超次元ゲイムネプテューヌ ~嵐の仮面ライダー~ 作:ソルヒート
……はい、すいません…お陰で寝不足の状態で変なテンションです……。
さて、各異世界に飛び立ったメテオと絵美。
その先に向かう世界に現れる改造魔人と各異世界で活躍するコラボ先の主人公の一人の戦い!
そして合流と……共闘!
TIME 2 ~広がり出す魔人の脅威~
メテオ達がいるゲイムギョウ界とは別世界……属に言う"パラレルワールド"。
そこには"魔神"という存在が嘗て"ゲイムギョウ界創世記"と呼ばれる時代で暴走する女神達の争いを終息へ導いたと……メテオの世界のゲイムギョウ界にて嘗て仮面ライダーが女神達の争いを食い止め、犯罪神と呼ばれる存在を倒したのと言われてるのとは別の伝説が残される世界。
"魔神の後継者"、"次世代の勇者"
ある日突然現れた"
その世界のプラネテューヌにて、その青年は……。
「サボるな駄女神ぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいい!!」
「ねぷぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううううううううう!?」
…………元気よく紫の女神に激怒していた。
「一体何処にほっつき歩いてたんだよネプテューヌ!またゲームでも買ってきたのか!?」
「ち、違うよソウヤ!ほ、ほら!前にいーすんに愚痴ってたじゃん!?大人気の"ストームドーナツ"をまた食べ損ねたって!かわいそーなソウヤの為に買ってきてあげたんだから!」
あちこちに跳ねた少し眺めの黒髪に、髪と同じ黒の瞳をし、ある程度整った顔付きをした青年"天条宗谷"は、今日も今日とて仕事をサボり、買い物に出掛けていたこのプラネテューヌの女神ネプテューヌを正座させて説教をしていた。
一方で説教を受けるネプテューヌも、ただでは怒られまいと、以前彼が食べ損ねたらしい大人気ドーナツを買ってきて彼のご機嫌取りを狙いに行くが……。
「お?てんきゅ、ネプテューヌ……でも、それとこれとは話が別だぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!」
「あいたぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!?」
当然、どこぞの白銀の嵐のように甘いもので釣られる筈もなく、さらに彼の怒りを買って拳骨を食らってしまった。
「大体!今日から"ブレイズ"との戦いで傷付いたプラネテューヌの復興をみんなでしようって提案したのお前だろ!?そのお前が一体何をやってんだよ!」
「そうですよネプテューヌさん……」
そこに現る……怒りの感情を剥き出しにし、地鳴りでも鳴らすかのようなオーラを纏う一人の影……。
「言い出しっぺが一体、何処で、何をしていたんですか?」
「ねぷっ!?い、いーすん!?」
本来なら妖精のような姿……しかしとある理由で普通の人間のように大きくなったこの世界の史書……。
そして宗谷の"恋人"であるイストワールがそこに仁王立ちしていた。
「本当に貴女はいつもいつもいつも!だらだらとしていて…少しは女神としての自覚を……」
「ソウヤもそうだけどさ、いーすんも……何もこんな人通りの多い所で説教は勘弁して欲しいな……って、思うのは私だけ?」
いつもだらけてばかりであるネプテューヌに堪忍袋の緒が切れたのか、がみがみと説教し始めるイストワール。
ネプテューヌの言う通り、彼女がネプテューヌを説教してる場所が人々が賑わい、多く通る道のど真ん中なのである。
「そもそもネプテューヌさんは女神とはなんたるものかわかっているのですか!」
そんなことにお構い無くイストワールがネプテューヌを説教し続けていると……。
「……?ねぇ、いーすん」
「何ですか!まさかまた何かで誤魔化そうという訳ですか!?今日と言う今日は……」
「あの空から落ちてくる"斧"は何……?」
「………はっ?」
説教されてるにも関わらず、空を見上げて訪ねるネプテューヌにイストワール、そして釣られて宗谷が見上げと、こちらに目掛けて落ちてくる"斧"が降ってきた。
「っ!危ない!」
「きゃあっ!?」
「うわわ!?」
