推しと出会ったら   作:牢獄知人

2 / 6
実力と初任務

 

~holoXアジト~

 

 

ラプラス「ではAさんから送られたデータを元に軽く会議でもするか」

 

ルイ「それもそうね」

 

ラプラス「とりあえず看守は確定だが看守には暫く教育係を一人つけようと思う。」

 

凛央「うん 僕は構わないよ」

 

いろは、クロヱ「「はい!!!」」

二人が同時に挙手した

 

こより「やる気あるのはいいけどクロたんいいの?」

 

クロヱ「ん?なにが?」コテン

クロヱは不思議そうに首を傾げる

 

ルイ「あなた忘れたの?明日からあなた任務でしょ?

自分でやるって意気込んでたじゃない」

 

ラプラス「そういや新人は明日から‪”‬シオン‪”‬の護衛か」

 

クロヱ「あ…」

 

凛央「(クロヱはシオンちゃんの護衛なのか)」

 

クロヱ「くっ…!今回はいろはちゃんに譲ってあげる!

お兄ちゃんに変なことしないでね!!」

クロヱは悔しそうにする

 

いろは「変なことってなんでござるか!?

まぁ凛央くんのことは風真に任せるでござる♪

沙花叉は安心して任務に向かうでござるよ♪」

 

クロヱ「全く安心できない…」

 

ラプラス「よし。教育係は決まったな。

では看守と侍の任務についてだ… …」

ラプラスは任務について改めて説明していく

 

 

ラプラス「…とまぁ、内容は至ってシンプルだ。

YAGOOの言ってた阻止、捕獲、抹消、

情報収集をやってくれれば問題ない。」

 

凛央「うん 特に問題ないと思うよ

今までの仕事とたいして変わりはないから」

 

こより「あ!そうだ!りっくんスマホ貸して?」

 

凛央「スマホ?いいけど」

凛央はこよりにスマホを差し出す

 

こより「ありがとう♪ ちょっといじるね!」

こよりは凛央のスマホになにか手を加えた

 

凛央「また勝手に…」

 

こより「はい!どうぞ♪

りっくんのスマホに新しい機能付けといたから♪

みんなに送れる信号機能とか♪

他にもいろいろあるから分からないものがあったらいつでも聞いてね♪

あとこよの連絡先も入れといたから♪」

さりげなく連絡先をいれるこより

 

凛央「ありがとう?」

 

ラプラス「そういえばまだ連絡先交換してなかったな。

吾輩のも登録しておけ。」

思い出したように言うラプラス

 

クロヱ「ずるい!沙花叉も!!」

便乗するクロヱ

 

ルイ「私のも渡しておくわね?」

流れに乗るルイ

 

いろは「ところで凛央くんはどこまで戦えるでござるか?」

 

凛央「どこまでだろ?

下手な奴には負けないつもりではいるけど…」

 

いろは「昨日のチンピラたちは一瞬で倒してたでござるよな?」

 

凛央「うん!あのくらいは余裕かな?」

 

ラプラス「よし。では看守の実力テストでもするか!」

 

凛央「テスト?」

 

ラプラス「実力を知っといた方が作戦も立てられるし互いに連携がとれるからな!」

 

凛央「なるほど…」

 

ルイ「ちなみに武器とかは何を使ってるの?」

 

凛央「普段はこのナイフとハンドガンかな?」

そう言い凛央は懐からだす

 

ラプラス「ほぅ…」

 

凛央「あと‪”‬とっておき‪”‬がこれ」

凛央は腰から赤黒い棒状のものをとりだした

それは刀の‪”‬柄‪”のよう‬にも見える

こより「これは?」

 

凛央「ふふん♪それは見てからのお楽しみに♪」

 

こより「なにそれ〜気になる〜!」

 

凛央「それでテストってなにするの?」

 

ラプラス「なに簡単な手合わせさ。相手はそうだな…新人頼めるか?」

ラプラスはクロヱに言った

 

クロヱ「沙花叉?うん!いいよ!

シオン先輩の護衛もあるし身体動かしておきたいところだった!」

 

ラプラス「よし。では博士は戦闘データのチェックを頼む。」

 

こより「は〜い♪」

 

凛央「クロヱが相手か…大丈夫?手加減はしないよ?」

凛央はクロヱを心配する

 

クロヱ「お兄ちゃん?

心配してくれるのは嬉しいけど、あんまり沙花叉を舐めない方がいいよ?w」

クロヱは余裕そうな表情を見せる

 

いろは「沙花叉の言う通りでござるよ?凛央くん

沙花叉はこんなんでもかなりの実力の持ち主でござるから」

 

クロヱ「ちょっといろはちゃん!?

‪”‬こんなんでも‪”‬ってひどくない!?」

クロヱはいろはの一言に驚く

 

ルイ「それじゃあ訓練所に向かいましょうか♪」

 

 

〜holoXアジト訓練所〜

 

 

ラプラス「お前ら〜準備できたか〜?」

 

クロヱ「いつでもいいよ〜」

 

凛央「僕も大丈夫だよ」

 

ラプラス「よし。新人!顔馴染みだからって手を抜くなよ!看守も!本気で挑め!」

 

凛央、クロヱ「「Yes my dark.」」ニヤッ

二人は互いに笑みを浮かべた

 

ラプラス「それでは…はじめ!!!」

 

ラプラスの合図とともに目にも止まらぬ速さで凛央の背後をとるクロヱ

 

クロヱ「(お兄ちゃんには悪いけどもらった♪)」

クロヱはナイフを凛央の首目掛けて一突き

 

…が

 

ガキンッ!

甲高い音が響いた

 

クロヱ「!?」

 

凛央「この前は油断して後ろ取られたけど今回はそうはいかないぞ!」

凛央は自分のナイフでクロヱの攻撃を受け止める

 

クロヱ「へぇ…♪」ニヤッ

バッ

クロヱは一度距離を取った

 

クロヱ「お兄ちゃん言うだけのことあるね?w

沙花叉の今の攻撃を受け止めるやつなんてそうそういないよ?」

 

凛央「お前に負けるのは癪だからな」ニヤッ

 

クロヱ「…ならもっとギアあげるね?♪」スチャ

クロヱはシャチを模した仮面をつける

 

凛央「くるか…?」

 

クロヱは口を開け、なにか喋っているように見えた

凛央「(口パク?)」

 

突如クロヱの影が伸びてきた

凛央「!?なんだ!?」

 

ブワァ!

すると影の中からなにか飛び出してきた

凛央「!?!?」

 

クロヱ「いけ!‪”‬‬血濡れ鯱(キラーオルカ)‪”!‬」

クロヱの影から出てきたのは深紅色のシャチだった

 

凛央「‪”‬魔法‪”‬か!?

(てことはさっきのは‪”‬エコーロケーション‪”‬の詠唱?)‪」

 

ガガガガッ!

深紅のシャチが空中の泳ぐように勢いよく凛央を向かってくる

 

凛央「なかなか派手なことするな…」ニヤッ

凛央はシャチを紙一重で交わす

 

凛央「そっちがそうくるなら僕にも考えがある!」スチャ

そう言い凛央は悪魔を模した仮面を取り出し顔につける

すると凛央の動きが先程とは比べ物にならない程速く且つ 力強くなった

 

 

〜観戦side〜

 

 

ルイ「なにあの動きは!?」

 

いろは「やっぱり凛央くんは只者じゃないでござるな…

沙花叉相手にここまで…」

 

ラプラス「あの仮面はなにか特別な力でもあるのか?」

 

こより「う〜ん…

仮面自体は特になにもないみたいだよ?」

こよりはタブレットを見ながら答える

 

こより「多分だけどあの仮面が身体のリミッターのトリガーみたいな感じかな?」

 

いろは「つまり凛央くんは自分でリミッターを外せるのでござるか?」

 

こより「おそらくね…

データ分析では現状りっくんは魔法とか能力とか特に使ってなさそう…」

 

ルイ「魔法とか一切なしでクロヱと接戦してるのね…」

 

ラプラス「面白いじゃないか」ニヤッ

 

 

〜観戦side out〜

 

 

凛央はシャチの後ろに回り込み殴り飛ばした

凛央「どうしたクロヱ!こんなもんなのか!?」

凛央はクロヱを挑発する

 

クロヱ「そんなわけないじゃん!w

まだまだいくよ!‪”血濡れ鯱 :狩猟(キラーオルカ:ハント)‪”!」

先程のシャチより一回り小さいが7体現れた

 

凛央「(質より量ってか!?どうくる?)」

 

クロヱ「狩猟開始!!!」

7体のシャチが凛央に向かってきた

 

凛央「(順番に対処するか…)フンッ!」

凛央は一番近くまでやってきたシャチをナイフで切りかかる

 

ところが

 

ドンッ!

 

凛央「…ッガッハ!?」

凛央の背後から別のシャチが体当たりしてきた

 

凛央「くっそ…!」バッ

凛央はその場を後退しようとした

 

ドンッ!

