかった
失念してた。強くなることだけ考えて、実際に起こる場所のリサーチを忘れていた。気付いた瞬間持てる力全て使って周辺の学校片っ端から探したが、全滅。何の成果も残せず交流会の時期になっちまった
こんなんじゃ腸相の弟やメカ丸を助けるなんて夢のまた夢⋯⋯ワシは転生者の面汚しじゃけぇ
「去年勝った方の学校でやんだよ」
「勝ってんじゃねーよ!!!バカ!!」
「俺らは去年出てねーよ。去年は人数合わせで優太が参加したんだ」
「「里香」の解呪前だったからな、交流会
「許さんぞ、乙骨優太ー!!会ったことねーけどよぉ!!」
釘崎は相変わらず元気だね。こんな元気な娘が渋谷であんな目に⋯ゔっ
そこだけはなんとしてでも回避させなければ、絶対
「おい、来たぜ」
「あら、お出迎え?律儀ねぇ」
「乙骨は、いないか⋯」
「うるせぇ早く菓子折り出せコラ。八ツ橋、くずきり、そばぼうろ」
「しゃけ」
「腹減ってんのか?」
京都校2,3年のお出ましですか。ペッパー君に変態(東堂)、性格が悪い方の禪院、糸目、合法魔女っ子ロリ、役立たず三輪
⋯⋯⋯⋯うん!原作崩壊してるね
加茂君そんなサッパリした髪型だっけ?*2もっと毛量あったと記憶してるんだけど
三輪ちゃん何その目隠し、五条悟リスペクト?確かに五条先生のこと好きだったけども、前見えてる?
釘崎さん、あんたいつ真依とそんな仲良くなってんの?いつの間にか八ツ橋(生)土産に渡すぐらい親睦深めてらっしゃる。そんな関係じゃなかったでしょオタクら!?
「おまたー!!」ドドドドド
五条先生がクーラーボックスみたいなデカい台車持って走ってきた。ついでにアッチの先生も
あの中に虎杖が入ってんのか。にしてもデカいな⋯まぁ人一人入ってるなら妥当なのか?
「やぁやぁ皆さんお揃いで。私、出張で海外にいってましてね」ガラガラガラ
「急に語り始めたぞ」
「はい、お土産。京都の皆にはとある部族のお守りを、歌姫のはないよ」「いらねぇよ!!#」
「そして、東京都の皆にはコチラ!!」
「ハイテンションな大人って不気味ね」
バゴッ
「故人の虎杖悠仁君と今日から転入する吉野順平君でぇーっす!!」
「はい!!おっぱっぴー!!」「お、おっぱっぴー///」
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯?
「宿儺の器!?どういうことだ⋯」
「楽巌寺学長ー!いやー良かった良かった」
「びっくりして死んじゃったらどうしようかと、心配しましたよ」
「糞餓鬼が」ビキッ
「おい」ガンッ
「!」ビクッ
「あ、はい」
「何か言うことあんだろ」
「え」
「黙っててすんませんでした⋯生きてること⋯」(泣)
(やっぱり先生の話に乗るんじゃなかった⋯)
疲れてんのかな⋯虎杖の横に制服着た順平がいる。幻覚か、それともこれが存在しない記憶なのか
俺は地面から立ち上がり、フラフラとした足取りで順平へと近づき顔を鷲掴みにする
「へっ!?」
感触がある、体温も。まさかこれ本物か⋯⋯マジか
「おい天授どうしたんだよいきなり」
「⋯⋯悪い⋯お前が生きてるのが信じられなくて確認したんだ」
「なら虎杖君の方を掴んでください!!」
