超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
遂にダークネス四天王の一人と邂逅するネプテューヌ達、しかしその人物の姿と正体は....
第22話 運命の罪人(さだめのつみびと)
リーンボックス教会
ネプギアsaid
「そう....わかった、ありがとうオトメちゃん。」
アイエフさんが誰かに電話をしているのが聞こえる。
....何かあったのでしょうか? 気になった私はアイエフさんに声をかける。
「アイエフさん、何かあったのですか? 」
「ネプギア、いやね、今日の昼に私達が食材の買い出しに行ったじゃない? その時コンパと一緒にいたネズミが妙に引っ掛かったのよ。」
「....あのときのネズミ…ですか? 」
「ええ、それを諜報部の同僚に聞いてみたところ…案の定…各国のブラックリストに載ってた奴だったわ、要注意人物…と言うか要注意ネズミとしてね。」
「ええ!? あのネズミさん、悪い人だったです?…悲しいです.... 」
そう言って悲しむコンパさん。 アイエフさんはそのまま続けます。
「しかも数時間前にズーネ地区に船で向かっていることもわかったの。」
「それって....!」
「推測でしかないけど....廃棄物処理場にモンスターが大量発生したのは何か裏があるかも知れないって事。 」
彼処にはモンスターの他にもダークネスの怪人がいる....と言う事は彼処に向かったお姉ちゃん達は罠に嵌まったってことに!?
お姉ちゃん達が危ない!
「全く....こんなときにメテオは何処に行ったのよ....って、電話? はいもしもし? ....なんですって!? 」
突如の電話に出たアイエフさんが驚きの声をあげる。
....今度は一体?
「リーンボックスの街にメテオらしき人物が突然現れた怪人達と戦ってそのままズーネ地区方面に向かったって情報が入ったわ! 恐らくメテオも話を聞き付けてネプ子達を追ったんだわ! 」
街にもダークネスの怪人が現れるなんて....でもメテオさんがもう倒したから良いけど....でもそしたらメテオさんまでもが危ない!
「今ならまだ引き潮までには間に合う! 私が今から様子を見に行ってくるわ!」
そう言って行こうとするアイエフさん....でも....
「私も…私もお願いします! 」
私もじっとなんかしていられない! なんだか胸騒ぎがして嫌な予感がするから!
「ネプギア!? 」
「どうしても気になるんです! お願い! アイエフさん! 」
必死に頼み込む私にアイエフは黙り混みました…
ネプギアsaid out
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ズーネ地区付近
ネプテューヌ達がズーネ地区の廃棄物処理場に着くとそこには....
「けっ....うじゃうじゃいやがる。」
そう愚痴るブラン、そこには無数のモンスターとキャノンダイルがはびこっていた。
それを見たノワールは不敵に笑う。
「数は多いけど....モンスターも怪人も大したことない奴ばっかりじゃない! 」
「だけど万が一、街に渡ったりしたら大変よ! ここで早めに....っ!? 」
そんなノワールに注意を促そうとするネプテューヌ。
しかし突如地面が割れ、そこから大型の砲台を持つモンスターと機械の継ぎ接ぎのパーツを纏った大型のゴリラのような怪人、アイアンコングが現れる。
モンスターは砲台を向けて、アイアンコングは巨腕を振るってネプテューヌを攻撃する。
「このデカブツ達が真打ちか! 」
「敵に不足なし....ですわね! 」
ベールは槍を使って攻撃を捌き、ネプテューヌ達もそれぞれの武器で捌く。
「おあつらえ向きにモンスターも怪人も4体ずつ...1人2体....競争ね! 」
ノワールは砲台モンスターに一直線に向かう。
「抜け駆けはさせねぇ! 」
そんなノワールに続いてブラン、ベールも向かうが、ネプテューヌだけはそれに待ったをかける。
「三人とも待って! ここはみんなで一体ずつ倒して行くのがセオリーじゃ.... 」
「....腰抜けのセオリーね! 」
ノワールはネプテューヌにそういい放ち、ネプテューヌは呆れ顔になる。
「全く....みんな変身すると妙に強気になるんだから....まあ、私もそうだけど! 」
そう言うネプテューヌも負けじと突っ込もうとするも....
ーーーー...ザッ....ザッ....
