超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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お待たせ致しました。

何故ジャーナリストの彼がメテオ達の前に現れたか、彼が何者なのか?

尚、この第4章はメテオがコラボした皆様の世界に行った後のお話です。


第37話 その男、ジャーナリストで料理人!?

第37話 その男、ジャーナリストで料理人!?

 

 

OP ・『ミラクル!ぽーたぶる☆ミッション』(超次次元ゲイムネプテューヌ Re; birth1 OP)

 

 

 

時は数時間前に遡る。

 

 

 

 

プラネタワー 屋上

 

 

 

「........ふぅ」

 

プラネテューヌ教会、そのシンボルとも言えるプラネタワーの屋上のテラスにて、ベンチに寝そべるメテオは一息を吐く。

 

「色んな事があったな....」

 

《そうですね、まさか色んな平行世界に行く事にあるなんて....》

 

雲ひとつない青空を見上げながら呟くメテオにデスティニーが同意する。

 

実は先程までメテオは様々な世界に行っていたのだ。

 

時には謎の装置で無理矢理、時には謎の声に呼ばれて、時には宿敵が残した思念体を追って.....。

 

そこで見た様々な世界、色んな出会い。

 

時にはぶつかり、時には共に戦い.....本当に色んな出会いをしたメテオ。

 

そこで死にかけた事もあった、その世界で悪事を働く者、合間見れない信念のぶつかり合い、そして....宿敵が残した思念体との戦いで.....。

 

けど悪い事ばかりでもなかった、そこで出会った戦士、自分とは違った信念、そして覚悟を.....運命を背負った者達を間近にし、得たものもあった。

 

そんな色んな事から帰ってきたメテオはこの一時の平和を今は噛み締めているのである。

 

「まぁ、それもあるけどな.....俺が言いたいのは.....」

 

《この世界のネプテューヌさん達ですね?》

 

「ああ、あいつら....俺の過去を知っても拒絶はしなかった、それどころか受け入れてくれた、むしろたくさん辛い思いをした分、幸せになって欲しいって.....」

 

ぼーっと青空を眺めるメテオは以前の事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

ーーーお前らはあの時俺が生き返ってくれて良かったのか? 俺が気味悪くないのか?俺は改造人間だ、一億人の人間を殺した大罪人だぜ?

 

 

ファートゥスとマジェコンヌの戦いが終わり、ズーネ地区からそれぞれの国に帰る時にメテオがネプテューヌ達に問いた、するとネプテューヌ達から帰ってきた答えは....

 

 

 

 

『ならさ、これからの為に幸せになろうよ!』

 

 

『過去に縛られる生き方をやめて、もっと幸せを望んでもいいと思うわよ?』

 

 

『....もう少し、自分を大事にした方がいいわ』

 

 

『メッちゃんはもう私達のかけがえのない人なのですよ?』

 

 

『もう、やめましょうメテオさん?そうやって自分を苦しめる生き方は』

 

 

『もうこれからは自分の幸せを見つけてもバチは当たらないと思いますよ?』

 

 

『....お兄ちゃん、自分を傷付けちゃ....め!(ぷんぷん)』

 

 

『これからは楽しい事をしていこうよお兄ちゃん!』

 

 

『まったく....そんな馬鹿な事を言ってないで、これからの為に生きなさい』

 

 

『そうやって過去で自分を縛り付けちゃ駄目ですよメテオさん?』

 

 

呆れられたり怒られたりはあったものの、それぞれ返ってきた答えは"もう自分の幸せを望んでもいいんじゃないか?"との事であった。

 

 

 

 

「....あの時のネプテューヌ達の呆れられた目が異様に突き刺さったな」

 

《それはいつまでも過去の事をくよくよ気にしているマスターが悪いですよ?》

 

「お前も言うか....」

 

《男なら、振り向くな!振り向くな!ですよマスター!》

 

「前から言いたかったがお前のキャラは一体何処に向かってるんだ?」

 

過去を振り切ってから可笑しな方向へ走る相棒にメテオは頭を抱えながらもそこで思考を断ち切る事にしたメテオは目を瞑る。

 

 

 

 

ーーー今はこうして暖かい居場所にいられる事をゆっくりと堪能するか.....

 

 

 

そう思ってメテオは夢の世界に旅.....

 

 

 

 

 

「メっテオーーーーーーーー!!」

 

 

 

 

 

立てなかった.....らんらんとスキップしながら騒ぐネプテューヌがメテオを呼び、彼はうっとおしげながらも閉じていた目を開けてゆっくりと起き上がる。

 

「.....なんだよネプテューヌ、人がこの平和な一時を堪能していたってぇのに.....」

 

「ごめんごめん、それよりメテオ!ピクニックに行こうよ!仕事も終わったし、メテオも色んな事があってのんびりできなかったでしょ?だからピクニックに行こ?よし賛成レッツゴー!!」

 

一人勝手に話を進めるネプテューヌはメテオの腕を引っ張って行く。

 

「おいちょっと待てネプテューヌ!?せめて!せめて着替えさせろぉ!?」

 

