暗黒期の残骸   作:花のお皿

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カジノ襲撃事件⑩

 都市の中央に聳え立つ白い巨塔――バベル。

 その最上階に鎮座する美の女神は、空気を振動させ自らに届いてきた気高き魔力に、頬を赤らめ、

 

「……ふふ、また強くなったのね。愛おしき私の伴侶(オーズ)

 

 黄昏の館、ファミリアの皆から与えられた神室にて自らの眷族の帰りを待ち侘びる道化の神は、その細い目を僅かに開き、

 

「……頑張ったんやなぁ、セルシャ」

 

 英雄を求める旅神は、高らかに笑い声を上げた。

 

「――嗚呼、時代が動くぞ!!」

 

 都市内の各地、感じる力の波動に覚えのある者の反応は様々だ。

 不敵に笑みを浮かべる者、恐怖に肩を震わせる者、そして――悲しみに目を伏せる者。

 

 一つ、確かなものがあるとすれば。

 今宵、数多の神々と冒険者は近々来る巨大な争いの予兆を感じ取っていた。

 

 そして【猛者】は、

 

「…………」

 

 ただただ、波動の感じる源の方角へと闘気を向けていた。

 

 ◇

 

 魔力の振動は、全ての戦場に波紋する。

 

「――お、旦那の方は終わったみてぇだな」

 

 かつて略奪者(ハンター)として名を馳せた漢は、賭博場の中央より感じるビリビリとした気迫に口角を吊り上げる。

 そして、直後に自らに向けて放たれた殺気を前に地を蹴って後退し、距離を詰めてくる怒れる乙女を長槍にて迎撃した。

 

「おいおい、まだ動くのかよ」

「テメエ等、団長に何しやがったッッ!!」

 

 その形相は、正しく般若のように気迫と怒気を示すものだったが、生憎その上を行く覇気と風格を纏う男を知っている彼に――ディックスに乙女の殺気など頬に触れる微風に等しい。

 一切の動揺をせず、気圧されることなく、ディックスは至極平常の動きで己の身体に振り下ろされるククリナイフを弾き落とす。

 

「チッ! さっきから逃げ回る事しかしてねえ癖に!!」

「ハッ、テメエが逃がしてんだよ。逃げ回られてることを恥に思えや、英雄候補」

 

 武器が無いのならば素手で。冒険者としては上等な選択だが、しかし闇派閥にて恒例として行われる模擬戦において日々超一流の徒手の使い手であるセルシャ・ストリクスからの扱きに堪えているディックスからすれば、やはりそれも大した有効打にならなかった。

 否、むしろ悪手ですらあった。

 

 ディックスの顔面に向けて放たれる拳。だが、それと交差するようにディックスは空いた手を握り締め、その拳を女の頬に当てていた。

 女がディックスに振るった拳は、彼が少し顔を横に傾けるのみで躱され、結果としては女の方がカウンターを喰らっただけの形になってしまう。

 

 真面に攻撃を喰らい、地面に転がる女に――ティオネ・ヒリュテに視線を向け、ディックスは鼻で笑う。

 

「無様じゃねえか、おい。普段あんなに幅利かせてる癖していざ戦闘となったらコレか? えぇ?」

「っ!! うっるせえぇえええええええええ!!!」

 

 怒髪天を突かれたように激怒するティオネに、ディックスは愉快気に笑う。

 

 先も言った通り、闇派閥では定期的に幹部陣、平団員問わずして模擬戦が催される。これは団員の士気を挙げると同時に、団員達の現在の戦闘能力を把握する為の儀式である。

 団員の身分関係なくクジ引きにて模擬戦の相手は決められるのだが、ディックスは何故か毎度決まっているかのようにセルシャと戦う事になる為、必然的に彼の戦闘技術は極めに極められることとなってしまった。

 

 その結果、如何に相手が己と同程度の実力を誇り、尚且つ二人相手だったとしても、我を失った人間相手であれば容易くあしらえるくらいには技の練度が上がっていた。

 

