超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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折角の休みを寝過ごすとこだったぁ!?

そんな危うい生活を送っているソルヒートです!

遂に変身したカズマ、否.....仮面ライダーナイツ、その実力はいかに?


第42話 俺が"取り戻した"もの

第42話 俺が"取り戻した"もの

 

OP ・break the chain(仮面ライダーキバ OP)

 

 

 

「俺が、"二番目"の"神殺し"....."騎士団"の名を持つ仮面ライダー....."ナイツ"だからさ」

 

 

ストームとネプテューヌの間に立つカズマ、否.....仮面ライダーナイツは首に巻かれた紅いマフラーをなびかせ、悠々と立つ。

 

 

 

 

「くくく.....遂に始まったか」

 

 

 

 

その姿をモニタリングで見ていた....メテオをストームに、そしてカズマをナイツに改造したダークネスの怪人開発者、マッド・ヘルが愉快な顔をして見ていた。

 

 

「総員、計画通り、武器弾薬を運びだし、速やかにそこのアジトから撤退せよ」

 

 

そしてヘルは手元に持っているマイクでアジト内にいる戦闘員達に撤退命令を下す。

そのままヘルは再びモニターへ目を向け、観戦をする。

 

 

「そこが紫の女神と裏切り者どもの処刑場となるのだ」

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「なぁ、"神殺し"ってどういう事だ?....それに....俺が"一番目"ってなんの事だ?」

 

 

「へっ、さあな....この姿に変えたときに頭に流れた情報にそう出てきたからつい言っちまったんだよ」

 

 

「....."神殺し"、あまり縁起とかがよさそうなものじゃなさそうね.....」

 

 

ストームは先程ナイツが言った"神殺し"について聞くが、当の本人もわかっておらず、ネプテューヌもネプテューヌで同じ神である女神として"神殺し"という単語にはいい印象を持たなかった。

すると先程から待っていて痺れを切らしたのか、5体の内の4体のDライダーがこちらに向かってくるのを、ストームは確認する。

 

 

「来るぞネプテューヌ、カズマ!」

 

「ええ、迎え撃つわ!」

 

「おお!」

 

 

ストームの言葉にネプテューヌとナイツもそれぞれ構えて迎え撃つ体勢を整える。

そしてDライダーの一体がナイツに変幻自在の高速連続パンチを放ち、ナイツはそれを防ごうとするが.....。

 

 

 

「ク.....!」

 

 

やはりまだ、"感覚"を取り戻せていないのか、体が動かず、そのままパンチの嵐をその体に浴びてしまう。

 

 

「カズマ!!」

 

 

Dライダーの一体と取っ組み合いをしていたストームはそんな様子のナイツに思わず心配する叫びをあげる。

 

 

「へっ.....まいったね、"痛み"すら感じないってのが.....逆に、痛いって言うか.....」

 

 

"痛み"すら感じない.....そんな体になってしまった自分を笑うように地面に大の字に倒れながら言うナイツ。

 

 

「立てる!?」

 

 

「うるせぇ!!いちいち構うな!!」

 

 

ネプテューヌはDライダーの攻撃を防いでいる最中にも関わらず、そんなナイツに声を駆けるが、ナイツは苛立った叫びで返して来る。

 

「フン.....バラバラだな」

 

 

そんな様子に後ろで仁王立ちしているライフルを持ったDライダーは鼻で笑うのであった.....。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「フウム.....脳改造前の奴の回路はまだ完全に神経と繋がりきれていない、立ち上がる事すらままならないはずだ.....」

 

 

モニタリングで見ていたヘルもそんな様子に初めは鼻で笑ったが、先程のカズマの行動.....未だに"感覚"が戻っていなく、それどころか、立ち上がって見せた事に疑問を持つ。

 

 

「それなのに奴は"変身"の起動動作を実行できた.....」

 

 

立ち上がる事すら出来ない.....そんな事を覆し、更には"変身"の起動動作を行ったカズマにヘルは興味を持った。

 

 

「おもしろい.....」

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

『休ませるな、攻撃を続けろ』

 

 

「.....フン」

 

 

スピーカーで命令をしてくるヘルにライフルを持ったDライダーはつまらなそうに鼻をならし、他のDライダー達に「行け」と首を動かして指示する。

 

ナイツを後ろから蹴り飛ばし、更には正面から飛び蹴りで攻撃するDライダー達、ナイツの口元のクラッシャーからは血が噴き出していた。

だが、このときナイツの手が.....僅かに動き始めた事に誰も気付く事はなかった.....。

 