 

凛央「グッ…!?」

飛び退きざまにさらに別のシャチが体当たりしてきた

 

その後シャチたちの連携のとれた連続攻撃が続き凛央は上手く身動きが取れないでいた

 

凛央「(これはなかなかキツイな…)」

 

クロヱ「どうお兄ちゃん?w

沙花叉が強いってことわかった?w」ニヤニヤ

クロヱは自分の勝ちを確信していた

 

いろは「凛央くん…」

心配そうに見つめるいろは

 

 

凛央「しゃーない…流石に使うか…」

凛央はそう言い腰から‪”‬赤黒い柄‪”‬を取り出した

 

凛央「出番だ!‪”‬ロッテンフォロウ‪”‬!!!」

そうすると柄から刀身が飛び出してきた

一見刀のように見えるがよく見るとチェンソーのような小さい刃が連なっていた

 

 

こより「刀?」

 

ルイ「いやよく見ると刀というよりチェンソーに近いかも…」

 

ラプラス「変わった武器だな」

 

いろは「あれが凛央くんの‪”‬とっておき‪”‬でござるか‪…」

 

 

クロヱ「新しい武器を出したからってなんなのさ!」

7体のシャチが一斉に凛央に突っ込んだ

 

凛央「次は僕の番だ!」

キュイーーーン!

ズバババババババッ!

チェンソーの起動音と共にシャチの群れは一瞬で切り刻まれた

 

クロヱ「そんなまさか!?」

クロヱは驚きを隠せないでいた

 

 

〜観戦side〜

 

 

いろは「すごい…」

 

ルイ「パワーもそうだけどスピードも大したものね…」

 

ラプラス「博士。看守のデータに変化はあるか?」

 

こより「…」

こよりは驚愕していた

 

ラプラス「博士?」

 

こより「…んぇ!?ごめん!その…りっくんのデータが…」

そう言いこよりはタブレットを三人に見せた

 

いろは、ラプラス、ルイ「「「?」」」

 

ラプラス「!?これは…」

ラプラスはタブレットに映し出されたデータを見てこより同様驚愕していた

 

いろは「?なにがそんな驚く事なんでござるか?」

いろははその反応の正体に理解できないでいた

 

ルイ「この数値…凛央の魔法ってこと?」

 

こより「うん…魔法て言えば魔法なんだけど…」

 

ラプラス「幹部。‪”‬魔法‪”‬と‪”‬異能‪”‬の違いはわかるな?」

ラプラスはルイに問う

 

ルイ「ええもちろん。‪

”‬魔法‪”‬はいまクロヱが使っている‪”‬魔力‪”‬を原動力として使う能力。

威力はかなりのものがある。

‪”‬異能‪”‬はその人が生まれ持った特殊能力で魔法みたいに魔力を必要としない分、

威力は魔法みたいにあまり期待できない。

わたしのホークアイみたいな能力。でしょ?」

 

ラプラス「あぁその通りだ。

まぁ‪異能の種類によっては強力なものもあるが概ね合ってる。」

 

いろは「いま魔法を使っているであろう凛央くんに異能の話が関係あるでござるか?」

 

ルイ「…!まさか…!?」

 

こより「うん…るいるいの思ってる通りだよ…

りっくんは異能で‪”自らを魔法そのものに変換‪”してる…‬」

 

いろは「!?そんなこと出来るんでござるか!?」

 

ラプラス「あいつは出来るらしいな…

ただ気になるのがさっき幹部が言った通り異能は生まれ持った特殊能力だ。

だが看守はあの武器を取り出した途端発動したように見えた。」

 

いろは、ルイ、こより「「「…」」」

三人はラプラスの一言に言葉を失っていた

 

ラプラス「…あいつは本当に何者なんだ?」

 

 

〜観戦side out〜

 

 

クロヱ「なにその武器!それに魔法!?」

クロヱは自分の魔法が一瞬で消し去り動揺していた

 

凛央「この武器は‪”‬ロッテンフォロウ‪”‬僕のとっておきだよ

それに僕は魔法は使ってない。

異能で魔法に変えてはいるけどね」ニコッ

 

クロヱ「そんなのズルじゃん!!!」

 

凛央「仕方ないだろ?これが僕の能力なんだから」

 

クロヱ「…こうなったら…お兄ちゃん」

 

凛央「ん?どうした?降参するのか?」

 

クロヱ「ははwそんなまさかwまだやるよw

ただタヒしなないでね?」

そう言いクロヱからとてつもない量の魔力が溢れてきた

 

凛央「!?」

 

 

〜観戦side〜

 

 

ルイ「まさかクロヱ‪”‬アレ‪”‬をやるつもり!?」

 

いろは「ラプ殿!早く止めないと!」

 

こより「そうだよ!このままじゃりっくんが危ない!」

 

慌てる三人を他所にラプラスは

ラプラス「いや続けさせろ。

看守はなにか策があるらしいぞ。」ニヤッ

そう言い凛央を見つめる

 

 

〜観戦side out〜

 

 

クロヱ「お兄ちゃんにこれを止められる自信はある?

奥義‪”‬血濡れ鯱:最後の晩餐(キラーオルカ:ディナー)‪”‬」

クロヱが魔法を発動した途端辺りが血の海のようになった

 

凛央「空間支配系の魔法か…海にしたからってなんだ?」

 

クロヱ「ははw

それだけなわけないでしょ?w」

クロヱがそう言った途端

 

ズゴゴゴゴゴゴッ!

 

海の底から‪”‬ナニカ‪”‬が浮上してきている

 

凛央「…!?」

 

ザバアアァァァ

 

浮上してきたのは今までのものとは比べ物にならない程

巨大は大型戦艦並の深紅色のシャチだった

 

凛央「おいおい…まじかよ…」

 

クロヱ「さすがのお兄ちゃんでもこれは厳しいんじゃない?w」

クロヱは巨大シャチの上に立ちながらそう言った

 

凛央「そうだね…ただ負けるつもりはないよ」ニコッ

 

クロヱ「!?なら…タヒなないように気をつけてね!

いけ!ご飯の時間だよ!」

クロヱの合図とともに巨大シャチは大きく口を開けながら凛央にものすごい勢いで近づく

 

凛央「僕の異能は‪”‬魔法に変換‪”‬じゃなくて‪”‬魔法を操作する‪”‬能力なんだよ」

凛央はそういい手に持ったロッテンフォロウを振りかざした

凛央「‪”‬消去しろ‪”‬ロッテンフォロウ」

 

すると巨大シャチは血の海もろとも消え去った

 

クロヱ「!?!?!?キャッ…!」

巨大シャチが消え足場を失ったクロヱが落下する

 

凛央「よっ」トンッ

凛央は落下するクロヱをお姫様抱っこでキャッチした

 

クロヱ「///!?」

クロヱは思わず赤面する

 

凛央「これで勝負ありかな?」ニコッ

 

クロヱ「はぁ‪…沙花叉の負けだよ…

あんなの勝てるわけない…

キャッチしてくれてありがとお兄ちゃん♪」

クロヱはそう言い凛央から降り仮面をとった

 

凛央「クロヱも十分強かったよ」ニコッ

凛央も仮面をとる

 

クロヱ「お兄ちゃんに言われても嫌味にしか聞こえな〜い」

 

ラプラス「二人ともご苦労」

観戦していた四人が二人の元にやってきた

 

凛央「みんな!実力テストはどうだったかな?」

 

ルイ「どうもなにもすごすぎの一言よ…」

 

いろは「本当に凛央くん凄かったでござる!

沙花叉を相手にここまでやるとは!」

 

クロヱ「お兄ちゃんチートだよ!チート!!

魔法操るなんてズルイもん!!!」

 

ラプラス「確かにそんな異能は長年生きてきたが初めて見たな」

 

こより「今度いろいろ調べさせてね♪りっくん♪」

 

ラプラス「まぁ看守の実力も知れたし今日はこの辺でいいだろ。

時間も時間だし。」

 

ルイ「あら?本当ね ご飯の用意しなくちゃ」

 

いろは「風真も手伝うでござるよ!ルイ姉!」

 

ルイ「ありがと♪いろは♪」

 

クロヱ「沙花叉お腹ぺこぺこ〜」

 

こより「こよも〜」

 

凛央「僕も久しぶりに力使ってヘトヘトだよ…」

 

ラプラス「ではみんなで上に戻るか!」

 

ラプラス以外「「「「「はーい!」」」」でござる!」

 

その後 一同は夕食を済ませ

それぞれ就寝した

 

 

 

〜凛央自室〜

 

 

ピピピッピピピッ

ピッ

凛央「ふわぁ…よく寝た…」

 

時刻は6時30分

 

凛央「よし今日から初任務…頑張るか!」

凛央はそう意気込み着替え部屋を出た

 

ガチャ

 

いろは「あ!凛央くん!おはようでござる♪」

どうやらいろはも起きたようだ

 

凛央「いろはちゃん!おはよう♪

朝から元気だねw」

 

いろは「ランニングしたから身体は温まってるでござる!」

 

凛央「ランニング終わって帰ってきてたの?

随分早くに起きたんだね…」

 

いろは「日課でござるからな♪

もし機会があればまた凛央くんも走ろ?♪」ニコッ

いろはは屈託の無い笑顔で言う

 

凛央「う、うん!

