超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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待たせたな!(誰も待ってねぇよ

フィナンシェの案内でルウィーの教会にやって来たメテオ達、そこでブラン達と"再会"するが.....。


第65話 再会は普通、嬉しいものだが時と場合によっては最悪である!

第65話 再会は普通、嬉しいものだが時と場合によっては最悪である!

 

OP ・ SURPRISE DRIVE(仮面ライダードライブOP)

 

 

フィナンシェの案内でなんとかルウィー教会の入り口前までたどり着いたメテオ、カズマ、ピーシェ。

教会の中に入る前にメテオとカズマはコート等の服に付いた雪を払い落とし、メテオはピーシェにも服に付いた雪を払い落としてあげる。

 

「ありがとう、めておう!」

 

「ああ、建物の中に入る時にはちゃんと泥や雪を落とす、その時に誰かにそれをやって貰った時にはちゃんとありがとうを言う.....それをちゃんと出来てるなピーシェ、偉いぞ」

 

「うん!」

 

服に付いた雪を払い落として貰ったピーシェは以前教えて貰った通りにお礼をいい、それが出来た事にメテオは満足そうに微笑んで彼女の頭を撫でる。

メテオはピーシェの事を妹のように思っており、孤児院の時と同じ妹への接し方をしているつもりだか、端から見ているカズマとフィナンシェには、まるで娘を褒める父親.....親子のように見え、微笑ましく思えた。

 

「ああ、そうだカズマ、コートありがとな?返すぜ」

 

そういえばとカズマからコートを借りて着ていた事を思い出したメテオは雪をすべて払い落としたコートをカズマに返す。

 

「お?そうだった、サンキュー!後メテオ、そんなに寒いのが苦手なら今度からはちゃんとコートとかを買えよ?」

 

「わかってるよ」

 

コートを返して貰ったカズマがそう言うと、メテオはバツ悪そうな顔で頷いた。

そろそろ良いかと思ったフィナンシェは、彼らに呼び掛けながら教会の扉に手をかけた。

 

「では、そろそろ入りましょう、ブラン様達も皆さんを待っているようですから」

 

「わかった.....ピーシェ、人の家に入る時にはちゃんとお邪魔しますを言うんだぞ?」

 

「うん!おじゃましまーす!」

 

フィナンシェの呼び掛けに頷いたメテオは隣で手を繋いでいるピーシェに顔を向け、人の家に入る時のマナーを教え、ピーシェもそれに頷いて元気よく一声を言って入る。

それを後ろから見てるカズマはメテオに対してどんだけシスコンなんだか、こいつは将来親バカになるんじゃないかと苦笑して彼らに続くように教会の中へと入る。

 

 

 

 

 

 

「二人とも、待ちなさい!!」

 

「あー!"ミナちゃん"が怒ったーーー!」

 

「逃っげろーー!.....(わくわく)」

 

ルウィー教会内、その廊下で追いかけっこで逃げるロムとラム、その二人を追いかける赤い教授のような格好をしたルウィーの教祖"西沢ミナ"。

 

「今日はこのゲイムギョウ界を女神様達と守護してくれてる仮面ライダーさん達が来るというのに!こんなに教会を物で散らかして、許さないですよ!」

 

そう叫びながらロムとラムの二人を追いかけるミナ、原因は彼女が叫んだ通り、今日はメテオ達、仮面ライダーがこの教会に来る日だというのに相変わらず二人はいたずらで廊下のあちこちを散らかしまくり、我慢の限界を超えたミナが追い掛けていると言った感じなのである。

 

「お前らぁ.....今日はメテオ達が来るってんのに、また廊下や私の部屋まで散らかしやがってぇ.....いい加減にしやがれ!!」

 

そこにロムとラムの姉であり、ここルウィーを守護する白の女神、ブランが二人が逃げる正面から怒りの形相で現れ、両手から自身の愛武器であるハンマーを構える。

 

「.....お姉ちゃんまで来ちゃった.....(おろおろ)」

 

「あ、これはヤバイかも.....」

 

姉のブランが正面から現れるという予想外の事態にロムとラムは焦り出す。

だが、ブランはそんなのをお構いなしにハンマーを頭上高く持ち上げ、振り下ろす。

 

だが、それを二人は左右に別れて回避し、二手に別れて逃げ出した。

 

「待ちやがれ!!」

 

「待ちなさい!!」

 

それを見たブランとミナも、二手に別れ、ブランはロムを、ミナはラムを追いかけるのであった。

 

 

 

 

 

 

「待てロムゥゥゥウウウウ!!」

 