 

「チィ!」

 

 

「しぶとい!」

 

 

一方、ストームは鋼で出来た木刀と、レスラーのような体格のDライダーと対峙していて、二人の攻撃を捌き、ひたすら回避に徹していた。

 

 

「往生際が悪いぜ!」

 

 

痺れを切らした木刀を持ったDライダーが力強く木刀を振り回す。

すると、その内のひとつの剣の軌道がストームのベルトのすれすれを通るとどうだろうか.....。

ベルトに付いている風車のバックルが、剣がベルトのすれすれを通った際に生まれた風圧を取り込み始める。

 

 

「!!」

 

 

更にずっと回避に徹していたストームが回避をやめて攻撃に移り出し、Dライダーの持っていた木刀を素手で....."破壊"した。

 

 

 

「まさかこいつ.....風圧を利用して、エネルギーに.....!?」

 

 

そう、ストームがずっと回避に徹していたのはこの為であった.....ストームは風による重力操作の他に、風圧をベルトに取り込ませる事によって一時的に爆発的な力に変える事が出来るのである。

その事に焦ったのか、今度はレスラーのような体格をしたDライダーがストームに掴みかかって来るが、そんな単純な行動で捕まる彼ではない.....。

ストームはDライダーの腕を踏み台のように登り、更にその勢いと自身の持つバッタの力によるジャンプ力を活かして大きく跳躍し、その際に生まれた風圧をベルトに取り込ませる。

そして空中で宙返りを決め、ゆっくりと左足を前に突きだし、Dライダーの一体に照準を向け.....。

 

 

 

「ライダーキィックッ!!」

 

 

必殺のライダーキックを決めたストーム、その放たれたキックはDライダーの"片腕"に命中し、Dライダーの"片腕"は引きちぎれる。

 

 

 

「グァァァ.....!?」

 

「こいつ.....強いぞ!旧型のくせに!!」

 

 

片腕を引きちぎられ、痛みによる悲鳴をあげるDライダー、木刀を壊されたDライダーもその光景に戦慄を感じ、何故"旧型"なのにここまで強いのか?.....思わずそう叫んでしまう。

 

 

「.....」

 

 

ライダーキックを決め、Dライダー達に背を向けるストームはそれを聞いてゆっくりと顔を向ける。

 

 

 

 

 

「俺がこれまで.....何体の改造人間を葬って来たと思っている?」

 

 

 

 

その言葉を聞いた瞬間、Dライダー、そして離れた所で戦っていたネプテューヌ、そして地に倒れ伏すナイツは激しい悪寒を感じた.....そしてDライダー達は気付いた、否.....気付いてしまった.....。

ストームの強さはスペック等と言った性能や力ではなく.....これまで積み上げてきた"経験".....そしてその"経験"によって作り上げて来た"屍の数"....それはデータやスペック等では決して測る事が出来ないもの.....。

その作り上げて来た"屍の数"によって生まれた"経験"も持つストームから放たれるものは.....あまりにも圧倒的で、そして恐ろしいものだった。

 

 

 

現にこちらに向けてくるオレンジの複眼が.....まるで"死神"を思わせる"それ"のように、この場にいるもの全員がそう思った。

 

 

 

 

「ヒ、ヒィ!!?」

 

 

「ァァ.....た、助け.....!!」

 

ストームから放たれる重圧に木刀を破壊されたDライダーは怯え、 片腕を引きちぎられたDライダーは助けを乞う、すると.....。

 

 

 

突如鳴り響いた銃声、そして銃弾が、片腕を引きちぎられたDライダーに 直撃する。

 

 

 

「ッ!?.....か!?.....ァァぁ.....!?」

 

 

 

すると銃弾を受けたDライダーが、溶けだし、絶命する。

ストームは銃声が鳴った方向に顔を向けるとそこにはライフルを構えるDライダーの姿があった。

 

 

 

「どんな金属でも数秒で腐蝕(ふしょく)させる"コロージョン弾"だ、ダークネスは選ばれた民.....助けを乞う者など必要としない」

 

 

 

そう、先程Dライダーの一体を撃ったのは、味方であるはずのライフルを持ったDライダー.....助けを乞う者を必要とせず、いざとなれば平気で見捨るか、殺す.....それがダークトゥダークネスの"掟(ルール)"なのである。

 

 

 

「.....お前」

 

 

