超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
だから待ってて下さいね白宇宙さん!
感想を送ってくれるみなさぁぁぁぁぁぁぁん!!
突如としてネプテューヌの手に渡った究極の希望"エスペランキー"、これがメテオの覚醒を促す事に.....!!
そして目覚める.....完全なる"究極の破壊"の力!!
挿入歌『乱舞Escalation』(仮面ライダー鎧武 極アームズ テーマソング)
第77話 破壊の覚醒~Perfect Destroy~
OP ・ 相対性VISION(新次元ゲイムネプテューヌVⅡ)
「メテオ.....この"鍵"は.....」
突如と自分の手に渡った究極の希望"エスペランキー"にネプテューヌは戸惑い、メテオを見る。
彼は彼女の手にあるエスペランキーを見つめながら静かに頷いた。
「ネプテューヌ.....俺はやっと出来た.....この力.....デストロイの力を使う"覚悟"を.....」
自分の胸を握り締めるように服を掴むメテオ。
このエスペランキーを見てメテオは遂に決めたのである。
ーーー究極の破壊、デストロイの力の"解放"を.....。
「俺は何処かで迷っていた.....この力を使う事に....."恐怖"を感じていた.....」
自分の胸を握り締め、顔を俯かせるメテオ。
彼は思い出す.....これまでデストロイの力を使い、感じていた"恐怖".....そして.....。
『こんな"弱い奴"がこの世界を救える訳ないじゃない!!』
ラステイションに訪れた時に現れ、襲いかかってきたあの仮面ライダーバロンの言葉.....。
『お前に出来るのか!"選択"が!!"破壊"が!!』
何度も夢に現れては自分を殺す漆黒の騎士団の言葉.....。
それ故に彼は.....。
「だからこそ.....覚悟を決める!ネプテューヌに.....みんなに誓った"約束"を.....」
『また、会えるかな.....メテオ』
『また、会おうね.....メテオ』
以前この世界に訪れ、共に共闘してダークネス四天王の一人を撃破するのに貢献してくれた"赤い勇者"、そして2度に渡って自分に力を授け、謎めいた口付けをしていった"古代女神"の二人と交わした"約束"。
『またいつか時が来たら、また会おうぜ.....次も仲間としてな』
以前訪れた異世界にて出会った"神の後継者"、自分とは対極となる関係ながらも"仲間"として接し、互いに決めた再会の"約束"。
そして先程決めた.....目の前にいる"最愛の人"と決めた"約束"。
『私、ネプテューヌとメテオ・ソルヒートは、いつでも、どんな時でも.....お互いの"命"と"心"を.....共に支えあって、共に"運命"を.....審判を乗り越える事を.....誓います』
"最愛の人".....と言うが、メテオ自身"愛"を知らない.....だがこうして色んな人との"絆"で少しずつ、少しずつだがそれを知ってきた.....。
だからこそメテオは気付いてしまった.....。
彼女.....ネプテューヌから与えられるこの暖かな温もり、この暖かな気持ちの正体を.....。
だからこそメテオは誓う。
ーーー異世界の仲間達と交わした"約束"の為に.....。
ーーーこの世界で居場所を与えてくれた仲間の為に.....。
ーーー最愛の人.....ネプテューヌの"笑顔"、そして共に交わした"約束"の為に.....。
メテオは"選択"する。
ーーー"約束を守る為に破壊をする"と.....。
「デストロイ.....」
そしてメテオは告げる。
「約束を守る為に破壊をすると言う俺の覚悟に応えてくれるなら.....」
ネプテューヌの手に置かれるエスペランキーに手を翳し、自身の秘めたる思いを.....、
「お前の本当の力.....」
そして解き放つ.....。
ーーー俺に..........貸せ!!
