超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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前回、バグーンによって死んだメテオをシアンの工場に運んだカズマ達、そこでメテオの"再生"を試みるが.....。




第61話 Reborn ~嵐の再生~

第61話 Rebborn ~嵐の再生~

 

OP ・ people with no name(仮面ライダーファイズ ED )

 

 

 

ラスティション、シアンが営む工場、そこにユニを連れ、メテオの遺体を運んで来た漆黒の騎士団の異名を持つカズマ、そして魔女のような格好をした女性MAGIS.、黄色い奇妙な物体に乗っかる少女ブロッコリー、モコモコとした暖かな格好をした少女がすと。

 

メテオの遺体を肩に担ぐカズマはシアンを見つけ、彼女に手を振って呼び掛ける。

 

「お~い、シアンちゃ~ん!」

 

それに気付いたシアンはカズマ達に顔を向け、手を振り返すが、カズマが肩に担ぐメテオの遺体を見てギョッと驚いた顔をした。

 

「ああ、カズマさ.....って、何を担いでるの!?しかもこの人.....メテオさん!?一体何があったんだよ!?」

 

「悪ぃ説明している暇はねぇ、シアンちゃん.....すぐに作業に取っ掛かる準備をしてくれ」

 

「わ、わかった!」

 

カズマの様子を見てただ事ではないと悟ったシアンは、遺体となったメテオに気になった様子ながらも、他の作業員達に呼び掛け、次々と工具などを取りだし始める。

それを確認したカズマはメテオの遺体を作業台のような大きなテーブルに乗せておく。

 

「さて、取り敢えずは今のメテオの状態だな.....がすとちゃん、パッと見てどうだい?」

 

テーブルの上に横たわるメテオの遺体を見てカズマは自分の隣に立つ少女、がすとに顔を向ける、カズマに声を掛けられたがすとはメテオの状態を見て深刻な顔をして口を開いた。

 

「.....はっきりと言って厳しいですの、左腕は跡形もなく破壊され、改造人間の心臓部分にあたるベルトまで破壊されているですから、"カズマの時とは"状況が深刻過ぎるですの」

 

「やっぱりかぁ....."俺の時"は右腕とベルトにヒビが割れた程度だったもんなぁ~.....」

 

がすとから告げられたメテオの状態にカズマはやっぱりかと頭を掻き出す、"俺の時"とは.....気になるが、それは追々話す事にする。

 

「カズマの時もカズマの時でかなりヤバかったにゅ、何せあの戦いはブロッコリー達の協力を持ってしても"パンチだけで全滅寸前に追い込まれた"からにゅ」

 

カズマとがすとの二人の話にブロッコリーも便乗するように、頭を振る。

なんのことかわからないユニは気になり、カズマに聞いてみた。

 

「あの.....カズマさん、それって一体.....?」

 

「ん?ああ.....ユニちゃんは知らなかったんだっけ?"俺の入院期間が三日から一週間に伸びた事件"の事?」

 

「あ、はい.....あの時あたしはネプギア達と一緒にリーンボックスに遊びに行ってたし、お姉ちゃんもメテオさんも知っているのにまったく話そうとはしなかったから.....」

 

"カズマの入院期間が三日から一週間に伸びた事件".....それはカズマがダークネスによって改造人間にされ、メテオ達に救出された後、ラスティションの病院に入院していた時に起きていた事件らしく、それはカズマが改めて"仮面ライダー"と名乗るきっかけとなった事件.....当時の事を知らないユニはどんなことが起きたのか具体的に聞こうとしたが、カズマが柄にもなく深刻な顔をしたので追求するのをやめた。

 

「..........」

 

「カズマよ、まだお前は引きずっているのか?」

 

そんなカズマにMAGIS.が声を掛ける。

 

「.....当たり前だろ.....何せあの事件の首謀者は"俺の親父"だったんだからな.....」

 

「.....家族を捨て、ダークネスと手を組み、ラスティションは愚か、ゲイムギョウ界そのものを牛耳ろうとし、それを知ったマーベラスを抹殺するために事件を起こしたカズマの父親.....皮肉にも、それは血に分けた息子、カズマに止められた....."殺す"と言った形で、な.....」

 

「..........」

 

当時の事に関わっていたMAGIS.の言葉に、当時の事を思い出して顔を強張らせるカズマを見て、ユニは今まで見たことないカズマの顔を見て尻込む。

 

「.....まあ、今は俺のくそ親父の事よりも、メテオの再生だ、シアンちゃん?やれるかい?」

 