「.....ふえぇ.....(あわあわ)」

 

逃げるロムをハンマーを構えて追いかけるブラン。

ロムは泣きそうな顔をしながらもとてとてと廊下を走って逃げ出す。

 

「待てって.....言ってんだろぉ!!」

 

このままじゃ埒があかないと思ったブランは勢いよく飛び、一気にロムのとこまで飛んでハンマーを叩き着けた、叩き着けたハンマーから手応えを感じ、まさか潰してしまったか!?と内心焦るブラン。

 

いくら頭に来ていたとはいえ、あくまで脅しなどでするつもりで出したハンマーだが、まさかそれで自分の妹を潰してしまったかと思ってブランは恐る恐るハンマーを上げると.....。

 

「..........は?」

 

そこには栗色をした髪の少女.....ではなく、茶髪の癖っ毛、所謂天然パーマをした青年の頭が見え、奇妙に思ったブランはハンマーを肩に担いでよく見ると、そこにはロムの姿がなく、代わりにフードが付いた白いパーカーに、ポケットの数が多い特殊な緑のズボンを来た青年が廊下の床に沈んでいた。

 

「..........えっと.....」

 

「ブ、ブラン様.....」

 

戸惑い、その青年を注視していると前の方から自分を呼ぶ声が聞こえ、ブランは目線を青年から前の方に向けると.....。

 

「...............」

 

「め、めておう.....」

 

「ブ、ブラン様が.....ブラン様が..........さ、殺人を.....!?」

 

「..........うぅ.....(ふるふる)」

 

そこにはルウィーにやって来たカズマとピーシェ、案内をしてたフィナンシェ、そしてそのフィナンシェにしがみつくロムの姿があった。

ブランがハンマーで叩き潰した青年を見つめながらカズマは顔を青ざめ、ピーシェは泣きそうな顔をし、フィナンシェは信じられないと言った顔でブランとその青年を交互に見る。

ブランは再び床に倒れ伏す青年に目線を向けて見ると、ようやくその青年が誰だかを理解した。

 

 

 

「....................メテオ?」

 

 

 

ブランがハンマーで叩き潰したのは妹のロムではなく、ルウィーにやって来て、たまたま逃げるロムとすれ違いでやって来たメテオであった。

 

 

 

《マスター、マジ運無さすぎ(-_-)》

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「こら~!!」

 

「アハハハ!ミナちゃんこっちこっち~!」

 

一方、ラムを追いかけるミナ。

なかなかすばしっこく逃げるラムにミナは手を焼いている。

すると正面から、メテオ達とは別にルウィーにやって来たあの茶髪のショートカットの少女がやって来て、走ってくるラムを正面から受け止めた。

 

「わっぷ!?」

 

「おっと、大丈夫?廊下は走っちゃ危ないって教わらなかった?」

 

正面からラムを受け止め、倒れそうになるも持ちこたえた少女はラムに教え悟り、彼女の頭を優しく撫でる。

そこに追いかけて来たミナがやって来てその少女に頭を下げた。

 

「すみません!お怪我はありませんか!?こらラム、ごめんなさいを言いなさい!」

 

「.....ごめんなさい」

 

「いいよいいよ!子供は明るく元気が一番ですから!」

 

ミナに怒られ、ショボくれたラムは少女に謝ると、彼女は両手をぶんぶん振りながら微笑んで気にしないと言う。

走っていて息を切らしたミナは呼吸を整えて冷静になると、目の前にいるこの教会では見慣れない少女に訪ねた。

 

「あの.....そう言えば貴方は?」

 

「あたし?あたしは海相 絵美!今この教会に来ている仮面ライダー.....メテオ・ソルヒートの妹だよ!」

 

訪ねられ、自己紹介をする少女、実はこの少女はメテオが借金返済をしている間、プラネテューヌで借金を背負う原因としてプルルートにお仕置きされてた筈のメテオの妹、絵美であった。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

「そうですか.....この人がブラン様達女神と共にダークネスと戦ってくれる仮面ライダー、メテオさんなのですか」

 

「まあ、その本人は今現在進行中で寝込んでいるけどな」

 

ルウィー教会の医務室、そこにはカズマとミナ、そして医務室のベッドに寝込むメテオと、その横のイスで申し訳ないと言った顔で座るブランの四人がいた。

カズマからメテオの事を聞いたミナはベッドに寝込むメテオに目を向けて頷いていた。

するとブランが、メテオに向けていた申し訳ないと言った顔をカズマに向け、口を開いた。

 

「カズマ.....貴方の事を少し調べさせて貰ったけど、その.....ごめんなさい.....」

 

