超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~   作:ソルヒート

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お待たせ致しました!

白宇宙さんの所でやったコラボ続編!

そのプロローグとなる出来事!
宗谷君の世界にてブレイズとの激闘を終えたメテオ達、しかしカズマが……!?

そしてその裏で始まる闇の……新たなる"誕生"の産声が……!

究極のコラボ企画……"超コラボNOVEL大戦 仮面ライダーフリーズ"が始動する!

イメージ主題歌
『time』(仮面ライダー4号 主題歌)


超コラボNOVEL大戦 ~仮面ライダーフリーズ~
TIME 1 ~襲来する悪意~


 

TIME 1 ~襲来する悪意~

 

 

 

 

 

 

とある施設、いくつものコンピューターが置かれており、無数の配線が所狭しと伸びている感じから、その研究室と思われる場所。

そこに手術台らしき物の上に横たわる"何か"。

その何かを囲むように忙しなく作業をする白衣を纏う研究員達。

その何かの身体の至る所に機械のパーツが見え見えになっていることを察するに、その何かは人ではない……その身体を機械で、鋼で作られし"改造人間"のようである。

 

 

 

 

『間もなくだ………間もなく目覚める………』

 

 

 

 

その様子を離れた所から見守る"銀色の影"。

 

バッタを模した銀色の仮面に、不気味さを漂わせる紫の複眼を手術台の上に横たわる何かを向け、地の底から震わせるような絶対零度の声をこの研究室に静かに響かせる。

 

 

 

 

『……時と空間を操り……神をも凍り付かせる"氷結の戦士"………』

 

 

 

 

その銀色の影がその誕生を今か今かと見守る"何か"。

 

 

 

ーーーーその身を青と水色のコンバットスーツに纏い。

 

 

 

ーーーーその首には全体のカラーリングにはそぐわないような紅いマフラー。

 

 

 

ーーーーヘラクレスオオカブトを連想させる先端が尖った頭を持つ仮面。

 

 

 

ーーーーかつ、一切の"光"を感じさせない漆黒の複眼。

 

 

 

そして何より目を引かせ、その存在感を際立たせる腰に巻かれた……。

 

 

 

ーーーー中央のバックル部分に備え付けられた風車のようなパーツをした不思議な"ベルト"。

 

 

 

誕生の産声を手術台の上で待ち構えるその何かとは………。

 

 

 

 

 

『……四人目の神殺し…"仮面ライダーフリーズ"……』

 

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………カズマ………?」

 

 

「…………え?」

 

異世界、天条宗谷の世界にて起きた……三人目の神殺し仮面ライダーブレイズとの戦いが終わり、自分達の世界に帰ってきたメテオと絵美。

 

だが、一緒に帰ってきたはずのカズマが自分達の後ろで、ピクリとも動かずに倒れている事にその帰り足を止めてしまった。

 

「お、おい、カズマ?どうしたんだよカズマ?」

 

「ね、ねぇ、カズマ?こんな所で寝てたら風を引いちゃうよ?」

 

慌てて倒れる彼の元に駆け寄り、身体を揺さぶって起こそうとするメテオと絵美、だがカズマからの返答はなく、一切動く気配もない。

 

「………おいカズマ!しっかりしろ!カズマ!カズマぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」

 

「……ねぇ、しっかりしてよカズマ!どうしちゃったの一体!?ねぇ!」

 

あまりもの異常な事態にメテオと絵美はそれを受け入れられず、懸命にカズマの身体を揺すり、声を張り上げるが、一向に彼は動かなかった。

 

「………!?嘘……だろ、カズマ……?」

 

「ベ、ベルトが……ベルトが………!」

 

うつ伏せにに倒れる彼の身体の体勢を変え、仰向けにさせて様子を見ると、エメラルドのような瞳は閉ざされ、口元には一筋の赤い血が流れている。

 

そして何よりも……メテオやカズマ、改造人間にとっては心臓ともいえる部品……ベルトに亀裂が生まれ、砕け散っていた。

 

「カズマ……お前、どうして……」

 

「……あたしのせいだ……あたしの……!?」

 

何故彼のベルトが壊れたのか、その事に疑問を持つメテオに絵美がその場で膝を着いて崩れた。

彼女の脳裏に引き起こされるのは、あの異世界にて起きた戦いにおける戦い。

その際にカズマが自分を庇って敵の攻撃を受けたあの時、恐らくその時にベルトが壊れたのだと絵美は気付いてしまった。

 

「…………?こんな時に電話…一体誰だ?」

 

