超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

31 / 105
こっからはメテオとネプギア達のターンだ!!


第29話 その姿、嵐の如く

第29話 その姿、嵐の如く

 

 

ズーネ地区

 

 

 

「さぁ、腹ぁ括れよ!」

 

左手をスナップし、腰を低くした構えで啖呵を切るメテオ...否、ストームはゆっくりと怪人やモンスターの群れに歩み寄る。

 

「ガァァアア!!」

 

怪人の一体がストームに飛びかかるが、ストームは慌てる事なく左拳を握りしめ...

 

「ライダー...パンチッ!」

 

「ガァアアッ!?」

 

その怪人の顔面に強烈な左ストレートを放って殴り飛ばす。 さらに....

 

「トウッ! ライダァァ...キックッ!!」

 

跳躍してもう一体の怪人に跳び蹴りを放つ、その跳び蹴りの威力が凄まじかったのか、放たれた左足が怪人の体に風穴を開ける。

 

すると怪人やモンスター達はストームの周囲を囲み始める。

 

「メテオさん!」

 

「来るな! なんとかする!」

 

周囲を囲まれ、危機的状況に陥ったストームを助けようとネプギアは叫ぶが、ストームはそれを手で制止し、その場で片膝をつけて左腕を振り上げる、その拳には電撃が纏っていた。

 

「...エレクトロファイヤー!」

 

そしてストームは振り上げた拳で地面を殴り付ける。 すると殴り付けた拳から周囲に向けて電撃が放たれ、囲んでいた怪人やモンスター達に電撃が走り、そのまま怪人やモンスター達は爆散する。

 

「す、凄い....」

 

その光景にユニは呆気をとられる。

 

「ハァアアァァ.......」

 

ストームは片膝を着けたままの状態で再び左拳を振り上げる...その拳には今度は炎が宿っていた。

 

「...ヒート、エクスプロージョン!!」

 

再び地面に殴り付けられた拳、今度はストームの前方に巨大な火柱が上がり、その前方にまとまっていた怪人やモンスターは火柱に飲まれ、消え去る。

 

その光景に誰もが呆気にとられる。

 

「お前らぼさっとするな! 行くぞ!」

 

「「は、はい!」」

 

ストームからの一喝で我にかえったネプギア達は先を急ぐストームに続く。

 

「グオオオオオォォォォオオ!!!」

 

途中、大男ぐらいの大きさの怪人が立ち塞がるが...

 

ーーーバッ! ガシッガシッ!

 

 

「ライダー...返し!」

 

ストームが怪人の顔と片足を掴んで回すように前方に投げ飛ばす形で呆気なく終わり、さらには剣を持った怪人がロムに斬りかかろうとするが...

 

「ケケェ!!」

 

「あっ...!」

 

「その程度のナマクラで斬れると思うなよ...ライダー...チョップ!」

 

ストームがその間に割り込み、剣に向けて手刀を放ち、なんと逆にその剣ごと怪人を一刀両断する。

 

「数が多い...バラバラに別れて蹴散らして進むぞ! 」

 

ストームが号令を出すとネプギア達は頷いてバラバラに別れ、各個に進むことにした。

 

 

「ヌゥンッ!」

 

「っ!?」

 

みんなと別れて唯一単体行動に買って出たストームの前に巨漢の怪人が襲いかかり、ストームは咄嗟に横に転がって回避する。

 

「ショウブダ、カメンライダー!」

 

「てめぇ如きに構ってる時間はない!」

 

「ホザケェッ!」

 

ストームの言葉に怪人が怒りに身を任せた攻撃をし、命中したかと思われたが.....

 

「グ...ォ....!?」

 

なんと、攻撃をくらって飛ばされたのは怪人の方で、怪人も何が起きたか理解出来ずに混乱している。

一方でストームは左手と左足を前に出しているだけの体勢であった。

 

「キサマ...ナニヲシタ!?」

 

「...俺がかつて暮らしていた日本って国にある武術の1つ...【合気道】を使っただけさ」

 

【合気道】...理論上、相手の攻撃を相手の力に自分の力を加えて返すと言う柔術の技であり、相手の力が強ければ強いほど相手に跳ね返って来る力は大きいとされる日本武術の1つであり、言うなればカウンター技で後手にまわる攻撃...ジャンケンで言う...後だし技である。

 

「ク、クソォォォォオオ!!!」

 

やけになった怪人は再びストームに殴りかかるも、そのたびに【合気道】ですべてを返され、自分にダメージを追って行く一方である。

 

「...! ...そろそろ終わらせる...」

 

一瞬上空に目を向けて何かを見つけたストームは怪人に接近して掴んで持ち上げ、プロペラのように回し始める。

 

「ラ、イ、ダー....きりもみシュートォォオオ!!」

 

そのまま怪人を上空に放り投げ、文字通りきりもみ回転して回る怪人が見たものは....