"究極の破壊"の力を.....。
《Destroy from.....Awakening take off》
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
その嵐の力の"始まりの目覚め"は全ての次元世界を震わせた。
今はまだ小さくも、やがて大きくなる"最初の目覚め"。
始めに感じ取った"神の後継者"の青年はその歩みを止め、遥かなる大空を見上げた。
大いなる決意を秘める"魔戒騎士"もその力を感じ取り、空を見上げ、嘗て共に戦った嵐の事を思い寄せる。
そしてとある"はぐれ守護魔神"もまた、得たいの知れない力を感じ、空を睨み付ける。
"赤い勇者"も同じく、その力に気付き、戸惑う。
そして彼女もまた、その力の存在に気付き始めた。
「..........?」
その力を感じた方に彼女は振り向き、その肩まで掛かった白き髪を揺らし、幼く儚さを持った顔ながらもその紫の瞳の眼差しを向ける。
「どうしたんだい?"シンシア"?」
そんな彼女に"魔神"は訪ねる。
すると彼女はゆっくりと口を開き、こう告げた。
「目覚めた....."究極の破壊"..........」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
そして異変が起きるメテオの次元。
その異変にナイツ達を始め、ニードルまでも.....戦いっていた者全員が動きを止め、その方向へ皆目を向ける。
皆が目を向けた方向.....そこは離れていたメテオとネプテューヌがいた場所。
その場所には赤き光が天にまで届くように立ち登っている。
そして聞こえてくる.....光の中で鳴り響く電子音。
《Perfect Destroy.....DEAD・END》
次の瞬間、光は弾け飛ぶように消え、そこから現れたのは.....。
「..........」
仮面ライダーストーム・デストロイフォームである。
だが、いつものデストロイフォームとは細部に大きな違いがあった。
身体全身を血管のように駆け巡る赤きライン"デストロオーラ"に加え、両肘と両足で鋭く尖り、湾曲した"棘"....."デストラッシャー"。
首に巻かれた深紅のマフラーはまるで意思を持つかのように常に逆立ち。
バッタを模した仮面、その血のように染まりし赤い複眼の形は不気味さを漂わすかのように禍々しい形となり、口元のクラッシャーは不気味に、奇妙に"笑う悪魔"を思わせる形へと変貌する。
そして何より周りが目を行くのは.....。
背中に納められた"2本の剣".....。
悪魔の片翼を思わせる形をした剣....."ルシファー"。
魔獣の角を模した剣....."ディアブロ"。
そして彼が左手で持つ、その存在感を大いに際立たせる"大型銃"。
見た目は一見、大きな銃なのだが、あまりにもゴツい。
そして銃口の下の近くにポンプレバーがあることからポンプアクション式の物と思わせる銃.....。
これが、完全なまでに目覚めたメテオに.....ストームに宿る"究極の破壊"の姿.....。
悪魔.....死神.....暴君.....どの言葉にも当てはめられるその存在感を異質に漂わせるその姿の名は.....。
"仮面ライダーストーム・パーフェクトデストロイヤー"
「メテオ.....」
その姿を間近で見るネプテューヌ、その恐怖を漂わせるような姿をしているストームだが、不思議と恐怖感を彼女は感じない。むしろ安心感を与えるような暖かさを今の彼の姿から感じていた。
そんな彼女にストームは一瞥して背を向けた。
「..........行ってくる」
一言.....たった一言だが、不思議と不快も恐怖も微塵になく、聞くもの誰もが安心させるような声を彼女に告げて戦いの地へと歩んで行った。
そんな彼の姿にネプテューヌは自分の胸の前に両手を祈るように組み、微笑んで見つめて言った。
「行ってらっしゃい.....メテオ」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「何故だ.....!!」
ストームが究極の破壊の力を完全に目覚めた姿に変えた所を一部始終見ていたニードルは激しく動揺していた。
「何故目覚めた.....!?」
本来なら宿主を極限にまで"絶望"させてからではないと決して目覚める事のない究極の破壊。
「破壊は絶望を司るもの.....なのに.....!!」
だが眼前に映り、カシャンッ.....カシャンッ.....と音を鳴らしてこちらへと歩んでくる男はそれを覆した。
これでは破壊と絶望への"冒涜"..........むしろ"否定"ではないか.....!!