突然、メテオのNギアからバイブ音が鳴り、パーカーのポケットから取りだし、それを耳に宛がう。

 

「……もしも…」

 

『メテオ!今何処にいるの!?』

 

「ネプテューヌ……?」

 

電話に出ると、相手はネプテューヌのようである。

だが何やら焦っている様子であり、電話越しでもその様子が伺えた。

 

「おい、一体どうし……」

 

『すぐにプラネテューヌに戻ってきて!ダークネスの怪人達が街に攻め込んで来て、しかも凄く強いのがやって来て……きゃっ!?』

 

「おい、ネプテューヌ?ネプテューヌ!……くそ!電話が切れやがった…」

 

突然聞こえたネプテューヌの悲鳴と同時に連絡が途切れ、メテオは電話越しからでも伝わったただならぬ事態に悪態を突く。

 

「……どうしたの?」

 

「絵美、カズマを運んでプラネテューヌに戻るぞ!みんなが危ねぇ!」

 

「……え!?」

 

カズマの死に責任を感じていた絵美にそう伝えたメテオはカズマを担ぎ、近くに止めてあったテンペストに乗せ、跨がる。

それを聞いた絵美も、死んだカズマへの詫びを止め、慌てて同じく近くに止めてあったライドマッハーに乗り込み、大急ぎにプラネテューヌの街に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…………!」

 

「ネプギア……大丈夫……?」

 

「……うん、何とか……ソルお兄ちゃんは……?」

 

「メテオ兄さんやネプ姉さんのような丈夫さがない分、息絶え絶えに近い……かな?」

突如プラネテューヌの街を襲撃してきたダーク・トゥ・ダークネス。

異世界の戦いで不在のメテオや絵美に変わって迎撃に出ていたパープルシスターとソルだったが、相当な手練れなのか、手酷くやられ、パープルシスターはM.P.B.Lを杖代わりにして立ち上がるものの、ソルは立ち上がる事が出来ずに地に伏せていた。

 

「……俺をただの怪人と甘く見ていたのが運の尽きだったな貴様ら……」

 

「……っ!」

 

「……ぅ……!!」

 

そこに二人を痛め付けた怪人が目の前に姿を現し、見下すような言葉をぶつける。

全身をメタリックな装甲に包み、上半身には一本の鎖がたすき掛けされ、頭には闘牛を思わせる角を生やし、その手には鎖で繋がった身の丈と同じくらいの大きな鉄球を引きずっている。

 

「ダークトゥダークネスの怪人達の中で……より選りすぐられ、更なる強化改造を施された"改造魔人"……"改造されし悪魔達(カスタム・デビルズ)"の一人であるこの"鋼の将軍(メタル・ジェネラル)"を…たった女神候補生と人間の二人で挑んで来るとは……随分と舐められたものだ」

 

鋼の怪人、否、"魔人"メタル・ジェネラルはそう言い、鉄球を頭上でぶん回し始め、ゆっくりとパープルシスターとソルの元へ歩んで行く。

 

「こいつ……硬いし、強い!」

 

「打撃、斬撃、砲撃もまったく効かない……どうしょう」

 

「……このプラネテューヌを襲撃すればこの国の女神と合間見え、この手で葬れると思ったのだがな……遺憾だが、まずは貴様らを仕留めさせてもらうとするか…」

 

こちらへと来るメタル・ジェネラルにソルとパープルシスターは何とか立ち向かおうとするも、ソルはまだ受けたダメージが大きすぎて立ち上がれず、パープルシスターはあらゆる攻撃をその鋼の装甲に阻み、手に持つ鉄球で全て粉砕してくるメタル・ジェネラルの前に弱音を吐き出す。

メタル・ジェネラルはそれを見てつまらなそうに鼻を鳴らした。

 

「貴様らも…あの仮面ライダーや女神達、そして異世界の戦士達も馬鹿なものだ……我らダークネスは常に全ての世界を監視し、それに対応するように毎日のように作られる……にも関わらずに自身の手札を晒し出す、このような不様な結果になるのは目に見えてる事だ」

 

「……なら、こっちもそれに対応するように強くなったらどうするの?」

 

「何……?」

 

 

 

 

《シグナルバイク!ライダー!マッハ!》

 

 

 

 

 

「マッハに……撲滅ッ!!」

 

「ぬっ!?」

 

突然聞こえてきた第3者の声、それと同時に鳴り響く電子音。

その正体は街の異常事態を聞き付けてやって来た絵美が変身した仮面ライダーマッハであり、マッハは変身完了して直ぐ様メタル・ジェネラルの背中に飛び蹴りを入れ、その鋼の巨体をほんの僅かに揺らす。

