キヴォトスの生徒達がロボットを開発するお話   作:レイサン

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─エピローグ─ 結局私が一番凄いんだよね

奈々地レイミ。

その優れた頭脳と技術力で数々の兵器を開発したミレニアムサイエンススクールエンジニア部所属の一年生。

その技術力に目をつけた悪い大人に狙われるも、シャーレの先生の協力もあって、レイミ達は無事に敵組織を撃退することができた。

 

「はあ、一時はどうなるかと思ったが、やはり困った時に人を頼るのも大事だね。今回の件でその事がよくわかったよ。」

 

「フフッ、先生は頼りになるって言ったでしょ?」

 

「何であなたが得意気なのか疑問ですけど、まぁ結果的にこちら側に怪我人が出なかったのは良かったですよ。」

 

『でもせっかく作ったメタルウォーカーがバリア使っただけで大した活躍もしなかったのは残念だったなぁ。』

 

「それでいいんだよフラム。アレは本当にどうしようも無い時に使う最終兵器。アレが本気で戦うような事態にはならないのが一番なんだ。そもそも、私は戦うためにあれを作ったわけじゃないからね。」

 

「そういえば言ってましたね。確か自分の限界に挑むために作ったんですよね?」

 

「ああ、あそこから改良する可能性もある。」

 

「あれ以上どうするつもりなのよ……。」

 

「まぁとにかく今日はもう遅い。電車に乗り遅れないよう早めに解散するとしようか。」

 

『あれ?レイミは帰らないの?』

 

「私はせっかくだから、久々にエンジニア部に顔を見せてこようと思ってね。最近不登校気味だった私のために力を貸してくれたらしいからね。」

 

『ふーん、じゃあ先に帰って晩御飯用意してるね。早く帰ってきてね!』

 

「ああ、善処するよ。」

 

 

─────────────────────

 

 

「とは言ったが、話が盛り上がってしまって気がつけばこんな時間か。フラムに怒られそうだな。」

 

日が沈んで暗くなった街中を、レイミは一人で歩いていた。

つい先日誘拐されそうになったというのに、護衛もつけずに一人で夜道を歩く迂闊さが裏目に出た。

 

「……ん?何か意識が朦朧としてきた……な……。」

 

疲れのせいか、歩いている途中で気を失ってしまった。

 

「…おい、ターゲットが倒れたぞ?まだ撃てと言っていないぞ?」

 

「え?私も麻酔銃撃ってないですよ?」

 

「……まさか勝手に眠ったのか?」

 

「……疲れてたんですかね?」

 

レイミを狙っていた例の会社の社長と秘書、どうやらあの後死にものぐるいで逃亡していたようだ。

しかも懲りずにレイミを追いかけ、麻酔銃で眠らせて誘拐するつもりだったようだ。

 

「まあいいだろう!さっさと車に乗せて連れ帰るぞ!」

 

「もうどうなっても知りませんからね!?」

 

レイミをトラックの荷台に乗せて走り去って行った。

 

 

─────────────────────

 

 

翌日の朝。

 

「ウーン……ふあぁぁぁ…あ〜あ、6時間ぐらい寝たかな。……うん?ここはどこだ?」

 

「あ、目覚めましたよ社長。」

 

「フフフフッ…ここは我社の建設したとある建物の一室だ。今から君に交渉を持ちかける。私の下でその技術を活用する気は無いか?」

 

「無い。」

 

「プフッ、クククッ、即答されてますよ社長っ!」

 

「ええい笑うな!……オッホンッ、気を取り直して。当然だが君には相応の報酬を支払おう!月収500万でどうだ!」

 

「え、少なくない?私の事ナメてるのか?」

 

「グッ、騙されないか…。」

 

「ねぇもう帰っていいかい?金積まれてもあなたのような危険な人物に協力するつもりは無いよ。」

 

「くそぉ!こうなったら力ずくで情報を聞き出すまでだ!両腕を縛られていてはお前も抵抗できまい!」

 

「……腕を縛った程度で拘束したつもりかね?フンッ!」

 

レイミを縛っていた硬い縄は、あっさりと引きちぎられた。

 

「なっ、なにぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

「あんた本当にエンジニアかよ!?」

 

「機材の運搬や部品の取り付け作業も手作業で行ったんだ!エンジニアを舐めるんじゃない!」

 

レイミが拳を突き出すと、その拳が直撃した建物の壁は粉砕された。

 

「社長!こいつとんでもないヤツなのでは!?」

 

「気付くのが遅かったな。だが、誘拐するのは悪くないタイミングだった。」

 

その後レイミは、社長と秘書をボコボコに殴り倒した後ヴァルキューレに突き出してそのまま徒歩で家まで帰った。

まぁ要するに、結局レイミが一番凄いんだよね。

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