超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
なんと言うか、彼の性格とかを見てみると駆紋戒斗と被る気がしますね.....え?自分だけ?
ま、まあとにかく!今回はルウィーから遂にリーンボックスへと移るのですが、その前にメテオはとある夢を見る.....。
第73話 何かあったらちゃんと事前に話そう、隠さずに
OP ・ just it more(仮面ライダー鎧武OP)
ーーー神殺し.....それは神をも殺す究極の存在ーーー
ーーーこの次元世界全てにおいて最も頂点に立つ力ーーー
ーーー神すらもその存在、力の前には恐れ、跪くーーー
ーーー神殺しの前にはあらゆる兵器、力を持ってしても全て捩じ伏せられるーーー
ーーー故に神殺しは世界から忌み嫌われ、恐れられる.....全ての"規律(ルール)"から脱した"規律違反(ルールブレイカー)"ーーー
ーーーだからこそ誰も知らない.....知るよしもない.....ーーー
ーーー神殺しには、この世で最も想像を絶する残酷な"宿命"を持ってしまっていることにーーー
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ーーー人々は彼をこう呼ぶーーー
ーーー世界を、神を、己を、全てを"破壊"する力を封じた化身.....始まりを司り、最も残酷な運命を持ってしまった一番目の神殺し....."白銀の嵐(ストーム)"ーーー
ーーー人々は彼をこう呼ぶーーー
ーーー光と闇の二つを併せ持ち、調和と混沌の二つのバランスを保たせる化身.....常に中立とした立場に立たされ、苦悩の日々に苦しんだ二番目の神殺し....."漆黒の騎士団(ナイツ)"ーーー
ーーー人々は彼をこう呼ぶーーー
ーーー絶対的な力を宿し、その力だけで神を葬った粉砕と憤怒の化身.....その力を代償に自らの生命を削る三番目の神殺し....."業火の愚者(ブレイズ)"ーーー
ーーー人々は彼をこう呼ぶーーー
ーーー時と空間を司り、全てを氷結させる停止の化身.....溢れだし、抗えぬ欲望に付き従う四番目の神殺し....."停止する氷結(フリーズ)"ーーー
ーーー人々は彼をこう呼ぶーーー
ーーー君主の名を持ち、神を、そして他の神殺しを凌駕する力、逆らうものには慈悲なく葬る滅びの化身.....五番目の神殺し"絶対君主(ロード)"ーーー
ーーー神、神殺し、そして世界の三つは決して共に歩めない、共に分かり合うことの無き存在ーーー
ーーー故に神々は生み出したーーー
ーーー神か?神殺しか?世界か?..........その三つのうちのどれか一つが必ず生き残る.........."審判"をーーー
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ーーー世界が告げるーーー
ーーー力が叫ぶーーー
ーーー"全てを破壊しろ"とーーー
ーーー全ては一人の"嵐"に託されたーーー
ーーー決して逃げることは許されず、逆らうことも許さない.....ただ神が、世界が作り出した"道(ルート)"の上を渡る事しかできないーーー
ーーーだがもしそれに抗えるとすれば?ーーー
ーーーそれは森羅万象、この次元世界全てにおいての"勝者"となり、思うがままとなるだろうーーー
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
荒れ果てた大都市、活気溢れていた人々は消え、建物は見るも無惨に崩壊をしている。
そこに風は吹きすさび、不気味なまでに静寂が支配していた。
そんな場所に大勢の人々.....否、二つの軍勢が互いに敵視するように睨み合い、向かい合っていた。
一方は光輝くダイヤモンドの様に頑強な装甲と白いアンダースーツが目立つ上半身に、紺色の下地と脛に何枚も連なるプレートに覆われた下半身をし、首もとにはためく深紅のマフラー、オレンジの複眼のバッタを模した仮面を顔に覆った"白銀の嵐".....。
もう一方は禍々しい黒い装甲に血のように赤いアンダースーツに覆われた上半身に、黒い下地に腰に巻かれたローブが特徴の下半身、そして目の前にいる敵と同じく首もとにはためく深紅のマフラー、そして黄色い複眼にコウモリと悪魔を足して割ったような黒い仮面で顔を覆った"漆黒の騎士団".....。
そして二人はそれぞれ、この世の者とは思えない、泥のような異形達を従えていた。
白銀の嵐には白を強調とした泥のような異形を.....。
漆黒の騎士団には黒を強調とした泥のような異形を.....。
睨み合う二人は、互いにそれぞれの武器を構え、静かに腰を低くする。
そしてどちらからともなく互いに駆け出す二人。
互いに手に持つ武器を振りかぶり、激しくぶつかり合った。
何度もぶつかり合う武器、あまりの激しさ故か、ぶつかる度に大きな火花が周囲に飛び散った。
そして激しくぶつかり合っているのはこの二人だけではない.....。