「ああ、一応メテオさんの再生作業の工程の目処はついたよ.....これを見てくれ」

 

そんなユニに気を使ってか、カズマは話題をメテオの再生に戻し、シアンに顔を向ける。

シアンもカズマ達が話している間に考えていたのか、設計図らしき紙をカズマ達に見せる。

 

「ベルトの方は以前カズマにやった再生と強化のデータを元に、メテオさんのベルトも以前とは別物に近くなるけど、今あるゲイムギョウ界の最高技術と最高の素材を使って作り上げるつもりだ」

 

「おう.....こいつは随分と別物になっちまったな.....前の姿の面影すらない」

 

設計図に描かれたメテオのベルトを見て、カズマはそんな意見を述べる。

その設計図に描かれたメテオのベルトの姿は、一世代前のような古ぼけたような風車がついたベルトではなく、今の時代に乗っかったような機械的なベルトへと変わっていた。

 

「その変わりに、変身した姿はそのまま.....だけどスペックとかは以前とは比べ物にならないくらいに羽上がってるし、あの変なスイッチとかを入れるソケットやボタンもしっかりと取り入れてるぜ?」

 

「.....まあ、そりゃそうだし、メテオにとってはあのスイッチが使えなければ困るだろうしな.....」

 

「.....と言うかカズマさん?シアンさんにメテオさんが仮面ライダーだと言うことを教えたんですか?なんかシアンさん、詳しそうにいってるけど」

 

シアンとカズマがメテオのベルトについて意見の話し合いをしていると、ふと疑問に思ったユニが質問をする。

 

「ああ、さっき言ってたカズマの事件の時にメテオさんとノワールが必死な形相でカズマを運んで来てな、その時にメテオさんと知り合ってさ.....そしてメテオさんとカズマさんが仮面ライダーだって事を知ってな.....この事を知ってるのはあたしとこの工場の連中だけだから安心しなよ」

 

その質問にシアンが変わりに答え、ユニは納得したようにカズマを睨んでいた目を戻した。

 

「それよりもさ.....問題が.....」

 

「メテオの.....左腕.....か?」

 

設計図とメテオの遺体を交互に見るシアンの言葉にカズマが答えた。

 

そう、この設計図には、メテオの左腕がある前提で書かれており、こうしてメテオの左腕がない今、その左腕をどうするかが今の問題となっていた。

 

「まさかメテオさんの左腕がこんなに木っ端微塵にされるなんて.....どうしょう.....」

 

「相手も相手で相当な手練れだからな.....参ったな、もう素材とかはこいつのベルトで使いきっちまうだろ?.....なにかメテオの左腕の素材になりそうなもんは.....」

 

破壊されたメテオの左腕.....他の素材を使って再生させようにも、ほとんどがベルトの再生と強化の方に回してしまうため、圧倒的に足りない.....その問題の壁にぶつかり、頭を抱え出すカズマ。

どうしたものか.....途方に暮れようとしたその時.....。

 

「あ、あのッ!!」

 

ずっと話を黙って聞いていたユニが手を上げた。

 

「お姉ちゃんからちょっとだけ聞いた話ですけど、メテオさんの新装備って確か"二本の剣"ですよね!」

 

「ああ、そうだけど.....」

 

上擦った声ながらも叫ぶユニに気迫されながもシアンは頷き、だったらとユニはメテオの遺体に駆け寄り、なにかを引っ張り出した。

 

「これなんてどうですか!?」

 

「これは.....確か、"ロングブレード"だっけ?」

 

ユニがメテオの遺体から引っ張り出した物.....それはメテオが主力武器としていたエクシアの次に攻撃力が高い、重量で相手を叩き潰す白い刀身の片手剣"ロングブレード"であった。

 

当初、二本あったロングブレードだが、以前のファートゥスとの戦いで一本折れてしまい、以降は右腰のみしか付いてなかった一本の剣、シアン達が言う"新装備".....それが二本の剣ならば、残ったこの剣を今のメテオの左腕に使おう、ユニはそう思ってこのロングブレードを取り出してシアン達に提案した。

 

「お、おおぉ.....見るからに頑丈そうな剣.....ユニちゃん、これ使っても大丈夫なのかな?」

 

「はい!メテオさんを生き返らせれるなら.....これでメテオさんが戻って来るなら.....後でメテオさんに怒られても構いません!!」

 

以前本人から聞かされた話だが、メテオの使ってる武器のほとんどは彼の自作らしく、どれも一つ一つ大切に扱っているらしく、恐らくこれで蘇ったと知ったらメテオはきっと怒るか、悲しむだろうと思うが、今は形振り構ってられないと、涙目で訴えるユニ。