「旧型(そいつ)の強さは単なる"経験値"に過ぎん、ならば.....」

 

 

 

ライフルを持ったDライダーは地に倒れ伏して動かないナイツに目を向ける。

 

 

「あそこでスクラップ状態の相棒を人質にするまでだ」

 

 

「な!?カズマ!!」

 

 

「させッ!?くっ!」

 

 

動けないナイツにライフルを向け、今にも撃たんとするDライダーを止めようとするストームとネプテューヌだが、他のDライダー達に動きを抑えつけられてしまう。

 

 

 

 

「なんとかしなきゃ.....!」

 

 

 

そんな様子を、離れた所で見ていた.....先程ストームとネプテューヌと別れたアイエフが動いた。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「早く運び出せ!グズグスするな!」

 

 

マッド・ヘルの指示により、撤退準備をしていた戦闘員達、ネプギアとマーベラスはその様子を離れた所で伺っており、"あるもの"を見て驚愕した。

 

 

 

「ッ!?あれって!?」

 

 

「....."キラーマシーン"」

 

 

 

二人が見たもの.....それは嘗てルウィーに封印された、大量殺戮兵器"キラーマシーン"....守護女神(ハード)戦争時代に使われ、幾つもの街を焼き払い、多くの命を奪ったとされる危険な兵器なのである。

 

 

「あんなのがあるなんて....一体何を....」

 

 

「まさか、戦争でも始める気なの?」

 

 

そんな光景を目にしたネプギアとマーベラスは取り敢えず隠れようと動くが....。

 

 

「おい!誰だ!」

 

 

「ヤバッ!?」

 

 

戦闘員に見つかってしまい、逃げようとするが、誰かが後ろから戦闘員を切り裂いたことによりその必要がなくなる。

 

 

「アイエフさん!」

 

 

「無事だったんだね!!」

 

 

その正体はアイエフであり、彼女は二人をこちらに来るように誘導してあるもの見せる。

 

 

「....これは.....」

 

 

そこには何台もの"バイク"があった.....白いカラーリングを主体としたバイクが、そこに鎮座されてあった。

 

 

「恐らく.....改造人間の専用バイクってところね.....私はこれに乗ってねぷ子達の援護に向かうわ、二人はこれに乗って脱出して」

 

 

「大丈夫なんですかアイエフさん?」

 

 

「....伊達に私はあいつらの無茶に付き合ってる訳じゃないわよ?」

 

 

心配するネプギアとマーベラスに微笑みを見せたアイエフはバイクに跨がり、アクセルを吹かすのであった。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「ククク.....どうする仮面ライダー、女神?」

 

 

「くっ.....!」

 

 

「カズマ.....」

 

 

Dライダー達によって地に倒れ伏して動けないナイツを人質に捕られ、どうする事も出来ない状態に陥ったストームとネプテューヌ。

 

 

「どうした?これまでたった一人でダークネスに挑む.....そいつがどれ程獰猛(どうもう)な男なのかと楽しみにしていたんだが.....」

 

 

「ぐぅぅぅぅ.....!!」

 

 

人質を捕られて動けない事をいいことにDライダーの一体がストームに一方的な攻撃をし始め、ストームは回避する事も出来ずにまともに受けてしまう。

 

 

「たかが人質に手も足も出ないとは.....がっかりさせられる!!」

 

 

「っ!!」

 

 

Dライダーがストームのベルトに攻撃をしようとした途端、ストームは咄嗟にそれを防ぐ。

それを見たネプテューヌは何故?と首を傾げるが、次のDライダーの言葉によって知ってしまう。

 

 

「.....やはり"弱点"は守るか.....」

 

 

Dライダーの言った"弱点".....それは"ベルト"である。

改造人間であるストーム、ナイツ.....そしてDライダー達にとって"ベルト"は、体を鋼に変えられ、内蔵等の臓器も機械に変えられた彼らにとって"心臓"とも言えるものであり、それ故に.....決して"ベルト"を体から離す事が出来ないのである。

それを知ったネプテューヌは驚愕の顔を浮かべる。

 

これまで妹のネプギアがメテオにベルトについて調べて見たいとせがんでいたが、本人が頑なに断っていたのを何度か見ていたからである。

それ故にネプテューヌは、いかに改造人間が不幸なものか、メテオがどれ程苦痛なものを背負っているのを知り、悲しい顔をする。

 

 

「おい.....殺れ」

 

 

そんな事をDライダーは知るよしもなく、人質に取っているナイツを殺そうと拳を振り上げるが.....