 

「貴様……!」

 

「助けに来たよ!ソル兄、ぎっちゃん!」

 

「絵美!?」

 

「絵美ちゃん!?一体何処に行ってたの!」

 

僅かに揺らされた程度とはいえ、攻撃の中断をされたメタル・ジェネラルは怒りの目をマッハに向け、マッハは地に伏せるソルと立つのがやっとのパープルシスターの元へ駆け寄り、ソルとパープルシスターは安堵の表情を向ける。

 

「ごめん、その話しは後で!それよりもあいつは?」

 

「プラネテューヌに攻め込んで来た怪人の一人で、とんでもなく強い奴だよ!気を付けて、絵美ちゃん!」

 

「……りょーかい!敵ならすぐに撲滅させるよ!」

 

《シグナルバイク!シグナルコウカン!ナグール!》

 

《シューター!》

 

「このメテ兄とぎっちゃんお手製のシグナルバイクで!」

 

パープルシスターの警告に頷き、マッハはドライバーのパネルを上げ、シグナルマッハを取り出して代わりにオレンジ色のシグナルバイク"シグナルナグール"をセットし、パネルを戻してゼンリンシューターの銃口からオレンジ色の光弾を放つ。

 

《ドデカク!ナグール!》

 

そしてドライバーに付いてるブーストイグナイターを数回叩き、放たれた光弾が次第にオレンジ色のエネルギー状をした巨大な人の拳の形へと変わってメタル・ジェネラルに直撃する。

 

だが……。

 

「……この程度か?」

 

「嘘!?」

 

「やっぱり効いてない……!」

 

まともに直撃したにも関わらず、メタル・ジェネラルはそこから微動だにすることなく立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

メタル・ジェネラルを相手に合流した絵美とネプギアとソルが苦戦した一方、別の場所において。

 

「あぐっ……!」

 

「ネプ子!?」

 

「岩の塊の癖に……なかなかやるじゃない……!」

 

敵の攻撃を受け、地面の上を転がるパープルハート、そこにアイエフが駆け付け、その横には右肩を抑えて息を切らすアイリスハートの姿があった。

 

「イワイワイワぁ………」

 

その眼前に映るのは……アイリスハートの言う通り、まさに"岩の塊"とも言えるような巨漢がそこで両手を広げて笑っていた。

 

「なんじゃい?女神と言うのはその程度なのか?非常につまらんぞい」

 

「あいつ……!言わせておけば!」

 

「待って、あいちゃん!あいつの硬さは……!」

 

「くっ………!」

 

「どうしたどうした?この"岩の長(ボス・ストーン)"を冥界に送るのではなかったのか?」

 

苛立つアイエフと引き止めるパープルハートの二人に挑発をする改造魔人の一人、"ボス・ストーン"は崩壊して崩れたビルの大きな破片を片手で持ち上げ、高らかに笑う。

 

「貴様らのような"マヌケ(田吾作)ども"と戯れるのもそろそろ飽きた、ここで死んでもらうかぁ!」

 

 

 

 

 

「させるかぁ!」

 

 

 

 

 

 

「ぬぅ!?なんじゃい!ワシの邪魔をするような奴は!?」

 

ボス・ストーンが持ち上げていた破片が、何処からか聞こえてきた声と共に砕け散り、その声の主はパープルハートとアイエフ、アイリスハートの元へと着地した。

 

「俺だ」

 

「メテオ!?」

 

「メっちゃん!?」

 

「メテオ!?あんた一体何処にいたのよ!」

 

その正体はテンペストに乗るメテオが変身した仮面ライダーストームであり、ストームの登場に驚く三人。

 

「ほほぅ?来たかぁ!仮面ライダーよ!貴様を倒せばワシも四天王に昇格よ!」

 

「………やってみろ、今の俺は相当キレてんだ、テメェを二、三回ぶち殺せる程な」

 

ボス・ストーンもまた、ストームの登場に驚く反面、喜びを現す。

だが、ストームは何やら苛立っている様子であり、その言葉だけでも怒りを露にしてる事が伺えた。

 

「ぬかせぇ!」

 

そんなことを知らずか、ボス・ストーンは右手に持つ岩が集まって出来た棍棒を振り上げ、ストーム目掛けて振り下ろす!

