「ほぅ、個性を無効化する"個性"か。俺に似ているな」
「しかし戦闘では無個性とほぼ変わらないはずなのによくぞここまで……」
「体は自前のようですねオールマイト」
「あぁ……」
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「最下位除籍っておま……えぇ!?」
「入学初日で……いや初日じゃなくっても……理不尽すぎる!!」
「大事故。ただでさえ多い自然災害にそんなの知るかと来る身勝手な
(いやそれはわかるけどっ!!)
「Plus ultra。全力で乗り越えてこい」
(でもうじうじ考えてても仕方ない)
第1種目は50m走。
「スタートッ!!」
最初に飛び出したのは飯田、彼のふくらはぎから生えたエンジンからの噴射で高速で移動しているのだ。
「3秒04!」
同じく駆け出した無勝のタイムは5秒33。素の身体能力だけで走ったにしては早いものだ。しかし人並み。以降の種目もパッとしない結果が続き……。
「んじゃパパっと結果発表」
「あはっ、おわ〜った……」
彼は目が点になっていた。
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。あ、ちなみに除籍はウソな」
「!?」
「……」
そのついでのような言葉に無勝ほか数名の生徒はぽかんと口を開ける。
「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」
「……」
「えぇぇええええええ!?!?!」
「そゆこと。これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類あるから目ぇ通しとけ。それと緑谷」
まだ放心状態のままの緑谷に先生は保健室利用書と書かれた紙を渡した。
「
(え……何見逃して貰えたの?)
「それと未効、お前も保健室行ってこい」
「え……あ、はい」
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「やっぱり治らないねぇ」
「リカバリーガールの治癒が効かない……? なんで!」
「君の個性の問題だろうさね。個性が効かない個性。メリットもあるけどデメリットもかなりあるようだ」
「そんなぁ……じゃあできるだけ怪我はするなってことですか?」
「まだ個性の無効範囲がわからないくて個性の攻撃をどの程度防げるか分からないから受けるな、とは言えないけどねぇ……」
「自分だけ違うカリキュラム、とかだったら嫌だなぁ……」
「だ、大丈夫だよ落ち込まないで未効くん!! 雄英だよ! ここ! 絶対なんとかなるって!」
「お、おぉありがとう緑谷」
怪我が治らない。そんな悪魔的な勧告とともに雄英高校の初日は終わった。
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