それならまずは早起きからかな…」アハハ

 

そんな会話をしていると

ガチャ

クロヱ「おはよ〜…」ネムネム…

 

凛央「あ、クロヱおはよう!今日は早いね!」

 

クロヱ「シオン先輩の任務だから…」ネムネム…

 

いろは「先輩の任務で遅れる訳にはいかないでござるからな!」

 

クロヱ「うん…

あ、お兄ちゃんといろはちゃんも今日から任務だっけ?」

 

いろは「そうでござるよ!」

 

クロヱ「まぁ二人の実力なら特に問題なさそうだね」

 

凛央「とりあえず上に行こうか

ルイ姉もご飯作ってくれてると思うし」

 

いろは、クロヱ「「うん!」」

 

 

〜共同スペース〜

 

 

ルイ「三人ともおはよう♪

クロヱもちゃんと起きれたのね♪」

 

凛央、いろは、クロヱ「「「ルイ姉おはよう♪」」でござる♪」

 

いろは「ラプ殿とこよちゃんはまだでござるか?」

 

ルイ「こよならさっき呼ばれたからって言って出かけたわ」

 

クロヱ「こんな時間から珍しいね?」

 

ルイ「なんでも‪”‬フレア先輩‪”‬と‪”‬かなた先輩‪”‬に呼ばれたらしいわよ?」

 

凛央「(てことは‪”‬かなりあ‪”‬か…)」

 

いろは「それなら仕方ないでござるね」

 

ルイ「朝食は出来てるから三人は先に食べてて?

私はラプを起こしてくるから」

 

凛央、いろは、クロヱ「「「はぁ〜い」」」

 

 

〜しばらくして〜

 

 

ラプラス「みんなおはよ〜」ネムネム

 

いろは「ラプ殿おはようでござる!」

 

凛央「ラプちゃんおはよう♪

まだ眠そうだね?w」

 

クロヱ「ラプラスおっせ〜w」

 

ラプラス「うるせぇ…吾輩は夜型なんだよ…ふわぁ…」

ラプラスは大きく欠伸をした

 

ルイ「ほらラプも朝食すませちゃいなさい?

今日は前から予定していた会議があるのよ?」

 

凛央「会議?」

 

ラプラス「あぁ吾輩は総帥だからな。

会議にもでるさ。幹部も一緒だけど。」

 

凛央「へぇ〜ルイ姉もいるなら大丈夫か」

 

ラプラス「看守…お前も大概吾輩を舐めてるな?」

 

ルイ「今日は‪”‬ぶいすぽっ!‪”‬との会議でしょ?

前回はだいぶ長考してたけど…」

 

ラプラス「まぁ‪”‬すみれ‪”‬たちも忙しいからな…

そう簡単に、はい、決定という訳にもいかないだろ。

今回敵対する組織はそれなりに大きいし構成員もまだ把握できてないからな。」

 

凛央「ゲホッ!?いま”‬ぶいすぽっ!‪”‬って言った!?

”‬ぶいすぽっ!‪”‬ってあの”‬ぶいすぽっ!‪”‬!?!?」

 

いろは「凛央くん大丈夫でござるか?

はい牛乳飲むでござるよ」

いろははそう言い牛乳を凛央に渡す

 

凛央「あ、ありがとういろはちゃん」ゴクッ

 

ラプラス「なにをそんな慌てている?

お前の知ってるであろう ぶいすぽで間違いないぞ?」

 

凛央「いやラプちゃんが ぶいすぽメンバーと交流あるのは

配信でも知ってるけど…

‪いま”‬敵対する組織‪”‬って‪…」

 

ルイ「あぁ凛央はまだ知らなかったのね

ぶいすぽも私たちと同じで‪”‬裏‪”‬の仕事もしてるのよ」

 

凛央「まじかよ…」

凛央は心底驚いていた

 

ラプラス「ホロライブを通して我々とも提携を組んでいるから

そのうち一緒に仕事する日がくるかもな?

まぁ後々の配信でもおのずの関わりは持つだろうが」

 

クロヱ「沙花叉まだ ぶいすぽの人と仕事したことないんだけど強いの?」

 

いろは「風真は何度かご一緒してるから分かるでござるが、かなり強いでござるよ

力はもちろん、状況判断が特に優れている印象でござる」

 

クロヱ「へぇ〜」

 

凛央「(いろはちゃんがそこまで言うなんて…)

そんなに強いのか…」

 

ラプラス「まぁいずれ看守にも紹介してやるさ」

 

ルイ「それより…

そろそろ三人とも準備した方がいいんじゃない?」

 

クロヱ「え!やば!?沙花叉もう行くね!!」

クロヱは急いで任務に向かう

 

凛央「クロヱ気をつけてね?」

 

クロヱ「もうお兄ちゃんったら♪心配性なんだから♪

大丈夫だよ!

お兄ちゃんには負けたけど沙花叉めちょ強なんだから!

それじゃあ行ってきます!」

 

凛央「行ってらっしゃい」ニコッ

いろは「気をつけるでござるよ〜!」

ルイ「なにかあったらすぐに連絡しなさいよ?」

ラプラス「まぁがんばれ〜」

 

クロヱ「は〜い!」

クロヱは元気に返事をし任務に向かった

 

いろは「それじゃあ

風真たちも準備して向かうでござるか!」

 

凛央「そうだね!初任務気合いいれて頑張るよ!」

 

いろは「その意気でござる♪」

 

ルイ「二人も気をつけるのよ?

二人の実力なら問題はないとは思うけど最悪の事態も考えておくようにね」

 

いろは「わかってるでござるよ!」

 

ラプラス「…一応言っておくが目的地までは看守が先導してやれよ?」

 

凛央「え?なんd…あぁー」(納得)

 

いろは「どうして風真じゃダメなんでござるか?」コテン

いろはは不思議そうに首を傾げる

 

ルイ「いろはが方向音痴だからでしょ?」

 

いろは「…え

ていうか!それに凛央くんは納得してたでござるか!?」

 

凛央「ソンナコト ナイヨ…」

誤魔化す凛央

 

いろは「…まぁ良いでござる‪…

準備して向かうでござるよ!」

 

凛央「うん!」

 

 

 

 

〜とあるコンテナ倉庫区画〜

 

 

凛央「もらったデータはここらへんかな?」

 

いろは「よく迷わないで来れたでござるな!

風真だったら倍の時間はかかったでござるよ!」

 

凛央「(よくそれで仕事できるな…)

でも依頼内容に詳細日時はなかったよね?

今日来る必要あったの?

(見張ってるだけでも良かったのでは?)」

 

いろは「それはそうでござるが風真たちがまず現場を把握するって言うのもあると思うし、事前に取引相手が現場に来る可能性も考慮してのことだと思うでござるよ?」

 

凛央「思うって…ラプちゃんの指示?」

 

いろは「そうでござるな!

普段はあんな生意気な糞ガキなチビでござるが、いざという時は頼りになるでござるからラプ殿の指示は信じていいと思うでござるよ♪」

 

凛央「(ほんといろはちゃんってラプちゃんに対して口悪いよな…

まぁそれほど信用しているってことか…)」

 

いろは「あ!

今言ったことはラプ殿には内緒でござるよ!?

あいつすぐに調子に乗るから!」

 

凛央「はははw わかってるよw

いろはちゃんはラプちゃんのこと信用してるんだね?w」

 

いろは「…否定はしないでござる…///」

いろはは照れくさそうに言う

 

凛央「にしてもここら辺結構入り組んでるね…」

 

いろは「そうでござるな…

凛央くんがいなければ風真今頃迷子でござるよw」

 

凛央「(冗談ぽく言ってるけど、ガチでありそうで笑えないな)

…ん?」

 

凛央、いろは「「…」」

 

いろは「凛央くん気づいているでござるか?」ボソッ

 

凛央「うん いろはちゃん

僕たちの右後ろ…

コンテナの影から誰かが見てるね」ボソッ

 

いろは「さすが凛央くんでござる♪

そんな凛央くんはやつをどうするでござるか?」ボソッ

 

凛央「そうだね…とりあえず今は泳がせておこうかな

怪しい素振りを見せたらとっ捕まえる どうかな?」ボソッ

 

いろは「わかったでござる それでいこう」ニコッ

 

 

〜しばらく辺りを散策する二人〜

 

 

いろは「ある程度確認出来たでござるな〜」

 

凛央「そうだね めぼしい場所もいくつか見つけたし…

ところでいろはちゃんはチャキ丸で戦う感じ?」

凛央はいろはが背中に装着している愛刀‪”‬チャキ丸‪”‬を見て言う

 

いろは「基本はそうでござるな〜

他にも一応‪”‬風の魔法‪”‬もいくつか使えるでござるが、そっちの扱いは慣れてないでござるから簡単な物しか今は出来ないでござる」

 

凛央「そうだったんだ…にしても…」

 

いろは「後ろのやつでござるな?」ボソッ

 

凛央「うん ここまでずっと一定の距離を保って付いてきてる

ただの一般人ではないことには間違いないね」

 

いろは「足音や呼吸、追跡のスキルもあるでござるな…

まぁ風真と凛央くんには無意味でござったが」

 

ササッ

いろは「っ!? やつが動いたでござる!