互いが従えている泥のような異形達も勢いよく走り出し、ぶつかり合っていた。
ぶつかり合う"嵐"と"騎士団"、そして異形達.....その戦いは苛烈さを増していた。
そんな中、その戦いが巻き起こっている大都市から離れた断崖絶壁に、ただ佇む者達がいた。
三つ編みにした紫の髪を靡かせる"紫の女神"を筆頭にその戦いを見つめる"黒の女神"、"白の女神"、"緑の女神"、その後ろにいる"女神候補生"達、さらには白き"音速"の仮面の勇士と"虹色の女神"を混え、"赤き勇者"を筆頭とした異世界の戦士の姿が見えた。
その表情は皆、何故か悲しい.....まるでその戦いに心を痛めているかのように.....。
すると先に戦っていた、二人の戦士がお互いに吹き飛び、地面を転がる。
お互いの攻撃が余程激しかったのだろう、二人の鎧から火花が飛び散り、互いに立つのが困難な状態であった。
だが二人は立ち上がった、互いに譲れないものがあるかのように.....二人は一歩も動かず、互いに睨み合って反撃の機会を伺っていた。
そして再び走り出した両者、互いに武器を捨て、同時に振りかぶった拳がぶつかり合った時、世界は光に包まれた。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
光が収まった時、場面はまたあの大都市に移り変わった。
だが今度はあの二人しか戦っている者はなく、二人は互いの拳をぶつけ合っていた。
『くっ.....!』
騎士団の攻撃に押し返され、一旦距離を取って様子を伺う嵐、騎士団の歴戦の勇士とは違った異様なプレッシャーに押されているようである。
『なかなかやるなぁ.....流石だぜ』
『はぁっ!』
『だがなぁ.....』
嵐は騎士団が話終えるのを待たずに走り出し、拳を振るうが.....。
『力の差は天と地だぜ.....!この程度でゼ・オを倒して.....ストームの呪いを覆して....."審判"を乗り越えるなんてのはなぁ..........甘すぎんだよ、"メテオ"!!』
天と地の差.....騎士団の話す通り、あの嵐.....メテオが全く相手になっていなく、軽くあしらわれてしまっている。
それに騎士団の方は一度も自分から攻撃しに行っていない。
『俺達、神殺しに与えられた試練....."審判"は残酷だ!ネプテューヌ達女神様達でも、宗谷達異世界の戦士を持ってさえも!耐えようのないくらいにな!!』
語り続ける騎士団にメテオは今度は側面から蹴りを放つが、騎士団に届く事はない。
『その残酷さにはゼ・オも!そしてその"審判"を生み出したヤハウェ....."希望神キ・オ"すらも抗う事は出来ない!..........そう、それは俺達神殺しに課せられた....."呪い"だ!!』
『ぐぅ.....ッ!....."カズマ"ァ.....ッ!』
遂に反撃に出た騎士団....."カズマ"を前にメテオは劣性に立たされて行く。
『"審判"の地にたどり着き、乗り越える条件はただ一つ!』
メテオの左足を払い、転倒させたカズマは彼を踏みつけようと足を上げるが、メテオは立ち上がり、反撃に出る。
『初代犯罪神であり、絶望神であるゼ・オを倒し!俺達五人の神殺しで"最後に生き残った者"、もしくは"五人の神殺しを殺した者"が"審判の地"辿り着かなくちゃ行けねぇ!!その期限は1000年!今残された期間はたったの"1年"しかない!!』
だがカズマは動じる事なく、メテオの攻撃を防ぎ、押し返す。
『期限を越え、"審判"を越えられなかった先の末路は....."滅び"だけだ!!』
逆にカズマはメテオの腹部を蹴り飛ばした。
『必要なのは"選択"!"自分と周りを命を犠牲にして全てを救う"か!"自分と周りの命を惜しんで自ら滅びる"か!』
そこに追撃と言わんばかりに上下左右、あらゆる方向からの拳の嵐でメテオに反撃を許さない。
とどめと言わんばかりに放たれた一撃で大きく後ずさるメテオ、それが完全な隙となり、カズマは大きく跳躍してメテオに飛び蹴りを放つ。
『愛してくれる女神達の為に、絆を繋いでくれた異世界の者達の為に、お前はどう選ぶんだ!"救済"の為の自己犠牲か!!"滅び"の為の自己防衛か!!』
放たれたカズマの飛び蹴りがメテオの目の前に迫った時、カズマは大きく叫んだ。
『答えろ!メテオ・ソルヒート!!!!!』
『うわあああああああああああああ!!!!!』
断末魔とも言えるメテオの叫びを最後に、全ての風景がホワイトアウトした。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
『メテ兄~?ご飯だよ~!!』
「うわっ!?」
突如部屋の外から聞こえてくる妹の声に、飛ぶようにして起き上がるメテオ、彼の視界には生活感溢れる一室が映っていた。
「.........また、あの"夢"かよ」
頭の中で考えるは先程の"夢".....。
神殺しの"宿命"。
それぞれに名付けられた神殺しの"異名"。
