超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
ストームのネプテューヌとの融合で得た新フォーム、パープルフォームの実力が明かされます!
第53話 紫の絆(パープル・ビヴロスト)
OP ・ Extreme Dream(仮面ライダーWサイクロンジョーカーエクストリーム テーマソング)
「『仮面ライダーストーム.....パープルフォーム』」
辺り一面なす畑が生い茂る草原に、"白銀の嵐"と"紫の女神"が融合した一人の戦士がそこに降り立った。
「仮面ライダーストーム.....」
「パープル.....フォーム.....?」
悠々と立つストームP(パープル)の神々しいその姿にナイツ、そして先程まで女神化したプルルートに怯えていた絵美が息を飲んで見つめていた。
「貴方.....ねぷちゃんなの.....?それともメっくんなの.....?」
突然現れ、隣に立つストームPにプルルートは戸惑いながらも問うと、ストームPは首を横に振って左手に持つパープルハートの剣....."パープルソード"の剣先をマジェコンヌが変身した仮面ライダーソーサラーに向ける。
「俺は.....いや」
『私達は.....どっちもよ、ぷるるん』
メテオ、ネプテューヌの交互に喋って答えるストームP、するとソーサラーは体を震わせながら指輪を嵌めた手をベルトに当てながら叫びだす。
「どっちでもいい!そんなもの.....虚仮脅しだ!」
《connect...now》
ソーサラーは目の前に現れた魔方陣に手を入れ、そこから長大な斧.....ディースハルバートを取りだし、ストームPに向かって走り出す。
ストームPも迎え撃たんとパープルソードを構えて走り出す。
「うぉぉおおおお!!」
「『ふっ!はぁ!!』」
勢いよくディースハルバートを振り降ろすソーサラーだが、ストームPはそれをパープルソードの刃で受け止め、一瞬、硬直してすぐに押し返してソーサラーのがら空きとなった腹部に横一閃に一太刀を浴びせたる、ソーサラーは一瞬よろめくが、すぐに体勢を立て直して今度は横にハルバートを振るうが、ストームPは両腕に付いてある紫のガントレット"ヴィオガントレット"の右腕で防ぎ、再びパープルソードでソーサラーを切りつける。
「くっ!くっそぉ!!」
《Lightning...now》
よろめいて後退したソーサラーは指輪をベルトに当て、目の前に現れた魔方陣から、強力な雷が放たれ、ストームPに襲いかかるが、ストームPは避ける素振りも見せず、そのまま雷が直撃する。
「は、ははは.....アッハッハッハッ!!倒した.....倒したぞ!やはり所詮は虚仮脅しだったなぁ!」
自身が放った雷がストームPに直撃し、確かな手応えを感じたソーサラーは勝ち誇るような笑いをあげるが、立ち込める煙が晴れた時、それが驚愕へと変わる、なぜなら.....。
「『なんだ?この程度か?』」
そこには"無傷"で、全身に紫電を纏ったストームPの姿があったからである。
「.....なっ!?」
「今のは.....電撃を食らわせたつもりか?」
『いいことを教えてあげるわ.....電撃っていうのは.....』
「『こういう事を言うんだ!』」
全身に纏った紫電を全てパープルソードの刀身に纏わせたストームPはそれを上段に構えた状態でソーサラーに急接近し.....。
「『サンダーブレイク!!』」
電撃を纏ったパープルソードを勢いよく振り降ろし、ソーサラーにそれを浴びせた、それも先程ソーサラーが放った雷よりも強力に。
「ぐああああああああああ!?」
「.....にしても凄いなネプテューヌ?」
『ええ、私の得意な属性は"雷"だもの、このくらいは当然よ?さあメテオ、今度は貴方の力を見せてあげましょう』
「.....了解だ!」
凄ましい雷にストームP.....厳密にはメテオの人格が驚き、ネプテューヌの人格は当然だと誇る.....そう、ネプテューヌは"雷"を使った属性攻撃を得意とし、さらにそこに雷属性を同じく使うストームの力が加わり、より強力な雷を放つ事をこのフォームになった事で可能としたのである。
ネプテューヌの人格はメテオの人格に追撃を促すと、メテオの人格もそれに頷いてソーサラーに更なる攻撃を加える。