「?.....なんでブラン様が頭を下げて謝ってんだ?」

 

突然の謝罪に首を傾げるカズマに気にせず、ブランは頭を下げたまま続ける。

 

「.....貴方の家族の事.....貴方の入院期間が延びたあの事件の事.....全部、私の力不足で起きたと言っても過言ではないわ.....私がしっかりしてなかったから貴方と母親は辛い思いをして、貴方はこの国を出ていき、そして貴方は自分の父親を.....」

 

「ストップだ、ブラン様」

 

この国出身であるカズマの事を調べたブランは、そこに起きたことを悔やんでおり、その罪悪感からカズマに謝ろうとするが、カズマからそれを遮られた。

 

「別にブラン様は悪くねぇ.....女神と言えど限度ってもんはあるさ.....親父はその限度を漬け込んであんたらを潰すって魂胆だったからな.....それに親父は.....俺とメテオをこんな体にしたあいつら....."ダークトゥダークネス"と手を組んでいたんだ.....だから、あんな根っから腐っている親父なんて、"死んで当然"だったんだよ」

 

「.....貴方は.....どうして自分の父親をそこまで憎むの.....?」

 

激しく父親を憎むような事を言うカズマを不思議に思えて仕方ないブランは下げていた頭を上げ、訪ねた。

 

「.....当たり前だろ、俺や母さんを散々苦しめ、自分だけルウィーでトップを飾る大企業の社長の立場だけでは満足せず、ゲイムギョウ界その物を牛耳ろうと企んでルウィーのダンジョン奥深くに封印されてた.....あの"キラーマシーン"を引っ張り出してその見せしめにラスティションの人々を皆殺しして滅ぼそうと目論んで嫌がったからな.....」

 

「.....カズマ.....」

 

拳を握り締め、強い怒り、憎しみを露にするカズマにブランは悲しい顔をする。

 

「それになブラン様、俺は別にあんたやこの国を嫌っている訳じゃねぇんだよ.....寧ろ大好きさ、自分が生まれた故郷なんだからよ.....ただ、その故郷で封印されていたあんな殺戮兵器を使って自分が支配者になろうとしたクソ親父が許せなかった.....ただそれだけだ」

 

「でも、それで貴方は自分の父親を....."殺した"のよ?」

 

「ああそうさ、あんな愛情も欠片もねぇ教育を暴力込みで叩き込み、さらには死んだ母さんを"下らねぇ"の一言で吐き捨て、さらには俺の大好きな故郷の物でゲイムギョウ界を女神に変わって支配しようと目論んだ親父なんて、クソ食らえだ!!.....だから偶然、事件に出くわしたとはいえ、俺は親父を....."殺した"!!」

 

より激しく、強く怒りと憎しみで拳を握り締めて叫ぶカズマ。

そんな彼にブランとミナはなにも言えなくなった。

だが、カズマはそんな自分で作り出した重い雰囲気を変えるかのように、いつものふざけた態度でブランを励ました。

 

「でもまあ、ブラン様が気にする事じゃねーよ!ブラン様はブラン様らしく、胸を張っていればいいと思うぜ?」

 

「え?ええ.....」

 

カズマの突然の雰囲気の変わりようにブランは戸惑いながらも、励ましてくれる事に小さく頷いて微笑んだ。

 

だが.....。

 

 

 

「そんでその"無い胸"を張ってりゃあ、大抵の"ロリコン"はイチコロよ!」

 

 

 

 

 

ーーーーブチッ

 

 

 

 

カズマの余計で、言ってはいけない事により、ブランの中で何かが切れる音がした。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

「う.....ん.....?」

 

ブランにハンマーで頭を殴られ、気を失っていたメテオは目覚め、辺りを見渡していた。

 

「..........ここは.....どこだ?」

 

「あ、目覚めたのですね、良かった」

 

そこにミナがやって来てベッドに座るメテオに駆け寄ってくる。

 

「.....あんたは?」

 

「私は西沢ミナ、ここルウィーの教祖を務めています、よろしくお願いします」

 

「ルウィーの教祖.....てことはここはルウィー教会の医務室って、ところか?」

 

ミナから自己紹介を受け、メテオは首をゴキゴキとならしながら状況を整理した。

プラネテューヌの借金返済の為に訪れたルウィー、その教会にフィナンシェの案内でやって来て、ルウィーの女神であるブランに挨拶をしようと思い、フィナンシェの案内のもと、ブランを探していたのだが、突然自分の横を何かが通り過ぎたと思いきや、頭に強い衝撃が来て気を失い、気付けばこの医務室にいた.....。

ミナと会話をしながら整理し終えたメテオは気になる事をミナに聞いてみた。

 

「.....そういえばカズマは?ブランも見かけねぇし.....」

 

「ああ、ブラン様とカズマさんなら.....」

 

メテオに聞かれ、ミナは答えようとするが、どこからか聞こえてくる叫びと悲鳴により遮られ、同時に答えが出た。

 

 

 

 

ーーー誰が"無い胸"だてめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええ!!