 

「トォ!」

 

迎え撃つようにストームもテンペストから飛び出し、大きく跳躍して左足を棍棒に向けた。

 

「ライダーキックッ!」

 

「むぉう!?」

 

飛び出すように放った飛び蹴りがボス・ストーンの棍棒とぶつかり合い、勢いでストームが勝ったのか、振り下ろした棍棒を弾き飛ばされ、自身の武器である棍棒をボス・ストーンは離しはしなかったものの、右腕が痺れるように電撃が走った。

 

ストームは地面へと着地し、ボス・ストーンに向かって走り出し、がら空きとなった腹部へと飛び蹴りを放つ。

腹部へと走る衝撃にボス・ストーンの巨体は少し後退り、こちらにオレンジの複眼を向けるストームを睨む。

 

「………行くぞ!」

 

地面を蹴り、自分よりも大きな体格を誇るボス・ストーンに目掛けて果敢に挑むストーム。

 

だが、突然………。

 

 

 

 

 

《TIME・STOP》

 

 

 

 

 

 

ーーーー世界が"静止"した。

 

 

 

 

 

 

 

「………なっ!?」

 

突如の事態にストームはその場に立ち止まり、辺りを見渡す。

目の前にいるボス・ストーン、後ろで見守るパープルハート、アイリスハート、アイエフ。

自分以外の"全て"が止まっているのである。

 

 

 

 

「………えっ!?」

 

その現象が起きたのはストームだけではない。

 

別の場所にて戦っていたマッハの所にも同じく、世界の"時"が止まっているのである。

敵のメタル・ジェネラルも、共に戦っていたソルも、パープルシスターもみんな……まるでビデオの静止のように止まっていた。

 

「一体何が起きてるの………?」

 

予期せぬ事態にマッハは戸惑う。

 

 

 

 

『………気を付けて…』

 

 

 

 

「………ッ!!」

 

何処からか聞こえてきた声、マッハは警戒心を高め、声がする方向に目を向ける。

 

『もうすぐ世界の境界線が崩れる……』

 

「………あ…」

ビルとビルの隙間、そこから何者かが現れる。

その姿はこの国、プラネテューヌの女神であるネプテューヌの女神化した姿のパープルハートに酷似してるが、1本1本が後ろに流れる金髪をし、神秘的な美しさを漂わせる白い衣を纏った女性。

マッハには……絵美にはその姿に見覚えがあった。

 

嘗て過ごしていた孤児院を滅ぼされ、途方に暮れていた幼き自分の前に姿を現し、謎に満ちた力を使って自分をプルルートがいる世界へと飛ばした張本人。

 

「あ、あの……貴方は……」

 

《オツカーレ!》

 

再び出会えた女性にマッハは変身を解き、絵美はその女性へと駆け寄ろうとする。

だが、女性はそれを手で制止し、ゆっくりと口を開いた。

 

『……私は始まりの女神』

 

「始まりの………女神……」

 

『貴方のお兄さんであるメテオを始め、貴方達を見守る者……』

 

「は、はぁ………」

 

『貴方達に伝えたい事があって、ここに来たの』

 

「伝えたい事?」

 

自己紹介から始まり、淡々と話す始まりの女神に絵美は戸惑いを隠せない。

 

『今、何者かによって世界の境界線が崩れようとしてる、それによって貴方達とあの"赤い勇者の世界"と"逸れ魔神の世界"の二つがこの世界と繋がろうとしている……』

 

「それって……"そっちゃん"と"ヒーくん"の世界の事!?」

 

驚く絵美の言葉に始まりの女神は静かに頷き、再び口を開く。

 

 

 

 

 

 

『このままでは、この二つの世界にもダークネスの侵攻が起きてしまう……だからその世界の彼らと協力してそれを食い止めて』

 

「……それは"宗谷"と"ヒロム"と協力してこの事態を収めろって事か、始まりの女神」

 

同じ時、メテオの方にも始まりの女神が現れ、別の所で同じ人物に説明を受けてる絵美と同じ内容の話を受けていた。

 

『そう……でも気を付けて、この事態を起こす敵も……"ブレイズ"や貴方と"同じ力"、世界も神も滅ぼす巨大な存在よ』

 

「………"神殺し"か……」

 

悲しい顔をする始まりの女神の言葉に、メテオがそう言うと、始まりの女神は悲しい顔をさらに悲しくさせて頷く。

 

『既に世界は繋がってる、後は彼らの元へ行って協力を仰いで……急がないと、3つの世界は完全に繋がり、崩壊することになるから』

 

「…………」

 

暗い顔を浮かべ、辛そうな声で言う始まりの女神にメテオは顔を俯かせて考え出す。

 

 

天条宗谷、ヒロム

 

 

 

ーーー異世界で絆を繋いだ戦友でもあり、かけがえのない友達。

 

 

 

 

