超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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復活したメテオ、その時の出来事と再びバグーンとの対決に再びあの力が!!


挿入歌 cosmic mind(仮面ライダーフォーゼ コズミックステイツ テーマソング)withメテオ&ノワール(宮野 真守&今井 麻美)


第62話 黒の絆(ブラック・ビヴロスト)

第62話 黒の絆(ブラック・ビヴロスト)

 

OP ・ LORD OF THE SPEED(仮面ライダーカブト ハイパーフォーム テーマソング)

 

 

 

メテオが復活し、ノワールとバグーンの前に現れる数時間前。

 

バグーンによって、命を絶たれたメテオは辺り一面真っ白な空間にいた。

 

「ここ.....は.....?」

 

目が覚めたメテオは辺りを見渡し、何故こんなところにいるのかを思い出す。

 

倒したと思ったバグーンの"嘘を現実に変える能力"によって、死んだ事にも嘘をつき、復活して油断していたこちらの左腕を紛争し、トドメに改造人間にとっては心臓にあたるベルトを破壊し、最後はノワールに介抱された状態で息を引き取った.....。

 

思い出したメテオは冗談じゃないと言った顔で何とかこの空間を出て生き返ろうと模索する。

 

また、彼女達を.....ノワールとユニ、そしてその内知ってしまうであろうネプテューヌを悲しませたくない.....。

その気持ちでメテオは這い上がろうとしていた。

 

「あの時誓ったのに.....!」

 

ズーネ地区での戦いで前に一度死んで蘇った時にメテオが心に決めた秘めたる思い。

 

「もう誰も.....みんなを悲しませないと決めたのに.....!」

 

蘇った時に映ったみんなが涙を流して喜んでくれたあの顔を.....もうさせないと決めた誓い。

 

「なのに俺って奴は.....!!」

 

その誓いを破ろうとしていたのである。

 

 

「それに俺はまだ守っていない.....!!」

 

 

 

ーーー絆の力ってのはすごいな.....

 

 

夢の中で再会し、紛いながらも見せた自分の"絆"の力に感化された"魔戒騎士"にもう一度、本当の"絆"を見せてやる為にと自分の中で決めた"約束"を.....。

 

 

 

ーーーまた、会えるかな.....メテオ

 

 

以前、この世界にやって来て共闘した"赤き勇者"にまた会うとした"約束"を.....。

 

 

 

ーーー.....また、会おうね.....メテオ.....

 

 

同じく、この世界にやって来て再会し、また自分を助けてくれた"儚くも優しい少女"と交わし、その時にされた行為の真意を聞くと決めた"約束"を.....。

 

 

 

ーーー.....いつかまた出会えることを、楽しみにしているよ

 

 

それより以前に訪れた異世界で出会い、あの少女と共に自分に力を貸してくれた"魔神"にもう一度会う"約束"を.....。

 

 

 

「何よりも俺は取り戻せていない.....!!」

 

 

ーーー"過去"にも"破壊の力"にも怯えていた貴方が、人に"絆"や"変身"を語るな!!

 

 

バグーンに殺される前、自分が見いだした"絆"と"変身"を否定し、"絆の証"を奪ったあのバロンから大切な物を取り返せていない。

 

 

このまま死ぬに、死にきれるか.....!!

 

 

いくつもやり残した事があるメテオは何がなんでも生き返りたい.....そんな一心で真っ白な空間を見渡した。

 

 

 

「ッ!!誰だ!!」

 

 

 

すると気配を感じ、メテオは後ろを振り向く、そこにはとある人物が立っていた。

 

 

 

『.....久し振りね、メテオ』

 

 

 

ネプテューヌが女神化した姿、パープルハートに似た容姿に、後ろに美しく流れる金髪に、神秘的な雰囲気を纏った純白の衣を着た女性.....メテオには見覚えのある人物がそこに立っていた。

 

「始まりの女神.....!」

 

『貴方は.....また戻る気なの?あの辛くて、苦しい世界に.....?』

 

「は.....?」

 

悲しそうな顔でメテオを見つめ、謎めいた発言をする女性.....始まりの女神。

いつもならメテオを立ち上がらせる為に発破を掛けるような事を言う彼女が、突然そんな事を言い出すことにメテオは不思議がり、首を傾げた。

 

『貴方はもう、十分に戦った筈よ.....その体になって、ダークネスと戦ってもう10年.....貴方は身も心もたくさん傷付いている筈.....それでも、貴方は戦うの?』

 

いつもの彼女らしからぬ言葉、メテオは理解出来ず、ただただ戸惑うしかない。

 