圧倒的なまでに放たれる"完全なる究極の破壊"にニードルは恐怖を抱いていた。
そして告げられる.....。
「さぁ..........腹ぁ括れよ」
破壊者の前に立ち塞がる愚か者への"死刑判決"。
「何をふざけた事を抜かしてんのかしらこの"屑息子"!!」
愚かな事に、女性はその恐怖に気付く事なく、背を向けているストームに近付き、手刀を振り下ろした。
それ故に下される.....。
ーーーゴシャッ
破壊の一撃を.....。
「ッッッ!?!?!?!?」
女性が振り下ろした手刀は彼の頭に届くことなく、その場で振るった彼の"裏拳"で顔面を殴り飛ばされ、そのまま女性は"数キロ"程遠く吹き飛んで行った。
「な、なんつぅパワー.....!?」
「メテ兄凄い.....」
その光景にナイツとマッハは驚き、ただ唖然と見てるしかない。
裏拳を放つのに振り上げた腕を下ろしたストームはニードルを見つめる.....次はお前だと、口には出さないがそう告げているように.....。
「くっ!..........ブラッド・ドーム!!」
それを感じ取ったニードルはストームの周りを走り、次々と彼を囲むように魔方陣を展開させ、やがてその無数の魔方陣達はドーム状のようにストームを囲んだ状態となった。
「く、ひひ.....これなら.....!」
恐怖で身体を震わせつつも、ニードルは勝ち誇ったような笑みを見せる。
幾ら究極の破壊と言えども、これには耐えられないと思い込んで.....。
魔方陣でドーム状に囲まれたストームはゆっくりと左手に持つ大型銃を掲げる。
森羅万象、全てを撃ち抜く為に作られた"破壊銃"、掲げられた銃はその存在感を自ら示すように電子音を大きく鳴らした。
《デトネイター!!》
叫びを上げるように響く電子音を鳴らす大型銃、"破壊銃デトネイター"を掲げたストームは銃のトリガーの近くにあるレバー.....N、S、B、Cの4つの文字が刻まれた場所の内、Sの文字の所へ切り換え、銃のポンプレバーを引く。
《ショットモォォォォォォド.....》
そして銃から告げられる.....。
《暴れ弾.....バァンババァンッッ!!》
愚か者への"処刑方"。
デトネイターからの電子音が鳴り終わるのと同時にニードルが展開した魔方陣から放たれる無数の針、ストームはデトネイターの銃口をその針へと向け、トリガーを引き、放たれる。
圧倒的な物量、拡散と言う言葉が生ぬるい程までに飛び散る光弾を.....。
「..........は?」
勝ち誇る笑いを止め、唖然とした顔で見つめるニードルの視線の先には.....。
一発の拡散光弾で"4分の3"まで消し飛ぶドーム状に囲んで展開した魔方陣達の姿。
さらにストームが放った拡散光弾は魔方陣達を貫き、その後ろにまであった茂みまで消し飛ばしている。
「なっ..........!?」
高々拡散光弾如きにも関わらずのこの威力、ニードルは開いた口が塞がらない状態になる。
だが何時までも怯んでられない、ニードルは次々へとストームを囲む魔方陣を展開し、そこから無数の針を飛ばし続ける。
だが、それも全てストームの持つデトネイターから放たれる超拡散光弾によって大半が消し飛ばされて行く。
さらには.....。
《チャ・チャ・チャージ!!》
途中で弾切れを起こしたように撃てなくなってもストームは慌てる事なくデトネイターのポンプレバーを引き、そこから流れる電子音と共に弾の再装填を完了させ、再度放つ。
その姿はまさに全てを滅ぼす.....悪魔の如く。
「ぬうぅぅぅ.....!!ブラッド・ドラゴン!!」
悔しげな表情を浮かべるニードルはならばと自身の隣に巨大な魔方陣を出現させ、そこから"竜"のような赤い魔獣を呼び出し、ストームへと向かわせる。
それに気付いたストームはデトネイターを掲げ、レバーをSからBへと切り換え、ポンプレバーを引いた。
《バーストモォォォォォォド.....》
《破壊光線!!怒りの息吹きッッ!!》
ストームはデトネイターを拡散(ショット)から砲撃(バースト)へとモードを変え、自身に向かって来る竜へと照準する。
狙いが定まり、トリガーを引いて放たれる.....文字通りの"破壊光線"。
デトネイターの銃口から放たれた光は、ニードルが呼び出した竜よりも遥かに大きく、巨大な光の束となって竜を飲み込み、跡形もなく消し飛ばして行った。
その姿はまさに破壊者の"怒りの息吹き"を現すかのように.....。