咄嗟に宗谷はイストワールを突き飛ばし、ネプテューヌは慌てて逃げ出す。
飛来してきた"斧"はそのまま誰もいない地面に突き刺さった。
「な、何ですか一体!?」
「斧!?何で空から斧が降ってきたの!?」
「ふふふ………」
突如降ってきた"斧"にイストワールとネプテューヌが驚いていると、地面に突き刺さった"斧"から不気味な笑い声が聞こえ、宗谷は身構えた。
「っ!?誰だ!」
「ここが別世界のゲイムギョウ界……"シャット"様から聞いていた通り、腐った臭いがするな」
「えっ!?」
「ねぷっ!?お、"斧"から声が聞こえてくるよ!?」
地面に突き刺さる斧から声が聞こえて来る。するとその斧から"盾"が現れ、一対の翼がその"盾"から生えるように姿を曝し、"盾"から人型の異形が現れた。
鷹のような顔の形をし、その身を鎧に纏う異形はその目を宗谷達に向ける。
「我はダークトゥダークネスの怪人にして、選ばれし存在"
「なっ!?」
「ダークトゥ……ダークネス……!?」
左手に盾を構え、右手に斧をぶら下げる鷹の"魔人"デスホークは声高らかに叫び、彼らを睨む。
宗谷とイストワールは目の前の異形の言った単語に大きく反応した。
"ダークトゥダークネス"
嘗てこの世界に現れ、自分と最愛の人を瀕死の状態に追い込んだ"ダークネス四天王"、"シャット・ザ・ハード"……。
そのままとある異世界に飛ばされ、その先に出会った"白銀の嵐"と協力してようやく倒したあの怪物がいるような巨大組織。
その組織の一員がこの世界に来たことに二人は驚きを隠せないでいた。
「天条宗谷…貴様はダークネスにとって危険な部類に入る……よって、そこにいる女と女神と共に貴様をここで始末してくれる!」
「「「「「ギィーーーーッ!」」」」」
斧を宗谷に向けてそう言うと、何処からともなく、胸元にドクロのマークが黒いフードに身を包む集団、ダークネス戦闘員が群れをなして現れる。
「こいつら……ダークネスの怪人!?」
「何故メテオさん達の世界の敵がこちらに!?」
本来なら現れない、来るはずのない組織がこの世界に来たことに宗谷とイストワールの二人は動揺を隠せずにいるが、一人、何が何だかわからずに置いてけぼりにされ、状況を飲み込めないネプテューヌが前に出て二人に向けて啖呵を切った。
「こいつらが何者だかわからないけど……取り敢えず来るよ、ソウヤ!いーすん!」
「あ、ああ!」
「……そうですね、理由は定かでない以上……降りかかる火の粉は払うに限ります!」
動揺は抜けきらないでいるものの、宗谷とイストワールも目の前にいる異形達に立ち向かうように、宗谷は自身が常に身に付けているベルトの、パソコンの電源マークが付いたようなバックルから、ゲームコントローラを模した鍔の装飾と細身ながらも両刃が付いてるのが特徴の武器"赤剣"と、一見スマートフォンと見間違えるような携帯型アイテム"V.phone"……略して"ブイホ"を取り出して構える……。
「リンク・オン!」
その変え声と共に宗谷は赤剣とブイホを連結させ、その身を光で包ませる。
光が止むと、そこに姿を現したのは……。
ーーーー頭部、胸部、両手、両足、全身余す所なく纏われた深紅の装甲。
ーーーーその下に体を包ませた白に鮮やかに施された黄色いラインが付いたアンダースーツ。
ーーーーそして"白銀の嵐"と呼ばれる"仮面ライダー"と同じ首に巻かれし深紅のマフラー。
ーーーー頭部のメットの額に刻まれし"V"。
ーーーー胸の装甲に刻まれた"X"のシンボル。
"勝利の勇者"の異名を持つ宗谷の変身体……。
"クロス・ヴィクトリー"がここに降臨した。
そしてここにも……。
「モード・アクティブ!」
両肩に機械的な装甲を纏い、その手に細剣を握り締める"魔法剣士"を思わせるような姿をした……。
愛する人と共に戦う為に、剣を握る史書、イストワールが姿を現した。
「ふん……やれぇい!」
変身を終え、それぞれの武器を構えるクロス・ヴィクトリーとイストワールにデスホークは戦闘員達に指示を飛ばしてけしかける。
「せやっ!はっ!」
迫ってきた戦闘員の一体をクロス・ヴィクトリーは赤剣で切り裂き、その後ろから来た戦闘員に回し蹴りを放って吹き飛ばし、立て続けに跳躍して戦闘員達の群れに向かって飛び蹴りをする。
「雷ノ記憶!」
