超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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お待たせ致しました!

今回はバトルはなしでちょっとコメディに走って見ようと思います!

そしてあの子の登場も....


第38話 パワフル・迷惑・ボドボトダ!?

第38話 パワフル・迷惑・ボドボトダ!?

 

OP ・神次元!ふぉーちゅん・まてりある(神次元ゲイムネプテューヌV OP)

 

 

 

プラネテューヌ教会

 

 

 

「......と言うわけで」

 

「迷子のその子を連れてきたと....」

 

 

教会に戻ってきたメテオはイストワールに事の事情を説明し、その後ろでは迷子の女の子がネプテューヌ達と騒いでいる。

 

「この子の親御さんとかは....」

 

「それが....」

 

《本人がわからないとの一点張りで、私もマスターも困っているのです》

 

「わからない?それは一体....」

 

メテオとデスティニーの言葉にイストワールは疑問に思うが、それは彼も疑問に思っていた事で、頭を悩ませている。

いくらなんでも自分の親くらいはわかる筈の年齢なのに....。

 

理由は恐らくだが、かなり幼い頃に親と死別したか、それとも....親に捨てられたか.... 。

メテオはそう頭のなかに推測を立てていた。

 

現に彼も、自身が七歳の頃に父親が行方不明になり、同時に母親も事故でなくなっているっと当時暮らしていた孤児院を経営していた祖父母に言われていたが、その七歳までの記憶がない今、真相はわからないままである....。

 

 

「まあ、なんにせよ....あの子の親が見つかるまでこの教会で保護しようと思ったんだが....いいか?」

 

「そうですね、その方が得策かと....それにこちらからその子が住んでいる場所も調べる事も出来ますからね」

 

「すまないイストワール、助かる」

 

メテオがイストワールに礼を言うと、彼女は良いんですよ、と返す。

とりあえず迷子の女の子の身の安全を確保出来た事にメテオは胸を撫で下ろす。

 

「そう言えばあの子の名前は.....?」

 

「"ピーシェ"って名前らしい、本人が言っていた」

 

そう言ってメテオはネプテューヌと戯れている迷子の女の子、"ピーシェ"に目を向ける。

 

 

「戯れてないよ!?この子無茶苦茶強い力でボコってくるんだから!?」

 

「あはは!ねぷてぬーーー!!」

 

「ん?どこからどう見ても戯れてるようにしか見えないんだが?」

 

 

ピーシェは何故かネプテューヌの事をねぷてぬと呼んでいる。

恐らくメテオか誰かがネプテューヌに尋ねたときに名前を聞いたのだろう。

発音が気に入ったのか、それともその方が呼びやすいのか.....恐らく後者だと思うが.....。

ネプテューヌは自分の名前を間違われるのを嫌っていて、ピーシェに怒ってそれを訂正しようとするが、彼女は笑いながらねぷてぬを連呼。

我慢出来なくなったネプテューヌはピーシェに掴みかかるが、結果はご覧の通り。

遊んで貰ってるとピーシェは思っているのだろう、ネプテューヌには人一倍懐いていた。

 

ピーシェはネプテューヌに抱き着いて髪を引っ張ったり、頬を引っ張ったり、必殺パンチを食らわしたり等、端から見れば仲がいいようにしか見えない。

 

「これのどこが仲がいいように見えるの!?あいちゃん!こんぱ!ネプギア!何とか言ってよ!!」

 

そう言ってネプテューヌは親友二人と妹に助けを求め、視線を向けるが.....。

 

 

「そう?すっごく仲がいいように思えるけど?」

 

「ねぷねぷと仲良しさんですね!」

 

「私もそう思うけどなぁ.....」

 

敢えなく撃沈、ならばとネプテューヌはメテオに.....正確にはメテオの腰に巻かれているベルト、デスティニーに助けを求めようと視線を向けるが.....。

 

 

《うんうん、仲がいいのは良きかな♪》

 

 

「.....」

 

 

見事に玉砕。

ここには味方などいなかったんです。

 

 

「くぉんのぉぉぉぉ!!いい加減に離れ.....」

 

「ぴぃぱぁぁぁぁぁぁぁんち!!」

 

「ぐぼぉあああああああああああ!!?」

 

(この子、意外と素質有り.....かな?)