「『ライダーパンチ!』」
「ごふっ!?」
ストームPから放たれた単純かつ、強力な拳がソーサラーの腹部に直撃し、さらにだめ押しと云わんばかりに二度三度と拳を放ち、とどめに回し蹴りを御見舞いする、ソーサラーはそのまま大きく吹き飛び、地面に転がる。
「凄え.....ストームの時とは比べ物にならないくらいに力が溢れてくる.....!」
《マスター、このフォームの特徴がある程度解りました、このフォームはストームの力に加えて女神であるネプテューヌさんの力が加わって、さらにいつもの技にネプテューヌさんの技も使えるようになっています》
「ネプテューヌの技までも?凄いな」
『そうらしいわね』
「ならさっそく使ってみるか!」
何時もとは違う力にメテオの人格は驚き、デスティニーの分析にさらに驚き、さらにはネプテューヌの技までも使える事を知ったストームPはパープルソードを構えてソーサラーに向かって突っ込む。
そしてソーサラーとの距離が目と鼻の先まで迫った時にパープルソードを振るい、ソーサラーを切り刻む。
「クロス.....」
『コンビネーション!!』
高速にパープルソードを振って敵を切り裂く連続攻撃.....ネプテューヌの技"クロスコンビネーション"が決まり、ソーサラーは仮面の下で苦悶の顔をする。
「舐めるなぁぁぁぁぁああああああ!!」
《expression...now》
やられてばかりで堪らないと思ったソーサラーは指輪をベルトに当ててストームPに向けて手をかざすと、ストームPがいる周囲に強力な爆発がおき、その爆発がストームPを飲み込むが.....。
「『トオッ!』」
ストームPは大きく跳躍し、さらには背中に付いているパープルハートの飛行ユニットで飛行することで回避する。
「すっげ、飛んだよ.....」
「あのフォーム.....飛行も可能なんだ.....」
その様子を見ていたナイツと絵美は唖然として見ていた。
「己ぇ.....己己己己己己己己ぇえええええええ!!」
次々と攻撃をしても事もなく避わすストームPに苛立ち始めるソーサラー。
「おいおい.....地団駄踏み始めたぞあいつ.....」
『そうね、メテオ.....そろそろ私も"暴れたいんだけど"?』
「ん?そうか、じゃあ"交代"だ」
ストームPはベルトに付いている"スイッチ"に手をかけ、女神達と同じパソコンの電源マーク....."シェアクリスタル"が封じ込まれた球体を捻る。
《change...Venus!》
ベルトの電子音が流れた瞬間、ストームPの動きが....."変わった"。
「ぐ!?ぬぅああああああ!?」
宙に浮いていたストームPが消えたと思った瞬間、突然ソーサラーが悲鳴をあげる.....まるで見えない"なにか"に攻撃されているかのように.....。
「は、速い.....!」
「急激にスピードが上がって.....あのおばはんを攻撃していんのかよ!?」
そう、驚くネプギアやナイツの言う通り.....ソーサラーは見えない"なにか"に攻撃されている訳ではない.....攻撃で飛行するストームPの攻撃を受けているのである、それも.....。
「どう、メテオ?私の戦い方は?」
『流石だなネプテューヌ、俺にはあんな高速飛行は無理だ』
しゃべり方もネプテューヌに変わり、まるで"体を動かしている意志が変わった"かのように戦い方も先程のメテオの戦い方から、ネプテューヌの戦い方に変わっていた。
「ええい、くそがぁぁぁぁぁぁああああああ!!」
よろめきながら立ち上がったソーサラーは一矢報うっといった形で指輪を変えて、その指輪をベルトに当てる。
《Yes!Final Strike...Understand?》
するとソーサラーの足元に黄金の魔方陣が現れ、ソーサラーの足に黄金の魔力が纏われ、その状態でソーサラーは飛び上がり、宙に浮いているストームPに目掛けてその足を向ける。
「あら.....流石にこれは不味いかしらね.....」
『蹴りなら俺に任せろネプテューヌ』
「そうね、後はお願いねメテオ」
《change...Rider!》
不味いと言っときながら仮面の下で涼しい顔をするネプテューヌにメテオは任せろと言い、ネプテューヌもそれに甘えてスイッチを捻る、するとストームPの体がメテオの意志で動く事になった。
