超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
知るか!(オイッ!)
さて、今回はタイトル通り、メテオはいきなりの借金を返済完了をし、とある場所へ招待される!
第74話 いきなり返済完了!?女神様達集合みんなで海だ!!
OP ・ Dimension tripper !!!(超次元ゲイムネプテューヌTHE ANIMATION OP)
「そう言えばブラン」
「.....どうしたの?」
リーンボックスへと向かう船の中、メテオは隣の席に座るブランに気になった事を聞いてみた。
「ルウィーでの借金返済額はどうなったんだよ?.....まだその話を聞かされていないからさ」
思い返せばメテオはルウィーに来てすぐに起きた誘拐事件が終わり、その後の"異世界での戦い"から戻った後の仕事は朝ロムとラムを起こしに行き、ロムとラムの二人の朝食を作る。
そのあとにロムとラムの二人の遊び相手をする。
昼になればロムとラムの二人の昼食を作り、そのあとにロムとラムの二人の遊び相手をする。
夕方になればロムとラムの二人の夕食を作り、二人を風呂に入れてそのあとにロムとラムの二人の遊び相手をする。
そして時間になれば、ロムとラムの二人を寝かせる。
これを4日程繰り返すだけであった。
.....あれ?ルウィーに来てからほとんどロムとラムの遊び相手しかしてない?
実際、カズマと絵美も自分と同じくロムとラムの遊び相手しかしてない事に今更ながら気付き、疑問に思って首を傾げるが、取り敢えず仕事は仕事と自分に言い聞かせ、メテオは今回の返済額についてブランに聞いてみた。
「..........0よ」
「..........は?」
「..........今回の返済額は0よ」
「..........はあぁぁぁぁぁぁぁああああああ!?」
無情にも、ブランから告げられた額は"0".....ただ働きも良いところである。
「ふざけんなよ、おま!.....あんな事があったのにも関わらずに0かよ!?」
「ええ.....そうよ、でも大丈夫よ.....」
ロムとラムの誘拐事件を解決し、さらにはその後の二人のアフターケアに遊び相手となって4日間を過ごしたのに結果が0という事実に叫ぶメテオを嗜めるように言うブラン。何かあるのか、企んでいるかのような怪しい笑みを浮かべている。
「次のリーンボックスでもう"借金はなくなる"わ.....」
「.....?」
次で借金がなくなる.....その事だけを言って席を立ち上がって何処かへ行くブランにメテオは首を傾げるしかなかった。
「..........なんなんだよ、まったく」
《.....マスターの不幸は続くよ何処までも》
ルウィーでの仕事がただ働きだが、次のリーンボックスで借金がなくなると言ったブランの言葉の意味がわからず、苛立つように乱暴に席に座るメテオ、そんな彼の心境を代弁するかのようにデスティニーは呟く。
席に座って船の窓から見える外の風景を眺めながらメテオはふとパーカーのポケットから一つの"スイッチ"を取り出して眺める。
「..........宗谷.....シンシア.....」
それは全体を赤のカラーリングで施され、黄色いカラーリングで"V"と書かれたメテオの.....仮面ライダーストームの特別な力、"特別なスイッチ"。
"ヴィクトリースイッチ"
彼がこの借金返済の為の地獄巡りに出る前に出会い、ある意味メテオがこの地獄巡りに出る原因ともなった事件で共に戦った"異世界から来た赤き勇者"の力を宿したスイッチ。
本来ならこのスイッチは以前のラステイションでバロンに敗れて盗られた筈なのだが、リーンボックスへと向かう準備に取り掛かってる際にルウィー教会にて自分に宛がわれた一室のベットの上にポツンと置かれていたのである。
理由はともあれ、異世界の者と得た"絆の証"を取り戻せた事に内心安堵し、同時にこのスイッチを与えてくれた異世界の少女の事も思い出し、彼らの事を考えながらもう一度船の窓の外を眺めた。
(宗谷.....シンシア.....あいつら元気にしてんのか?)
そう考えるメテオはふと思い出した.....彼らとの共闘の際に現れた"三番目の神殺し"の存在を.....。
(..........ブレイズ.....)
自分と同じく神殺しの存在と言われている"業火"の名を持つ仮面ライダー。
あいつから放たれるプレッシャーはあまりにも異常で、今の自分.....カズマや絵美、そしてネプテューヌ達との協力を持ってしても勝てるのかと言ういつもの自分らしからぬ弱気を感じる。
せめて宗谷や他の誰かが一緒に戦ってくれたら.....。
そんなことを考えてしまう。
(そう言えば絵美が俺と合流する前に出会った異世界の.....確か"ヒロム".....だったか?もしそいつも一緒に戦ってくれたら頼もしいだろうな.....)