ぶつかり合う"ストーム"と"ナイツ"、その二人が引き連れる"謎の異形"による戦い。
そして最後に見た.....ストームに変身した自分とナイツに変身したカズマとの"殺し合い"。
「.....神殺し.....そして"審判".....選択.....なんだってぇんだよ、くそっ.....!」
苛立つように乱暴に頭を掻きむしるメテオは億劫な気分ながらも部屋を出て行くのであった。
「お?珍しいなメテオ、お前が寝坊なんてな?」
「.....うるせえよカズマ、たまにはそう言う時もあるさ」
食堂に着き、こちらに手を振る妹の絵美を見つけたメテオはそのテーブルへと向かうと、先にそのテーブルに座っていたカズマにからかわれ、ぶっきらぼうに返す。
「..........」
「.....どうした?急に変な顔をしてよ?」
テーブルに座ったメテオだが、先程の夢の事を思い出してか、気付けば暗い顔でカズマを見ていたらしく、気になったカズマはメテオに理由を聞く。
「.....夢で見たんだよ.....お前に殺される夢.....」
「俺が.....メテオを殺す夢ぇ~.....?」
それまでとは違い、少し低い声で、心当たりがありそうな風に言うカズマに、メテオはあの夢の事を知ってるのではないか?と顔には出さないが、内心思わず期待してしまうが.....。
「.....まあ、お前が俺の好物の"トマトクレープ"を勝手に食ったら、そうするかもな~?」
「..........はぁ.....」
返ってきた答えは何って事はない、至って平凡.....にしては一部おかしな部分があったが.....今はいい。
やっぱりカズマは屑マか.....。
期待していた答えが来ない事にイラッときたメテオは報復と言わんばかりに心の中で毒を吐いた。
「それよりもメテ兄、今日ルウィーでの仕事は終わって次はリーンボックスに行くんだよね?」
「ああ、そうだな」
メテオがそんなことをしてるとは露知らず、絵美が次の目的を訪ねてきてメテオは目玉焼きに舌鼓をうちながら答える。
.....無論、目玉焼きに山のように砂糖を盛って。
「その事なんだけどメテオ.....」
「ん?」
山のように砂糖を盛った目玉焼きを食べるメテオに顔を引きつらせながらもブランはメテオにあることを伝えようとした。
「次のリーンボックスへは私も同行するわ.....」
「.....なんでだ?」
「私も.....リーンボックスにちょっと用事が出来てしまったから.....」
「.....そうか」
ブランの突然の同行志願にメテオは驚くが、理由を聞き、特に断る理由もなく了解する。
「.....それじゃあ.....朝食を食べて準備が出来次第にリーンボックスへ向かいましょう?」
「わかった、絵美とカズマもそれでいいな?」
ブランの提案にメテオは頷き、絵美とカズマも同じく頷いたのを確認したブランは準備をするために部屋へと戻り、メテオ達も朝食を食べ終え、準備へと取り掛かるのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ルウィー教会から離れた所、そこに二つの人影が見える。
『それで.....貴方的に彼は"合格"って、ことでいいのかしら?』
『.....ああ、あいつは十分私の"妹"と絆を繋いでくれた、別に完全に認めるって訳じゃねぇが、妥当と見て良いだろうよ.....』
それは始まりの女神、セレーナとブランが変身する女神、ホワイトハートに似た女性、不屈の女神であった。
『っで?"合格"をした彼への報酬の物は?』
『こっそりあいつの部屋のベットの上に置いた、そろそろあの"赤い勇者"との絆の力も使わなきゃ厳しい所も出るだろうしな』
『そうね、後は.....この"古代女神"のあの子との絆の証である髪飾りだけね.....』
そう言ってセレーナが取り出したのは、嘗てメテオが異世界で絆を繋いだ"古代女神の少女"との絆を繋いで貰った"白い花の髪飾り"であった。
『.....なあ、セレーナ.....そろそろあいつも気付いた頃じゃねえか?』
『.....ええ、彼も神殺しである以上、いつ気付いてもおかしくはないものね.....』
顔をしかめながら聞く不屈の女神にセレーナは手に持つ髪飾りを見つめながら答えた。
『ヤハウェ....."希望神キ・オ"が生み出した、全てへの生き残りを賭けた試練....."創造の審判"の存在にね.....』
第73話・fin
ED ・ Lights of my with(仮面ライダー鎧武外伝 挿入歌)
やべぇ.....色々と要素をぶっこみ過ぎたかこれ?
いかがでしたか?
この物語において最大の謎、"キーワード"を持つ"神殺し"。
その存在理由、そしてその宿命を明かしました!
次回は遂にリーンボックスにたどり着いたメテオ達、そして何故か感動(?)の.....。
次回、第74話 いきなり返済完了!?女神様集合みんなで海だ!!
メテオ「次回も腹ぁ括って刮目しろよ?」
感想お待ちしています!