「うっ.....!?..........うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
まさかの奥の手を破られ、ニードルの顔は恐怖に染まり、破れかぶれにこのヒワイキキビーチ全体を大い尽くす程の無数の魔方陣を呼び出し、そこから何体もの竜を出現させ、一斉にストームに襲わせる。
「メテオ!!」
「心配するなノワール.....何とかする」
ストームの名を叫んで心配するノワールを始め、ナイツ達皆、彼に不安の目を向けるが、ストームはそれでも慌てる事なく、むしろ安心させるように落ち着いた声を出す。
そしてストームは再びデトネイターを掲げ、BからCへとレバーを切り換えてポンプレバーを引く、そして鳴り響くは.....。
《キャノンモォォォォォォド.....》
《粉砕ッ!玉砕ッ!!大喝采ッッッ!!!》
全てを破壊する....."滅びの砲弾"。
モードを切り換えたデトネイターを飛び回る竜達に向け、トリガーを引くとデトネイターの銃口からあのプラネタワーを丸々飲み込めてしまうのではと思える程の超特大級の砲弾を放ち、次々と竜達を飲み込んで行く。
撃ち続け、竜達を全滅させたストーム。
ニードルはその光景が悪夢のように見え、腰を抜かす。
「..........終わりにするぞ、バグーン」
デトネイターの銃口をニードルへと向け、その禍々しい形と化した赤い複眼で睨み付けるストームに彼は完全に怯えきってしまう。
肝心の"嘘を現実に変える能力"を使おうにも、どういう事か使えず、なすすべもないニードルには眼前に映る破壊者になすすべもなかった。
「お前はもう.....嘘を現実に出来ねぇし、どうあがいても死ぬ未来しか、"俺には見えない"からな」
ハッキリとそう告げるストーム、彼にはこの究極の破壊、パーフェクトデストロイヤー以外にも目覚めた"力"があった。
そう、究極の破壊以外に自身に宿る宿命の"力"....."神殺し"。
神殺しにはその名の通りに神を殺す程の力を"3つ"、それぞれ宿している。
その3つをストームは全てこの究極の破壊と共に開眼させた。
見た相手を"確実に殺す未来"が見える未来視、"死視(デッド・アイ)"。
そして相手の能力を"3つまで永久的に使用不能"にする"能力破壊(スキル・ブレイカー)"。
そう、ニードルが能力を使えないのはこのスキル・ブレイカーによるもので、見た能力を"3つまで永遠に使えなく"させる力の仕業である。
最後の3つ目、"絆の鎖(チェインリンク)"。
これがどんな能力かは今は割合する。
究極の破壊と共に開眼させた神殺しの力、ネプテューヌと誓いを交わした"約束"によってストームはこれらの力を解き放つ事が出来たのである。
そして、嵐は終わりを与える....."愚か者(ニードル)"への裁きを.....。
「知れ.....」
「ぐっ!?」
「怒り.....憎しみ.....悲しみ.....嘆き.....」
「ごっ.....が.....ぁ.....!?」
ショットモードにしてデトネイターを構えるストームは怯えるニードルに容赦なく何度も引き金を引く。
「血を.....屍を踏み越え.....」
デトネイターを捨て、背中へと手を回し、2本の剣.....悪魔の片翼を思わせる剣"ルシファー"と魔獣の角を思わせる思わせる剣"ディアブロ"を引き抜き、ニードルへと向かって走る。
「神を.....世界を滅ぼす.....完全なる.....」
縦横無尽にルシファーとディアブロの2本の剣でニードルを斬り裂き、その身体を刻んで行く。
「....."究極の破壊"の威力を!!」
そしてニードルから離れるように大きく後退し、ルシファーとディアブロの柄と柄を連結させて一本の"槍"へと変え、左手で握り、全身の力を籠め、弾かれるようにニードルに向かって一直線に突進する.....その速度は弾丸よりも速く、光を凌駕するスピードで.....。
これが、ストーム・パーフェクトデストロイヤーの超必殺技(エクゼドライブ).....弓から放たれた矢の如き勢いで一直線に突撃し、その手に持つ"槍"で敵を貫く.....全ての根元たる"原初"をも壊しかねない程の"破壊力"。
"究極の破壊"の名に相応しき威力を持つ"原初破壊"。
「"オリジン・デストラクト"ッ!!」
全ての根元をも貫く威力を秘めた一撃、"オリジン・デストラクト"がニードルを貫いた。
彼の背後までに通り抜けたストームは一本の槍となったルシファーとディアブロの連結を外し、ゆっくりと背中へと納め、その両手をだらんと下ろした。