「ちょ、ティオネ!? 挑発にすぐ乗らないでよ!!」

 

 焦ったように妹の方が声を上げるが、しかし姉はそんなことは関係なしにディックスへと攻撃を仕掛けている。

 武器を弾かれ、素手となったティオネの徒手は、その威力は確かに目を見張るものがある。しかし、常にセルシャの徒手を経験しているディックスからすれば、恐れるに足らないものだ。

 

 野性的過ぎる拳、本能的過ぎる動き。

 ダンジョンの怪物相手ならば有効打だろうが、こと人間相手であるディックスにすれば避けるのは簡単だ。

 そこにカウンターを撃ち込むことすら、息を吸うようにできてしまう。

 

「ガ……ッ!」

「ヒュウっ! 俺も中々に強くなったもんだな」

 

 余程綺麗に決まったのだろう。ティオネの鳩尾にディックスの拳が吸い込まれるように命中し、彼女の身体は数十メートル後方に吹き飛んだ。立ち上がるまでもなく、吐血と共にティオネは気を失った。

 姉が負けるとは考えていなかったのだろう。予想外の事が起き、妹であるティオナは愕然とした後、焦ったように声を上げた。

 

「――ティオネっ!!」

 

 姉に駆け寄る妹を尻目に、ディックスは戦場の中心であるカジノに意識を向ける。

 

 恐らく戦闘の終わりを告げた最後の轟音。アレを最後にして、カジノ方面からの音が聞こえてこない。既にセルシャの行っていた闘いは終わったと見ていいだろう。

 流れてきた波動の限りでは、超常的な戦いがあったのは決定的だ。仮にあの技を受けても尚【勇者】と【重装】が生き残っていたとしたら、次に殺せる機会はもう訪れないかもしれない。

 

 殺すなら今しかない。

 今の一撃で殺せてたのなら上々。だが殺せていなければ――二人を殺す役目はきっと自分に回ってくる筈だ。それか、他の幹部陣に回される。

 

 少なくとも、そうあるべきだとディックスは考えていた。

 極悪人として生きてきた自分が考えていい事とは思えないし、都合の良すぎる考えとも思うが、それでも年下の青年に、今もまだ英雄であろうとする愚かな子供(ガキ)に、元とはいえ家族殺しをさせるのは憚られる。それをした瞬間、彼の魂が黒く陰ると思ったからだ。

 

 もしも、我らが頭領がフィンとガレスの二人を殺してしまっていたら、今の“反英雄”セルシャ・ストリクスが死んでしまう。

 ディックスはそれを悲劇だと思った。セルシャが唾棄すべき、この世から排するべきだと考えている悲劇が、彼の身に起こってしまうと思ったのだ。

 

 そして何故か、それを止めるのは自分の役目だと感じた。

 

(俺もまぁ、随分と絆されたもんだ)

 

――あのイカレ女程じゃあ無いけどな。

 

 そう溢して、ディックスは笑みを浮かべたまま轟音の源であるカジノ『エルドラド・リゾート』に足を向けた。

 

 ◇

 

「――っ、セルシャ?」

 

 精霊の魔力。セルシャが纏い、そして稲妻と化していた正体はそれだ。

 その魔力は当然ながら、彼と同じくして精霊と思しき『風』を操る金色の少女にも届いている。

 

 戦闘の最中、背中より感じた魔力に少女は振り返り、その魔力が確かに己の兄のものであると確信し、眼を光らせる。

 しかし、

 

「随分と余裕ですね」

「っ、邪魔しないで」

 

 金色の少女の前に立ちはだかるのは、糸目が唯一の特徴であると言えるほど、人の印象に残りにくい男だった。

 

