超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
第49話 お試しと神次元からの来訪者
OP ・ JUST IT MORE (仮面ライダー鎧武OP)
ストーム達の前に姿を現したダークネス四天王の一人、シャット・ザ・ハードが仮面ライダー斬月・極に変身し、手に持つ刃の付いた弓矢、ソニックアローをストーム達に向け、赤い複眼を鋭くぎらつかせる。
「試させてもらうぞ、お前達の力」
斬月は走りだし、まず最初に狙ったのはストーム。
ソニックアローをストームの頭目掛けて振り下ろす。
「フッ!」
ストームは慌てる事なく冷静にソニックアローを持つ手を押さえつける。斬月はそれを見越していたかのようにもう一つ持っていた武器、メロンディフェンダーの面の部分を押し付けるが、ストームはソニックアローを押し返すと同時にバックステップで後退する事で避ける。
「おらぁ!!」
そこにブランが戦斧を振るって斬月に攻撃しようとするが.....。
「.....フッ」
斬月が鼻で笑うと同時にメロンディフェンダー.....否、メロンディフェンダーに"バルカン砲"を取り付けた"スイカ"のカラーリングを施した武器....."ウォーターメロンガトリング"をブランに向けていた。
「なっ!?」
いつ武器を取り替えたのか?そんな素振りは一斉なかったのに?一瞬そんな事を思ったブランは驚愕の顔をする。
そんなブランに斬月は一斉の遠慮のなく手に持つ盾に付いたそのバルカン砲を発射させた。
「ブラン!!」
《Soldier from》
咄嗟にソルジャーフォームにフォームチェンジしたストームが右肩に付いている盾....."Dシールド"を構えて斬月とブランの間に割り込んで防ぐ事で事なきを得る。
「す、すまねえメテオ.....」
「気にするな、それにしてもあいつ.....いつの間に武器を取り替えたんだ?」
助けてもらったことに礼を言うブランに返事を返しながらストームは敵の戦法を模索する。
(斬月をモチーフにしているとは言え.....戦法が斬月と同じとは限らない、現にあいつはメロンディフェンダーを瞬時に別の武器に取り替えた.....あれは一体.....?)
「来ないのか?ならば此方から行くぞ」
武器を構えたまま動かないストーム達に痺れを切らしたか、斬月は手に持つ武器をソニックアローだけにし、弓を引いてエネルギーの矢を飛ばす。
「(まただ.....)ノワール!」
「はぁぁぁあああ!!」
再び武器を替えて攻撃する斬月に疑問に思いながらも飛んでくる矢を巨大な刃を起こしたエクシアで弾き、ノワールに指示を飛ばすストーム。
ノワールは斬月の背後から剣で斬りに掛かるが.....。
「.....無駄だ」
「えっ!?」
「なに!?」
「今度はマンゴー見たいな武器が出てきた!?」
今度は手に"マンゴー"のようなハンマー....."マンゴーパニッシャー"でノワールの剣を防ぐ斬月、流石のストームもこれには驚きを隠せない。
「.....行くぞ」
マンゴーパニッシャーを片手で地面に引きずりながらもう片方の手でブドウを模したハンドガン....."ブドウ龍砲"でネプテューヌとベールに向けて紫の弾丸を発射する。
「今度はブドウ.....!!」
「フルーツのてんこ盛りですわね!!」
女神の力を活かした身体で華麗に避け、敵の出す武器に称賛の言葉を送る二人。
(.....あのさまざまな武器を使って行く戦法..........まるで紘汰兄さんの変身する鎧武・極アームズのような戦法.....まさか!!)