「えっ!? 」
「な…なんだ!? 」
「これは一体…!? 」
「モンスターと怪人が....道を開けてる!? 」
突然モンスターと怪人達がネプテューヌ達を避けるように道を開け始めてる事に四人は驚き、その開けた道から一人の黒いコートを着た人物が歩いて来ることに気付く。
「ご機嫌麗しゅう 、美しい女神様達? ....会いたかったぜぇ!」
「何....あいつ? 」
あぎゃぎゃ! と両手を広げて下品に笑いあげる黒いコートの人物....その顔はフードに隠れて見えない。
そんなコートの人物にノワールが不気味がる。
「いやぁ~待ってたぜ? この時を、ずっと。」
「一体何なんだてめぇは? 」
ブランの問いにコートの人物は何も答えず、ただフードから微かに見える口元からは「ニタァ....」と気味悪い笑みを浮かべるだけである。
「貴方がこのモンスターと怪人達を呼び寄せたのですの? 」
「一体何のために? 」
「貴方の目的、聞かせて貰うわよ? 」
ベール、ネプテューヌ、ノワールの順にコートの人物に問いかけるとコートの人物はフードの奥から隠れている『赤い瞳』を光らせながら口を開く。
「おーおー、そんな綺麗な顔をして熱くなったりして何を聞いて来るのかと思えば....そんなでっかいおっぱいばかりに栄養が行って頭の回転が回ってねぇんじゃねぇのぉ? 」
「「「なっ....!? 」」」
コートの人物がセクハラ染みた発言をしなから両手をワキワキさせるとネプテューヌ、ノワール、ベールは顔を赤らめ、両手で胸を隠すようにする。
「てめぇ....人をおちょくってるとぶっ飛ばすぞ!? 」
女神の中で唯一貧にゅ....ゲフンゲフン!…なブランが青筋を立てながら叫ぶとコートの人物はやれやれとポーズを取りながら答える。
「ま、いっか…俺がこのモンスターや怪人どもを呼んだって言ったな? ....半分正解で半分外れだ。」
「....どう言うことですの? 」
「俺には協力者がいてね、怪人は俺が呼んだがモンスターはそいつが呼んだって事だよデカ乳の姉ちゃんよぉ? 」
「....っ!」
再びのセクハラ発言にベールは再び胸を隠すようにすると隣にいたネプテューヌが叫ぶ。
「貴方はこんなことをして、何が目的なの! 」
「....ほぅ? 」
「ひっ!? 」
するとコートの人物はネプテューヌを見ると否や、じっと見てまるで獲物を見定めるように舌をなめずりまわす姿にネプテューヌは顔を青ざめる。
「....なかなかの俺好みの女だなぁ…気に入った、まぁこれはそいつが計画した事だが....俺個人の目的としてはなぁ....この世界で強ぇ強ぇって言われているお前ら女神をこの手で血祭りに挙げてその内来るあの男....メテオ・ソルヒートの怒り狂う姿を見てぇ事だな。 」
「なんですって!? 」
コートの人物の目的にノワールは怒るが、コートの人物は気にせずに続ける。
「俺はよぉ....あいつと決着を着けなきゃなんねぇんだよぉ....だからよぉ....あいつが来るまでの暇潰しになってくれやぁ!! 」
そう言ってコートの人物は右腕に『黒いエクシア』をライフルモードでコールしてそれをネプテューヌ達に向けて発砲する。
「っ!? あれは!? 」
「メテオと同じ武器....だと!? 」
突如の攻撃に驚きながらも避けるネプテューヌ達だが、コートの人物が使う武器に驚くネプテューヌとブラン、だがコートの人物はそんなことをお構い無しに黒いエクシアをソードモードにしてノワールに急接近する。
「ハッハァ!! 」
「くっ!? きゃ! 」
怒涛ながらもしっかりとした剣術で剣を振るうメテオとは違い、コートの人物は力任せに、凄まじい程に荒々しく剣や、蹴りを放ち、ノワールは自身の武器でなんとか防ぐも一撃一撃が凄まじく、防戦一方である。
「ノワール!? このっ! 」
ノワールを助けるべく、ベールはコートの人物の後ろから槍で突こうとすると....
「....ひゃは♪」
「が…は....!? 」
「な!? ノワール!? 」
まるで来るのがわかっていたかのようにコートの人物はノワールの頭を掴んでそのまま盾に使い、ノワールがコートの人物の代わりにベールの突きをくらう。
「....デカ乳の姉ちゃんつっかま~えた♪」
「っ! しまっ!? 」
「あああああああ! 」
ノワールを攻撃してしまった事に動揺したベールの腕を掴んだコートの人物はベールをジャイアントスイングのように振り回し....