 

「....ターゲットロック....」

 

上空に飛んでM.P.B.Lを構えるネプギアの姿があり....

 

「いっけぇえええええ!」

 

M.P.B.Lから放たれる砲撃によって怪人は消し飛び、さらにその下にいた他の怪人やモンスター達をも飲み込む。

 

「...ええい...!」

 

「アイスコフィン!」

 

別の場所ではロムとラムが魔法を駆使してモンスター達を蹴散らして行くが...

 

「...駄目、当たらない...(オロオロ)」

 

「あいつすばしっこい!」

 

二人の言う通り、チーターを模した怪人の素早い移動に二人の魔法が当たらず、苦戦している...が、そこに

 

「ふんッ!」

 

「ウゴッ!?」

 

二人の背後に回り込んで襲いかかろうとしたチーターの怪人がいつの間にか現れたストームに裏拳で顔面を殴られて後退する。

 

「「お兄ちゃん!?」」

 

「キサマ、イツノマニ!?」

 

「素早く動く奴は後ろから攻撃するのが鉄板だからな」

 

「オノレッ!」

 

左手をスナップさせながら鼻で笑うように言うストームに激怒したチーターの怪人は再び高速移動で動き、3人を翻弄する。

 

「またぁ!?」

 

「...お兄ちゃん、どうしょう....(オロオロ)」

 

「俺に任せろ」

 

そう言ってストームは左手に風を宿すとその腕を払うように振ると、周囲に風が吹き荒れ、石や、怪人の死体が無重力になったかのように浮かぶ、当然チーターの怪人もその風を浴びて無重力のように浮かび上がり、戸惑い始める。

 

「ナンダ!?カラダガ!?」

 

「今だ!」

 

「「アイスコフィン!!」」

 

ストームの掛け声に二人はチーターの怪人に向けて氷の魔法を放ち、チーターの怪人は氷漬けになる。

 

「寒いだろ? なら俺が暖めてやるよ」

 

ストームは左手に炎を宿しながら氷漬けになったチーターの怪人にゆっくりと歩み寄り、その左手を振り上げる。

 

「ライダー...バーストハンマー!!」

 

ストームの炎を宿した手刀によって氷もろとも砕け散るチーターの怪人、ストームはそれを見ることもなく先へ進む。

 

「く...このぉ!」

 

「あっちに行ってですぅ!」

 

一体一体が弱いにも数で押してくるモンスターに苦戦するアイエフとコンパ。

 

「アイエフ!コンパ!」

 

《soulja foam》

 

そこにストームが駆けつけ、フォームチェンジをするストーム。

 

左腕に剣が折り畳まれた銃剣【エクシア】

両腰には二本の剣【ロングブレード】

右腕にはリストバンドのようなものに取り付けられた二本の柄【ビームサーベル】

腰には折り畳み式携帯のような二本の柄【ビームダガーピストル】

右肩には縁に緑の刃が付いた盾【Dシールド】

 

全身余す事なく身に付いた武器を振るう全身武装形態【ソルジャーフォーム】にフォームチェンジする。

 

《Lock・On! destiny charge!》

 

「デスティニー...バスターッッッ!!」

 

そのままストームはモンスターの群れにライフルモードにしたエクシアで標準し、その銃口から先程ネプギアが放った砲撃よりも大きい砲撃が放たれ、大半のモンスターをビームの砲撃で凪ぎ払う。

 

「行くぞッ!」

 

そのままストームは両腰からロングブレードを二本抜刀し、怒涛の二刀流の攻撃で次々とモンスター達を切り裂いていく。

 

「こ、これが仮面ライダー...メテオさんの"力"....」

 

「凄いわね....圧倒的じゃない....」

 