ダークネス四天王、嘗ての因縁の相手であるファートゥス、宗谷と協力して倒したシャット、そしてまだ何処かで生きているであろうバグーンとはあまりにも桁違いで、あまりにも異質で、あまりにも圧倒的なプレッシャーを持つブレイズの存在に思わずメテオはそんな無い物ねだりをし初めてしまう。
「メテ兄、そろそろ着くって」
「ん?.....ああ、そうか、わかった」
そんな弱気で思い更けていたのか、いつの間にか目的地に到着していたことに気付かず、絵美に声を掛けられて我に返ったメテオは立ち上がり、船を出る準備をする。
今はブレイズの事を考えても仕方がない、目の前の事を考えるか.....。
いつ出会い、戦うかわからない未知の存在に怯えてるよりかは良いと自分に言い聞かせたメテオはそう思って船を出るのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
眩い青空に白い砂浜に賑わう人々が集うここ、リーンボックスの"R-シティリゾート"。
そこにメテオ達は降り立った。
「.....なあ、ブラン.....俺達はなんでこんな所にいるんだ?普通はリーンボックスの教会近くの所じゃねぇのか?」
船から降りて数秒、目の前の風景を前にして率直な事を述べるメテオ、カズマはカズマであちこちにいる女性客にカメラを向けて撮っているし、絵美は海に来たと言う事で大はしゃぎしている。
「.....来ればわかるわ」
「はぁ.....」
そんな彼の疑問にブランは何も言わずについてこいと言わんばかりに先へ行ってしまい、メテオは思わず溜め息をしながら渋々ついて行くのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「ふふっ、来ましたわねメッちゃん」
ブランについて来て数分、たどり着いた先にいたのは緑のドレスを来た金髪女性.....ここリーンボックスの女神ベール、そして.....。
「ヤッホー!メテオ元気にしてる?」
「お久し振りですメテオさん」
「ひさしぶり~!」
プラネテューヌで借金返済の為に奮闘していたと思われていた紫の女神姉妹のネプテューヌとネプギア、そして異世界のプラネテューヌの女神プルルート。
「数日振りねメテオ」
数日前に世話になったラステイションの女神ノワールがいた。
「.....ベール姉さんはこの国の女神だからともかく、なんでネプテューヌやノワールがいるんだよ.....」
「あらメッちゃん、ブランから何も言われなくて?」
「..........は?」
何故他の国の女神がいることにメテオが疑問に思うとベールから衝撃的な事を言われ、メテオはブランの方に顔を向けると、当の本人はいたずら成功と言わんばかりの顔で笑っていた。
「どういう事だ.....?」
後から来たカズマと絵美もなんのことだかさっぱりと言った顔をしていて、メテオはベールに問うと彼女は両手を顔の前で合わせながら笑って答えた。
「ふふっ、実はメッちゃんに"ネタばらし"をしようと思いまして.....ネプテューヌとノワール、ブランの三人と協力を取りましたの」
「"ネタばらし".....?」
「実はメッちゃんが行ったあの借金返済.....私達がメッちゃんの為にやったイタズラ....."ドッキリ"ですの」
「..........へ?」
"ドッキリ".....衝撃的な事実に思わずまぬけな声が出てしまうメテオにネプテューヌ、ノワール、ブラン、ベールの4女神はうまく行ったと言わんばかりにハイタッチをした。
「メテオ.....いつも私達の為に頑張ってさ、このゲイムギョウ界の4国をあまりのんびりと回ったことないよね?」
「だから私達は考えたの、"借金返済と言う名目でメテオにこのゲイムギョウ界を回ってもらいましょう"って」
「真面目な貴方の事だもの.....ダークネスとの戦いに専念してあまり休もうとしなかったでしょ?」
「ですからイストワールとアイちゃんに協力して貰ってこのドッキリを考えましたの」
ネプテューヌ、ノワール、ブラン、ベールの順番で事の真相を述べるが、それでもメテオは理解していないのか、ぽかんとした顔をする。
「ドッキリ.....へ?あれ?絵美に爆破された教会の修理費.....あれ?」
「んもう、メテオったら~、一国の女神である私が教会一つの修理費を払えない訳がないじゃん、それに教会のあの大きさで"1000万"な訳ないじゃ~ん♪」
「..........」
そんな彼にネプテューヌが茶化すような口調で真実を告げて笑い、メテオはようやく理解したのか、今度は顔を俯かせ始めた。
「..........」
「..........あれ?メテオ?」
「ドッキリ.....と言う事は俺のあの頑張った働きは全部"無駄"って事だよな.....」
「へ?.....ええ、ドッキリだもの、そうなるわ」
「お前らがドッキリだと笑ってる中、俺は汗水垂らして働いていたんだな.....?」
「別にそう言う訳じゃないけど.....」
「そうかドッキリか.....そうか、そうか.....」
「.....メッちゃん?」
顔を俯かせるメテオにネプテューヌが声を掛けると、彼はぶつぶつと呟き始め、不審に思った4女神達は恐る恐る声を掛ける。
「..........お前ら.....」
「「「「は、はい!?」」」」
突然のメテオの低く、冷たい声に女神達はビクッと身体を震わせながら返事をすると、メテオは大きく息を吸い込み、そして.....、
ーーー全員、正座ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
R-18アイランド入湯審査室、そこでメテオとカズマはネプテューヌ達を待っていた。
なんでも、ドッキリをしてしまったお詫びにみんなで海でバカンスをしようと言うベールの提案のもと、それぞれ水着に着替えてここ、入湯審査室前で待ち合わせと言う話である。
「.....遅い.....」
「まあ、待ってやれよメテオ、女の子ってのはなぁ.....着替えが長いって言うのが相場なんだぜ?」
「..........そうか.....」
(うわ.....メッチャキレてるよこいつ.....)