 

 

「待て!」

 

 

ストームがそれに待ったを駆け.....。

 

 

「.....好きにしろ」

 

 

"弱点"である"ベルト"をさらすが.....。

 

 

 

 

「.....駄目だね」

 

 

 

 

 

Dライダーの口から放たれた言葉はあまりにも無慈悲なものであった。

 

 

 

「もう拳を振り上げちまった.....あとはこのポンコツが果物のように潰れるのを見てるんだな!"ライダーパンチ"!!」

 

 

そのまま振り上げた拳を振りおろそうとするが.....。

 

 

 

 

「っ!!.....駄目ぇぇぇぇええええ!!」

 

 

「ネプテューヌッ!?」

 

 

一気に駆け出してDライダーを切り裂いたネプテューヌによってそれを止められる。

 

 

「カズマ!カズマしっかりして!!」

 

 

「.....ネプ....テューヌ....様?」

 

 

必死に揺さぶるネプテューヌに気付いてか、目を覚ましたナイツは傷付いた体に鞭を打ってなんとか立ち上がる。

 

 

「へへ....情けねぇな.....けど、"覚えた"」

 

 

そう言ってナイツは先程ネプテューヌに斬られ、呻いているDライダーに近付き.....。

 

 

「ライダー.....パンチッ!!」

 

 

「.....!?ガッ!?」

 

 

ふらついて大振りながらも放たれたナイツのパンチがDライダーを捉え、殴り飛ばす。

 

 

 

「反撃した.....だと?何故.....?」

 

 

 

モニタリングで見ていたヘルもこれには驚きを隠せないでいた。

 

 

 

 

「馬鹿な!?何故動ける!?脳改造を受けていない貴様が!?」

 

 

流石のDライダーも動揺し、ナイツに問いかける。

現にストームも仮面の下で驚愕の顔を浮かべていた。

 

 

「へっ.....それがよ.....」

 

 

ナイツは自分の手を見つめながら語りだす。

 

 

「俺のこの掌(てのひら)に"感覚"を"取り戻せる"為に、細い首を差し出してくれた"女の子"がいてね.....」

 

 

彼の脳裏には、自分の手を掴んで首を締めさせる少女.....ネプギアの事が思い浮かんだ。

 

 

「何を訳の.....わからん事を!!」

 

 

隠せない動揺とナイツの言葉に苛立ったDライダーはナイツを攻撃し、ナイツはまともに食らうがしばらくすると.....。

 

 

「それと.....」

 

 

「っ!?な.....!?」

 

 

再び口を開くと同時に攻撃を受け止めるナイツ、Dライダーは更に動揺するが、彼の口から放たれる攻撃により、更に驚愕と戦慄をする事になる。

 

 

「"痛み"だ.....てめぇらがくれる"痛み"が、更に俺に"感覚"を与えるんだ!」

 

 

"痛み".....ナイツがずっとDライダー達の攻撃を受け続けていたのは、なくなってしまった己の"感覚"を取り戻す為にわざと受けていたのである。

そしてその"感覚"を取り戻した今、彼は反撃に移り出したのである。

 

 

「メテオ!ネプテューヌ!ボケッとするんじゃねえ!!」

 

 

ナイツの叫びにずっと耳を傾けっぱなしだったストームとネプテューヌの二人は、はっ!となり、彼と同じく反撃に移り、Dライダー達に攻撃をする。

ライフルを持ったDライダーは先程までの一部始終を下らないと決めつけ、ライフルを構えるが、突如聞こえてくる音と声によってそれを中断せざるを得なくなった。

 

 

 

「きゃあああああああ!!?」

 

 

 

聞こえてくる音と声.....それはこちらに向かってくるバイクと、凄ましいバイクの力に振り回されているアイエフの悲鳴であった。

 

 

"感覚"を取り戻し、遂に動くようになって反撃に移り出したナイツ、そしてその勢いに乗るようになるストームとネプテューヌ。

しかし、バイクに跨がったアイエフの登場により、戦いは更に激しさを増して来るのであった.....。

 

 

第42話・fin

 

 

ED ・ 流星のビヴロスト(超次元ゲイムネプテューヌOP )




最後の終わりがちょっと強引すぎた.....

いかがでしたか?

次回は第4章前半のナイツ編最後!
バイクに跨がったアイエフの登場がメテオ達に何をもたらすのか?

次回、第43話 終焉、その果てに.....


アイエフ「次回も刮目しなさい!」


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