「は、はは.....ははは.....」
すると背後で貫かれた筈のニードルが人間体であるバグーンへと戻りながらゆっくりと背を向けるストームに顔を向けて笑う。
「予想外の.....覚醒だが.....いずれに.....せよ..........その力に目覚めてしまった.....貴様を.....神は.....世界は..........全力で貴様を消しに掛かるだろう.....!」
オリジン・デストラクトによって貫かれ、戦う力を失い、後は死ぬだけの筈にも関わらず、不気味めいた笑いを上げるバグーン。
「"規律(ルール)"を破りし.....違反者.....には.....!神と.....世界から....."罰"を下される.....!!」
不吉めいた言葉を残すバグーンだが、彼の身体に異変が起きていた。
彼の下半身が黒く染まり、足の爪先から徐々に消滅していっている。
これは根元たる原初の破壊であるオリジン・デストラクトを食らった"代償"であり、根元そのものを破壊された証として身体が徐々に塵も残さずに消滅してるのである。
「その"罰"に.....貴様は.....!"貴様達"は何処まで耐えられるのかな.....!?ヒャハ.....ヒャッハハハハ.....」
不吉に謎に満ちた言葉と苦し紛れとも言える笑いを上げてバグーンは消滅していった。
「..........」
その様子をストームは黙って見ていたが、戦いはまだ終わっていない。
「.....来たか」
そう悟るように言うストームは振り向くとそこには.....。
「この"屑"がぁ.....!!よくも.....よくもテメェの母親である私をぶん殴ってくれたなぁ!!」
ストームが完全なるデストロイの力を解放して早々に裏拳で殴り飛ばされた女性の姿があり、女性は怒りが頂点に達した表情でストームに憎悪の目で睨み付けていた。
だが、そんな彼女にストームは鼻で笑い、指を差してハッキリと告げた。
「お前は"母さんじゃない"」
「なにぃ!?」
「身体は母さんそのものでも、"魂"は全くの別人だ」
身体は本人でも"魂"は別人.....そう言いのけるストームに女性は動揺し始めた。
「う、討つのかよ!?母親の身体を!?嘘.....でぃゃ!?」
「.....母さんと同じ顔で、同じ声で.....叫んでんじゃねぇ!!」
激しく動揺をする女性にストームは殴り飛ばし、ファイティングポーズを取る。
ストームには.....メテオには既に"覚悟"が決まっていた。
「そうね.....」
そこに便乗するようにネプテューヌも刀を構えてストームの隣に立つ。
「幾らダークネスによって蘇生されてもそれは"紛い物".....本物のメテオのお母さんには値しないわ!!」
刀の剣先を女性に向け、真剣な眼差しを向けて強く言い切るネプテューヌ。
これには女性も何も言えずに黙り込むしかない。
すると、ストームとネプテューヌの間に"白い線"が現れ、二人を繋ぐように輝き出す。
「これは?」
「俺のもう一つの力、"絆の鎖(チェインリンク)"だ.....ネプテューヌ、今から一緒にチェインリンク・オンって叫んでくれないか?」
「え?ええ、いいわ」
突如として発動されるストームの新たな能力と彼の頼みにネプテューヌは戸惑いつつも引き受ける。
そして.....、
「「チェインリンク・オン!!」」
同時に掛け合う声、するとストームとネプテューヌを繋ぐ線はさらに輝きを増した。
するとネプテューヌは自分の中に沸き上がる力に気付き、ストームを見る。彼も同じく感じたのか、自分の手を握っては開く動作を軽く繰り返している。
「.....成功だな」
「どう言うこと?」
「繋がりの力.....チェインリンクは繋いだ相手と"力を共有する"力.....つまり俺とネプテューヌは互いの力を"共有"してお互いの技とかも使えるようになるんだ」
「わ、私とメテオが共有.....!?凄いわね.....」
「ああ.....でも、このチェインリンクで共有している間は一蓮托生.....つまりは"繋いでいる相手が死ねば自分も死ぬ"ってデメリットがあるからな.....気を付けろよ」
新たに得た力.....チェインリンクの力のメリットとデメリットを説明するストームにネプテューヌは驚きつつも想いの人と繋がれるこの力に内心感謝をした。
「さて.....行くぜネプテューヌ」
「ええ」
一通り説明を終えたストームはネプテューヌと共に"偽りの母親"を倒すべく共に構えた。