 金色の少女――アイズの記憶に、彼の姿は無い。そして恐らく、実際に目の前の男とは顔を合わせたことも、交戦したことも無いのだろうと、彼の太刀筋から判断する。

 見た事も聞いたことも無い闇派閥所属の実力者。動揺するに値する新情報ではあるが、アイズが今宵此処でする事はただ一つ。

 

 剣を振るう事。そして、敵を倒す事。

 

 ただそれのみを思考に納め、アイズは今日も戦っている。【剣姫】の二つ名に相応しい剣舞を踊り、『風』と共に戦場を駆け抜ける。

 その姿は、何処かの反英雄と似ていた。5年前、幾多の戦場を駆け、数多の弱者を救い続けてきた彼と。

 

「成程、彼を兄と慕うだけの事はある」

 

 男は笑った。

 否、この戦場に降り立ってから、男はずっと笑っている。愉快に、軽薄に、そして凄惨に笑っている。

 

 男の名はヴィトー。かつて暗黒期にて悪逆の限りを尽くした極悪人であり、かの『絶対悪』を謡った悪神の元眷族。

 故に、彼は知っている。セルシャ・ストリクスが過去に行ってきた『粛清』の数々も、その悍ましい程の悲惨な現場も。それでも尚涼しい顔をして闇派閥の頭領として世界を許さんとする彼が、時折苦痛に顔を歪ませていることを知っている。己が生きていることに苦痛を感じていることを、その苦悩に眠れない夜を過ごしていることを、知っている。

 

 ヴィトーは不思議に思った。何故そんなにも良心の呵責に襲われるのかと。何をそんなにも悩むことがあるのかと。

 確かに人殺しをセルシャはしている。彼を善人だと、そう呼ぶことは憚れてしかるべきだろう。だが、それがどうしたというのだ。善人では世界を変えられない。綺麗事など、現実では何の役にも立たない。綺麗事を押し通した結果、自ら身を滅ぼすような愚か者を、ヴィトーは何人も知っている。現在の闇派閥の中にも、そのような地に落ちた元善人が大勢所属している。

 

 善人ではないからといって、彼が『悪』という訳でもあるまい。

 自ら望んでやったことではない、彼が必要だと感じたからやったのだ。やりたくてやった訳ではない、誰かを救う為に致し方なく行った事だ。

 何ら恥じるべきではない。『粛清』を受けなければならない悪人に相応の罰を下した彼が悪人であっていい筈がない。

 

 セルシャが世界に対して怒りを露にしているように、ヴィトーもまた苛立っていた。

 何もせず不満と文句を漏らすだけの衆愚、助けてもらった癖に恩人に対し恩を仇で返す愚民、そんな現状を一向に変えようとしない行政機関。

 

 見るに堪えなかった。

 

 暗黒期時代、あらゆる戦場でセルシャを見かけていた彼は、セルシャが行く先々で責められているのを知っていた。他ならない彼が助けた筈の弱者達に。

 「何故もっと早く来なかった」「どうして守ってくれなかった」「何をしにやってきた」

 

 吐き気がした。

 セルシャを見た時、ヴィトーは己が待ち望んでいた英雄がやっと世界に現れたのだと思った。だが、そんな英雄は何故か世界から弾かれ、彼が助けた筈の民から糾弾されている。

 

 感じる世界への失望と絶望。より燃え上がる悪行への活力。そして――現れる、セルシャ・ストリクスという男への憧憬。

 

 どれだけの挫折と壁が目の前に現れ、突き付けられてもセルシャは決して諦めなかった。壁をぶち破り、絶望を乗り越え、死線を潜り抜け、遂には真に英雄と呼ばれるに値する力を身に着けた。

 驚愕などしなかった。彼はただただ感動し、感嘆し、涙した。そして、セルシャが世界を、世間を見限り『悪』へ落ちてきたと知った時、ヴィトーは歓喜した。

 

 ようやくだ。ようやく彼と共に戦うことが出来る。

 自らを欠陥者として生んだこの世界への復讐、そしてそんな自分を救ってくれる英雄。それら二つがヴィトーの生きる理由であり、それを果たしてくれる存在が現れた。

 だから決めた。彼に尽くすと。

 

