超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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この作品を気に入ってくれている皆様に感謝の"嵐"です!

さて、今回はプルルートと自称仮面ライダーの少女の邂逅とその正体、そしてその次元世界のお話しです!




第50話 再会!唯一の"家族"

第50話 再会!唯一の"家族"

 

OP ・ dimension tripper !!! (超次元ゲイムネプテューヌTHE ANIMATION OP)

 

 

「それじゃあ改めて自己紹介~、あたしは~、女神のプルルート、よろしくね~?」

 

 

プラネテューヌの教会の一室、そこでネプテューヌ達はプルルートがこの世界に来たと言う記念にパーティーを開いていた。

ネプテューヌにカズマ、ネプギアにアイエフとコンパ、ピーシェとイストワールがテーブルに座っている。

コンパが一人立ち上がり、グラスを掲げる。

 

「プラネテューヌの新しい女神、ぷるちゃんに乾杯です!」

 

「ちょっと待った!!」

 

「んう?」

 

「どったのネプテューヌ?」

 

コンパが乾杯の音頭をとったが、ネプテューヌがそれに待ったをかけ、みんな首を傾げる。

 

「こんぱ!それじゃあ私がぷるるんに女神の座を奪われたみたいじゃない!」

 

「え?でもぷるちゃんもプラネテューヌの女神様です?」

 

「プラネテューヌはプラネテューヌでも、別のプラネテューヌだから!そこんとこよろしくぅ!」

 

そう、プルルートはここの次元とは別の世界の女神で、同じプラネテューヌの女神でも別のものなのである。

 

「えへへ~、"カズくん"もよろしくね~」

 

「おう!よろしくなプルちゃん!」

 

そんな中プルルートがカズマとそんなやり取りをしていた。

因みに"カズくん"とは、カズマの呼び名である。

ラステイションで会ってすぐに打ち解けたようだ。

柔らかい雰囲気を持ったプルルートと欲望に忠実だが、情に熱いカズマは互いに気が合ったらしく、仲良くしている。

 

(こんな子が女神化したらどんなのになるんだ?)

 

ふとそう思ったカズマはプルルートに言葉をかける。

 

「なぁ、プルちゃんって女神だから変身できるんだよな?」

 

「できるよ~、でもあんまり変身しないようにって、みんなから言われてるんだ~」

 

「.....え?何で?」

 

みんなとは、恐らく向こうの次元の仲間達の事を差しているだろうが、何故プルルートに女神化するなっと言うのだろうか?

不思議に思ったカズマは首を傾げるのであった。

 

「あれ?そう言えばメテオさんは?」

 

「あれ~?絵美ちゃんもいない~?」

 

ネプギアはメテオがいない事に気付き、プルルートも一緒にこの世界に来た女の子もいない事に気付き、首を傾げる。

 

「あの二人ならテラスの方に向かったわよ?」

 

「なぬっ!?まさかメテオ.....あの子になにかする気じゃ!?」

 

テラスの方に指を差して答えるアイエフの言葉に、ネプテューヌは過敏に反応し、周りが何かを言ってるのを気にせずにテラスへと走って行った。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

夜を照らすプラネテューヌ教会のテラスにて、二つの影があった、その影とは.....。

 

「.....」

 

「.....」

 

茶髪の天然パーマの男.....メテオと、茶髪のショートカットの少女.....海相 絵美(うみあい えみ)であった。

二人は互いに顔を見合わせる事なく、プラネテューヌの街をテラスから眺めていた。

 

「.....久し振りだな....."絵美"」

 

「うん.....久し振り.....だね、"メテ兄".....」

 

しばらく静かに街を眺めていると、メテオが口を開き、絵美も同じく口を開く。

 

「....."生きて"いたんだな.....お前.....」

 

「.....うん」

 

「.....本当に.....絵美.....なんだな?」

 

「.....うん...!」

 

確認するように言うメテオの言葉に徐々に涙を流していく絵美。

だが、その顔は喜びの顔であった。

 

「.....絵美.....!!」

 

「メテ兄.....!!」

 

安心したかのようにメテオは笑いながら、されどもどこか申し訳なさそうな顔で絵美を抱き、絵美も嬉し涙を流しながらメテオと抱き合う。

 

「よかった.....!本当に生きていてくれて.....絵美.....!!」

 

「あたしも.....!こうして生きてまたメテ兄に会えて良かった.....!!」

 

まるで感動の"再会"をするかのように喜んで抱き合う二人、そこに.....。

 

「くぉらぁメテオ!!」

 