いくら相手が近付いてようと、離れていようと、群がってきても、臆する事なく果敢に挑み、その白を強調としたスーツやクリスタルの装甲を血で赤く染めても気にすることはなく、縦横無尽に動き回って敵を蹴散らして行くストーム。

 

それにストームはブランのように力が強い訳でもなく、ノワールのように速い訳でもなく、ベールのように魔法などに長けてる訳でもなく、そしてネプテューヌみたいにバランスに優れてる訳でもない、ただ純粋に戦い方が上手い...ただそれだけなのである。

 

力で向かって来るものを【技】で返し、速さで向かって来るものを【技】で弾き、特殊な能力や魔法で向かっても【技】で封じる。

 

メテオの...ストームの強みは...どんな【力】や【速さ】をこれまで積み上げてきた【技量】で捩じ伏せ、どんなに優れた【魔法】や【能力】も鍛え上げた【洞察力】と【判断力】で見破る....圧倒的な【戦闘技量と戦術】で相手を捩じ伏せるスタイル。

 

そして自身の祖父や、平成ライダー達によって身に付いたあらゆる【武術と武器】による変幻自在に変える戦闘スタイルで決して相手にペースを掴ませない。

 

向かって来るものをすべてを捩じ伏せるその姿は...

 

 

 

ーーーーすべてを吹き飛ばす嵐の如く

 

 

《fighter foam》

 

「...一気に終わらせる!」

 

残りの怪人とモンスターが百を下回った所でストームはすべての武装を外し、己の肉体のみで戦う素手格闘形態であり、ストームの標準形態である【ファイターフォーム】に戻ると左腕を右斜め上に伸ばす、するとストームの周囲に風が包み込み、ストームは天高く跳躍する。

 

「ストーム、ライダァァアア....!」

 

そして空中で1回転してゆっくりと左足を群がる敵達に向ける。

 

「キィィィィィックッッッ!!!」

 

その叫びとともに跳び蹴りの状態のまま、超高速で急降下し、その蹴りが敵の一体に直撃すると....

 

 

 

ーーーービュオオォォォォオオオッッッ!!!

 

 

直撃させたストームの左足を中心に嵐のように凄ましく吹き荒れる風が、周囲の敵を飲み込み、吹き飛ばす。

その風の凄まじさにネプギア達も吹き飛ばされそうになるも各々なんとか持ち堪える。

 

風が止むとそこには地上に着地したストームを中心に巨大なクレーターが出来上がっていて、先程のキック....【ストームライダーキック】の威力の絶大さを物語っていた。

 

「なん....だと....!? ....おいネズミ!!あいつのスペックは本当に私やファートゥスは愚か、女神やその妹達よりも低いのか!?」

 

「ワレチューっちゅ! た、確かに本当っちゅよ! な、なのになんなんっちゅかあいつは!? 明らかにデータ状のスペックを越えたの実力っちゅ!」

 

「あ? んなもん決まってんだろ?」

 

数万もいた怪人やモンスターが高々仮面ライダーと女神候補生と人間によって全滅し、さらにほとんど倒していったのがたった一人の仮面ライダーということに狼狽えながらワレチューに怒鳴るマジェコンヌ、ワレチューもデータ状ではマジェコンヌやファートゥスは愚か、女神や女神候補生達の足下にも及ばない筈なのに実際に目にして見れば無双するように次々と怪人やモンスター達を撃破して行き、最後に放った蹴り【ストームライダーキック】で残りはまだ百近くもいた軍勢が一瞬にして全滅したと言う事実に驚きを隠せない。 そんな二人にファートゥスは「何言ってんだこいつら?」っといった顔で答える。

 

「あいつら仮面ライダーにとって、データとかのスペックなんぞ....ただの【飾り】なんだよ」

 

ファートゥスは混合怪人【ハイブリッドクリーチャー】に変身しながらストームの元へ歩み寄るのであった。

 

「今度こそ決着を着けようぜ兄弟ぃ....」

 

「....」

 

【白き嵐の仮面ライダー】と【白き混合怪人】....奇しくも同じ【白】が互いに零距離まで近寄り、睨み合うのであった。

 

 

第29話・fin

 




次回、ついに因縁の対決のゴングが鳴る....!

第30話 DOUBLE WHITE


感想をお待ちしています!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。