 故に、

 

「邪魔をするな? それは私の台詞ですね――彼の、私の英雄の邪魔をするな。彼には為すべき事がある。単なる兄妹喧嘩がしたいのならまたの機会にして頂きたい」

 

 もしも、この戦いの内でヴィトーが嗤わなかった瞬間があるのだとすれば、それが今なのだろう。今の一瞬だったのだろう。

 

 表情としては“笑顔”の分類に入るだろう。だが、その眼は決して笑みを浮かべていない。

 糸のように細められた目は、固く閉じられていた瞼は、しかしあっけなく開かれていた。色の無い、色彩の無い眼球を露にさせ、その視線は知らずして金色の少女に言いようもない不快感を与えていた。

 

 怒りがあった。

 自らの英雄に対し、その覇道の障害にならんとする者が次々に姿を現す事に、これ以上ない激怒が『顔無し』の異名を持つ男の胸中で荒れていた。

 

 憐れみがあった。

 真に世界を救わんとしている者が誰なのかも識別できず、理解できず、ただただ時代の流れに乗る事しかできない愚かな民衆に対する同情が『悪』の傭兵の心を蝕んでいた。

 

 眼前の少女もまた、あの真っ直ぐに前を向く事しかできない男の背中に魅せられたのだろう。そうでなくては、彼女の瞳がこうも輝く筈がない。戦闘の為、正に剣を振るう為に生まれてきたかのような少女が、たった一人の男にこれ程の執着を見せる理由が無い。

 そして、傭兵にとってもそうだった。彼にとっても、セルシャ・ストリクスという男の背中は、着いていくに値する覇王の背中だった。

 

「彼は、貴女との邂逅を望んでいない――これ以上、彼の心を殺さないであげてください」

 

 もうとっくに、表情は死んだように動いていないのですから。

 

 と。目の前で、嗤い、遊び狂ったように人を殺し回った筈の男が言った、その思いやりに溢れた言葉に少女は困惑した。

 しかし、

 

「関係ない。私は斬る――斬る事でしか、分かり合えない。だから、私はセルシャに会わなくちゃいけない」

 

 あの人を止めるのは、私の役目だから。

 

 その言葉を口にする事はせず、少女は戦い続ける。一人の青年に、これまでの感謝と、彼の覇道を止めることの謝罪をする為に。

 けれど、雷鳴は告げていた。今回は、少女と青年が再会することは無いと、戦場の終焉を告げていた。

 

 ◇

 

 もう、夜は明けていた。朝日が崩壊した街並みを照らして、静かに顕現し始める。

 

 そんな中で、唯一荒れていない繁華街の一角で、その路地で狼と女が向かい合っていた。

 

「……決着がついたみてえだな」

「ああ。ちなみに、テメエはどっちが勝ったと思う?」

 

 興味本位で、女は訊いた。

 向かいに佇む狼が何と答えるかは正直分かっていたけれど、何となく彼の口から聞いてみたくなって、思わず口にしてしまった。

 

 そんな女の思惑を推し量ったのか。初めからそんな質問が来ると分かっていたように、

 

「聞かれるまでもねえ。今日は、あの馬鹿の勝ちだ」

 

 狼は、誇らしげに照らされる夜空を仰いでいた。

 

 ◇

 

 氷塊が破壊された。稲妻が波紋のように流れ、電撃が触れた瞬間に氷塊が決壊したのだ。

 同時に闇派閥の意識が戻り、瞬速の制圧が開始される。

 

「なッ――ガッッ!」

「リヴェリア様ッ――!」

 

 二振りのナイフ。白刀と黒刀、両刀が空に線を描き、軌跡として氷塊の前に立っていた妖精の肉体をすり抜ける。

 直後、風に吹かれたような感触の後、妖精の身体から血が噴き出した。見ると、妖精の肩から腰にかけて、袈裟斬りの如き斬撃が左右から交差するように二本、刻まれている。

 