ヴィクトリオン・ハート

 

 

 

 

ーーー異世界にて自分に絆を教えてくれた魔神。

 

 

 

 

 

ネプテューヌ、シンシア

 

 

 

 

 

ーーーこの世界にて何度も自分の心を救い、支えてくれた紫の女神。異世界にて出会い、絆を繋ぎ、自分と似た過去に苦しむ不思議な力を宿した少女。

 

そして……例え世界や神を滅ぼしてでも守りたい"最愛の人"である二人。

 

 

 

 

 

 

数々の出会いと境遇を振り返ったメテオは顔を上げ、真っ直ぐに始まりの女神を見つめる。

 

「………わかった、この事態にダークネスが絡んでる以上、俺も無視する事は出来ない」

 

『…………ありがとう』

 

ハッキリと告げるメテオに始まりの女神は微笑みを彼に見せ、メテオはその微笑みを何処かネプテューヌと連想させてしまい、頬を赤らめて目を逸らす。

 

『貴方はあの赤い勇者、天条宗谷の元へ向かって、逸れ魔神の方は既に貴方の妹に話をつけて向かわせたから』

 

「絵美もか?………わかった」

 

『気を付けて、相手はこの世界だけでなく、他の二つの世界の"時"を止める巨大な力を持ってる……頑張って』

 

「………ああ」

 

3つの世界の"時"を止める程の力を持った相手。

それほどに巨大な力を持つ存在を警告する始まりの女神にメテオは頷き、後ろに止めてあるテンペストの方へ足を向ける。

 

「………カズマ」

 

テンペストの元に着き、その後部座席に乗ってるカズマへメテオは目を向け、静かに彼を地面へと寝かしつけた。

 

「……必ず、必ずお前を助ける……例え神殺しの宿命でお前と殺し合う運命でも、お前は俺の大切な仲間だ、絶対に生き返らせてやる」

 

その瞳を2度と開ける事のないカズマにそう告げるメテオ。

彼の顔は既に決意に満ちていた。

 

(待ってろ宗谷、ヒロム、このケジメは……俺が着ける!)

 

テンペストに跨がり、備え付けられたフルフェイスのヘルメットを被り、バイクのアクセルを吹かせて走らせる。

 

彼が向かうはもう一つのプラネテューヌ、"赤い勇者"天条宗谷がいる元へと……。

 

 

 

 

「待っててね、ヒーくん」

 

同じくして絵美も、この事態を収集すべく、ライドマッハーに乗り込み、ヘルメットを被ってバイクのアクセルを吹かせる。

 

彼女もまた、想いを募らせる……この事態を終わらせる事と、自身が内に秘める想いを寄せる人の元へと……。

 

 

 

 

 

『……………』

 

そんなメテオと絵美の背中を見つめる始まりの女神……セレーナは悲しい顔を浮かべていた。

 

『……例えどんな強敵であっても、その敵に救う可能性があるなら、救う……ね』

 

時が止まり、全てが静止した世界の中で一人呟く、以前の三人目の神殺し、ブレイズとの戦いの時に自身に向けてそう言った"魔神"の言葉を……。

 

『………"ヴィクトリオン"……貴方のその理想は凄く良いし、私もそれを望んでいるわ……でも、駄目なの……神殺し相手にそんな"甘さ"は……返って彼らを"苦しませる"事になるから……』

 

それは誰に向けて言ったものなのか…一人呟くセレーナは静かにその場を立ち去るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白銀の嵐 仮面ライダーストーム

 

 

 

 

音速の撲滅者 仮面ライダーマッハ

 

 

 

逸れ守護魔神 バニシングハート

 

 

 

 

赤き勝利の勇者 クロス・ヴィクトリー

 

 

 

 

決して繋がるはずのない異世界の戦士達が再び集いし時、立ち塞がる"第4の神殺し(フリーズ)"。

 

 

 

 

 

超次元ゲイムネプテューヌ~嵐の仮面ライダー~

 

 

超絶次元ゲイムネプテューヌ おーばーどらいぶ!

 

 

ネプテューヌVA

 

 

 

再び重なる3つの物語……。

 

 

 

 

 

 

超コラボNOVEL大戦

 

 

 

 

 

 

 

"仮面ライダーフリーズ"

 

 

 

 

 

TIME 1 ~fin~




いかがでしたでしょうか、白宇宙さんから続くコラボの続編。

そのプロローグは!

次回はブレイズとの戦いが終わり、プラネテューヌの復興に営む宗谷君とイストワールの元に現れるダークネス怪人!

そして起きる……"世界の停止"。

お楽しみに!

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