「さて、やるか」
メテオの意志で動くストームPはベルトに付いているスイッチを一旦抜き、再び差すとベルトから電子音が流れる。
《Limit Break!》
するとストームPの左足に紫のエネルギーが纏い、その足を飛び蹴りで向かってくるソーサラーに向けて流星.....否、彗星の如くスピードで急降下する。
「『はあぁぁあああああああああああ!!』」
「うぉぉおおおおおおおおおおおおお!!」
急上昇して飛び蹴りを叩き込まんとするソーサラーの"ストライクソーサラー"と、急降下して飛び蹴りを放つストームPの"ヴァイオレットスマッシュ"が上空でぶつかり合う。
「『「はあぁぁああああああ.....!!」』」
そして上空で押し合う二つの"蹴り".....激しい紫のエネルギーと黄金の魔力のぶつかり合いで生まれるスパークが周囲に巻き起こる。
「『だぁぁぁぁぁあああああああああ!!』」
ーーー負けられない
そんな思いで叫びあげるストームPはより足に力を込める。
そして遂にストームPの蹴りがソーサラーの蹴りを押し返し、ソーサラーの体を貫いた。
「ば、馬鹿な.....う、うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」
地面に着地したストームPは直ぐ様立ち上がり、今度こそとどめとベルトからスイッチを抜き取り、左手に持つパープルソードの柄にある窪みにスイッチを差し込む。
《Limit Break!》
再びベルトから流れる電子音、ストームPはパープルソードを頭上に捧げる。
「これが俺の.....俺達の"必殺技"!!」
『ネプテューンブレイク!!』
そしてストームPは体を貫かれて空中で静止しているソーサラーに向かって縦横無尽に飛び回りながら擦れ違い様に何度も切り裂く!
「『はぁぁぁぁぁぁああああああああ.....』」
とどめに一旦地面に着地した後、再び飛び上がり、ソーサラーに強烈な横一閃に切り払う!
「『でやぁっ!!』」
「ゴフッ.....!?」
仮面の口元の隙間から血を吹き出すソーサラー、そこに容赦なく追撃を入れるストームP。
「これで.....」
『終わりよ!!』
地面に着地して剣を真上に放り投げてキャッチした後、ソーサラーを切り上げて上空に打ち上げ、踏み台にするようにソーサラー蹴ってさらに上空へと上昇し、逆さまの状態でパープルソードの剣先をソーサラーに向けたまま急降下し、ソーサラーに剣を突き刺し、そのまま地面に叩き付ける!
そして地面に叩き付けた際に巨大な紫のエネルギーの柱が立ち、それがソーサラーへのとどめとなり、ソーサラーの全身に火花が飛び散る。
「この.....私が.....仮面ライダーの力を得たこの私が.....負けるだとぉぉぉぉおおおおおおおお!?」
自身の敗北を認められないソーサラーはベルトが砕け散ってマジェコンヌに戻り、マジェコンヌは断末魔をあげて爆発する、ストームPはその爆風を背に剣を払う。
「やったぁ!!」
「メテオとネプテューヌの勝ちだ!!」
それを見た絵美とカズマは勝利を確信してガッツポーズを取った、しかし.....。
「まだだ.....まだ終わらんよ.....!」
「『.....』」
あれほどのダメージを負い、ベルトも砕かれて変身も解けているというのにマジェコンヌは再び立ち上がってストームPを睨む、その為ストームPも警戒するように無言でパープルソードを構えるが.....。
「そこまでにしてもらおうか.....」
「.....っ!お前は.....」
『.....シャット・ザ・ハード!』
そこに銀髪の所々にゲーム機のようなパーツを付けた服装が特徴の.....以前、ラステイションのハッキング騒動で一度メテオ達と対峙したダークネス四天王の一人.....シャット・ザ・ハードがいつの間にかマジェコンヌの隣に立っていた。
「この"御方"をやらせる訳には行かないからな.....」
そう言ってシャットはマジェコンヌを引き起こしてよろめくマジェコンヌの体を支える。
「お前は.....まさか」
「ええ、私ですよ.....嘗て貴方の元に身を置いてそのあとに現れた"マジック"にその場所を奪われた....."犯罪組織マジェコンヌ"の四天王だった一人.....シャット・ザ・ハードですよ.....