追うでござるよ!」

 

凛央「ちょっと待っていろはちゃん僕に任せて」ニコッ

凛央はいろはを止め腰からロッテンフォロウの柄を手に取った

 

いろは「なにをするでござるか?」

いろはは不思議そうに凛央に聞く

 

凛央「僕の異能は知ってるよね?」

 

いろは「魔法を操る異能でござろう?

でも今は向こうは特に魔法とか使ってる様子はなかったでござるよ?」

 

凛央「そう。‪

相手の魔法を操ったり、自分に魔法を付与することも出来るけど

それだけじゃなくて物体にも魔法を付与出来るんだ。

こんなふうにね。」

凛央はそういうと柄をコンテナにあて異能を発動させた

凛央「‪”‬掌握しろ‪”‬ロッテンフォロウ」

 

ウワッ!? ナニコレッ!?

遠くのコンテナの奥から声が聞こえた

 

凛央「よし。成功したみたい!

行ってみよう!」

 

いろは「すごいでござるな…

(にしても今の声…)」

 

二人は声の聞こえた方へ向かった

そこにいたのは

 

凛央「え!?」

 

いろは「なんでここに!?」

 

凛央が異能でコンテナを魔法で変換した

檻に捕らえた人物をみて二人は驚愕していた

 

??「あはは…バレちゃった…♪」

 

凛央、いろは「「‪”‬すいちゃん‪”‬!?」先輩!?」

 

そこにいたのはホロライブが誇る彗星の歌姫

‪”‬星街すいせい‪”‬だった

 

 

すいせい「とりあえずこれ 解いてもらってもいい?」

凛央が発動した檻の中に囚われているすいせいが言う

 

凛央「…」

凛央は立ち尽くしていた

 

いろは「…凛央くん?」

 

凛央「…は!?すみません!!

いま解きます!!!」

凛央は慌てて異能を解く

 

すいせい「いやぁw

まさかバレるなんてねぇ

いろははともかく君もなかなかやるね?w」アハハッ

すいせいは笑いながら言う

 

すいせい「あ、自己紹介がまだだったね!

彗星のごとく現れたスターの原石!

アイドルVTuberの星街すいせいでーす♪

知ってるか分からないけどw」

 

凛央「いやいや!!!もちろん知ってますよ!

‪”‬Stellar Stellar‪”‬マジで大好きです!

他にも個人的には‪”‬灼熱にて純情‪”‬もお気に入りです!!」

凛央が興奮気味に言う

 

すいせい「おー!

wii-wii-wooしてくれてるんだ?w」

 

凛央「はい!wii-wii-wooしてます!」

 

いろは「凛央くん?

限界化オタクになってるでござるよ?

まぁ気持ちはわかるでござるが…

ところで先輩どうしてここに?」

ここでいろはが疑問をぶつける

 

すいせい「ん?私は頼まれたんだよね〜

YAGOOとラプちゃんに」

 

いろは「頼まれた?」

凛央「YAGOOとラプちゃんに?」

 

すいせい「そうそう

この任務はもともと私が引き受けてたんだけどそんな難しいものでもないから

いろはたちに譲ってやってくれってYAGOOに言われて譲ったんだけど

ちょっと事情が変わってねー…」

すいせいは難しい顔で言う

 

凛央「事情が変わった?」

 

すいせい「うん…

当初の情報では組と組同士だけの取引だったらしいんだけど新しい情報でね?

どちらかの組が傭兵を雇ったって入ってねー

それもかなりの実力らしいのよー」

 

いろは「なるほど…」

 

すいせい「それで改めて私も任務に同行してやって欲しいって声がきたわけ

ラプちゃんからも二人を頼みますって頭下げられちゃねーw

元より断るつもりはなかったけど二人ともラプちゃんに愛されてるね?♪」

 

いろは「あのラプ殿が…」

凛央「僕たちのために頭下げたのか…」

 

すいせい「あ、これは一応内緒ね?w」

 

凛央「わかってます!

ありがとうございます!星街さん!」

 

すいせい「あ、下の名前でいいよ?

ところで今更だけど君が景野凛央くんで合ってるかな?」

 

凛央「あ!挨拶が遅れてすみません!

はい!僕が新しくholoXに入った看守の景野凛央です!」

 

すいせい「そうかそうか♪

これから宜しくね♪ 凛央!」

 

凛央「はい!宜しくお願いします!

その…‪”‬すいさん‪”‬!」

 

すいせい「すいさんかw

さっきみたいにすいちゃん呼びでも別にいいのにw」

 

凛央「いやさっきは咄嗟に言ってしまいましたが本人を前にそれはちょっと…

すいさんで勘弁してください…」

 

すいせい「まぁいっか♪」

 

凛央「ところでなぜ声を掛けずに後ろから後を付けてたのですか?」

 

すいせい「う〜ん…なんとなく?」

 

凛央「へ…?」

凛央は素っ頓狂な声を出す

 

すいせい「いや声かけるタイミングわかんなくなってw

どうせなら凛央の実力も確認できたらな〜ってw」

 

凛央「そういうことでしたか…」

 

いろは「話を戻すでござるが今回はこの三人での任務ということでござるか?」

 

すいせい「そうなるね〜」

 

凛央「傭兵ってどんなやつ雇ったんですかね…」

 

すいせい「それがわかんないんだよね〜」

 

いろは「まぁこのメンバーなら問題ないでござろう」

 

凛央「…あの…失礼を承知で聞くのですが…

すいさんって戦えるのですか?」

 

すいせい「ん?それなりにやれると思うよ?」

 

いろは「それなりどころじゃないでござるよ…

先輩はホロライブ内でもトップの実力でござる…

風真や沙花叉は足元にも及ばないでござるよ」

 

凛央「そんなに強いの!?

(いろはちゃんの戦いは見た事ないけどクロヱは一度対峙したからわかる…

あいつもかなりの実力だった…それが足元にも及ばない?

…控えめに言っても化け物じゃないか…)」

 

すいせい「あははw

いろはにそこまで言われると照れるな〜w」

 

凛央、いろは、すいせい「「「…!」」」

三人はその場で姿勢を低くする

 

すいせい「二人も気づいたみたいだね?」ニヤッ

 

凛央「はい」

 

いろは「奴らが今回のターゲットでござるか?」

三人が見つめる先には30人程の団体がいた

 

すいせい「そうみたいだね」

 

凛央「あいつらかなり実力あるな…」

 

いろは「そうでござるな…身体の運び方が達人のそれでござる…隙が一切ない…」

 

すいせい「大丈夫♪大丈夫♪パワーで押し切っちゃお♪」

 

凛央「いけいけスタイルなんですね…」

 

すいせい「それが一番シンプルでわかりやすい!」

 

いろは「風真も同意見でござる!」

 

凛央「(やべぇ脳筋しかいねぇ)

なら組同士が合流したら突撃しますか?」

 

すいせい「そうだね!」

 

その後 三人は合流まで待った

 

 

いろは「二人ともそろそろ準備いいでござるか?」

いろはは臨戦態勢をとる

 

すいせい「すいちゃんいつでもおっけー♪」

そういいすいせいは金色の斧を召喚した

 

凛央「(あれがすいさんの魔法なのか?)

僕もいつでもいいよ」

凛央は仮面を装着し最初からロッテンフォロウを構えておく

 

すいせい「お!凛央かっこいいじゃん!」

 

凛央「ありがとうございます///」

褒められ照れる凛央

 

いろは「ムッ…そろそろ行くでござるよ」

どこか不機嫌そうないろは

 

凛央、すいせい「「了解」」

 

 

〜取引コンテナ内〜

 

 

取引しているのは日本のヤクザと

チャイニーズマフィアだった

 

ヤクザA「例のものは持ってきたんだろうな?」

 

マフィアA「安心シナ。ちゃんと持ってキテル」

そういいマフィアはアタッシュケースを取り出し開けた

 

凛央「(あれはなんだ…)」

凛央は目を凝らす

 

いろは「なんでござるか?あれ」ボソッ

 

すいせい「さぁ?」ボソッ

 

凛央「(赤い液体の入った容器…?)

いやな予感がするな…」ボソッ

 

すいせい「まぁ怪しげな取引には変わりないし

とっとと捕まえて情報も吐いてもらおうか」ボソッ

 

??「お前たちこんなところでなにしてる?」

突如後ろから声が聞こえた

 

凛央、いろは、すいせい「「「!?!?」」」バッ

三人はすかさず距離をとる

 

ヤクザA「誰だ!?」

ヤクザが三人の存在に気づいた

 

凛央「(くっそ…不意打ちはもう出来ないか…

にしても油断してた訳じゃないのに全く気配に気づかなかった…)」

 

??「侵入者ですぜ

どうしやす?殺しやすか?」

謎の男はヤクザに問う

 

ヤクザA「あぁ

そのためにアンタを雇ったんだからな。排除しといてくれ。」

 

凛央「(‪”‬雇った‪”‬ってことはこいつが傭兵か!)」

 

傭兵「了解した」

 

マフィアA「一体ナンダ!?」

 

ヤクザA「そんな慌てる必要はねぇさ。

こっちは取引の続きといこうぜ?