そうして予定調和で虎杖と、予定外に順平がエントリーしたが交流会の進行は予定通り進んでいき、五条先生に関節技をキメながら交流会種目を説明していく夜蛾学長
内容は原作と変わらず森にいる呪霊を狩るだけ、実に分かりやすい説明ありがとうございます学長。もっと強めに関節キメていいですよ学長、なんならビンタも追加してください
夜蛾学長の説明が終わり、俺たちはそれぞれのミーティングルームへと向かい、最後の作戦会議を始める。新たに2人も入ったことで、当初予定していた作戦を変更しようかパンダ先輩が全員に呼びかける
遺影の枠組み持ってる虎杖は知らん。後で順平について根掘り葉掘り聞く
「悠仁と順平、お前ら何ができるんだ?」
「殴る蹴る」
「そういうの間に合ってんだよなぁ⋯」
「えっと、僕自身はあまり攻撃手段を持ってないんですけど、式神を出して操って攻撃は出来ます」
「へぇ~式神使いか、珍しい術式持ってんな。で、その式神は何ができるんだ」
「この棘から毒を注入したり、式神を盾にして攻撃を防いだりできます」
「凄いんだぜ順平の式神。攻撃してもゴム殴ったみたいにしなってほとんど威力を殺されるんだ」
「毒生成に打撃軽減か」
「なら、東堂の足止め役に順平を加えるか?」
「おかか」
「分かってる。だが、打撃を軽減できる順平の式神がいれば天授の負担はかなり減らすことが出来る」
「なら先輩方、足止め役を俺と虎杖と順平の3人にするのはどうです」
「
(東堂や私と闘ってる晴人が言うんだ。信憑性はある)
「面白ぇ」
(虎杖と東堂をエンカウントさせないと、虎杖の強化フラグと東堂の
(了承してないのに勝手に話がどんどん進んでいく!)
そうして東堂と戦う人選は俺、虎杖、順平の3人に決まり、その後は細々とした打ち合わせを済ませ、各々戦う準備を進めていった
・京都サイドミーティング
「宿儺の器、虎杖悠仁は殺せ」
「アレは人ではない、故に全て不問。事故として処理する」
「遠慮も躊躇もいらんぞ」
(嫌だなぁ…)
「殺すも何も、彼死なないからここにいるんですよね?」
「先に虎杖の死は自死だと聞いておる。敵対術師に止めを刺す時、気をつけねばならんことは?加茂」
「はい。死後呪いに転ずることを防ぐため呪力で殺します」
「そうだ。他者の呪力でしっかり止めを刺せば何の問題もない。現在、肉体の主導権は虎杖悠仁にある。宿儺が出てこなければただの一回生だ。縊るのは容易い」
バキィ!!
「下らん、勝手にやってろ」
部屋の障子を蹴破る東堂
「戻れ東堂。学長の話の途中だ」
「11時からの散歩番組に高田ちゃんがゲスト出演する。これ以上説明いるか?」
「録画すればいい、戻れ」
「リアタイと録画、両方観んだよ。ナメてんのか?」ビキッ
(そこかよ!!)
「いいかオマエら、爺さんもよく聞け」
「女の趣味の悪いオマエらには疾うの昔に失望している。謀略、策略勝手にやれよ」
「但し、次俺に指図してみろ。殺すぞ」
「じゃあ殺し合いするか?今ここで」
『!?』
部屋に居る全員に殺意を飛ばしていた東堂の後ろから、突如と声が聞こえ、この場にいる全員の視線が声の方向へ集まる
「し、師匠!!」
「よぉ東堂、指図した奴を殺るのはいいがバレずにしろよ?」
(そこ!?)