「....くれてやんよ! 」
「ぐぁああ! 」
「な!? かぁああ!? 」
いつの間にか接近していたブランに気づいていたかのように掴んでいたベールをブランに投げ飛ばす。
「おらおらどうしたどうしたぁ!? ビビって手も足も出ねぇんじゃねぇの!? 」
「くぅ!? (どうして私の攻撃に気付いたの!?) 」
今度は別方向から攻撃してきたネプテューヌを避けてその背中に蹴りを入れるコートの人物にネプテューヌは苦悶の声をあげながら疑問に思う。
「なんなのよ....なんなのよこいつ!? 」
「おらおらぁ! どんどん行くぜぇ!! 」
まるで自分達の動きが手に取るようにわかって動き、回避や反撃をするコートの人物にノワールはそう叫びあげる。
そんなことをお構い無しにコートの人物はブランに近付くがブランは空に飛んで距離を置く。
「空に飛んで距離を置けば! 」
「ひひ....どうかなぁ? 」
しかしコートの人物はとんでもない事をする!
「ヒャハァ!! 」
コートの人物は空に逃げたブランに向けて右腕を"伸ばした"。
「は?....はぁ!? 」
「こんなんで驚いてんじゃねぇ! 」
ブランが驚くのも無理もない、何せコートの人物の腕は、"伸びる"のである。 それも逃げるブランを追いかけるように。
「な、なんなのよその腕は!? 」
「う、腕が"伸びる"なんて....!? 」
「あ、あり得ないわ....」
あまりもの非常識な事をするコートの人物にネプテューヌ達は驚きを隠せない。
「な、なんなんだよてめぇの体はぁ!? 」
「ん? あぁ....俺は『軟体体質』を持っていてなぁ....体のありとあらゆる所がこんな風に伸縮出来るのよぉ! 」
「きゃっ!? 」
今度は左腕を"伸ばして"呆然としていたノワールを"巻き付けて"そのままあちこちの岩場にノワールを叩き付ける。
「どうだい? 新しい快楽を感じるだろぉ? ....痛みと言う快感がなぁ!! 」
「ふざけ....ないで! 」
ノワールは伸びた左腕の拘束を力ずくで振りほどく。
「貴方は一体…何者なの!? 」
「…ん? ....あぁ、そう言えば自己紹介してなかったなぁ....こいつは失礼したぁ.... 」
声を荒げるネプテューヌにコートの人物は思い出したかのように動きを止めて伸ばしていた両手を戻す。
ちょうどそこに岩場に叩きつけられて傷を負ったノワールと伸びた右腕から逃げ回って息が荒いブランが戻ってくる。
「では改めて自己紹介しよう....俺はダークトゥダークネスの『四天王』の一人....」
「四天王!? 」
紹介の中にあったダークネスの四天王の所に驚くノワールを余所にコートの人物は続ける。
「俺の名はファートゥス....ファートゥス・クライム、『運命の罪人(さだめのつみびと)』の意味を持つ....」
コートの人物は頭に被せていたフードを取るとその顔は....
「....え?」
ボサボサの天然パーマをした黒い髪型に....
「嘘....だろ? 」
睨みを聞かせた血のような赤い瞳....
「これは....一体....!? 」
ほんの僅かながらに残った幼さがある顔。
「ど、どうして....!? 」
髪の色と瞳の色が違う事を除けばその姿はまさに
「「「「メテオ(メっちゃん)と同じ姿!?」」」」
メテオ・ソルヒートにそっくりなのである。
「俺はダークトゥダークネスに造り出された....メテオ・ソルヒートの"クローン"だ!! 」
そう高々に言うコートの人物....ファートゥスがその姿を現すのであった。
第22話・fin
ふぅ....ほんの一部だが、やりたいことを出せた....いかがでしたか?
次回はネプテューヌ達を心配して様子を見に来たアイエフとネプギア....そこで見たものはなんと!? そして遂に主人公メテオがファートゥスとぶつかり合う!
次回予告 BGM ~YOUR SONG ~
次回、超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~
「クックック....遂に女神どもを捕らえた....」
「お、お姉ちゃん! みんな! 」
「会いたかった....会いたかったぜ兄弟ぃぃい!!」
「ファートゥスッッッ!!」
「てめぇなんぞに....負けるわけねぇだろぉがぁぁ! 」
「俺はお前を....殺すッッッ!!」
次回 第23話 因縁 流星と罪人
『その希望に後悔するか? しないか? 』
ネプギア「次回も刮目して下さい! 」
感想をお待ちしてます!