メテオはいつものフード付きの白いパーカーとポケットの数が多い特殊な緑のズボンの服装ではではなく、寝間着で着る上下白のジャージだった為、思わず叫ぶのであった。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

 

「あ~ん!ん~!美味しい!」

 

プラネテューヌの見晴らしの良い裏山、そこでメテオ、ネプテューヌ、ネプギア、アイエフ、コンパがピクニックをしていた。

 

ネプテューヌ曰く、本当はノワール達も来る予定だったのだが、仕事があるらしく来れないとの事である。

 

「やれやれ...そう言えばシェアの方はどうなったんだ?ファートゥスやマジェコンヌの件があったんだ、無事じゃ済まないだろ?」

 

美味しそうにサンドイッチを食べるネプテューヌにメテオは呆れるが、ふと気になったことをアイエフに聞く。

 

「ああ、それなら大丈夫よ」

 

色んな世界に飛びだっていたメテオは知らなかったが、各国のシェアはあまり下がってないとの事。

 

リーンボックスではベールが最新で作ったゲーム機によって国民から支持を得て、ルウィーではブランの顔の模様が入ったブラン饅頭が爆発的ヒットを起こし、ラステイションではノワールとユニがモンスターやダークネスの怪人の討伐に精を出して各国とも下がった以上のシェアを獲得する事が出来たのである。

 

「なるほどな...って待て、プラネテューヌは?」

 

「.....ネプ子が相変わらず働かないから良くも悪くも減っていないけど....相変わらずに少しずつ減っていく一方よ」

 

「おい、それでいいのかプラネテューヌの女神」

アイエフから現在のゲイムギョウ界の状況を聞いたメテオはネプテューヌをジド眼で見るが、当の本人はどこ吹く風と言わんばかりにサンドイッチを堪能していた。

 

 

 

 

 

 

「.....やっと見つけたぜ」

 

 

 

 

後ろから声が聞こえ、メテオとアイエフは振り向くと、そこにはバイクに跨がる頭のてっぺんに緑のメッシュを入れた白髪に黒のジャケットを着込んだのが特徴の男性が首に掛けたカメラをこちらに向けてシャッターを切っていた。

 

「あの.....貴方は?」

 

「どちら樣です?」

 

ネプギアとコンパも男性に気付き、声を駆ける。

 

「おおーーーー!お兄さんカメラマン?なら私を撮ってよ!!」

 

「ん?おお!いいぜ!ネプテューヌ樣!!」

 

そう言って男性はネプテューヌにカメラを向けてシャッターを切る。

 

 

 

そして時は戻って現在に至る。

 

 

 

「おお!!すごいねお兄さん!こんなに綺麗に撮るなんて!」

 

「へへ、まぁな、伊達にあちこちにカメラを向けていた訳じゃないからな」

 

撮ってもらった写真を見て目を輝かすネプテューヌに男性は鼻の下を指で擦る。

 

そしてこちらに疑心の目を向けるメテオに気付いた男性は爆発とも言える発言をメテオに駆ける。

 

 

「どうだい?あんたも見るか?"ダークネスの改造人間"メテオ・ソルヒート?」

 

 

「「「「「!?」」」」」

 

男性のその言葉にメテオは愚か、アイエフ、コンパ、ネプギア、そして先程まで目を輝かせていたネプテューヌも一瞬で男性を囲んでそれぞれの武器を構えて警戒する。

 

「おいおいおい!?そんなに警戒すんなよ!?」

 

「お前.....何者だ?」

 

左手にピストルモードにしたビームダガーピストルをいつでも発砲できるように構えるメテオが男性に問う。

 

「あ!?お、俺!?俺はこう言うもんだ!!」

 

男性はジャケットの内ポケットから名刺を出し、メテオはそれを警戒しながら受けとる。

 

「.....『ラステイション建設 デンゲキコジャーナル社 社員 カズマ・カスミ』?」

 

「え?デンゲキコさんの会社の人?」

 

「知ってるのか?」

 

「はい、女神を題材に取材をする会社で、うちにもたまに取材しに来ている会社の人なんですけど.....どうしてメテオさんの事を?」

 

ネプギアは目の前にいる男性"カズマ"に疑問を駆ける。

 

「た、たまたま見ちまったんだよ!あのズーネ地区での戦いを!あの時はプライベートで来ていたし、俺基本、フリーだから!会社とかには報告してねぇ!これはマジだ!マジだからそれをしまってくれ!!」

 

カズマの答えに納得したメテオ達は武器をしまう。

 

「ふぅ~助かった~.....あ、詫びといっちゃあなんだけどこれをやるよ」

 

そう言ってカズマは再びジャケットの内ポケットから名刺をメテオに渡す。

 

「.....?『料亭 霞(かすみ)家』.....お前料理人もやってるのか?」

 

「ああそうだ、本業はジャーナリストだが、副業で料理屋もやっていてな、良かったら来てくれよ、味は保証するぜ?」

 