そんな彼女を見て、カズマは溜め息をこぼしながらも、シアンにお願いをした。

 

「.....シアンちゃん、これでメテオの左腕を作れないか?俺も....."相棒(メテオ)"が戻って来て欲しいって思ってる.....頼む」

 

ユニから受け取ったロングブレードをシアンに渡し、頭を下げるカズマ。

彼も.....ダブルライダーの片割れであるメテオを失いたくないと思っているのである。

そんな彼を見てシアンは頷いた。

 

「.....わかった、あたし達も.....全力を尽くしてやってみるよ」

 

「.....ありがとう」

 

大きく胸を張って答えるシアンに、カズマは感謝した。

 

 

 

 

 

 

カズマ達立ち会いのもと、メテオの再生手術がシアンを初めとする作業員達によって行われた。

 

ユニは必死の祈りを込めて両手を組み。

 

MAGIS.とブロッコリーは一時も目を離さずに見守り。

 

がすとはハラハラと落ち着かない様子で見届け。

 

カズマは頼むと心の中で祈りながらメテオを見つめた。

 

作業が始まってから約4時間、無事にメテオのベルトと左腕の再生及び、強化は終わった。

 

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

ラスティションの街外れにある廃墟、そこに二つの人影がぶつかり合っていた。

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」

 

一人はラスティションの女神、ノワールが変身するブラックハート。

 

「ふはは.....無駄だと言うのに.....」

 

もう一人は"嘘つきな探求者(ライアー・シーカー)"の異名を持つダークネス四天王、ドラグワイト・バグーン。

 

「黙れぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!!」

 

想いの人.....メテオを殺され、復讐の修羅と化したノワールは怒りのままにバグーンに剣を振る、だが.....。

 

 

 

「"その剣は折れる"」

 

 

 

無情にも、バグーンの能力"嘘を現実に変える"力でノワールの剣が折れてしまい、使い物にならなくなる。

だが、ノワールはそれでも立ち止まることなく、バグーンに目掛けて折れた剣を投げ捨て、拳を構えて飛び出す。

 

「.....ッ!!うわぁぁぁぁあああああああッ!!」

 

「やれやれ.....聞き分けのないお嬢さんだな.....」

 

そんな彼女にバグーンは余裕の表情を崩すことなく手をかざす。

 

 

 

「"投げられた剣が爆発して煙幕となる"」

 

 

 

するとノワールの投げた剣が爆発し、煙幕のように煙を撒き、ノワールはバグーンの姿を見失う。

 

「どこよ.....どこに行ったのよバグーン!!姿を見せなさい!!」

 

我を忘れ、怒りのままに叫びを上げて周りを見渡すノワール、そんな彼女の後ろに人影が映る。

 

「呼んだかな?」

 

「ッ!!」

 

バグーンの呼び掛けにノワールは後ろへ振り向き様に拳を放つが、空振りに終わる。

するとまた別方向に人影が映り、そこかと思ってノワールは蹴りを放つが、また空振りに終わり、また別方向に人影が現れ、そこに攻撃、と繰り返し、徐々にノワールを焦らし、体力を奪っていく、その証拠に彼女は息を切らしてしまっている。

 

「ふふ.....ハハハ.....フハハハハ.....」

 

「このッ!!このッ!!.....逃げんじゃないわよ!!いい加減に出てきなさいよ!!」

 

どこからともなく聞こえてくるバグーンの笑い声に痺れを切らしたノワールは叫ぶ、すると突然煙が晴れ、そこからバグーンが姿を現す。

 

「お望みとなら、な?」

 

「.....ッッッ!!人を馬鹿にしてッ!!」

 

腕を組み、不敵な笑みを見せるバグーン、ノワールは完全に頭に血が登り、バグーン目掛けがむしゃらに拳を振る。

 

「ハハハ.....ハーッハッハッハッハッ!!」

 

「なんで.....なんで当たらないのよ!!」

 

攻撃しても攻撃しても、バグーンはまるで実態がないかのように全てぶれてしまい、ノワールにはなすすべもなかった。

 

「私を追って来たのはいいが.....この様ではなぁ.....」

 

「ッ!!うわぁぁぁぁあああああああッ!!」

 

「そろそろ愛しい彼の元へ送ってあげよう.....」

 