 

 

 

ーーーわ、悪かったってブラン様!!だから.....だから女神化して戦斧を振り回すのはやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええ!?

 

 

 

「...............」

 

「...............」

 

「聞かなかった事にするか」

 

「そうしましょう」

 

どこからか聞こえてくる白の女神の叫びと漆黒の騎士団の悲鳴を無視し、メテオは再びミナに聞いてみた。

 

「ピーシェはどこに行った?それにルウィーだったらロムとラムもいると思うけど.....」

 

「あの三人なら仲良くお昼寝してるよメテ兄」

 

どこからか聞こえてくる第三者の声、メテオとミナはそこに顔を向けるとそこには、茶髪のショートカットにフードが付いたピンクのパーカー、赤いフリルの付いたミニスカート、そしてその下に見えるピンクのスパッツを穿いたメテオの妹.....。

 

 

 

「絵美?なんでここにいるんだ?」

 

 

 

"音速"、仮面ライダーマッハの変身者、海相 絵美がいた。

絵美は医務室の扉の前に立ち、メテオとミナの二人を見据え、いつもの明るい顔をして答えた。

 

「ようやくぷるちゃんのお仕置きから解放されてね、メテ兄達の手伝いに来たって事!それにあたしが原因でメテ兄は借金返済の旅に出るはめになったんだから、そのケジメを着けるのは当たり前でしょ?」

 

「.....まあ確かにな、お前の尻拭いを兄の俺がする羽目になってるからな、来てくれないと困るぜまったく」

 

ふんと鼻をならして眉を寄せるメテオ、そんな彼を見て絵美は両手を合わせてごめんごめんと軽く笑いながら謝る。

そんな二人を見てなんだかんだで仲良しな兄妹なんだなとミナは思った。

 

だが.....。

 

「大変です!メテオさん、絵美さん、ミナさん!!」

 

そんな空気を壊すかのように慌ただしく医務室の扉をあけるフィナンシェがやって来る。

 

「どうしたのですがフィナンシェ、そんなに慌てて?」

 

そんな彼女を落ち着かせるようにミナは声をかけるが、それどころではないとより慌て出すフィナンシェ。

 

 

 

そして彼女から聞かされた話により、メテオ達も大きく慌てる事になる。

 

 

 

 

「大変なんです!ロム様とラム様、そしてピーシェちゃんが.........."ダークネスと名乗る男に拐われました"!!」

 

 

 

「「「!?」」」

 

ダークネス.....今もなおメテオ達と敵対し、最近では異世界の者達へにも魔の手を伸ばす謎の多き秘密組織.....そのダークネスを名乗る者にロム、ラム、そしてピーシェが誘拐されたのである。

それを聞いたメテオはフィナンシェに詰め寄り、叫んだ。

 

「本当かそれは!?どこに.....奴はどこにあの三人を拐った!!」

 

「ま、街外れにある.....今は誰も使っていない工場.....そこで待ってるって言ってました」

 

物凄い気迫で迫ってくるメテオに怯えながらもフィナンシェは答え、さらに.....と話を続ける。

 

「他にもこう言ってました.....返して欲しければメテオ・ソルヒートとルウィーの女神だけで来て、さらには.....」

 

恐る恐るながらも伝えるフィナンシェ、そして彼女から聞かされる要求に、メテオと絵美は首を傾げ、ミナは驚愕した。

 

 

 

 

 

 

 

「ギャザリング城に眠る....."女神殺し"と呼ばれる"魔剣 ゲハバーン"を持ってこいとの事です」

 

 

 

 

 

第65話・fin

 

ED ・GO→Love&Piece(超次元ゲイムネプテューヌmk. 2ED)




お約束のメテオの不幸体質、そして絵美との再会からまた少し明かされたカズマの過去、そして突然のロムとラム、ピーシェの誘拐と急展開の連続の第65話!

いかがでしたか!?

次回は少しだけ明かされる"先代のストーム"の秘密と、待ってましたネプテューヌ至上最大の鬱"魔剣ゲハバーン"の登場!

次回 第66話 "嵐"と"魔剣"の"破壊者"

絵美「次回も刮目せよ!」

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