柱に背中を預け、両腕を組んで待つメテオは未だに来ないネプテューヌ達に苛立っているのか、顔をしかめていて、カズマが嗜めるが効果はない。
因みにメテオの格好は中にTシャツを着込まない半袖の白いフード付きのパーカーに、左太股に"嵐"と黒字で書かれた白い水着のスタイル。
カズマは頭に黒い水中ゴーグルを掛けた黒いブーメランパンツの水着スタイルである。
「お、お待たせメテオ.....」
そこにようやくと現れた女神化したネプテューヌ、だがその声は震えている。まあ、それもその筈、目の前にいる自分の想いの人が自分達が仕掛けたドッキリで非常に、非・常に!!不機嫌なのである。
「..........遅ぇよ」
「うっ..........」
そんな彼に申し訳ないと言う顔をするネプテューヌに対してメテオはさらに顔をしかめてネプテューヌを睨む、それに対してネプテューヌは軽く怯え、涙目になってしまう。
《マスター、もうそろそろ許してあげましょうよ?いくらなんでも大人気ないですよ?┐( ̄ヘ ̄)┌》
「..........」
「..........うぅ.....」
この気まずい雰囲気にデスティニーがメテオを嗜める、メテオはギロッと目を鋭くネプテューヌに向けて見ると、涙目になって悲しい顔をして落ち込むネプテューヌを見てようやく悪いと思ったのか、溜め息を吐き、普段の顔(と言っても目付き等の関係でいつも不機嫌な顔をしているためわかり難い)で彼女のもとまで歩き、口を開く。
「.....悪かったなネプテューヌ.....俺もちょっと.....怒り過ぎた.....」
「..........メテオ.....」
「俺の為.....て言うのは嬉しかったけど.....別にドッキリで騙してまでやるって言うのについ.....ムカついち待ってな.....ごめんな」
ポンとネプテューヌの肩に手を置いて謝るメテオ、彼女は安心したのか、頬を緩ませて微笑む。
「.....それと.....その水着.....似合うと思うぜ?」
「え.....?」
ボソッとネプテューヌにしか聞こえない程度の小さな声で呟いたメテオに彼女は顔を赤らめ、自分の横を通り過ぎる彼を見つめるのであった。
「お待たせメテ兄!ネプ姉!」
「お待たせしました!」
そこに絵美と女神化したネプギアの妹組がやって来る。
絵美は白にピンクの水玉模様が付いたビキニの水着スタイル。
ネプギアは絵美とは逆にピンクに白の水玉模様が付いたビキニの水着スタイルである。
「あら?似合うじゃない二人とも」
「へっへーん!ぎっちゃんと一緒に水着を探して記念にお揃いにしたんだ!」
「ど、どうですか、メテオさん?」
二人の格好にネプテューヌが誉めると絵美は自慢気に話し、ネプギアはメテオに似合うかどうかをメテオに聞く。
「ああ、とても似合うぜ二人とも」
「さっすが絵美ちゃんとギアちゃんだ!.....ちょっと写真を一枚.....」
「カズマ、ちょっと表に出ろ」
「嘘ですごめんなさい、ですから痛いのは勘弁くださいお兄様!?」
月並みだが、率直な感想をメテオが述べてると横からカズマが二人の水着姿をカメラで撮ろうとしたのでメテオは彼の肩を掴んで表へ出るように言うと、カズマはクロックアップ真っ青な超スピードでジャンピング土下座をする。
「いいか絵美、ネプギア.....向こうでナンパとかをしてくる半端な奴が来たら俺に言え.....そいつには速攻デストロイで消し炭にするから.....」
「それその人を殺す気ですよねメテオさん!?」
大真面目な顔で絵美とネプギアの心配をするメテオだが、あまりにも物騒な事を言う彼にネプギアがツッコミを入れる。
実はこの男.....かなりの"シスコン"なのである。
「いいか絵美、ネプギア.....彼氏を作るなら少なくとも俺よりも真面目で、俺よりも料理が出来て、俺よりも裁縫と言った手芸が出来て、俺よりも強い奴じゃなきゃ駄目だ、後は.....俺の(全フォーム込みの)技全てを受けて立っていられる奴じゃないと俺は認めん.....」