 

ピーシェの放った必殺パンチが見事にネプテューヌの顎に綺麗にクリーンヒットし、メテオはそんなことを思っていた。

 

 

「ぐ.....ぐふっ.....」

 

「あはは!ねぷてぬ面白ーーーーい!!」

 

 

一撃必殺、女神化していないとは言え、ネプテューヌを一撃で沈めるとは恐ろしい威力を誇っている。

流石のメテオもこれにはお見逸れいった顔をする。

 

 

《ピーシェ選手の見事なパンチでネプテューヌ選手、ノックアウトォ!!解説のマスター!どう思いますか!?》

 

「ん?まあ、あのネプテューヌを一撃だ、あの子才能有り、だな」

 

(主にネプテューヌの抑止力的な意味で)

 

 

いつの間にか実況見たいな事を言うデスティニーに答えながらメテオはそんなことを考えていた。

 

 

「そんなこと.....言ってないで、助けてよ.....」

 

「あははははは~!」

 

「ああ、悪い悪い」

 

ネプテューヌの言葉に気が付いたメテオは、彼女にのしかかっているピーシェを抱き上げて退かし、ネプテューヌの手を取って彼女を立ち上がらせる。

 

.....その際にネプテューヌの顔が赤かったのはメテオは気にしていなかったが.....。

 

 

「おお!"めておう"力持ち~!!」

 

「ん?まあな、ピーシェが軽いからな」

 

そんな時でもピーシェは屈託のない笑顔で笑う。

本当に元気な子だな、と微笑ましく思ったメテオはそんな彼女に微笑みを見せる。

因みにピーシェはメテオの事を発音的にそうなってしまうのか、"めておう"と呼んでいる。

 

 

「.....あっ!」

 

 

するとネプテューヌがあることに気付き、怪しげな笑みをメテオに向ける。

 

「どうしたネプテューヌ?」

 

「そう言えばさぁ~、メテオって孤児院で年長者だったんだよね?」

 

「まあ、そうだったが.....どうした?」

 

ピーシェを抱き抱えながらメテオは突如のネプテューヌの質問に首を傾げながら答える。

 

 

「だったらさぁ.....ピーシェの相手をしてあげたらどう!?」

 

「おお、そうだよ!めておう遊ぼ!!」

 

「ああ、構わないぞ、何して遊ぶか?」

 

「ぷろれす!ぷろれすごっこやろうよめておう!」

 

 

ネプテューヌの提案にピーシェは大喜びし、メテオも特に疑問も持たずに引き受ける。

 

(たまには、あの頃見たいにはしゃいで遊ぶも悪くないか)

 

 

この時のメテオはそんなことを思っていたが、この時、彼はピーシェを.....彼女を甘く見ていた.....。

 

 

 

「いっくよ~ぴぃれんぞくぱぁぁぁぁぁんち!!」

 

「はは、痛い痛い、痛いぞピーシェ」

 

始まったピーシェとメテオのプロレスごっこ。

ピーシェはメテオの腹部に目掛けて連続パンチを放ち、メテオはそれを避けもせずにまともに食らいながらも微笑むが内心では.....。

 

 

 

(痛ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?何この子のパンチ!?子供がするパンチの威力じゃないよな!?つか、俺改造人間で体が鋼で出来てるよな!?なのに何このパンチの威力ぅぅぅぅぅぅ!!?)

 

 

猛烈に痛がっていて、若干顔に冷や汗を流していて、されど男の意地が、決して顔には出さずに必死に微笑みの顔を保っていた。

 

 

「むぅ~こうなったら.....ぴぃぱぁぁぁぁぁぁぁんち!!」

 

なかなか効いていていないと思ったのか、ピーシェは必殺パンチを、メテオの....."鳩尾"に放った。

 

 

「は、はは....痛、ぐぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

.....流石に改造人間でも鳩尾は駄目だったらしく、鳩尾を殴られたメテオは堪らずに鳩尾を両手で抑えて呻く。

 

 

「ぐふっ....なぁ、デスティニー....俺、体が鋼で出来ているんだよな?....ひょっとしてダークネスの奴ら、手抜きをした?」

 

《鋼で出来たマスターの体を打ち抜く程の威力を持つとは....ピーシェ、恐ろしい子!?》

 

 

自分は本当に体が鋼なのか疑問に思ってしまい、メテオはデスティニーに聞くが、流石のデスティニーでもこれには予想外らしく、ピーシェに戦慄をしていた。

 

 

「いくよめておう!ぴぃのとっておきの....」

 

「ま、待てピーシェ!これ以上は流石に....」

 

 

お構いなしにやって来るピーシェにメテオは堪らずに待ったをかけるがそれも虚しく.....。

 

 

「ぴぃ.....きぃぃぃぃぃぃぃぃぃっく!!」

 