「気付いたか?この斬月・極は鎧武の極アームズのデータを元に作りあげた仮面ライダーだ、流石にあのアームズウェポンを雨の様に飛ばす事は現段階に至っていないから不可能だかな」
斬月・極の戦法に気付いたストームに斬月が自ら自身の戦法を話す。
ばらしても構わない位の何かを隠しているか、それともそうしても負けない自信があるのか.....斬月からは余裕の雰囲気が漂っていた。
「うぉぉぉおおおお!!」
「!.....ちっ!」
そこに仮面ライダーナイツに変身したカズマが現れ、斬月に飛び蹴りを放つが、寸での所でメロンディフェンダーで防がれる。
「くぅ~!惜しかった~!」
「カズマ!」
「待たせたなメテオ!こっから俺も加勢に入るぜ!」
先程の飛び蹴りを防がれて悔しがるナイツだが、ストームとネプテューヌ達を見て加勢に入るとサムズアップをする。
「.....貴様がナイツか.....最新の仮面ライダーであり、新たな裏切り者の実力.....見せてもらうぞ!」
「へっ!やってみろってんだ!」
斬月は鍔に銃身が付いた片刃の銃剣、"無双セイバー"を持ち、ナイツに斬りかかる。
ナイツは余裕の態度を出しながら避け、力強い拳を斬月の腹部に放ち、その一撃が効いたのか、斬月はよろけながら後退する。
「ちぃ.....!」
「もういっちょ行くぜ!」
「調子に.....乗るな!!」
再び拳を振るうナイツに斬月は無双セイバーの銃口"ムソウノズル"から弾を放って牽制して距離を取る。
「.....っと、そっちが武器を持ってんならこっちも!」
後退しながらナイツは両手を腰に当てる。
「大変身!!」
《sword from》
ベルトから音声が流れると同時に、ナイツの姿が変わり出す。
赤いアンダースーツが青色に変わり、仮面の複眼が黄色から青色に変わる。
そしてナイツの両手に二本のやや小振りな剣が握られる。
ナイツがフォームチェンジした姿、"仮面ライダーナイツ・ソードフォーム"である。
「っしゃあ!行くぜ!」
ナイツは手に持ったやや小振りな二本の剣.....白い刀身の"グラン"と黒い刀身の"イビル"を構えて走り出す。
そしてナイツに続くように剣形態にしたエクシアを構えたストームと槍を構えたベールも走り出す。
「せぇりゃぁぁぁぁぁ!!」
「はぁ!」
「そこ!!」
ナイツ、ストーム、ベールの順番に武器を降り下ろすが、斬月がメロンディフェンダーでまとめて防がれるが.....後ろから何かに撃たれる様な痛みが走り、振り向くと.....。
「ちょっとは効いたかしら?」
「今度は頭を撃ち抜きます!」
そこにはM.P.B.Lを構えるネフギアとX.M.Bを構えるユニの姿があった。
「己ぇ.....!!」
「多勢に無勢で悪いが....一気に決めるぞカズマ!!」
「おおよメテオ!!」
苛立ちを見せる斬月にストームとナイツは一気に終わらせようと、それぞれの武器を構える。
「一閃一撃、ライダー!ソードザンパー!!」
「ぉぉぉぉおおおお!!ヘルファング!!」
バッタの跳躍力を活かし、天高く飛んで急降下して上段に構えたエクシアを振り下ろして一閃するストームと、ストーム以上に天高く飛んでグランとイビルを逆手に持ち、猛獣の牙を思わせる構えを取りながら急降下するナイツの攻撃が斬月に襲いかかる。
「ぬぅ....!!」
咄嗟に斬月はウォーターメロンガトリングを持ってバルカン砲を放つが、全て二人を避ける様に外れてしまい、やむなしと盾にして二人の攻撃を防ぐが、二人の力と重力の重みが加わった重みに耐えきれず吹き飛ぶ。
「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!?」
そのまま壁まで吹き飛んで激突し、その衝撃で変身が解除され、斬月はシャットに戻る。
「どうだ!」
「こんなもんじゃねえだろ四天王は?ファートゥスの方が断然強かったぜ?」
ガッツポーズを取って喜ぶナイツに鼻で笑いながら左手をスナップさせるストーム、シャットはさほど悔しがる様子もなくゆっくりと立ち上がる。
「まだ"改良"の見込みはあるな.....なにせこいつはまだ"試作品"だからな、次はこうはいかん」
そう言ってシャットはストーム達に背を向ける。
「また会おう.....仮面ライダーストーム、ナイツ....そして....女神ども!!」
シャットは去り際にネプテューヌ達を仇を見るように睨み付け、女神の部分を強調して叫んで去る。