「彼氏を生きて返す気ないよねそれ!?」
二人の為にと思って大真面目な事を言うメテオだが、やっぱり内容が内容なのでツッコミを入れてしまう。
私達.....将来結婚とか出来るのかな.....。
目の前にいる"シスコン"を前にそう思ってしまう絵美とネプギア。
二人にとって最大のラスボスは他でもなく、目の前にいるメテオのようである。
そんな彼にネプテューヌは思わず苦笑してしまうのであった。
「待たせたわね」
「お待たせいたしましたわ」
そこにさらに遅れて来た女神化したノワールとベールかやって来てようやくこのR-18アイランドの入湯検査の説明がベールから行われる。
「ここ、R-18アイランドのドレスコードは水着かオールヌード.....つまり裸のどちらかになりますわ」
「裸.....」
「「「「「..........」」」」」
「すいません、そんな冷たい目で俺を見ないでくださいお願いします!?」
ベールの説明の中、裸と聞いてやらしい顔をするカズマにメテオ、ネプテューヌ、ノワール、絵美、ネプギアが彼をゴミでも見るような目で見つめると再び超スピードでのジャンピング土下座をするカズマ。
「.....まあ、聞くよりもやってみた方が手っ取り早いですわね」
そんな彼に呆れながらもベールは習うより慣れろと言わんばかりに検査の方に入った。
「入湯チェックお願いしますわ」
『R-18アイランドへようこそ!問おう、貴方は大人か?』
ベールかゲートの前に立つと、そこにディスプレイが現れ、大人かどうかを聞かれる。
「もちろん、大人ですわ」
ベールは何の迷いもなくディスプレイに映る"はい"のボタンを押す、するとピンポーンと音が鳴り、ゲートを通っていいと言うことになり、ベールはゲートを潜る。
ベールが審査を通ったのを機にネプテューヌ、ノワール、カズマ、ネプギアもチェックを受けて通り、絵美は意外にも大人として見られ、同じくゲートを潜る事が出来た。
後を残るのはメテオのみとなった。
『問おう、貴方は大人か?』
「.....当然だ」
そう言ってメテオも他のみんなと同じく"はい"のボタンを押すが.....。
ーーーブッブー!
「はあ?」
『本当に大人か?』
何故か駄目と言う音が鳴り、ディスプレイからも疑われて驚くメテオ。
先にゲートを通ったネプテューヌ達もこれには驚きを隠せないでいた。
「何を言ってんだよ?俺は今年で22だぞ?」
そう言ってメテオは再びはいのボタンを押す.....が、駄目らしく通れない。
『本当に?』
「いや、だから本当だって.....」
大人なのに何故か大人と見てもらえず首を傾げながらも何度もメテオははいのボタンを押し続けていると.....。
『..........その"天パ"で?』
「..........」
《Look・ON!Destiny・Charge!》
~しばらくお待ちください~
「よし、行くか」
「「「「「「...............」」」」」」
数分後、ゲートを通る事が出来たメテオは何事もなかったような顔で中に入って行くが、先程までの惨状に皆顔を青ざめていた。
メテオはそんなことを一切気にせずにR-18アイランドの敷地内へ向かった。
「悪い!遅れちまった.....って、なんだこれ!?」
「ほえ~!?なんか、スゴイ事になってる~!?」
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい..........』
遅れてやって来てゲートの惨状に驚くブランとプルルートの存在を忘れて.....。
第74話・fin
ED ・ ネプテューヌ☆さがして(超次元ゲイムネプテューヌTHE ANIMATION ED)
メテオが大人に見られなかった原因→"天パ"(笑)
いかがでしたか?
次回はバカンスを楽しむメテオ達、だがその楽しみは脆くも崩れ去って行く.....。
第75話 悲劇の前祭
メテオ「.....神は.....世界は.....そんなに"天パ"が憎いか.....!!」
.....じ、次回もお楽しみに(震え声)