メテオの仇の為にバグーンを追ったノワールだが、今この現状.....なすすべもなく、いいように遊ばれてしまい、ノワールは怒りと悲しみが入り交じり、涙を流しながらもバグーンへと突撃をする、そんな彼女に哀れみの顔と言葉を送ったバグーンは再び手をかざした。

 

「....."彼女の周囲が爆発する"」

 

「ッ!?キャァァァァアアアアアアア!!」

 

ノワールの周囲に大爆発が起き、防ぐ術も、逃れる術もなかった彼女は宙へと浮き、重力に従うがままに頭から地面へと落下していった。

 

「メテ.....オ.....」

 

そんな彼女の脳裏に映るは自分の想いの人、メテオが死んだあの瞬間.....リーンボックスのズーネ地区で起きたメテオとファートゥスとの因縁の戦い。

それが終わったと同時にメテオに瀕死の重症を負わせ、死へと追いやった魔女マジェコンヌ.....そして、最後の力を振り絞り、マジェコンヌを倒し力尽きて死んだメテオ.....。

そして謎の鍵の力によって蘇り、カズマが改造人間にされた事件、そのあとに起きたラスティションのハッキング事件、そして再会し、共に仕事をしていたところに襲ってきたバグーンと戦い、そして再び死んだメテオ.....。

 

メテオと会ってから、これまでの事が走馬灯のように蘇ったノワールは、涙を流した目を閉じてその後の自分の結末を向かい入れようとした.....。

 

だがそのとき、この廃墟に"風が吹いた"。

 

最初はそよ風程度だった風が、徐々に風力を増し、そして聞こえてくる.....。

 

 

 

 

ーーーライダー..........変身ッ!!

 

 

 

 

あの"掛け声"、その掛け声の後に誰かに抱かれる温もりを感じながら.....ノワールはそこで意識をなくした。

 

 

 

 

 

 

「馬鹿な.....」

 

バグーンは目の前の現実に目を疑った。

自分の後を追ってきた黒の女神を、他愛もなく消し飛ばし、後はこの場を退散するつもりでいた。

 

「馬鹿な.....!」

 

だが実際、黒の女神、ノワールは生きている、それ以上に.....。

 

「馬鹿な.....!!」

 

殺したと思っていた"仮面ライダー"がそこにいたと言う現実を信じられないでいた。

 

「馬鹿な.....ッッッ!!」

 

爆発で吹き飛んだノワールを抱き抱え、意識を失った彼女をそっと優しく地面に寝かせ、こちらを睨むバッタの仮面を被ったダークネスの"怨敵"。

 

「何故貴様が生きてる.....ッ!?」

 

首に巻いた紅いマフラー、胸部に輝くダイヤモンドの装甲を身に付けた"白銀の嵐".....。

 

 

 

 

「メテオ・ソルヒートッッッ!!」

 

 

 

仮面ライダーストーム、メテオ・ソルヒートがそこにいたから.....。

 

 

第61話・fin

 

ED ・ Next Level(仮面ライダーカブト OP)




カズマ達のあの会話.....気になりましたか皆さん?

実は無謀にも、あるものに私は挑戦しょうと思います!

題して、"嵐の外伝 超次元の嵐達"!!

内容は仮面ライダーのVシネマのように本編では明かされなかった出来事や、メテオ達が知らない所でこんな事が起きたみたいな内容を出そうと思います!!

執筆予定は未定ですが、内容はある程度出ています!

嵐の外伝 仮面ライダーナイツ編

LosTime 4days~カズマの入院期間は何故伸びたか~

・本編第4章前半終了後に起きた出来事、改造人間にされ、メテオ達に助けられて病院に入院していたカズマだが、とある理由で病院を抜け出し、一人の忍を守るために戦う.....やがてそれが血に分けた"父親"と壮絶な殺し合いをする事になるとは知らずに.....。


嵐の外伝 仮面ライダーマッハ編

"勇気"を出して.....

・本編開始前に起きた出来事、始まりの女神セレーナによってプルルートがいる次元、"神次元"にやって来た絵美、孤児院のみんなを失って一人殻に籠り、プルルート達に心を開かなかった彼女が、いかにしてプルルート達に心を開き、いかにして仮面ライダーマッハが誕生したかを明かされる。


の二つを今のところ考えています!!


さて、次回は突如として復活したメテオ、仮面ライダーストーム、その目覚めた瞬間と、ノワールの危機に駆け付け、再びバグーンと対決し、そして再び使われる"女神融合"!

次回、第62話 黒の絆(ブラック・ビヴロスト)

ストーム「次回も刮目せよ!」

感想をお待ちしています!!
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