得意気な顔をするカズマ、しかしメテオは顔をしかめる。

 

「.....で?そんな奴が俺達に.....俺に何の用だ?」

 

「へ...よく聞いてくれたな?俺はな....."真実(リアル)"って奴が好物でね、例えば.....女神樣達が友好条約を結んだ時に現れた謎の組織ダークトゥダークネスの宣戦布告した事件」

 

「!!」

 

「そしてトゥルーデ洞窟で起きた危険種モンスターであるエンシェントドラゴンが群れで現れた事件、ルウィーでの誘拐事件、他にも....女神樣達の耳には届いていない所で拉致による強制労働とその目撃者の殺害、人体実験目当ての連続拉致.....」

 

次々とこれまでダークネスが行ってきた非道を淡々と述べるカズマにメテオは顔を強張らせる。

 

「まったく油断も隙もねえよな、ダークトゥダークネスってのはよ?極めつけはあのズーネ地区で女神拉致からの激闘、たまたまとは言え俺はあの日この目で見ちまったからな」

 

「....何が言いたい?」

 

カズマの話の糸が見えず、苛立ちを募らせたメテオは思わず拳を握り締めていた。

 

「メテオ・ソルヒート....あんたはこの半年の間幾度となくダークネスのテロに関わっている、その現場で俺が見たあのズーネ地区での戦い....」

 

「....だからなんだ」

 

「知ってるか?俺達国民はあの友好条約の時とズーネ地区での戦い以外はまったく知らないんだぜ?まあ....なんにせよあんたもダークネスも、同じ"バケモノ"には変わりないがね」

 

やれやれと言った顔をするカズマに我慢の限界か、彼の胸ぐらを掴んだメテオは叫ぶ。

 

 

「お前がジャーナリストや料理人だがなんだか知らないが忠告しておく.....命が惜しかったら二度とダークネスに近付くな!!」

 

 

メテオは胸ぐらを掴んだカズマを突飛ばし、カズマは尻餅を着くが、メテオは気にせずに彼に背を向ける。

 

尻餅を着いたカズマは顔を俯かせながらゆっくりと立ち上がり、尻に付いた汚れをはたきおとして顔を上げる。

 

 

 

「"カズマ・カスミ".....更にお近づきになる予定なんでお見知り置きを.....てね」

 

 

「.....」

 

 

決して怒る訳でもなく、平然とした口調で改めての自己紹介をするカズマ、彼は決して諦めた訳ではなかった。

そんなカズマにメテオは決して顔を向けず、背を向けたままであった。

 

 

 

 

 

これが"白銀の嵐"とジャーナリストで料理人の男"カズマ・カスミ"のファーストコンタクトであった。

 

 

 

 

 

カズマは自身のバイクに跨がり、アクセルを吹かしてそのまま立ち去るのであった。

 

 

「メテオ、いいのあれ?またやって来るわよああいうのは」

 

「いいさ、また追い返せばいい.....それより折角のピクニックだ、のんびりと楽しもうぜアイエフ」

 

ピリピリとした雰囲気から普段の雰囲気に戻ったメテオは自作で作ったコーヒーに手を伸ばし、それを口に含むが.....。

 

 

 

 

 

「あーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 

 

 

「ぶふぅ!?げほごほっ!?一体何げほぉ!!?」

 

突然の大声に驚いてむせるメテオにネプギアは咄嗟にお茶を差し出し、メテオはそれを手にとってごくごくと喉を鳴らして飲み込む。

そして荒い息づかいをした後、深呼吸をする。

 

「あ"~ビックリした.....」

 

《コーヒーもお茶も、ゆっくり飲むように!良い子は真似しないようにね♪》

 

「突然の出来事に誰も真似出来るか」

 

相変わらずの訳のわからないボケをする相棒を封殺したメテオ。

 

 

 

「あーーーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 

再び大きな声が聞こえ、メテオは振り向くとそこには小さな子供がいた。

 

 

「なんだあの子?」

 

「私知らな~い」

 

「私も.....」

 

そんな子供にメテオ、ネプテューヌ、ネプギアは首を傾げていると、その子供はアイエフとコンパに指を指し....

 

 

「あいえふ、こんぱ!!」

 

 

「うぇ!?」

 

 

「だ、誰です!?」

 

 

何故か二人を知っているかのように呼ぶ子供。

しかし二人はその子供の事を知るわけでもなく戸惑う。

 

 

 

メテオを追いかける謎のジャーナリストで料理人カズマ・カスミ、アイエフとコンパを知っている謎の子供....

 

 

 

この二つの存在が後に大きな波乱を呼ぶことを、彼らはまだ知らない。

 

 

第37話・fin

 

 

ED ・『ネプテューヌ☆さがして』(超次元ゲイムネプテューヌ THE ANIMATION ED )




邂逅した謎のジャーナリストで料理人カズマ・カスミと謎の子供、この第4章で果たしてどのように関わって行くのか?

次回、第38話 パワフル・迷惑・ボドボトダ!?


カズマ「次回も刮目しろよ!」

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