でも、メテオの答えは決まっていた。

 

「戦うさ、そこに守りたいものがあるから.....」

 

じっと始まりの女神を見つめながら自分の答えを言うメテオに、始まりの女神はより悲しい顔をした。

 

「それに、まだ果たしてない"約束"もあるんだ.....このまま死んでいる訳には行かない」

 

先程の異世界の人達と交わした"約束"と今の世界にいるネプテューヌ達と交わした"約束"を思い出し、そう告げるメテオ。

 

そんな彼に始まりの女神は悲しい顔をしたままメテオに向けて手を出した、メテオはその出された手にある物を見て目を見開いた。

 

『なら、これを持っていきなさい.....そして繋ぎなさい、"本当の絆"を.....』

 

「これは....."フュージョンスイッチ".....!」

 

始まりの女神の出した手にあった物.....小さな球体の中にある小さなシェアクリスタルが付いた紫の"スイッチ"....."フュージョンスイッチ"をメテオは静かに受け取った。

 

「.....なんでこれをあんたが持っているのは聞かない.....けど、"約束"する....."本当の絆"ってやつを繋ぐ為に!」

 

フュージョンスイッチを握り締め、強く決意するメテオに、始まりの女神はそっと何もない空間に手をかざし、そこから銀色のオーロラを出現させた。

 

『.....これを潜りなさい、そうすれば貴方は生き返る、貴方の仲間が体を再会させたから.....』

 

「.....ああ」

 

始まりの女神にそう交わした言葉を最後に、メテオは銀色のオーロラを潜った。

 

そのメテオの背中を、悲しい顔で見届けた始まりの女神.....セレーナはメテオに聞こえない声で静かに呟いた。

 

『やっぱり似てるわね....."先代のストーム"と.....そして、彼が辿ったその運命も.....けど、このままじゃ貴方はその最後も彼と同じ道を辿ってしまうわ.....』

 

 

 

 

 

 

 

『世界に.....全てに裏切られ、絆を繋いでいった者達に裏切られ、やがて絶望し、全てを裏切った先代のストームと同じ道を.....』

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「ん..........?」

 

「メテオさん!!」

 

銀色のオーロラを潜り、次に目が覚めたメテオの視界には、涙を流した顔で見つめるユニの顔が映った。

 

「ユニ.....悪かったな、また泣かせちまってな.....」

 

「いえ、そんな.....本当に良かったです!!」

 

そんな彼女を見て結局泣かせてしまった罪悪感で申し訳ないと言った顔でユニの頭を撫でるメテオ、そんな彼にユニは感極まってメテオに抱き着く。

 

そこにMAGES .達を連れたカズマがやって来た。

 

「カズマ.....ユニ、ちょっと退いててくれ」

 

「え?あ、はい」

 

カズマを視界に捉えたメテオは抱き着くユニを退かし、立ち上がってカズマの元へ歩いて行く。

 

「よお、メテオ無事に復活した.....」

 

「シャオラァッ!!」

 

「がふぅッ!?」

 

メテオが復活して喜んだカズマだが、何故かいきなり顔面目掛けての飛び膝蹴りをメテオに食らわされ、地面に沈むカズマ。

 

「な、なにしやが..........ガクッ」

 

「テメェ.....よくもまぁこっちが借金背負って大変な目にあっている時にぬけぬけと本業に戻りやがって.....一発ぶちかましたかったんだよ.....!!」

 

そう、メテオは忘れてなかったのである.....そもそもラスティションを初めとする4国巡りの目的である借金返済の旅に出る羽目になったのにカズマが本業へと逃げたことに殺意を覚えていた事に.....復活と同時に念願が叶ってメテオはスッキリとした顔をしているが、なんの事かわかっていないユニやMAGES .達は唖然としていた。

 

「.....あ、そ、そんなことよりメテオさん!お姉ちゃんを助けてください!お姉ちゃん、あのバグーンを追って.....このままじゃお姉ちゃんが.....!!」

 

はっとした顔でユニはメテオにノワールの事を話し、それを理解したメテオは足下で沈むカズマを踏みつけながら相棒のデスティニーに声を掛けるが.....。

 

「.....大体わかった、デスティニー.....ん?あれ?俺こんなベルトしてたっけ?」

 

自分の腰に巻いているベルトが、風車が付いたものではなく、近代的な機械的ベルトに変わっている事に気付き、戸惑い、さらには.....。

 

《私、復活!!マスター、何なりと(  ̄▽ ̄)》

 

バックルの部分に、ディスプレイのものが付き、そこからデスティニーと思わしきものが顔文字表現で現れる。

 