「.....ネプテューヌ?」

 

私怒ってますっと言った態度でずんずんと二人に歩むネプテューヌが現れる。

 

「その子に何をするつもりだったの!!まさかあんな事やこんな事を.....」

 

「あ、そう言えばメテ兄以外の人の事.....あたし知らないや.....」

 

「そうそう!そうやってメテ兄って呼ばせて.....へ?メテ兄.....?」

 

絵美の言葉に疑問を持ち、怒りが静まるネプテューヌ。

 

「ネプテューヌ、紹介する.....こいつは海相 絵美、俺の....."妹"だ」

 

「初めまして!メテ兄こと、メテオ・ソルヒートの"妹"、海相 絵美です!」

 

「へ?へ?.....妹ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

驚くネプテューヌは、メテオと絵美の二人を交互に見比べるように見ながら開いた口が塞がらなかった。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「と言うわけで、改めて初めまして!メテ兄の妹、海相 絵美だよ!」

 

教会の一室に戻って改めて自己紹介する絵美。

メテオ、ネプテューヌ、プルルート以外は驚いた顔をする。

 

「メテオさんの妹ですか!?」

 

「で、でも名前に繋がりがないです!?」

 

「あ~、それはな.....」

 

驚くネプギアとコンパの疑問に絵美の隣にいたメテオは言いにくそうな顔をすると絵美が前に出て答える。

 

「あたしとメテ兄は血の繋がりがないの、ただ一緒の孤児院に暮らしてたってだけで、その時メテ兄が一番上のお兄ちゃんだったからみんなでそう呼んでたの!」

 

「あ.....」

 

明るい顔をしながら答える絵美だが、孤児院っと言う言葉を聞いてネプギアは申し訳なさそうな顔をする。

 

「ネプギアちゃん.....だっけ?面倒だから"ぎっちゃん"って呼ぶよ?気にしないで!親の事は知らないけど、孤児院を経営していた"おじさん"や"おばさん"があたしやメテ兄、みんなの親だったから!」

 

ネプギアをあだ名で呼びながら気にしないで欲しいと言う絵美だが、ここでアイエフがある疑問を持った。

 

「ちょっと待って.....確か貴方達が暮らしていた孤児院の人達はメテオ以外はみんな.....えっと.....ダークネスに殺されたんじゃ.....」

 

「.....」

 

前にメテオから話を聞いたのを思い出し、しかしながらも言いにくそうに言うアイエフ。

メテオも当時の事を思い出してか、暗い顔をしてしまう。

 

「.....実はあのとき、おじさんとおばさんがせめてあたしだけでもってダークネスの連中に気付かれないように瓦礫の下に隠して、そのまま.....」

 

「.....じいちゃん.....ばあちゃん.....」

 

絵美も当時を思い出して泣きそうな顔をしながらも答え、それを聞いて彼女の為に身を犠牲にした自身の祖父と祖母に感謝をするメテオ。

 

「そして私以外を皆殺ししてメテ兄を拐ったダークネスが去った後にあたしは泣き暮れて.....その時に不思議な女性に出会ったの.....」

 

「不思議な女性?」

 

「うん、金髪で長い髪の人で、白い衣を着た.....何て言うか.....神秘的って言うのかな?そんな人だった」

 

(長い髪に金髪、白い衣を着た神秘的な女性.....まさかな.....)

 

絵美からその女性の特徴を聞いたメテオは、一人の人物を思い浮かべる.....。

 

以前、リーンボックスでのファートゥスとの戦いの時に過去に苦しんでいた自分の前に現れた女性.....始まりの女神。

結局彼女が何者なのかは未だにわかってなく、少なくとも敵ではないっと今の所思っている。

 

ひょっとしたら彼女が.....?

 

一瞬そんな事を思うメテオだが、考えても仕方ないとそこで考えるのをやめて、そのまま絵美の話に耳を傾ける。

 

「その人が出した"銀色のオーロラ"に飲み込まれて、気付いたからあたしはプルちゃんの所で倒れていたの」

「そのまま絵美ちゃんは~、あたしの所で暮らしていたんだけど~.....」

 

補足するように入ったプルルートが悲しい顔をする。

 

「そこにダークネスの連中が現れて.....プルちゃん達を襲い始めたの.....」

 

「なにぃ!?」

 

絵美の言葉にカズマは憤慨する。

 

「大丈夫だったのか?」

 

「うん、そこまでダークネスの連中は大した奴は送って来なかったし、プルちゃんの次元には女神の他にも"仮面ライダー"がいたから」

 