 

ピーシェが放った両足蹴りがメテオの.....。

 

 

 

 

 

 

『チェリーエナジー・スカッシュッ!!』

 

 

 

 

メテオの....."男のチェリーエナジー"にクリーンヒットし、激しい痛みと共にメテオの意識が遠退いていった.....。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

ラステイションのとある喫茶店、そこにはメテオ達がピクニックをしていたときに現れたジャーナリスト、カズマの姿があった。

 

 

「ダークトゥダークネスねぇ.....」

 

 

一人テーブル席に座り、テーブルの上に広げた記事を見て一人愚痴るカズマ。

 

その内容にはこれまでのダークトゥダークネスの悪事が書かれていたものばかりであった。

 

 

「どう考えても非常識過ぎるでしょ.....世界どころか、"全次元世界の征服"....なんて」

 

 

そう言ってカズマが手に取った記事にはネプテューヌ達女神が友好条約を結んだ時に初めて姿を現したダークトゥダークネスの宣戦布告について書かれていた記事であり、それを見てカズマは溜め息を吐く。

 

 

「このゲイムギョウ界を支配するだけでもとんでもない事なのに、全次元世界を支配するってよっぽど頭がイカれた奴等にしか見えねぇ....けど、それをする事が出来る程の"何か"を奴等は持ち合わせているって事だよな.....だとしたらそれは一体.....?」

 

 

ぶつぶつと一人思考に浸るカズマ。

確かに、普通の一般人からすればダークトゥダークネスの"全次元世界の支配"は可笑しな話である。

だがダークネスはそれを平然と言ってのけた。

つまりはそれを成せる程の強力な"何か"を持ち合わせているということになる。

恐らくその"何か"を使えば本当にそれを成し得るという事である。

それなのに.....。

 

 

「なのに奴等はなんでこうしてこの世界の女神、そしてあの仮面ライダーとの攻防に甘んじているんだ?」

 

 

その気になれば今すぐにでもその野望を果たせる筈なのに奴等は今現在もこのゲイムギョウ界を狙い、女神達や仮面ライダーであるメテオと戦っている。

その事にただただ疑問に持ち続けるカズマはとある仮説を立てる。

 

「ひょっとしたらこのゲイムギョウ界に俺達や.....女神様達すらも知らない"何か"がある?ダークネスの連中はそれを狙って.....?」

 

 

カズマはそこまで考えて思考を止めた。

 

ーーー考えても仕方ない、自分は所詮、ただのジャーナリスト、人間なのだから.....

 

 

高々人間の力、それも個人の力で出来る事なんてたかが知れている。

そう自分に言い聞かせたカズマは喫茶店の天井に顔を仰がせる。

すると、ジャケットのポケットからバイブ音が鳴り、カズマはポケットの中にある携帯端末"Nギア"を取り出す。

 

 

「なんだ?.....お、"マベちゃん"からだ!」

 

 

Nギアの画面にはカズマの知り合いか.....知っている人物の名前が書かれている事に気付き、カズマは意気揚々に着信がかかったNギアを取る。

 

 

「はいもしもし、マベちゃん?なんだい?俺の事が恋しくなって電話をかけたのかい?」

 

『こ、こんなときにふざけないでよ、カズマさん!そ、それよりも大変なんです.....』

 

「.....おい、どうした?」

 

 

電話越しから聞こえる女性の切羽詰まった声にカズマもふざけた態度から真面目な態度に変え、耳を澄ませる。

 

『い、以前カズマさんから教えて貰った情報を元に廃棄になった建物に来たんですけど.....そ、そこにダークネスの怪人達が、わ、罠だったんです!あの情報は!!』

 

 

電話越しから聞こえる獣が呻くような声、恐怖に怯える彼女の声にカズマは目を大きく見開いた。

 

 

「ば.....馬鹿野郎!!」

 

 

それは独断で行動した彼女に対してなのか、罠の情報に引っ掛かった自身に対するものなのか.....静かな喫茶店の中でカズマの怒鳴り声が大きく響いた。

 

 

 

これは新たな始まり、新たなる誕生による小さくも大きな悲劇を告げる一日の始まりだった。

 

 

第38話・fin

 

 

ED ・break the chain(仮面ライダーキバ OP )




.....なんか今回いつもより短めになってしまった.....いかがでしたか?

次回はあのメーカーキャラのピンチにカズマが駆け付け、そして.....
因みに先に言って起きますが次回はメテオ達はお休みになります(笑)


次回、第39話 "人間"、カズマ・カスミ


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