あの傭兵が相手なんだやつらは終わりさ。」

 

すいせい「いろは…こいつの気配気づいた?」

すいせいは表情には出していないが内心焦っていた

 

いろは「残念ながら全くでござる…

(こいつ何者でござるか?風真も先輩も全く気づかないなんて…

あの感じおそらく凛央くんも…)」

 

傭兵「悪く思うなよ?

お前たちに恨みはないがこっちも仕事なんだ。」

傭兵はそう言い巨大な大剣を取り出した

 

すいせい「っ!?

二人とも!来るよ!」

 

傭兵「フンッ!」

傭兵は大剣を三人目掛けて振り下ろした

 

ドッカアァァン!

 

間一髪で回避した三人

すいせい「なんつー馬鹿力だよ…」

自分たちがいた場所を見るとそこには

隕石でも落ちたのかと思う程のクレーターができていた

 

いろは「正面から受けるのは得策ではなさそうでござるな…」

 

凛央「やばすぎだろ…」

 

傭兵「多少は動けるようだな?ならせいぜい楽しませてくれよ?」

傭兵は次の瞬間一瞬で凛央との距離を詰めた

 

凛央「!?」

 

傭兵「オラァ!」

傭兵は凛央を勢いよく蹴り飛ばした

バキィッ!

凛央「グハァッ!?」

ドォンッ!

凛央はコンテナの壁を突き破り数十メートル先まで飛ばされた

 

いろは、すいせい「「凛央!!」くん!!」

 

いろは「貴様!!!」

いろはは傭兵に殺意を向ける

 

傭兵「おお、いい殺意だ。楽しめそうだ。」

 

すいせい「いろは落ち着いて」

 

いろは「落ち着けるわk…!」

いろははすいせいの顔を見ると

 

すいせい「キレてるのはお前だけじゃない…」ギリッ

すいせいは誰が見ても分かるほどの怒りの表情をしていた

 

いろは「すみませんでした…先輩…」

 

すいせい「いい子だ、凛央はきっと大丈夫。

防御態勢と受け身をとってるのは見えたから

命に別状はないと思う。こいつを倒してさっさと凛央のとこに向かおう。」

すいせいはいろはを落ち着かせた

 

いろは「わかりました!」

 

傭兵「安心しろ。お前らを始末したあと、さっきのボウズも後を追わせてやるから。」

 

すいせい「行くよ!いろは!」

斧を構える

 

いろは「はい!」

チャキ丸を構える

 

 

〜凛央side〜

 

 

凛央「くっそ…あの野郎…マジで死ぬとこだった…

いっつ…骨何本かイカれたな…」

凛央は腹部を抑えた

 

凛央「早く戻らないと…二人が危ない…」

そう言い凛央は傍に落ちてた

仮面とロッテンフォロウを手に取り立ち上がる

 

??「キミは弱いね凛央」

突如凛央の名前を呼ぶ謎の声が聞こえた

 

凛央「!?誰だ!?」キョロキョロ

凛央は周りを見渡すが誰もいない

 

??「僕のことはどうでもいいさ。

それよりもいいのかい?

早く戻らないと大切な仲間が殺されるよ?」

 

凛央「誰だかわかんないけど、お前に言われなくてもわかってる!!!」

 

??「まぁ戻ったところで今のキミじゃすぐに死んでしまうだろうけどね。」

 

凛央「っ!?

姿も見せずに随分と好き勝手言ってくれるね…」イラッ

凛央は怒りをあらわにしていた

 

??「そんなに僕の姿が気になるの?

だったらそうだな…あぁ右を見てご覧?」

 

凛央「(右?)」

謎の声に言われ右を向くが鏡しかなかった

 

凛央「おちょくるのも大概にしろよ?お前を先に殺してやろうか?」イラッ

 

??「はは。面白いこと言うね。

キミは僕の姿も分からないのにどうやって殺すっていうんだい?

それに残念ながらそれは無理な話さ。鏡で自分の姿をよく見なよ?」

 

凛央「は?」

そう言われ鏡を覗く凛央

当然映るのは凛央自身なのだが…

凛央「!?」

凛央は鏡に映る自分に驚愕した

 

鏡の凛央「僕はキミだよ。景野凛央。」

鏡に映る自分の目が結膜は真っ黒くなり、角膜は赤黒く変色し、目元には‪”‬檻‪”‬のような格子状の痣が浮かび上がっていた

 

凛央「なんだよ…これ…まるで…」

その姿はとある場所で都市伝説となっていた人を喰らう人型の怪物のようだった

 

その怪物の総称は

凛央「‪”‬喰種‪”‬じゃないか‪…」

 

鏡の凛央「ははは。」

 

 

 

 

凛央「なんなんだよ…これ…」

凛央は鏡に映る都市伝説の怪物

‪”‬喰種‪”‬のような姿になっている自分を見て驚愕していた

 

鏡の凛央「はは。いい反応するね。滑稽だよ。

あぁさっきキミは僕に何者かと聞いたね。

そうだな…‪”死堪(シコラエ)”‬とでも名乗ろうか。」

鏡のもう一人の凛央は‪”死堪 ”‬‬と名乗った

 

凛央「どういうことか説明しろ!」

凛央は声を荒らげる

 

死堪「本当になにも覚えてないのかい?

自分の過去を。」

死堪は凛央に問いかける

 

凛央「お前はなにを言っている?

当然覚えている。両親は物心着く前に死んだが兄さんがいた!

その後兄さんが死んだ後はクロヱの家族にお世話になった!

自分で生活出来るようになってからは黙って出たけど…

これのどこがおかしいところがあるって言うんだ!」

 

死堪「はあ。その兄さんがいつ頃死んで、死因は覚えているのかい?」

 

凛央「…!?」

凛央は自分の記憶のバグを見つけた

 

死堪「僕が言うまで気づかないとはキミは本当に滑稽だよ。」

 

凛央「お前はなにか知っているのか…?」

 

死堪「僕はキミだと言ったろ?当然知っているさ。」

 

凛央「…その前に…僕は喰種なのか?」

 

死堪「正確には‪”‬喰種化の異能‪”‬を手に入れた改造人間だね。」

 

凛央「”‬喰種化の異能‪”‬を手に入れた?

異能は人が生まれ持った能力だろ…?」

 

死堪「だから言ったろう?改造人間だって。

キミは後天的に異能を手にしたんだよ。

それにキミだって幼い頃に異能を使った記憶はないだろう?

それもそのはずだよ。

キミの異能はそのロッテンフォロウがなくては発動出来ないからね。」

 

凛央「誰がそんな事を…」

 

死堪「本当になにも覚えていないんだね?

キミの身体をそうしたのは他でもないキミの兄‪”‬‪景野明博‪(かげのあきひろ)”‬‬さ。」

 

凛央「っ!?」

 

死堪「キミは幼い頃、両親と共に交通事故にあったんだよ。

あいにく両親は即死だったがキミはなんとか息はしていた。とても危険な状態だったけどね。

そんなキミを兄が研究していた‪開発段階の”‬喰種化の異能‪”‬をキミに施したのさ。

施術は成功してキミはいまもこうして生きている。

その後、数年キミと兄は一緒に過ごしていたがある日事件が起きた。

一応聞くがキミの兄が死んだ理由は?」

 

凛央「…家に強盗がはいって兄さんは僕を庇って死んだはず…」

 

死堪「ではキミはその場面を覚えているのかい?」

 

凛央「…いや。

保護してくれた警察官が話してくれた…」

 

死堪「本当の理由はキミさ。景野凛央。

キミが兄を自らの手で殺したのさ。」

 

凛央「そんな…嘘だ!?」

 

死堪「嘘じゃないよ。

キミの‪”‬喰種化の異能‪”‬が暴走してあの悲劇が起きたのさ。

本来ならロッテンフォロウがなくては異能が発動しないはずだったが、誤算だったんだろね。

突如キミの異能が暴走した。」

 

凛央「そんな…僕が…兄さんを…」

 

死堪「キミの兄は暴走したキミを止めるために命さながらで異能の発動キー‪である”ロッテンフォロウ‪”‬をキミに渡して正気に戻り、その後兄は絶命した。

キミはそれを勘違いしてそれが兄の形見だと思っていたらしいけどね。‬」

 

凛央「…」

 

死堪「と、ここまで長く話してしまったがぼーとしてていいのかい?

こんなことしてる間にもキミの仲間は戦いながら傷ついてるよ?」

 

凛央「…!?

(いろはちゃん!?すいさん!?)」

 

凛央「っふぅ…」

凛央は一度自分を落ち着かせる

 

凛央「過去のことはこの際もうどうでもいい。

気にしたところで今となってはどうにもならない。」

 

死堪「ほう?」

 

凛央「今大事なのはいろはちゃん、すいさん…

大切な仲間を助けることだ!」

 

死堪「…」ニヤッ

 

凛央「さっきの口振りからするにあの傭兵を打開する策をお前は知っているな?

教えろ。」

 

死堪「…いいだろう。今後のキミの物語に俄然興味が湧いてきた。

キミも見ただろう?