「.....なんだあいつ?」
「ネプテューヌ達に対してやたら怨みがありそうだな.....」
「え~私達あんなのに怨まれるような事をした覚えはないよ~!」
シャットが去り、変身を解いたカズマとメテオは先程の言葉に首を傾げ、ネプテューヌ達も見に覚えはない怨みに首を傾げる。
「それよりもあのオカマ!!次こそあった時にはメッタメタのギッタギタにしてやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
「おいおいそれは.....」
「いいやカズマ、あいつは俺の"天パ"をも馬鹿にしたんだ.....兄さんが言っていた、天パを馬鹿にする奴は万死に値するってな.....」
《それ絶対マスター自身の言葉ですよね!?》
未だに怒りが残っているノワールとメテオ、次会った時にはどうするか?と物騒な事をいい始め、カスミやネプテューヌ達は苦笑いをしながらラステイションの教会に戻って行くのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
廃工場から離れた所で二人の人物がいた。
一人は、イストワールに似た黒い小人のクロワール、もう一人は.....過去に苦しんでいたメテオの前に現れ、立ち上がらせ、一度は死んでしまったメテオを生き返らせるきっかけを作ったパープルハートに似た神秘の雰囲気を纏う女性、始まりの女神である。
『遂に目覚めてしまったわね、"業火の愚者"....."ブレイズ"が.....』
「まずいぜ?三番目以降の神殺しが目覚めるのは.....まだ"覚醒"の段階に至ってねえあのストームとナイツにはあまりにも部が悪いぜ?女神達だって、神殺しの奴らと戦わせるにはまだ早すぎるぞ?」
焦る様に饒舌な喋りをするクロワールに始まりの女神は少し考えた後、何か閃いたのか、クロワールに提案する。
『クロワール、あの"スイッチ"は持ってるかしら?』
「え?あの"スイッチ"か?あるぞ、ほら」
そう言ってクロワールは何処から取り出したか不明の場所からあるものを取り出す。
それは一言で言うなら"スイッチ".....ネプテューヌ達女神が大切にしている"シェアクリスタル"が封じ込められた小さな球体が付いた"スイッチ"である。
「お前、まさかこれをあいつに?」
『ええ、強引にだけど.....少しでも彼を"覚醒"へと促す為にあの子達の力を借りるのよ』
「それは良いかも知れないけどよ.....どんな力があるかまだ解明出来てないんだぞこいつは?」
『構わないわ、それで彼を"覚醒"へと促せれるなら.....ね?』
そう聖母のように微笑む始まりの女神にクロワールは渋々と了承し、その"スイッチ"に力を込める。
すると、"スイッチ"は光だし、メテオがいる方へと飛んで行った。
それを確認した始まりの女神とクロワールは立ち去ろうとするが.....。
「..........あ」
『どうしたの?』
何か思い出したかのように立ち止まるクロワールに始まりの女神は振り向く。
「あの"スイッチ".....まだ未完成だった.....」
『..........』
そんな肝心な事を思い出してしまったクロワールに始まりの女神は頭を抱えるのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ラステイションの教会に戻って来たメテオ達、その際ノワールが盗撮されていた事をユニ達にバレて(因みにあの"メっちゃん人形"の事はバレなかったが.....)ひと悶着があったが、なんとか治まりそして.....。
「ねえ、ユニ.....コスプレをやってる私って.....嫌よね.....」
自身の妹にコスプレの事がバレてしまい、落ち込むノワール、それを遠目から見守っていたメテオはそこまで悲観的にならなくてはいいのでは?と思う。
コスプレが趣味だろうとそれはノワールが好きでやっているからであり、女神でもどんな趣味を持っても人それぞれなんだから気にしなくてもいいとメテオは思っている。
.....流石にあのオカマや前のルウィーでの誘拐事件でロムとラムを誘拐したあの変態の趣味はどうかと思うが.....。
なにがともあれ、どう思うかはノワール次第、成り行きに任せてみるか.....。
メテオはそう思って静かにノワールとユニの二人を見守る。
《(面倒くさいだけではマスター?)》
(しぃ!黙ってろ!!)