「そんなふざけた能力.....なめるなぁぁぁぁ!!」
「ネプテューヌ!」
「わかってるわ!」
謎の力を開眼させるストームに憤慨する女性は二人に向かって突撃し、ストームとネプテューヌは左右に別れて避け、阿吽の呼吸とも言えるかのように同時に足払いで女性を転倒させる。
するとネプテューヌは跳躍し、右足を女性に向けて急降下する.....それは彼、ストームを始め、仮面ライダーの"十八番"とも言える必殺技。
「ライダーキックッ!」
「ぐがっ!?」
転倒して立ち上がり、振り向いた女性の腹部目掛け、仮面ライダーなら誰しもが持つ必殺の飛び蹴り"ライダーキック"をまさかのネプテューヌが決める。
さらに驚きはこれだけには終わらず、少し離れた所でストームは頭上に"なにか"を作り上げ、女性に目掛けて落とす。
「"32式エクスブレイド"ッ!」
「なにッ!?」
今度はストームがネプテューヌの技であるシェアの力の塊であるエネルギー状の剣を叩き落とす"エクスブレイド"が女性に降り注ぐ。
これで終わることなく、ストームとネプテューヌは隣立ち、お互いに全身に紫の光を纏わせ、突撃する。
「「リンクチャージ・D(デュオ)!!」 」
互いの絆を全身のオーラとして纏わせて突進する.....チェインリンク時に使える連携技、"共鳴技(リンクアーツ)"の一つである"リンクチャージ・D(デュオ)"で女性に体当たりをする。
「メテオ!」
「ああ!」
ネプテューヌの掛け声に応えつつ、ストームは女性の背後に回り込む。
そしてネプテューヌは手に持つ刀で女性に2連斬りし、刀に紫電を纏わせ、その刀を投げて女性を貫く。
貫いた刀は女性の背後に回っていたストームがキャッチし、紫電を纏う彼女の刀を構えてストームは跳躍して振り下ろす。
「「紫電一閃!!」」
ストームとネプテューヌ専用のリンクアーツ"紫電一閃"が決まり、切り裂かれたダメージと刀に纏わせた紫電によって二重の状態で動けなくなる女性。
「う、うぉい!良いのかぁ!?こ、この身体はお前の母親のなんだぞ!?そ、それを討って.....」
激しいダメージと電撃による痺れで動けない女性はストームとネプテューヌの猛攻を止めるべく揺さぶりを掛けるが.....全てにおいての"覚悟"が決まったストームに、メテオに対しては"無意味"であった。
「"覚悟"ならあるさ.....その"罪"を背負う"覚悟"をな」
「それに.....死んでる筈のメテオのお母さんを安らかに眠らせてあげないと.....ね」
偽りの魂とは言え、身体は母親そのもの.....だが、それでもストームは止まらない、止まるわけには行かない理由....."約束"があるから.....。
「「"リンク・ドライブ"!!」」
その覚悟を示す為に最愛の人と解き放つ....."共鳴奥義(リンク・ドライブ)"を.....。
「はああああ.....」
ストームの足元から紫の魔方陣が出現し、彼は両腕を構え、腰を低くして構える。
「ハァッ!」
そして天高く跳躍し、その周囲をネプテューヌが旋回するように同時に飛び立ち、ストームは空中で一回転捻りをした後に飛び蹴りの体勢に入り、ネプテューヌはその後ろまで来て手に持つ紫色に燃える炎を宿した刀を勢いよく振り下ろす!
「ダァッ!」
そのネプテューヌの放った紫色の炎によって得た爆発的な推進力で女性に向かって急降下して飛び蹴り放つ.....ストームとネプテューヌの二人が生み出した"リンク・ドライブ"。
「「パープル・ライダーキックッ!!!」」
白銀の嵐と紫の女神による共鳴奥義が女性の胸部へと炸裂し、女性は断末魔を上げる隙もなく爆散して消えていった。
第77話・fin
ED ・ Fly high(神次元アイドルネプテューヌPP)
ふぅ.....今回はやり過ぎかな?
いかがでしたか!?
覚醒したデストロイの力。
仮面ライダーストーム・パーフェクトデストロイヤー!
そしてメテオの持つ神殺しの力!
死視(デッド・アイ)!能力破壊(スキル・ブレイカー)!
そして絆の力、"絆の鎖(チェインリンク)"は!?
次回、第5章のラスト!
遂に偽物とは言え、母親を討ったメテオにネプテューヌは.....。
第78話 涙を見せて
デスティニー《あれ?今回.....私出番がなかった!?( ̄□ ̄;) .....と、と言うわけで次回もご刮目下さい.....(T_T)》
..........か、感想をお待ちしています(震え声