「"仮面ライダー"!?」

 

仮面ライダーっと言う単語に反応したイストワール。

 

「うん~、こっちの次元ではね~仮面ライダーは女神と同じ~、それぞれの国を守護してくれる存在なんだ~」

 

「で、あたしはプルちゃんのいるプラネテューヌの"仮面ライダー"にとある理由でなったのよ」

 

「なに!?」

 

妹が仮面ライダー.....その事実を聞いたメテオは驚きを隠せないでいた。

 

「ダークネスの連中が襲ってきた時に奪ったベルトを使って変身して戦ったらいつの間にかそう言う風になっちゃてね、体を弄くられてないから安心してメテ兄」

 

兄であるメテオを安心させるように言う絵美は、服の懐からそのベルトを出して見せる。

 

そのベルトは、青いバイクのエンジンを連想させるような独特な形をしていて、絵美の右手にはミニチュアサイズの小さな"白いバイク"があった。

 

「"マッハドライバー炎"って名前で、これで"仮面ライダーマッハ"ってライダーに変身するの」

 

「へぇ~マッハドライバー.....」

 

絵美のベルトを見て目を輝かせるネプギア、機械オタクの魂に火が着いたようだ。

かくいうメテオも最初は妹が仮面ライダーに変身している事に渋っていたが、彼女のベルトを見て目を輝かし、どんなライダーに変身するのか楽しみな顔をしていた、彼もネプギアに負けず劣らずの機械オタクで、同じく火が着いたようだ。

 

「.....はっ!?ま、まあとりあえず、これからよろしくなプルルート、絵美」

 

「うん~、よろしくねメっくん~♪」

 

一度は機械オタク魂に火が着いたものの、直ぐ様正気に戻り、手を差し出すメテオ。

プルルートもメテオにあだ名を付けながらその差し出された手を握り、握手をする。

 

「あたしも、メテ兄と同じ仮面ライダーでダークネスの怪人とは何度かやりあってるんだから頼りにしてね?」

 

「ああ、頼りにしてるぜ.....絵美」

 

絵美にも同じく握手をすると、メテオは目を細めて絵美を見る。

 

(あんなに内気で人見知りのよく泣いていた絵美が.....今はこんなに成長してるんだな.....)

 

絵美を見て微笑むメテオの脳裏には、かつて孤児院に暮らしていた頃の彼女の事を思い出していた。

 

孤児院に暮らしていた頃の絵美は、他の弟や妹達の誰よりも人見知りで、いつも一人でいた。

そんな彼女にメテオは当時の子供特有の無邪気ながらの太陽のような笑顔を向けながら彼女の手を引っ張り、他の子達と遊んでいた。

初めは嫌がられていたものの、何度か一緒にいるうちに積極的に遊ぶようになり、メテオもその時は喜んだ。

町に出掛けていた時も、内気で人見知りだった彼女はすぐにぐずり、よく泣いていた。

その時メテオはいつも彼女の手を繋いで色んな所を歩いて回った。

その度にいつも彼女にありがとうを言われて微笑んだのは未だに記憶に残っている。

その為か、彼女はしょっちゅうメテオの後ろについていったり、遊んでとせがんだり、傍に居たがったりしてメテオの手を焼かせたのも覚えている。

 

だが、今の彼女は違う.....今は自分の意思で動き、常に誰かの為に動いている.....。

メテオはそんな妹である彼女の成長を喜んでいた。

 

「成長したな.....絵美、こんなに立派になって」

 

「んう?急にどうしたのメテ兄?」

 

「いいや別に、ただお前の成長ぶりについ嬉しくなってな.....」

 

「当然!もう泣き虫でメテ兄にくっついてばかりだった頃のあたしじゃないのよ!」

 

兄の言葉に、妹は当たり前と言わんばかりに大きく胸を張る。

 

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「ネプテューヌ!?」

 

「どうしたの!?」

 

突然聞こえたネプテューヌの悲鳴にメテオと絵美は大慌てで駆けつける。

 

「な、なすぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?ち、近付けないで!!私なす嫌いなのぉぉぉぉぉぉ!!」

 

そこにはカズマが出した料理の一つである"なすの炒め物"が盛られた皿をネプテューヌに差し出すカズマの姿があった。

 

「そ、そんな.....折角俺の腕を見せようと気合い入れて作ったのに.....」

 

料理人としての腕前を見せてやろうと思ったカズマだが、ネプテューヌがなす嫌いで食べてくれない事に激しく落ち込む。

 

