「気持ち悪い手でこの子に触れないで!」
そんなヒステリックな声で、彼の手が振り払われたのはついさっきの出来事。俺たちは依頼人の家を後にしたのだが……。
「障子……」
「気に病むな。慣れている。見苦しいところを見せてしまったな」
「おま……やっぱ気に食わないよ……一言言ってきてやる」
そんな俺の肩をレフティが引き戻す。
「やめとけ。ああいう手のヤツには何言っても無駄だ。それにテンタコル、猫は喜んでるように見えたぜ?」
「お気遣い感謝します」
するとレフティのスマホに電話がかかってきた。
「ごめんレフティ!!
「何やってんだ飾!! 逃がしちまったもんは仕方ねぇ。2人とも、今から実践訓練だ。飾、頼む」
「プロヒーロー パンパカパーンの名において未効無勝 障子目蔵 両名の個性仕様を許可する!」
そんな声が電話越しに聞こえてきたのと同時に人がすごい速さで俺たちの横を通り過ぎた。その姿を一瞬のうちに見ていたようで障子は言った。
「報告にあった姿が見えた。俺が行く」
その
「依頼人の家に!」
障子も俺も急いで走った。
「間に合わせる……!」
「レフティ!」
「何故だ……動けねぇ!」
「
「任された!」
「邪魔だ!!」
そう叫ぶ敵の頭に勢いよく頭突き。
「ちぃっ! こんなんじゃ────あれ?」
思っていたよりもあっさり……。だったらどうやって逃げたんだ……?
未効がゴキブリ
(ここはあの時の……いいやそんなこと今は考えるな。俺はどんな人も……!)
障子は複製腕を広げて網のようにし、落ちてくる瓦礫から猫の依頼人を包み庇う。彼女は驚いた顔をしたが、相手がさっき自分が
「すまない。もう少しだけ耐えてくれ」
(ごめんなさい……あの時私があんなこと言ったばっかりに……)
「動ける……!」
レフティはようやく動けたようで急いで障子の救助の救援に急いだ。そして俺に対して叫ぶ。
「警察に通報だ!」
「わかりました!」
「
「はい、職場体験に来ています」
メイデンと呼ばれる鉄の牢に入れて連行する警察を横目に俺は障子の方に向かう。
「大丈夫か!」
「あぁ……家にいた人も全員無事だ。安心しろ」
「よかったぁ……じゃあ」
「それにあの人も……」
「さっくはごめんなさい……猫がいなくなって動転してたみたい……だから……」
「誰にだって嫌悪感というものはある。それに対しては怒っていない」
「これからは猫から目、離さないようお願いしますね」
なんだ、全然険悪な雰囲気じゃないじゃん。ったく心配させやがって。俺は障子の髪をわしゃわしゃと撫でる。
「このこのぉ〜」
だから俺は知らなかったんだ。本当の異形型への差別ってやつを。
個性 ゴキブリ
ゴキブリにできることはだいたいできる! また、見た者のマイナス感情を増幅させることができ、口から吐き出す液体は物を固めるぞ!
主人公に好感は持てますか?
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はい
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いいえ
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キャラが薄い