このくらいのペースが普通なのかな?
side忍
……ちょっと待て。
朝、目覚めるとオレの隣には金髪のお姉さんが眠っているではないか。
服を脱いでしまっているのか鎖骨のラインが魅力的だ。更に視線を落とすと、柔らかそうな大きな胸が目に飛び込んでくる。
お姉さん横向きに眠っているため胸の谷間がつくられており、その下は布団が…
「ってこれなに考えてるんだよオレ!」
「んぅっ」
お姉さんが身動ぎをするとふにゅんと胸が揺れ、形をかえる。
つまりとても素晴らしい光景が目の前で広がっているという訳で……犯罪は起こさないぞ。起こさないからな!
よし夢だ。夢のはずだ。
上体を起こし、自分の頬を殴ってみたが…とても痛かった。
どうやらオレは目覚めたら、見知らぬ金髪さん(巨乳)と一緒に寝ているという。
よ、よし!昨日したことを思い出してみよう。
たしか、道場の帰り道に残念過ぎる銀髪紅眼少女エルニにホットドッグを奪われたうえ、飯をたかられたんだよな。
マットドッ……エルニのやつ本当に残念な娘だったな。神とか言ってたし、そういえば守護霊が憑く指輪を貰ったな。
おっと、話がそれたな。あとはゆりかとなずなと一緒に遊んで、夜は真面目に宿題をやったくらいだな。
「んぁっ」
何故、オレは金髪さんと一緒に眠っているんだ?金髪さんはいったい誰なんだ?
宿題をやった後は素直に眠ったはずたし。
ま、まさか記憶がないだけで、真夜中の街へと繰り出し、本能のまま拐ってきてしまったのだろうか。金髪だし。
オレが悩んでいると、恐れていた事態が起こっ…
「お兄ちゃん!朝だYO!YO!」
「っ!?」
妹のなずなの声の後、ノック音。
いつもよりテンションが高いかしく「YO!YO!チェケラァ!!」と、ハッキリ言ってうるさい。
ほら、お姉さんもうるさいそうに「んんっ」って布団を胸元に。
「お兄ちゃん朝だよ~、本当だよ~、私お母さんに嫌われたくないんだよ」
母さんがなずなを嫌う!?母さんに何があったんだ!?なずなにだけ甘い母さんだぞ!?
なずなの発言に驚いていると我慢出来なくなったのか
「お兄ちゃん、開けるよ~?」
それはヤバいよ。制止の声をあげようとするも人間焦ると周りが見えなくなるせいで。
むにゅ
「あんっ」
金髪さん(巨乳)の胸を揉んでしまった。
もう一度言うぞ、金髪さん(“巨乳”)の胸を揉んでしまった。
そして金髪さんのエッチな声を不意に聞いてしまった。
むにゅ
「んぁっ」
つい金髪さんの胸をもう一揉みしてしまった。
そして閉じられていた金髪さんの瞼がゆっくりと開いた。
……どうやらオレは金髪さん(巨乳)の胸を揉んだで起こしてしまったようだ。現に金髪さんは顔を真っ赤にさせていた。
「お、おはようございます」
金髪さんの綺麗な日本語。それも鈴を転がすような美声。時間を忘れて聞き惚れてしまいそうなほどの。
「お兄ちゃん、起きてる?朝だよ?」
返事がないことを不振に思ったのだろう中学校の制服を着たなずなが顔を覗かせた。
なずなはニコニコしながらオレに視線をやり
「お兄ちゃん起きてたんだ。早く降りてきてってお母……さん……が…」
オレと金髪さんに気がついたのだろう。ニコニコしていた顔から表情を凍らせ硬直した。
重たい雰囲気が部屋を駆け巡ったあと
「うわぁぁー!お、お兄ちゃんが……女の人を襲ってる!?あとその人だれぇ?」
酷く驚き、オレを犯罪者を見るような目で見つめてくる。
オレがお前の立場なら同じ事をするぞ。なにせ兄が裸の女性の胸を揉んでいるんだもん。いや下着は付けてるからな。ブラが見え……なんでもない。下は知らないからな!
だが、この状況を打開する方法を思いついた。
「南条忍、彼女できました!」
「ウッソだぁ!」
「し、失礼だな君は。何故、嘘だと思うのかね?」
「だってお兄ちゃん……モテないし」
「失礼だな。いつ私がモテないと?」
「お母さんが言ってたもん」
「それは母さんの妄言だ。ほらお兄ちゃんを見てみなさい。カッコいいだろ?この寝癖とか」
オレの自画自賛を受け「じー」とオレを見つめるなずなと金髪さん。
金髪さんまで見つめてくるとは……流石オレ。
……ウソ、嘘ですから。誤りますからその視線を止めてください。それから金髪さんも止めてね。
あと母さんなんて事をなずなに教えてるんだよ。事実だけどさ。
「たしかにお兄ちゃんはカッコいい」
「はい。カッコいいです」
なずなと金髪さんから肯定の言葉が。しかし今はその言葉が心に刺さる。純粋な子を騙したみたいに。
いや騙してないからね。
「でもその人、本当にお兄ちゃんの彼女さんなの?お兄ちゃん、変に世話好きで優しいから困っていた外国人を連れてきちゃったとかじゃないの?お母さんが言ってたよ。『忍はわけのわからないツンデレだから絶対に彼女なんてできない』って。お姉ちゃんも『忍は顔は別だけど良い人すぎるから全員愛して彼女を一人に絞れない』って」
「まさかお前も母さんとゆかりの意見に賛成なのか?」
「うん」
よし、この両の拳でなずなの頭をぐりぐりしてやろう。オレは拳を握り立ち上がろうとするも
「ころ、アンタたち、朝から何を騒いでいるの。早くしないとご飯が冷め……」
突然、第三者の声が入ってきたので、オレはピタリと動きを止めて、視線を扉に向けるとオレの……いやオレたち兄妹の母親がいた。
sideゆかり
新聞とりを無事にやり遂げ、リビングに入るとお母さんがいなかった。
二階から忍とお母さんの声が聞こえてきますね。なずなのも。
まぁ、スルーしてもいいでしょう。
「いただきます」
そう言い、私は朝食を食べ始めた。
誰か書き方とか投稿や執筆時の楽な方法を…
それからどれくらいまでなら原作パクってもいいんだ?