「ネプ子、たまには食べてみたら?カズマの料理.....尺だけど美味しいわよ?.....尺だけど」

 

「.....え?なに?俺料理の腕すらも否定されんの?」

 

「やだよなすなんて!!あの匂いだけで力が出なくなっちゃうんだから!!」

 

「そこまでかよ.....」

 

「お~い.....俺の料理を否定された件については誰も触れてくれないの.....?」

 

好き嫌いは誰にでもあるとはいえ、ここまで言うものなのかと思うメテオ、一方カズマは自身の料理の腕前すらも否定されていると言う可能性にガックリとうなだれ、その背中には哀愁が漂っていた。

 

「嫌いなものは嫌いなの!!メテオには嫌いなものがないの!?」

 

「ん?俺か?俺は.....」

 

嫌いなものがないのかと叫ぶネプテューヌにメテオは考えるような素振りをしていると.....。

 

「メテ兄は確か"ナマコ"が嫌いだったよ"ネプ姉"」

 

「おい絵美!?.....って..."ネプ姉"?」

 

「うん!ぎっちゃん...ネプギアのお姉ちゃんだから"ネプ姉"、良いでしょ?」

 

後ろから本人の代わりに答える絵美にメテオは驚きながらも咎めようとするが、絵美のネプテューヌの呼び方に頭を傾げる。

絵美はそれを、楽しそうな顔で答え、ネプテューヌに良いかどうかを聞く。

 

「"ネプ姉".....うん!いいよ!そのかわり私も絵美ちゃんの事を絵美って呼んでいい?」

 

「もちろん!あ、ネプ姉耳を貸して」

 

ネプテューヌは嬉しそうに承諾し、絵美も同じく承諾、すると絵美が思い出したかのようにネプテューヌの耳元に囁く。

 

(ネプ姉って、メテ兄に惚れてるでしょ?なんとなく"乙女の勘"がそう告げてるの)

 

(!?)

 

出会って間もない子に、まさか自身の抱いている好意見抜かれるとは思わず、ネプテューヌは顔を真っ赤にする。

 

(将来、メテ兄と"結婚"したらあたしの"義姉ちゃん"になるかもしれないって事も含めて"ネプ姉"って呼ぼうと思ったんだけど.....実際にどうなの?)

 

(わ、私は.....)

 

いきなりの爆弾発言、そして急かすような言葉にネプテューヌは顔を赤らめたまま戸惑う。

 

(ま、別にいいか、まだ出会ってそんなにしか経っていないし、問いつめるのも良くないか.....とりあえずこれからよろしくねネプ姉)

 

(う、うん.....)

 

未だに顔を赤らめるネプテューヌから離れた絵美は、今度はメテオに顔を向けて怪しげな笑みを浮かべる。

 

「そうそう、メテ兄が"ナマコ"が嫌いなのはおじさんと釣りに行ったときに釣ったナマコが吹き出した液体を顔に掛けられて.....白目で泡吹いて気絶したトラウマがあるからなんだよね?」

 

「ああ、そうだよ」

 

悪どい笑みで兄のメテオをからかう絵美にメテオはばつ悪そうに頭を掻きながら顔を背けて言う。

 

「こほん、とにかくネプテューヌさん?好き嫌いをしては女神として国民に示しが.....って、あば!?あばばばばばばばばばば!?あばばばばばばばばばば!!?」

 

「イストワール!?」

 

《日頃のストレスで遂にバグりましたか!?》

 

突然イストワールが携帯のバイブレーションのように変な声をあげて震えだす。

 

「だ、大丈夫かイストワール様!?」

 

「イーちゃん!?」

 

「祟り!!なすの祟りだよ!?」

 

「そんなわけあるか!?」

 

未だに変な声をあげて震えだすイストワールに驚いて騒ぎだすメテオ達。

 

 

 

 

「..........」

 

「チュ、チュ~.....」

 

だからこそ気付かなかったのだろう、教会の外から覗く二つの影の存在を.....。

 

 

第50話・fin

 

ED ・ ネプテューヌ☆探して(超次元ゲイムネプテューヌTHE ANIMATION ED)

 




あかぁぁぁぁぁぁぁぁん!!?

本当はこれ昨日の内に仕上げるつもりだったのに寝落ちとかを繰り返して至らいつの間にかこんなに掛かってしまった!?

と、とりあえず次回、あの魔女が復活!

次回、第51話 復讐の果実(ディープ・パープル)と追跡撲滅のマッハと女王女神様

絵美「次回も刮目せよ!」

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