「.....え?何これ?」

 

「ああ、メテオさんのベルトが壊れたから、一新してみたんだよ、どうですか?」

 

《お陰で気分も新しくなりましたよ!もう、最っ高です!!(^_^)》

 

戸惑うメテオにシアンが説明し、デスティニーも喜びの表現をディスプレイの顔文字で表現するのであった。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

そして、シアン達からノワールの居場所を特定してもらい、駆けつけたメテオは、バグーンの攻撃によって吹き飛んだノワールをストームに変身して救い、その姿を現す、と言う現在に至ったのである。

 

「何故だ.....貴様はあの時ベルトを破壊され.....!」

 

「ああ、確かに死んださ.....でもな、俺の死を認めない奴等がいっぱいいたから閻魔大王と喧嘩して蘇ったんだよ」

 

死んだ筈の怨敵に慌てるバグーンに、ノワールを地面に下ろしたストームはそう答えた。

 

《さあマスター、殺っちゃいましょう!すぐに殺っちゃいましょう!(`□´)》

 

「.....なんかお前、復活してから過激になってないか?.....別にいいけど」

 

復活してから過激な発言を言うようになった相棒を流しながら、ストームは左手に持つものをバグーンに見せた。

 

「ッ!?貴様それは.....あのバロンに盗られた筈では!?」

 

動揺するバグーンが見つめるストームの左手には、バロンに没収された筈のフュージョンスイッチが握られていた。

 

そんなバグーンを無視して、ストームは倒れているノワールに仮面の下で申し訳ないと言った顔を向ける。

 

「.....寝てるところごめんなノワール、俺に力を貸してくれ.....」

 

そしてストームは新たに一新されたベルトのバックルの横にある"黒のボタン"を押し、反対側にあるソケットにフュージョンスイッチを差し込んだ。

 

 

《Black》

 

 

《Fusion》

 

 

すると隣で眠っていたノワールが黒く光る球体に変化し、ストームの周りを旋回する。

 

 

《Fusion・ON♪》

 

 

そしてベルトから流れる軽快なリズムの電子音、ストームの周りを旋回していた黒く光る球体はストームの体に入り込み、ストームの姿が変化する。

 

白きバッタの仮面が黒に染まり、オレンジの複眼がブラックハートの瞳の色と同じ緑色に.....。

 

上半身のクリスタルの装甲は黒く、アンダースーツもそれに合わせるように黒へと変化し.....。

 

下半身も上半身と合わせるように黒へと変化する。

 

背中は、ブラックハートの飛行ユニットと同じ翼が取り付けられ.....。

 

ストームの腰回りにはいくつもの黒く光る"クナイ"が取り付けられる。

 

そして最後に、ブラックハートと同じ大剣"ブラックセイバー"がストームの左手に握られ、変化が終わる。

 

 

「.....さあ、腹ぁ括れ!!」

 

 

これが、仮面ライダーストームと、黒の女神ブラックハートが融合した姿.....。

 

 

 

"仮面ライダーストーム・ブラックフォーム"が誕生した瞬間であった。

 

 

 

 

~挿入歌 cosmic mind withメテオ&ノワール~

 

 

 

『ん.....あれ.....私.....』

 

「お?目覚めたか、ノワール」

 

『ッ!?メ、メテオ!?』

 

バグーンにブラックセイバーの剣先を突き付けて啖呵を切っていると、ノワールが目覚め、メテオが安心したかのように言うと、ノワールは死んだ筈のメテオがいることに驚く。

 

『な、なんで.....!?貴方.....って、なによこれ!?どうなってるの!?』

 

「説明は後だノワール、ひとっ走り付き合えよ!!」

 

『な、なんかよくわからないけど.....い、いいわ、付き合ってあげるわよ!!』

 

目覚めてストーム.....メテオと融合している事に戸惑うノワールだが、今は目の前に集中しようとする。

 

「.....女神と融合したところで.....私の能力の前には無意味だ.....!!」

 

 

 

 

 

『へぇ..........』

 

 

「そうかい.....」

 

 

 

 

「なっ!?」

 

自分の能力の前には全てが無意味と言うバグーンだが、ストームがいきなり視界から消え、後ろに回っていた事に驚く。

 

「くっ....."ストームの周りに爆発が....."」

 

「『遅い!!』」

 

いつの間に背後に回られた事に驚くバグーンだが、自身の能力で消し飛ばそうとするが、それよりも速く.....かなり速く.....圧倒的に速く、ストームが接近してブラックセイバーでバグーンを斬り飛ばした。

 