取引されていた‪”‬容器に入った液体‪”‬

あれは‪”‬喰種化の薬‪”‬さ。」

 

凛央「なんだと!?」

 

死堪「と言っても一時的はものだけどね。

まぁ戦闘ドラッグとしてかなり優秀だと言える。

デメリットはかなりあるけどね。」

 

凛央「…つまりその薬を僕が使えということか?」

 

死堪「そう。

キミが使う分にはデメリットは一切なく、メリットしかない。」

 

凛央「…わかった。お前の言葉を信じてやる。」

 

死堪「僕にキミの物語を見せてくれよ?

一体どんな物語が完成するんだろうね。楽しみだよ。」

そう言い残し死堪は消えて言った

 

凛央「なんだかいろいろ思い出した気がする…

いや…そんなことより今は…僕の居場所を守りきる…

僕はホロライブ所属holoX看守の景野凛央だ…」

 

凛央「(みんなは僕が守る)僕は‪”‬喰種‪”‬だ。

‪”‬JAIL‪”‬としてやつらを悪夢という檻に投獄してやる。」

‪”‬赫眼‪”‬を発現させ凛央は決意する。

 

 

 

 

すいせい「いくよ!いろは!」

斧を構える

 

いろは「はい!先輩!」

チャキ丸を構える

 

傭兵「楽しませてくれよ!?」

そう言い傭兵は斬撃を飛ばしてくる

 

すいせい「‪”‬流星(ミーティア)”!‬」

すいせいは光の速さで移動し回避する

 

いろは「‪”‬風真流剣術:風流し‪”‬!」

いろはは斬撃を受け流す

 

傭兵「いいねぇ!楽しくなってきた!」

 

すいせい「あいにくこっちは

お前を楽しませるつもりはないから

速攻終わらす!‪”‬星崩し(セーマ)‪”‬!」

すいせいの斧が巨大化し傭兵目掛けて振り下ろす

 

ドッカアァァン!!!

 

傭兵の最初の攻撃とは比べられないほどのクレーターが出来た

 

いろは「すごすぎでござる…」

あまりの威力にいろはは目を丸くする

 

すいせい「フゥ いろは!凛央のとこ向かおう!」

 

いろは「は、はい!」

 

ガラッ

傭兵「おいおい。勝手に終わらせるなよ。

せっかくノってきたところなのによ。」

 

いろは、すいせい「「!?」」

2人はあの一撃を受けて尚立ち上がる傭兵をみて言葉を失った

 

いろは「(先輩の攻撃を受けてまだ立つでござるか!?)」

 

すいせい「手を抜いたつもりはないんだけどな…」ハハ…

 

 

〜凛央side〜

 

 

凛央「(取引は…今終わるとこか?)」

 

マフィアA「これで交渉成立ネ。

私としてはこれからも仲良くシタイヨ。」

 

ヤクザA「それはお前たち次第だな。

今後もこの薬を寄越すっていうなら考えてやる。」

 

凛央「(さっさと回収しよう)

‪”‬掌握しろ‪”‬ロッテンフォロウ」

凛央はそう言いロッテンフォロウを地面に突き刺す

その場にいたヤクザ、マフィアは鋼鉄の檻に捕縛された

 

ヤクザA「なんだこれは!?」

 

凛央「おい。お前そのアタッシュケースを寄越せ。」

凛央はヤクザが左手に持っている物に指をさし言った

 

ヤクザA 「だれがそう言われてどうぞって渡すんだよ!」

そう言いヤクザは右手で懐からハンドガンを取り出し凛央に向けるが

凛央はすかさずその右手首を切り落とした。

 

ヤクザA「ギヤァァァあ!?」

ヤクザは突然の出来事に驚きアタッシュケースを落とした

 

凛央「これは頂くね。」

凛央はアタッシュケースを持ち上げ開ける

 

凛央「これが‪”‬喰種化の薬‪”‬か…」

凛央は薬を取り出し言う

 

マフィアA「どうしてそのことを知ってイル!?」

 

凛央「うるさいよ。君もあぁなりたいの?」

凛央は右手首を抑えているヤクザを見て言う

 

マフィアA「…!?」

マフィアは黙った

 

凛央「フゥ よし。やるか。」

凛央は意を決してその薬を飲んだ

 

ヤクザA「は!バカが!副作用のことも知らずに飲むなんてな!

自殺志願者か!?」

 

バキィ

凛央は目の周りが激しくヒビ割れるような感覚がした

痛みを感じるどころか寧ろ気分がいい

凛央「‪これが喰種か…」

パキパキ

すると凛央の腰部分から‪”‬赤紫色の触手のようなもの‪”‬が生えてきた

凛央「(喰種がもつ特別な器官‪”‬赫包‪”‬から生み出させる武器‪”‬赫子‪”‬だっけか…この形状は…)

‪”‬鱗赫‪”‬か…」

そう呟くと凛央は急いでいろはとすいせいの元へと駆けた

 

 

〜いろは、すいせいside〜

 

 

すいせい「ぐっ!?」

いろは「きゃあ!?」

 

いろはとすいせいは傭兵の強力な攻撃により

既に傷だらけで満身創痍だった

 

傭兵「そろそろ限界か?」

 

すいせい「はぁ…はぁ…

早く…凛央のとこに向かわなきゃなのに…」

 

いろは「(みんなに応援信号を送るべきか?けどこいつはholoXに取って相性が悪すぎる…ラプ殿なら…いやラプ殿は風真を信じて任せてくれたんだ!

…今凛央くんを助けられるのは)

風真だけなんだ…!」

いろはは立ち上がった

 

傭兵「いいねえ。根性あるやつは好きだ。」ニヤッ

 

いろは「(まだ扱い慣れてないけど…

いまはそんなこと言ってる場合じゃない…)

‪”‬風真流奥義:風神”‬!」

するといろはの周りに風が集まり‪”‬風の鎧‪”‬が形成された

いろは「推して参る!」

 

傭兵「来い!刀の娘!」

 

いろは「ふっ!」

いろはは風のように舞い傭兵を翻弄する

 

いろは「‪”‬風神‪:神威太刀(カムイタチ)”‬!」

いろはは傭兵に向かって無数のかまいたちを飛ばす

 

傭兵「!やるじゃないか!」ニヤッ

 

すいせい「後輩に負けてられないな!

これでもくらって寝てな!‪”‬七星剣(グランシャリオ)‪”‬!」

すいせいは七つの隕石を傭兵に向かい放った

 

傭兵はかまいたち、隕石ともに大剣で薙ぎ払い二人に近づく

すいせい「なんで!?ガっ…!?」

すいせいは傭兵に踏みつけられ

いろは「ぐっ…!?」

いろはは頭を掴まれていた

 

すいせい「いろはを…離せ…!」

 

傭兵「自分ことより仲間のことを心配するか。

安心しろ。この娘を握り潰したあとすぐにお前も殺してやるよ。」

 

いろは「き…さま…」

 

傭兵「楽しませてくれてありがとな。

でも仕事なんだ死んでくれ。」

傭兵は手に力をいれる

 

ギュウッ

いろは「ぐっ!…アぁ!!」

 

すいせい「いろは!?テメェ!!!」

 

ドスッ!

突如傭兵の腹部を背中から貫く二本の触手

傭兵「あ?」

傭兵はいろはを離した途端

ヒュンッ

傭兵「!?」

その触手は傭兵を貫いたまま傭兵を吹き飛ばした

 

別の触手が倒れているすいせいを絡め取りいろはを抱き抱える一人の人影

 

すいせい「無事だったんだね…」

すいせいはその人物を見て安堵する

 

いろは「…!?」ポロポロ

いろはは自分を抱き抱える人物の顔を見て涙する

いろは「凛央くん…!」

 

凛央「遅くなってごめん。いろはちゃん。すいさん。」

凛央は2人はをゆっくり地面に下ろす

 

すいせい「この触手は?」

 

凛央「その説明は改めて。いまは二人とも休んでて。」ニコッ

そう言い凛央は傭兵に向き直る

 

傭兵「まさかここまで戻ってくるなんてな。

しかもその姿…取引の薬使ったな?その場しのぎにしかならないぞ?」

 

凛央「僕の場合はそうとも限らないらしくてね。

それよりよくも二人をこんなにしてくれたね。」ギロッ

凛央は傭兵を睨みつける

 

傭兵「安心しろ。いまから三人まとめてあの世に送ってやるさ。」

 

凛央「いいや。あの世に行くのはお前だよ。」

凛央は赫眼を見開き四本の赫子を展開させ、ロッテンフォロウを起動する

 

凛央「次は僕の番だ。」

そう言い凛央は反撃にでる

 

ズガガガガッ!

四本の赫子が地面を抉りながら傭兵目掛けて襲う

 

傭兵「ふんっ!」

傭兵は大剣で赫子の攻撃を防いだ

 

凛央「それだけだと思うなよ?」

キュイーーンッ!

チェンソーの起動音とともにロッテンフォロウで傭兵を切りつける

 

傭兵「やるじゃないか。」

血を流す傭兵

 

凛央「お前の能力は‪”‬相手の力を自分の力に変換‪”‬するものだな?」

 

傭兵「ほう。気づいたか?」

 

凛央「そうでもないといろはちゃんとすいさんがあそこまでやられる説明がつかないからね。」

 

傭兵「気づいたところでどうしようもないがな。

お前も俺の養分となれ。」

 

凛央「あいにくだけどそれはできないね。お前は僕とは相性悪いよ。

僕の異能は‪‪”‬喰種化‪”‬だがその能力の一つ”魔法操作‪”‬。

他者を魔法を消すことも出来る。お前のその能力は魔法によるものだろ?