"犯罪神"マジェコンヌ様」
『「「!?」」』
シャットから紡がれた言葉に驚愕するネプテューヌ、ネプギア、そして救出されたアイエフ.....。
"犯罪神"
それは嘗てゲイムギョウ界に現れ、破壊の限りを尽くした災厄.....大昔に幾多の女神達がその犯罪神に挑み、その命を散らして行った.....。
だが、ある時現れた今やこのゲイムギョウ界にて伝説となった存在....."仮面ライダー"に倒された。
その災厄が.....今目の前にいたという事実に、ネプテューヌ、ネプギア、アイエフの三人は驚きを隠せないでいた。
「それで.....私の前に現れた理由はなんだ?まさか四天王の座を貴様からマジックに変えた私への復讐か.....?」
「いいえ、私は命令で来ているのです.....貴方をファートゥスがやられて欠けた.....
ダークトゥダークネスの四天王に勧誘しに来たんです」
「なん.....だと.....!?」
シャットのマジェコンヌをダークネス四天王への勧誘に今度はストームPが驚いた。
「ほぅ.....私をダークネス四天王への勧誘.....」
「ええ、何せ貴方は今はあの憎き仮面ライダー"一号"によって力を封印されていますが、"犯罪神"の力を持つ者.....我らダークネスの大首領....."ゼ・オ"様もその力を高く評価しているのですよ?」
「ゼ・オ.....!?まさか先代の....."初代"犯罪神様!?」
シャットの言う"ゼ・オ".....それはマジェコンヌにとっては"先代"で、"初代"の"犯罪神".....そしてメテオやネプテューヌ達にとっては.....敵対している組織、ダークトゥダークネスの"大首領".....シャットを除くその場にいる全員が驚愕した。
だが、シャットが今度はストームPを見て言い放った言葉に誰もが言葉を失った。
「そしてそれは貴様も同じだ.....
大首領ゼ・オ様の"器"、メテオ・ソルヒート」
「俺が.....大首領の....."器".....!?」
「そうとも、その体は我らダークネスの大首領ゼ・オ様と同じ、寸分違わない精巧な模作(レプリカ)!貴様はその脳髄まで全てが大首領ゼ・オ様"復活"の為の"器"だ.....いらないのはメテオ・ソルヒート.....貴様の"魂".....のみだ」
不敵な笑みを浮かべて言うシャットの言葉にストームPはその場に立ち尽くす。
「そもそも貴様が変身する仮面ライダーストーム、そしてその先代にあたる"神殺し"の戦士....."ストーム"はもともと嘗て初代犯罪神であったゼ・オ様の"力の一部"として生まれた存在、故に貴様の持つその力は元を辿ればゼ・オ様の力の一部.....そう、貴様が恐れているあのデストロイの力も.....元はゼ・オ様の力の一つだ」
そう言ってシャットはマジェコンヌを抱えたままストームP達に背を向ける。するとシャットに抱えられているマジェコンヌが顔をストームP達に向けて笑う。
「ズーネ地区の戦いの時から薄々と思っていたが.....やはり貴様も私と同じ.....先代の犯罪神ゼ・オと同じ一部の力を宿す者だったか.....ならば覚えておけ、貴様も、そして私も世界から裏切られ、裏切る.....そして"絶望"に染まるのだ.....女神共々覚悟しておけ、私は嘗ての力を取り戻してまた貴様らの前に現れ、今度こそ貴様達を葬って見せる、精々首を洗って待っているのだな!」
そのままマジェコンヌはシャットに抱えられたまま、シャットが手をかざして現した"銀色のオーロラ"の中へと消えていった。
「俺が大首領の.....ゼ・オの"器".....」
シャットとマジェコンヌが去ったなす畑の草原に立ち尽くすストームPは先程のシャットの言葉を思い出していた。
「気にすんなよメテオ、例えお前がダークネスの大ボスの"器"だとしてもお前はお前だ、これまで通りにみんなを守る為に力を振るえばいいさ」
「カズマ.....そうだな、それにアイエフも救出できたし、変身を解くか」
そんなストームPの肩に手を置いて励みの言葉をかけるナイツに彼は頷いて、変身を解くためにベルトに付いたスイッチを抜く.....さっきからずっと黙っているネプテューヌの事を気にせずに.....。
「.....ふぅ、にしてもこのスイッチは凄いな.....ネプテューヌ.....いや、女神との"融合"だなんてな.....」
スイッチを抜いて変身を解き、そのスイッチを眺めるメテオ。