 膝から崩れ落ちるリヴェリアに駆け寄るよりも前に、アナキティの脇腹に蹴りが入る。

 地面を転がり、即立ち上がる――暇もなく、アナキティの心臓に一刀のナイフが突き立てられた。

 

「――『粛清』完了致しました」

「……素晴らしい手際です。セルシャ様が聞けばお喜びになるでしょう」

 

 小人族の少女――リリルカがそう褒めれば、ナイフを振り下ろした少女は恍惚に微笑む。その他闇派閥の構成員も氷塊から解放されて間もなく周囲への気配察知に動いており、【ロキ・ファミリア】の援軍が来ていない事は確認済みだ。

 つまり、今しがた我等が開放されたのは意図的なものではなく、単なる偶然であるという事。これは紛れもない幸運だ――などと、そんな馬鹿げた、楽観的な考えをする者は闇派閥には一人としていない。

 

 彼等は皆知っている。自分達が呪われた運命の名の下に悲劇の犠牲となった事に自覚を持っている。故に、そんな幸運が自身に降りかかる訳が無いと、そう諦めているのだ。

 では、どうして今、彼等はこうして氷塊による封印から脱することが出来たのか。

 

 そんなものは、解放される直前に感じた大いなる波動の源を辿れば分かる事だった。

 

「嗚呼、やはりセルシャ様は何時だって私達を救って下さる……!」

 

 リリルカが瞳を潤ませると同時、頭領の力を目の当たりにし、他の構成員もまた歓喜と共に涙した。

 

 氷による封印が施された際、彼女等は大なり小なり焦燥に駆られていた。

 それはそうだろう。人生のどん底から自身を救ってくれた恩人、それも彼女等が為に命を捧げて未来を切り開こうとしている彼から直々に任された任務の最中に、突如として達成不可の状態にまで追い詰められてしまったのだ。途中までは拍子抜けするほど順調だった事から、正に天より落下するような気分だった。

 

 故に、こうして与えられた挽回の機会を無碍にするわけにはいかない。如何なる方法を以てしてもセルシャから承った任務を遂行し、達成しなければ彼等彼女等の存在意義は無くなってしまう。

 

 だが、突然ピタリとその場にいた全員の動きが止まる。流していた涙も止まり、一斉に後ろへと振り返った。即ち、金庫へと続く通路の方を鋭い目で睨み始めたのだ。

 そんな彼等彼女等の視線の先から、コツコツと鋭い足音が響いている。

 

 敵ではない。暗闇の向こうより現れたのは、彼等彼女等と同じように白装束に身を包んだ男だった。今更ながらに、この暗い廊下には闇派閥の白装束がよく映える。敵味方の判断がつき易い。

 これも自身が忠誠を捧げる反英雄の思し召しかと感嘆しつつ、少し殺気を滲ませてリリルカは訊く。

 

「……金庫の建物からの切り離しは完了していますか?」

「はい、既に」

「宜しい。私達に殿を務めさせておいて未だ終わっていなかったのなら、貴方を殺していました」

 

 張り詰めていた空気が弛緩する。

 

 男にとっても、目の前に立つ集団は準幹部と言ってもいい程の実力者集団。彼もまた第三級冒険者程度の実力は有しているが、彼等と比べれば自分等羽虫のように潰されると分かっている。任された仕事がどれだけ地味であろうと、投げ出す道理は無かった。

 尤も、彼もまた反英雄の僕故、そもそもそのような思考も無く今回の任務は達成していたが。

 

 さて、と一拍間をおいて、

 

「行きましょう。そろそろ此処に籠るのも飽きました――セルシャ様も同じように思っているでしょう」

 

 そう言った直後、まるで神隠しにあったかのように白装束の集団はその場から消え去った。

 

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