「ほらほらどうしたぁ!!」

 

『お得意の"嘘"の能力を使って私達を馬鹿にしてみなさいよ!!』

 

そこに逃がさず、ストームは瞬間移動の如く、バグーンに接近してブラックセイバーを振るい、彼を斬り刻む。

 

『アハハハ♪"嘘"をつけなきゃ対したことないわねぇ!!』

 

「全くだ、ハハハ♪」

 

《マ、マスターの性格が.....融合したノワールさんに感化されている.....!?》

 

超高速による剣技でバグーンを斬り刻む中、ノワールは本来の調子が出たのか、ハイテンションになり、それに引っ張られるようにメテオもハイテンションになっていく。

 

ここで少しフュージョンフォームについて説明すると、女神と融合したメテオは、その融合した女神の性格に感化され、同じような性格に変化するのである。

 

例えばパープルハートと融合したストーム・パープルフォームになるとメテオは、融合したパープルハートと同じく冷静な性格に.....。

そして今なっているブラックハートと融合したストーム・ブラックフォームになるとメテオは、融合したブラックハートと同じくハイテンションになる、と言った感じに変化するのである。

 

「ちぃ.....調子に、乗るなぁ!!」

 

一方的に斬られているバグーンは堪らず、どこから取り出したのか、水晶のように透き通った紅い棒でブラックセイバーを受け止めるが.....。

 

 

 

「『アハッ.....♪』」

 

 

 

仮面の下でメテオとノワールはお互いに笑い、サマーソルトをバグーンの顎に放ち、更にダメージを与えていく。

 

『ねえメテオ、そろそろ私にやらせなさいよ?』

 

「いいぜ、やられた分、倍に返してやれよ?」

 

『当然♪』

 

《Change...Venus!》

 

ノワールの言葉にメテオはベルトに付いているフュージョンスイッチを捻り、意識をノワールに変えた。

 

「さあ、いくわよ!!」

 

意識を交代したノワールは宙に飛び、背中の飛行ユニットを使って空中に静止し、腰周りに付いているストーム・ブラックフォーム専用武器"シュバルクナイ"を取り出す。

 

「そ~れ♪」

 

そして取り出したシュバルクナイを何本かバグーンに目掛けて投げる、バグーンはそのクナイを手に持っている棒で払おうとするが.....。

 

「ッ!?ぬおぉ!?」

 

棒がクナイに触れた瞬間、クナイが爆発し、その爆発でバグーンはダメージを受ける。

 

「アハハハ♪そのクナイ、爆発するのよ?驚いた?」

 

『あいつ間抜けだな♪』

 

《.....なんかマスターとノワールさん、雰囲気が悪者っぽいですよ(-_-)》

 

その光景を見てノワールとメテオは笑うが、まるでこちらが悪者のようだと思うデスティニーはディスプレイで表情に出るくらいに呆れていた。

 

『ノワール、そろそろ決めてやれよ?』

 

「そうね.....あいつ可愛そう出し♪」

 

《わーい、完全に雰囲気が悪役そのものだー.....》

 

ブラックフォームとなったストームの猛攻を受け、片膝を着くバグーンを見てフィニッシュを掛けようとするノワールとメテオ.....完璧に悪役そのものの雰囲気にデスティニーは投げやりな気分になる。

 

《Limit Break!》

 

そんなデスティニーを無視してノワールはベルトに付いているフュージョンスイッチを抜き、ブラックセイバーの柄の部分にある窪みに嵌め込む。

 

「これが.....ラスティションの女神の力よ!」

 

「..........ぐっ!?」

 

超高速で動き回り、すれ違い様に一閃を超スピードで繰り返し、途中からブラックセイバーの刀身にシェアの力を宿した虹色のエネルギーを纏わせてバグーンを攻撃する。

 

「トドメよ.....」

 

『あばよ、ホラ貝』

 

そしてバグーンの頭上まで上昇し、ブラックセイバーを投げ、バグーンを串刺しにする、ブラックフォームもとい、ブラックハートの超必殺技(エクゼドライブ).....。

 

 

 

 

「『インフィニットスラッシュ!!』」

 

 

 

 

バグーンを串刺しにし、地面に着地と同時にフィンガースナップを決めると、無数の斬撃による光が、バグーンを斬り刻む.....インフィニットスラッシュが決まり、バグーンは断末魔を上げる暇もなく、爆発する。

 

だが、メテオとノワールは変身を解くことなく、バグーンが爆発した場所を見つめていた。

 

『ノワール.....わかってるよな?』

 

「ええ、あんな嘘つきだもの.....また蘇るに決まってるわ」

 