シンシアから預かった髪飾りが放った光と共鳴したスイッチの力は強大で、ネプテューヌを初めとする女神との"融合"を可能としているのである。
女神の中でバランスに優れているネプテューヌと融合したパープルフォームは、そのネプテューヌと同じようにバランスに優れていて、自身も扱え、ネプテューヌが特化している雷属性が強化され、メテオとネプテューヌの技が共用で扱えるようになり、さらにはメテオネプテューヌが意志の交代によって戦闘スタイルを変える事ができる優れもの。
ネプテューヌでこれなら、ノワール達他の女神と融合したらどんなのになるんだ?.....メテオは内心、そんなことを楽しみに思っていた。
「メテオ.....」
突然自分の肩に手を置いて呼ぶネプテューヌの声が聞こえて振り向くメテオ、そして彼は一瞬にして(色んな意味で)命の危機に直面するのである、なぜなら.....。
「どうしたネプ.....テューヌ.....?」
「.....メテオォ.....」
.....この時のメテオの心境をはっきりと言わせて貰うと.....。
ーーー何このネプテューヌ、マジエロい.....。
頬を赤らめた顔で色っぽい声で自分の名前を呼ぶ女神化しているネプテューヌ、よく見ると目がと~ろんとしていて、口からはだらしないながら色っぽく涎を垂らしながら今にも18禁な事に走りそうな顔と声でメテオを見つめているのである。
「ど、どうしたんだ.....そんな顔をして.....」
「.....っと..........たい.....」
「.....は?」
そんなネプテューヌにたじろぎながらも落ち着いて声をかけるメテオにネプテューヌは口を開くが、あまりにも小声で聞き取れず、メテオが聞き返すと.....。
「もっと....."合体"したい.....」
「...............ん?」
"合体".....ネプテューヌの言ってる事が理解出来ず、混乱するメテオ、その後ろで変身を解いたカズマが羨ましそうに、そして激しく嫉妬するように地団駄を踏み、同じく変身を解いたプルルート、そしてネプギアと絵美、アイエフは顔を真っ赤にする。
「くそっ!なんだあのマジエロいパプハ様は!?しかもメテオともっと"合体"だとぉ!?メテオ!マジ羨まけしからん!!」
「ほわぁ~、ねぷちゃんが色っぽくなっちゃった~」
「お、お姉ちゃん!?急にどうしたの!?」
「ネ、ネプ姉!?ネプ姉がなんかメテ兄に迫っちゃてるよ!?なんて大胆に色っぽく!?」
「ね、ねぷ子!?あんた急にどうしたのよ!?」
「ま、まさか.....このスイッチのせい.....?」
急に色っぽくなった女神化したネプテューヌに迫られる中、メテオはスイッチを見て、このスイッチが原因ではないかと考える。
《.....マスター.....解析の結果、どうやらそのスイッチはマスターや女神達に力を与える代わりにその融合した女神を凄ましく....."発情"させるようです.....》
「.....なんじゃそりゃああああああああ!?」
解析を終えたデスティニーの言葉にメテオは悲鳴をあげてると、ネプテューヌはさらにメテオに迫り、自身の胸をメテオに押し付ける。
「ねえ、メテオ.....お願い.....」
「だぁぁぁああああ!?待てネプテューヌ!?落ち着けよ!!な?な?」
そのままネプテューヌはメテオの耳元で囁き、誘惑するが、メテオはそんな彼女の誘惑に負けんと首を振り、彼女を落ち着かすが、意味はなく、メテオの耳を甘噛みし、再び誘惑し始める。
「ねえ.....駄目?.....私はもう我慢出来ないの.....お願い.....メテオ.....もう一度"合体".....して?」
「あ、あわわわ.....ま、待ってくれ.....待ってくれネプテューヌ.....ネプテュゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウヌ!!」
そんなメテオの虚しい叫びが、辺り一面なす畑が生い茂る草原に木霊したのであった.....。
因みにそのあとなんとか隙を付いてメテオはネプテューヌから逃げ出したが、女神化しているネプテューヌから逃げられる筈もなく、再び捕まり、迫られるが、彼女が正気に戻るまでずっと抵抗し、自身と.....そしてネプテューヌの命と貞操はしっかりと守られた。
正気に戻ったネプテューヌはその事を覚えていたせいで顔が真っ赤になり、三日間ぐらいはずっとメテオから目を逸す生活を送る羽目になった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ゲイムギョウ界の何処かにあるとある研究所。