(いつからあそこにいたんだ⋯)
(全く気配を感じなかった)
「禪院仁。何様じゃ」
「いや、大会の一部を変更してよ。それの報告を一様学長のあんたに言いに来た」
「変更⋯?」
「ニィィ…あぁ、最高にエキサイティングでスリリングにしてやったぜ」
(((((不安だ…)))))
ー
ーー
ーーー
太陽が昇りきった正午。開始時間になった京都校・東京校の面々は、それぞれ開始位置につき始まりの合図を待っていた
『マイクテストマイクテスト⋯始めましての方は始めまして、ついさっき帰国してきた禪院仁と申します』
「禪院仁?禪院ってことは真希さんの親戚?」
(また知らない人出てきたな、それも禪院)
「あぁ、私らの兄貴みたいな人だ。目茶苦茶強ぇぞ」
「へぇー五条先生とどっちが強いの?」
「そりゃあ五条先生に決まってるだろ虎杖、最強なんだし」
「いや、どっこいどっこい⋯兄貴の方が若干強いかな」
「え?」「え゙っ!?」
「昔っからよく兄貴と悟の奴は闘り合っててよ。全力勝負は規模がデカすぎて危ねぇから見たことねぇけど、模擬戦なら大体兄貴が勝ち越してるらしい」
「⋯マジか」(五条先生に勝ち越すってどんだけ強いんだよ)
『今から交流会種目の変更点を紹介します』
「変更点?急に…?」
「作戦考えた意味⋯」
『この日のために入念に作戦を立てていたかと思うが、術師たるもの予期せぬ事態でも臨機応変に対処するように、作戦なんぞパッと決めてパッと実行しろ』
『まず森に放つ目標呪霊の等級を2級から1級に変更、他雑魚呪霊も2級まで上げました』
『はぁ~〜(タカナ)!?』
『次に⋯『ちょっと待ちなさいよ!何勝手に等級上げちゃってるのよ、危ないじゃない!!』大丈夫、歌姫と違って皆優秀だし』私は!!お前らより!!先輩なんだよ!!』皆、年でしかマウント取れない先輩みたいにならないように「バシャ」熱ッ!!』
「五条先生みたいな人だな」
(なんか五条先生が増えたみたいだな)
『え~一様貰ってきた呪霊なので命まで取られる事はありませんが、しっかり致命傷は受けるので死ぬ気で頑張って下さい』フキフキ
『では次に、術師たるもの呪霊ばかりに気を取られず、対人戦闘経験を積ませるため配置する呪霊の他に高専から名のある術師を2名配置しました』
「成る程、呪詛師役ってことか」
「呪詛師って?」
「私利私欲に呪術を使う犯罪者のことだ」
「⋯」←思うことがあるのか肩身を狭くしている順平
『何人のかの生徒は気づいたと思うが、配置した術師は呪詛師役として呼ばれている。呪詛師役の持つ鈴を破壊するか、ソイツらに課せられた禁止事項を破らせるまで追い込むか、戦闘不能にするか。そのどれか1つでも達成できたら目標呪霊を祓ってなくてもその陣営の勝利』
「結構条件緩いのね」
「それだけ相手が格上ってことだろ」
(知らない流れすぎる⋯⋯もしかして)
『以上、変更点説明終わり、悟パス』
『はい変わりましたビューティクルティーチャー五条先生です。それでは開始する前に、歌姫先生からありがたーい激励のお言葉を頂きます』
『はぁ!?え⋯えーっと⋯』
『あー⋯ある程度の怪我は仕方ないですが⋯そのぉ⋯時々は助けない的なアレが⋯『時間が差し迫ってるので終了でーす』ちょっ禪院!!アンタねぇ』『それでは姉妹校交流会─』
『スタァーートォォ!!!』『先輩を敬えぇ!!』ピー ガガ
予測不能で、波乱万丈な姉妹校交流会が始まった
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・加茂憲紀の髪型
ある姉の計らいで母親とも話し合っているため、加茂家の当主にそこまで執着をしていない。なので、動きに支障のない短髪になっている。
術師をやってるのは生活費を稼いで家族に楽をさせたいため、加茂家現当主(姉)の恩返しとして傍で支えるため。
・配置された呪霊たちの出元
配置された1級、2級呪霊は、
本来は特級を数体持ってこようとしていたが、流石に提供拒否された。学生一同『良かった…(安堵)』
配置された術師は誰なんでしょうね?当てた方には東堂のブロマイドをプレゼント♡
次の投稿は半年後かな…多分…