まぁ異能だった場合は僕が魔法使うけど。」

 

傭兵「なるほどな…だが俺が力を奪うだけだと思うなよ?」

 

凛央「お前こそ楽に死ねると思うな」

 

いろは「凛央くん…」

 

すいせい「あの凛央に一体なにが…?」

 

凛央「ふっ…!」

凛央は懐にあるナイフを取り傭兵に投げ牽制する

 

傭兵「いまさら小細工か?」

大剣で振り払いながら凛央に近づく傭兵

 

凛央「まさか」

凛央はロッテンフォロウで迎え撃つ

 

ガキィン!

傭兵「そんなんで防げると思うなよ!」

傭兵は更に力を加える

 

ググッ

凛央「!こうなったら…!」

凛央は赫子で応戦しようとする

シュッカカカカッ!

 

傭兵「っ!?」

傭兵は一度距離をとる

 

凛央「あれ?」

凛央は不思議な顔をしていた

確かに赫子を使おうと意識はしたがその赫子がさっきまで出していた鱗赫ではなかったからだ

凛央は自分の背後を見てみると依然と鱗赫は出ているが、それとは別に肩のあたりから‪”‬羽のような赫子‪”‬が出ていた

凛央「これって…」

 

傭兵「楽しいなぁ。鱗赫と‪”‬羽赫‪”‬の‪”‬複数持ち‪”‬か!」

 

凛央「(やっぱりこれ‪”‬羽赫‪”‬なのか…

確か羽赫は遠距離戦に優れてるんだっけか…

さっきもなんか飛ばしてたし)やってみるか…」

 

シュッカカカカカカカカカカカカッ!

凛央は傭兵に向かってマシンガンのように羽赫を飛ばす

 

傭兵「くっ…さすがにやりずらいな。」

傭兵は防御態勢をとる

傭兵「使いたくなかったがそうも言ってられないか。」

そう言い傭兵は懐から凛央が先程飲んだ‪”‬喰種化の薬‪”‬を手に取った

 

凛央「!?お前ももってたのか!?」

 

傭兵「念の為な。

本当は売ろうと思ってたがいまはお前との戦いを楽しみたい!」

傭兵は薬を飲み込んだ

 

傭兵「ぐああぁぁぁ!

…っふぅ。なかなか気分がいいな。」

傭兵の目には赫眼が現れていた

 

傭兵「こうか?」

そう言い傭兵は赫子を出した

そこには巨大な‪”‬尻尾のような赫子‪”‬があった

傭兵「俺のは‪”‬尾赫‪”‬だったみたいだな。」

 

凛央「(口振りからするに初めての喰種化みたいだけど…

あいつの赫子…デカイな…)」

怪獣の尻尾を思わせるような尾赫をみて凛央は思った

凛央「まぁいい。やることは変わらない。

お前を殺す。」

 

傭兵「楽しもうぜ!」

傭兵は凛央に向かって駆け出した

傭兵の尾赫が凛央の側面を狙ってスイングしてくる

 

凛央「これでどうだ!」

凛央は鱗赫で傭兵の尾赫は絡め取り抑える

 

傭兵「こっちもあるぜ!」

大剣を振り下ろす傭兵

凛央「くっ…!」

ロッテンフォロウで抑えるが力負けするのが目に見えている

凛央は羽赫で牽制しようとするが凛央が両手でロッテンフォロウを構えるいるに対して、傭兵は片手で大剣を振り下ろしていたため、空いている左手で凛央の腹部に強烈な一撃を入れる

 

凛央「ぐはぁっ!」

思わず蹲る凛央

 

傭兵「終わりだな。死ね。」

傭兵は大剣を振り下ろす

 

スッ

すいせい「‪”‬星崩し(セーマ)‪”‬!」

バキィッ!

凛央に当たる直前にすいせいが異能で巨大な斧を横からフルスイングして傭兵の大剣を破壊した

 

傭兵「!?」

一度距離をとる傭兵

 

凛央「すいさん!」

すいせいの助太刀に驚く凛央

 

いろは「凛央くん立てるでござるか!?」

駆け寄るいろは

 

凛央「いろはちゃんまで…

休んでてって言ったじゃないか!」

 

いろは「バカでござるか!

凛央くん一人に任せるわけないでござろう!」

 

すいせい「そうだよ。君はもう私の大事な後輩なんだ。

先輩を頼りな♪」ニコッ

すいせいはそう言い凛央に手を差し出す

同時にいろはも同じく手を差し出す

 

凛央「…!二人ともありがとう…

僕たち三人でやつを倒そう!」

凛央は二人の手を取って立ち上がる

 

いろは「うん!」

すいせい「おうよ!」

 

傭兵「クライマックスってか?

だが俺に勝てるかな!?」

傭兵の尾赫が禍々しく変形していく

 

傭兵「喰種の活力は‪”‬人間の肉‪”‬だ。

今回は仕方無く‪”‬自分の腕‪”‬だがな。」

よくみると傭兵の左腕の一部に喰いちぎったような傷がある

 

傭兵「グゥオオォォ!」

傭兵は巨大な尾赫で辺り一帯を薙ぎ払った

 

傭兵は暴走状態なのか意識はなく

ただただその場で暴れ回る

 

凛央「マジで怪獣じゃないか…」

 

すいせい「一筋縄ではいかなさそうだね…」

 

いろは「‪”‬喰種の活力‪”‬…」

いろはは先程傭兵が言った一言に注目した

 

いろは「二人とも…確証はないでござるが風真に考えがあるでござる。」

 

凛央、すいせい「「?」」

 

いろはは自分の作戦を二人に説明した

 

 

凛央「っ!?そんなの出来るわけないじゃん!」

凛央は慌てていろはに言う

 

いろは「でも現状これが一番有効な手でござる。

先輩には別の役割があるから風真がやるでござる。」

 

凛央「…でも…」

 

すいせい「凛央。いろはの作戦でいこう。

いろはも強情だからこの感じ引かないと思うよ。」

 

いろは「凛央くん。風真を信じて?

風真も凛央くんを信じているでござるから♪」ニコッ

 

凛央「…ハァ わかったよ…」

諦める凛央

凛央「けど無理はしないようにね。僕も加減するけど…」

 

いろは「大丈夫でござるよ」ニコッ

 

すいせい「よし。話がまとまったしやろうか。

さっさと倒してみんなで焼肉でも食べようか♪」

 

凛央「この‪”‬タイミング‪”‬で焼肉ですか…」

 

いろは「先輩らしいでござるなw」

 

すいせい「いこう。」

 

凛央、いろは「「はい!」」

三人は作戦に移る

 

凛央「それじゃあ…

いくよ?いろはちゃん?」

 

いろは「遠慮なくやるでござる!

早くしないとやつがこちらに気づいちゃうでござる!」

いろはは肩の肌をさらけ出し凛央に言う

 

凛央「(覚悟決めるか…)じゃあ頂きます…」ガブッ

凛央はいろはの肩に齧りついた

 

いろは「っ!…」

いろはは顔をしかめる

 

ゴクンッ

凛央「!?!?」

凛央は自分の口に拡がる甘味に酔いしれそうになる

凛央「(これは喰種が人間の肉を食べる理由に納得がいくな…

意識が持ってかれそうだ…一種の薬物と同じだな…でも今なら)

なんでもやれそうな気がする…」

 

すいせい「いくよ!凛央!」

 

凛央「はい!すいさん!」

 

いろは「凛央くん…信じてるでござるよ」ニコッ

 

凛央「うん!任せて!いろはちゃん!」

 

すいせい「‪”‬流星(ミーティア)‪”‬!」

すいせいは光の速さで移動し傭兵の後ろに周り込みすぐさま

すいせい「チェックメイトだ!‪”‬星崩し(セーマ)‪”‬!」

すいせいは下から傭兵を切り上げ傭兵を空中に吹き飛ばす

 

凛央は傭兵に向かって高く飛ぶ

凛央「‪はっ!」

凛央は赫子を発現させる

すると凛央の背中には先程の鱗赫や羽赫とともに別のものが‪”‬二つ‪”‬発現していた

肩甲骨あたりから出ている‪”‬巨大なブレード状のような赫子‪”‬‪”‬甲赫‪”‬と尾てい骨のあたりからでている‪”‬黒い尻尾のような赫子‪”‬‪”‬尾赫‪”‬

凛央「(いろはちゃんの‪”‬栄養‪”‬の影響か新しい赫子が出てきたな…

ていうか‪僕”‬全種持ち‪”なのか‬)」

 

傭兵「ウガァァア!」

傭兵の尾赫が勢いよく凛央に向かってくる

 

凛央「ふっ!」

凛央は発現した甲赫で尾赫を叩き切る

続きざまに羽赫で目眩しをする

 

傭兵「ウガッ!?」

怯む傭兵に凛央の尾赫が絡みつき

さらに四本の鱗赫で傭兵の四肢を貫き動きを封じる

 

隙が出来た刹那

凛央は傭兵の心臓目掛けてロッテンフォロウを突き刺す

ドスッ

凛央「いけ‪”‬ロッテンフォロウ‪”‬!」

ロッテンフォロウを起動する

キュイーーンッガガガガガッ

 

傭兵「ぐは…」

傭兵は絶命した

 

凛央「やった… …てかこれ落ちね?」

ヒューン

 

凛央「くっ!」

凛央は傭兵を下にし落下する

 

ドンッ!