その一室には二つの影があった。
「ゼ・オ様、命令通りに貴方の後継者、マジェコンヌをこちらに引き込む事に成功いたしました」
その内の一つはシャットであり、シャットは映像越しに映る人物の前に跪いて報告をしていた。
「現在、マジェコンヌを嘗ての犯罪神の力を取り戻すための改造手術を施しております」
そしてもう一つの影は、嘗てメテオ、そしてカズマを改造したダークネスの怪人開発者、マッド・ヘルであった。
『ご苦労であった.....にしてヘルよ.....我に吉報とはなん.....だ?』
そしてシャットとヘルが跪いて話す相手は、ダークネスの大首領であり、初代犯罪神である銀色の異形ゼ・オである。
「は!実はこことは違う別世界.....所謂"平行世界"のゲイムギョウ界にて、メテオ・ソルヒート.....ストームと同じ、ゼ・オ様復活の為の"器"となりうる存在を見つけたのです!」
『ほう.....?してその存在とは.....なんだ?』
「は!そやつはその世界で女神と同じ守護する存在、"魔神"と呼ばれる存在.....の後継者と思われている人物で、その力も非常に興味深いものであります!」
『.....そうか.....ならそやつを捕らえて我の元に連れてこい、そやつがストーム以外にも"器"に相応しいかどうか.....我が直々に見定めてやろう.....』
「は!かしこまいりました!」
『.....よい報告を待っているぞ.....』
ゼ・オはそう言って通信を切り、映像が消える。
マッド・ヘルは立ち上がり、まだ跪いているシャットに顔を向けて命令をする。
「聞いたなシャット?これよりお前にはその世界に行ってもらい、その存在をこちらの世界へ引き込むのだ、丁度お前のベルトの改良が完了したからお前なら可能であろう」
「は!してヘル様、その存在の名は?」
「先程の会話でも行った通り、その世界で"魔神"と呼ばれる存在の後継者と思われている存在.....
天条 宗谷(てんじょう そうや)」
闇は.....遂に別世界の存在にまでその手を伸ばす。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
あの騒動が終わり、無事にプラネテューヌの教会に戻ったメテオは一人、夕暮れのテラスに立っていた。
「あ"~流石に危なかった.....元の世界でもあんなに女性に迫られた事がなかったからどうすればいいかわからなかった.....」
《ヘイヘイマスターヘ・タ・レ♪》
「うるせえ」
先程の発情したネプテューヌに迫られた事を思いだし、身震いするメテオにデスティニーが茶化してきて苛立ち、一蹴する。
そしてメテオはパーカーのポケットから、シンシアから預かったあの髪飾りを取り出して眺める。
「また.....お前に助けられたな、シンシア.....」
ーーー約束だよ..........。
「.....本当にまた会いたいな.....」
《そうですね、信じていればきっと.....また会えますよ》
「だと.....いいな.....」
そう言ってメテオは微笑み、髪飾りをパーカーのポケットにしまってプラネテューヌのテラスから見える夕日を静かに眺めるのであった。
「また.....会いたいな、シンシア」
この時のメテオは知らなかった。
この言葉が、願いが.....叶うことになるとは.....。
第53話・fin
ED ・ Fly High!(神次元アイドルネプテューヌPP)
第4章~新たなる仮面ライダーと神次元の来訪者達~終
コラボNOVEL大戦~MEGA MAX ~へ続く
10000文字越え、やり過ぎたーーーー!!
いかがでしたか!?
ストームの新フォーム、パープルフォームは!?
ネプテューヌとの融合、その力は強力で、ストームにネプテューヌの力が加わり、さらには仮面ライダードライブ・タイプトライドロンのように意志を交代させて戦闘スタイルを変えるトリッキーな戦法!
因みにスペックは、ストーム+パープルハートなので非常に高いですが、デストロイフォーム程ではありません、だってデストロイフォームは神を殺す力を持つって設定なので(笑)
だけどそのフォームの欠点が変身解除したらまさかの女神が発情(笑)
次回は番外編のネプ×スト・ステーション!
お楽しみに!
感想をお待ちしています!