「もしユニが嫌なら止めても.....」
メテオがデスティニーとアホなやり取りをしているとノワールがユニに脱コスプレ宣言をしようとする。
妹に嫌われるのは嫌、嫌われる位ならいっそ.....とそんな悲しさが出ているノワールにメテオが声を掛けようとするが.....。
「お姉ちゃん、止めないで」
それを他ならない、ノワールの妹.....ユニが止めた。
「え?」
微笑むユニにノワールは目を丸くして見つめる。
「そう言う事が出来るって、お仕事に余裕があるからでしょ?」
「そうね、最近時間が出来たから.....」
「それって、アタシもちょっとは役に立てるようになったからかな.....なんて思って」
「.....」
確かに、ノワールがそう言う事が出来るのはユニが頑張っているからであり、それはノワール自身も知っている事である。
なにせ以前ノワールに誘われてラステイションに遊びに来たときにそう呟いていたからである。
それにノワールがコスプレと言った趣味を持っていても決してユニは嫌がったりはしない。
だって彼女は心優しい姉思いの子だから.....。
そう思ったメテオは微笑ましく二人を見る。
「ん~、それはどうかしら?」
「ふぇ!?」
悪戯っぽい顔で笑うノワールにユニは驚くが.....。
「こらノワール、ユニに意地悪するな、この前遊びに来たときにユニの事べた褒めしてた癖に.....もうストロベリーサンデー作らねえぞ?」
「ちょっ!?それだけはやめて!?」
「冗談だよ、ユニにしてやった事への仕返しだ」
「うぅ~.....!!」
メテオがそれを止めるが、先程ノワールがユニにしてやったような事をしてやると、ノワールは頬を膨らませて可愛く唸り、ユニも小さく笑い出す。
実に微笑ましい日常の風景にメテオはネプテューヌ達がいるプラネテューヌとは違った暖かさをノワール達から感じるのであった。
「.....ま、なにがともあれ.....色々と問題が山積みだが、ひとまず一件落着だな?」
「うぅ.....まあ、そうね」
「うん!」
そして笑い合う3人、こんな平和がいつまでも続いて欲しい.....メテオはそう思っていた。
ーーーどいてどいてどいてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
ーーーちょっ、プルちゃん!?なんで女神化を解いちゃうのおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?
「..........ん?」
《はて?今空から声が.....?》
突如空から声が聞こえ、メテオは声が聞こえる方に顔を向けると.....。
「どいてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
空から二人の女の子が落ちてきていている。
さて皆さん、本来ならここでこの女の子はノワールに向かって落ちるのですが、ここには不幸体質の持ち主で、悲惨な目に逢う事で鉄板な主人公メテオがいます。
と言う事は.....?
「メテオお願い!!」
「後はお願いします!!」
「.....はぁ!?ちょっ!?おまっ!!?」
落ちてくる女の子達を前に、ノワールとユニは咄嗟に近くにいたメテオを突き飛ばして速攻に逃げ出し、そしてそのまま.....落ちてきた女の子達がメテオに激しい轟音を立てながら直撃した。
「さっきの声は何!?ねぷぅ!?女の子が落ちてきた!?」
「しかもどっちもカワイ子ちゃん!?いかん!カメラカメラ!!」
声と音を聞き付けてやって来たカズマとネプテューヌ達、そこにはとても柔らかい雰囲気を持った女の子とどこかメテオに似ているような茶髪の女の子がいた。
「ふぇ~、ビックリした~」
「こっちはビックリ所か九死に一生.....って感じなんだけど.....」
「えっと、貴方達は誰?」
怪我一つなく、無事に入れた事に驚く二人にネプテューヌが何者なのかを問う。
「あたし~?あたしは~、"プルルート"っていうの~、プラネテューヌの~、女神だよ~」
「あたし?あたしは海相 絵美(うみあい えみ)!この次元とは違うプラネテューヌで"仮面ライダー"なんだよ!」
「へぇ.....」
「プラネテューヌの.....」
「「「「「え?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」」
柔らかな雰囲気を持つ少女"プルルート"、茶髪の少女"海相 絵美(うみあい えみ)"の二人の自己紹介にカズマとネプテューヌ達は驚くのであった.....。
「..........」
《マスターマジ悲惨》
『犯人は黒姉妹 』と地面にダイイングメッセージを残し、血溜まりになって倒れているメテオの存在を忘れて。
そしてこの時メテオ(まあこの状況では当然だが)やカズマ達は気付かなかった.....。
メテオの手にクロワールが飛ばした"スイッチ"が握られていた事に.....。
第49話・fin
ED ・ ネプテューヌ☆さがして(超次元ゲイムネプテューヌTHE ANIMATION ED)
自らをプラネテューヌの女神と名乗るプルルート、果たして何者なのか?(まあみんな大体知ってるでしょうね(笑))
そしてプルルートと共に現れた仮面ライダーを自称する少女は何者なのか?実は.....。
次回、第50話 再会!唯一の"家族"
プルルート「次回も刮目せよ~!」
感想お待ちしています!