いろは「凛央くん!!」

すいせい「大丈夫!?」

 

凛央「いつつ…なんとか大丈夫…」アハハ…

 

いろは「…!凛央くん!!」バッ

そう言いいろはは凛央に抱きつく

 

凛央「ちょ!?いろはちゃん!?!?///」

赤面する凛央

 

すいせい「おぉ〜w いろはってば大胆w」

その光景を見て微笑むすいせい

 

いろは「本当に無事で良かった…」グスッ

改めて安堵するいろは

 

凛央「あ…その…心配かけてごめん…」

凛央は申し訳なさそうにする

 

凛央「すいさんも改めてありがとうございます!

すいさんが来てくれなかったら今頃僕たち…」

 

すいせい「なに言ってんのさ♪

後輩を守るのが先輩の役目だよ♪」ニコッ

 

凛央「それでもありがとうございます」ニコッ

 

すいせい「いいっていいって♪

それよりみんなボロボロだしとりあえず

事務所戻って‪”‬ちょこ先‪”‬に手当してもらお?」

 

凛央「‪”‬かなりあ‪”‬で集まってるらしいからもしかしたら こよちゃんもいるかもしれないですね。」

 

すいせい「よし!帰ろうか!」

 

凛央「いろはちゃん?行くよ?」

抱きつくいろはに問いかける凛央

 

いろは「…もう少しこのまま…」グスッ

 

すいせい「おやおや〜w モテる男は辛いね〜w」

 

凛央「やめてくださいよ…

(それにしても初任務いろいろあったけど…

無事に終わって良かった‪…)」

 

その後すいせいが呼んだホロライブ‪”‬裏‪”‬スタッフが凛央が捕縛していた

ヤクザとマフィアを回収し任務は成功した

 

 

 

 

〜ホロライブ療養フロア〜

 

 

ここはホロライブビルのワンフロアでホロライブ2期生悪魔の保健医”‬癒月ちょこ‪”‬の診察室やホロライブ関係者が療養できる病室などがある

こよりも定期的に手伝いに来てる

 

ちょこ「本当にこより様が来てくれて助かるわ〜♡

それに‪”‬ふーたん‪”‬と‪”‬かなたん‪”‬もありがと♡」

そうちょこが言うと

 

ふーたん?「いいよいいよ〜私たちも時間あったし!」

そう答えたのは金髪の褐色エルフホロライブ3期生‪”‬不知火フレア‪”‬

 

かなたん?「お礼楽しみにしておきますね♪」

そう言いお礼をせがむのは手裏剣(?)のような天使の輪を頭に浮かべている

天使ホロライブ4期生‪”‬天音かなた‪”‬

 

こより「二人も手伝ってくれたからすぐ終わりましたね!

時間もあるしこれからみんなでご飯とかどうですか?」

 

フレア「いいねぇ!」

 

かなた「何食べるー?」

 

ちょこ「ちょこ焼肉がいい!」

 

フレア「ほんとちょこ先焼肉好きだよねw

なら焼肉に行こうか♪」

 

こより「(りっくんといろはちゃん任務大丈夫かな〜

事前情報と変わったらしいけど…

でもすいちゃんも一緒に向かったらしいしきっと大丈夫か)

行きましょう♪」

 

コンコンコン

扉をノックする音が聞こえる

 

ちょこ「あら?誰かしら?

は〜い♡入っていいわよ〜♡」

 

すいせい「お邪魔しまーす!

ちょっと悪いんだけど手当てしてくれない?」ボロボロ

 

いろは「まずは凛央くんをお願いするでござる!」ボロボロ

 

凛央「あはは…」ボロボロ

 

入ってきたのは任務に向かった凛央、いろは、すいせいだった

三人ともボロボロで中でも凛央は二人の肩を借りてなんとか歩いてるようだった

 

こより「え!?三人とも大丈夫!?」

 

ちょこ「まずは手当てを!!」

 

三人はそれぞれ治療をうけた

 

すいせい「いや〜♪ほんと助かったよ〜♪

ありがと!ちょこ先!こよ!」

 

いろは「ありがとうでござる!」

 

凛央「…」ペコリ

 

こより「任務でなにがあったの?

それにりっくん。ちょっと身体調べさせてもらったけど…

きみ喰種なの?」

 

フレア、かなた「「!?」」

 

ちょこ「喰種ですって!?」

 

いろは「そういえば風真たちも詳しく聞いてないでござるよ」

 

すいせい「うんうん」

 

凛央「あー…どこから説明しようかな…

とりあえず任務の報告も兼ねて全部説明するね

実は… …」

 

凛央は任務での出来事、凛央の過去、能力を説明した

 

いろは「あの時そんなことがあったんでござるか…」

 

すいせい「先輩として情けないよ…

後輩をこんな危険な目にあわせて…」

 

凛央「いや本当にすいさんがいてくれて助かりました…

いなかったらきっと今頃僕といろはちゃんは…」

 

いろは「そうでござるよ!

改めてすいちゃん先輩ありがとうでござる!」

 

凛央「あ、そういえば自己紹介まだでしたね…僕は…」

そう言い凛央はちょこ、フレア、かなたの方を向く

 

フレア「holoXに入った景野凛央くんでしょ?

こよちゃんから話は聞いてるよ!」

 

凛央「あ、そうでしたか…お会いできて光栄です。

不知火フレアさん、癒月ちょこさん、天音かなたさん。」

 

すいせい「凛央って初対面のときめっちゃ堅苦しいよねw」

 

凛央「しょうがないじゃないですか…」

凛央は照れるように答える

 

ちょこ「ホロライブの後輩なんでしょ?

それなら仲良くしていきましょう?♡凛央様♡

ちょこのことはちょこ先でいいわよ♡」

 

フレア「私も堅苦しいのは嫌だからふーたんって呼んで!

凛央くん!」

 

かなた「僕もかなたんで!敬語もいらないよ!」

 

凛央「わかったよ…これからよろしくね♪

ちょこ先、ふーたん、かなたん♪」ニコッ

 

ちょこ「あら〜♡可愛い後輩が入ったわね〜♡

食べちゃいたい♡」

 

凛央「いや///それはちょっと…///」

凛央はたじろぐ

 

いろは「そんなのダメでござるよ!?」 ‬

慌てるいろは

 

こより「だめですよ〜ちょこ先生♪

いろはちゃんが妬いちゃうんで♪」

 

ちょこ「あらあら〜♡若いわね〜♡」

 

いろは「あぅ…///」

赤面するいろは

 

凛央「?」

 

コンコンコン

再び扉をノックする音が聞こえる

 

ちょこ「今日はお客様が多いわね。は〜い♡どうぞ〜♡」

 

YAGOO「景野くんたちが帰ってきたと聞いたのだが…

…いるようだね。」

 

すいせい「あ!YAGOOじゃ〜ん!

みんなボロボロだけど任務終わったよ〜」チラッ

 

YAGOO「…その様子だとかなり無茶をしたみたいだね…」

 

いろは「相手強かったでござるからねー」チラッ

 

凛央「あはは…」

 

YAGOO「本当に申し訳ない。

当初はこんな危険な任務ではなかったのだが…

いやこれはただ言い訳だね。

君たちを危険な目にあわせてしまった…

本当に申し訳ない…お詫びになんでもするよ」ペコリ

 

凛央「いやいや!大丈夫ですよ!

こうしてみんな無事だったし!」 ‬

YAGOOの謝罪に慌てる凛央

 

すいせい「凛央〜こういうのはちゃんとしないと〜」ボソッ

すいせいは凛央の肩に手を置き言う

 

凛央「でも…」

 

いろは「そうでござるよ?凛央くん?

今回凛央くんは特に危ないところでござったんだから」

 

凛央「では…これからみんなで焼肉行こうって話だったので

その費用もってくれてもいいですか?」

 

YAGOO「そんなのお易い御用さ!」

 

凛央「こよちゃんたちも一緒にどう?」

 

こより「え?いいの?」

 

ちょこ「がちぃ!?

ちょうどちょこたちも焼肉行こうって話してたところなのよ♡」

 

フレア「ナイスタイミングだねw」

 

かなた「んねー!w」

 

YAGOO「ではいいお店をこちらで予約しておくよ。

お金のことは気にせず好きな分だけ飲み食いして下さい。」ニコッ

 

すいせい「よっしゃあ!人の金で肉が食える!」

 

フレア「すいちゃん言い方w」

 

いろは「良かったでござるね♪凛央くん♪」

 

凛央「うん!いっぱい働いたんだ!その分いっぱい食べよう!」

 

その後一同は高級焼肉店に行き他愛のない会話をしつつ食事を楽しんだ

遠慮というものは知らず各々大量に飲み食いした結果

後日YAGOOのもとには目を疑うほどの高額な領収書が届いた

 

 

to be continued

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。