そう、メテオとノワールが警戒しているのは、メテオが一度死んた理由にもなった、バグーンの"嘘を現実に変える能力"によって、死んだ事にも嘘をついた事でまたバグーンが蘇る可能性があったからである、その二人の読み通り.....。

 

 

 

「やるな.....」

 

 

 

バグーンはまた、嘘の能力によって生き返ったのである。

 

「で?どうするの?」

 

『まだ、やるのか?』

 

ブラックセイバーの剣先をバグーンに向け、身構えるストームだが、バグーンは両手を上げる。

 

「いや、やめておこう.....嘘の能力で死なないとは言え、痛みは感じるんでな.....何度も痛い思いをするのは勘弁してもらいたいところだ」

 

バグーンは両手を上げたまま、後ろに下がる、すると彼の後ろから銀色のオーロラが現れ、バグーンを飲み込む。

 

「今回のところは引き下がろう.....君を絶望させるにはまだ時間がかかりそうだからな.....」

 

そう不吉めいた言葉を残し、バグーンは銀色のオーロラの中へと消えていった。

 

 

 

 

バグーンが立ち去り、戦いが終わったと思ったストームは変身を解除し、メテオとノワールに別れるように戻った。

変身を解除したメテオは、バグーンが立ち去った場所を少し見つめた後、手に持っているフュージョンスイッチを眺めだした。

 

「ノワールとの融合.....ネプテューヌとは違った形で凄かったな」

 

《そうですね、ネプテューヌさんの場合は全体的に能力がまんべんなく上がりましたが、ノワールさんの場合は"スピード"が大きく上がっていました》

 

そう呟くメテオにデスティニーが答える。

今回、ノワールと融合したストーム・ブラックフォームは、戦闘力がバランスよく上がるネプテューヌと融合したストーム・パープルフォームとは違い、攻撃力と防御力等はパープルフォームよりも劣るが、スピードが大幅に上がり、そのスピードはストーム・ブーストフォームを凌駕する程であり、メテオ自身はそのスピードの制御に苦労したが、元々女神の中で一番のスピードを誇るノワールはその力をものともした.....。

 

「もっと.....強く、ならないとな.....」

 

そう新たに決意を決めたメテオであったが.....。

 

 

 

《あ~.....マスター?忘れてないでしょうか、そのスイッチの"代償"..........?》

 

 

 

デスティニーの言葉により、それどころではなくなった。

 

「ん?.....ん、ノワール?どうし.....あ.....」

 

「メテオぉ.....」

 

ノワールに肩を叩かれ、メテオは振り向くとそこには.....素晴らしい"地獄絵図"が待っていた。

 

 

 

「もっとぉ.....もっとメテオと"合体"していたいよぉ.....」

 

 

 

 

顔を赤らめ、涙目になり、はしたないながらもよだれを垂らし、息を荒げ、メテオの腕にしがみつくノワール.....その姿は非常に、非っ常に!!エロっぽくなっている.....。

 

そう、メテオは忘れていた、フュージョンスイッチを使って女神と融合した代償.....融合した女神が物スッゴく!!"発情"する事を.....。

 

「ねぇ、メテオ.....いいでしょ.....?お願い.....」

 

「デ、デスティニー!!」

 

胸をメテオの胸板に密着させて迫ってくるノワールにメテオは相棒のベルトに助けを求めるが.....。

 

 

 

《マスター、ガンバッ♪》

 

 

 

.....見事に玉砕した。

 

「..........」

 

「メテオぉ.....メテオぉ.....」

 

抱き付き、息を荒げ、赤らめた顔を近付けるノワールを前にメテオはどうする事も出来ずに立ち尽くしかなく、ただ.....。

 

 

 

 

 

ーーー裏切りやがったなデスティニィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッッッ!!

 

 

 

 

 

自分を見捨てた相棒に怒りの叫びを上げるしかなかったのである.....。

 

 

 

第62話・fin

 

ED ・ UNLIMITED DRIVE(仮面ライダードライブ タイプトライドロン テーマソング)




メテオの新しいベルトの見た目は、仮面ライダードライブのドライブドライバーに、バックルの左右にフォーゼのスイッチのソケットと、電王の4色ボタン(女神達に合わせて紫、黒、白、緑)が付いた感じである。

それ故にデスティニーの方も以降はドライブのベルトさんの如く、顔文字表現がつきます(笑)

さて、次回は生き返り、戦いが終わったメテオにノワールが"デート"にお誘い!?

次回、第63話 デート・ア・ノワール

ノワール「次回も刮目せよ♪」

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