群れをなして向かってくる戦闘員達にイストワールは周囲に電撃を放つ電撃魔法で彼らを寄せ付けない。
《Skill Link Infenite Stratos!》
「行っけぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええ!」
戦闘員達が一ヶ所に集まったのを確認したクロス・ヴィクトリーは赤剣に付いたブイホを操作し、その中にある……いくつもの作品の"
インフィニット・ストラトスの能力……"イグニッション・ドライブ"と呼ばれる高速移動能力を発動し、右半身、もっと言うなら右肩を前に突きだし、ショルダータックルのように突撃して次々と戦闘員達に体当たりをして戦闘員達を突き飛ばす。
「ふん!」
「っ!」
そこにデスホークが現れ、右手に持つ斧を振り下ろして来るが、咄嗟に横へ跳んで回避する。
「このっ!」
「ぬぅん!」
反撃に赤剣を横凪ぎに振るが、左手に持つ盾に塞がれ、互いにそこで硬直状態になる。
「お前らはメテオの世界にいたはずだろ!どうしてこの世界に来た!」
「我々ダークネスの目的は全次元世界の征服!一つの世界に拘らずともいずれはこの世界も支配するのだ!」
「勝手な事を……!」
「宗谷さん!」
剣と盾がぶつかり合う中、クロス・ヴィクトリーがデスホークに問い詰めるが、彼は遅かれ早かれ、この世界もいずれは支配するといいのけ、クロス・ヴィクトリーを押し返すが、そこにタイミングよくイストワールが駆け付け、炎魔法で火球を二人の間目掛けて飛ばし、デスホークは盾を構えたままの状態で防ぎ、クロス・ヴィクトリーは後ろへ下がる。
「てやぁぁぁぁああああああ!」
そこにデスホークの後ろからネプテューヌの飛び蹴りが入り、目と鼻の先まで距離が迫って当たるかと思われたが……。
「改造魔人を……なめるな!」
「あだっ!?」
「ネプテューヌ!」
構えた盾を勢いよく突き出す事で弾かれてしまい、ネプテューヌは地面の上に転がる。
「天条宗谷……貴様を排除する!」
「っ!」
弾き飛ばしたネプテューヌに目もくれず、デスホークはクロス・ヴィクトリーを睨み、斧をその場で振り下ろすと、振り下ろされた斧から空気の斬撃が飛び、それをクロス・ヴィクトリーは赤剣で受け止める。
「ギィーーー!」
「っ!?しまっ!」
斬撃を受け止めきったのも束の間、デスホークに集中し過ぎて戦闘員達の動きに気付かず、1体の戦闘員が投げたロープに捕まってしまい、両腕を縛られ、身動きが取れなくなってしまう。
それに気付いたイストワールが助けに入ろうにも、他の戦闘員達の邪魔が入り、助けに行けない。
ネプテューヌも同じく、戦闘員達の相手に集中し過ぎてクロス・ヴィクトリーの元へ行けなかった。
「ふふ……そこを動くなよ…?楽にその首を貰い受けるのだから……」
「くっ!」
「宗谷さん!」
「ソウヤぁ!」
ゆっくりとロープに縛られて身動きが取れないクロス・ヴィクトリーに近付き、斧を振り上げるデスホーク。
何とか抜け出そうともがくが、体にロープが食い込んで抜け出せないクロス・ヴィクトリー。
万事休すか……。
その場にいた誰もがそう思った瞬間……。
《Masin Mood》
「ギィーーー!?」
「うぬっ!?一体なん……ゴハァ!?」
何処からか光弾が無数に飛んできて、クロス・ヴィクトリーの周辺を囲む戦闘員に当たり、同じくその光弾を背中で受けたデスホークが振り向くと同時に突如現れた"白いバイク"に撥ね飛ばされる。
「…………え?」
「一体何が……?」
「………あれ?あの白いバイクって、確か……」
何が起きたか、クロス・ヴィクトリーとイストワールが呆然としてると、ネプテューヌが現れた見覚えのあるバイクをじっと見る。
突如現れたバイクに跨がる者は、左手に折り畳み式携帯型の銃で戦闘員達を蹴散らし、時にはバイクの前車体を持ち上げ、所謂ウィリー装甲で撥ね飛ばしたりしながら場を掻き乱し、クロス・ヴィクトリー達の前に停止した。
「………無事か宗谷、イストワール、ネプテューヌ?」
「お、お前は……!?」
彼らの前に止まり、フルフェイスのヘルメットを取る人物は、彼らに安否を問う。
クロス・ヴィクトリー達は目の前に現れたその人物に驚愕をし、我が目を疑った。
何せその人物は……"彼"は……本来なら違う世界で戦っていて、昨日まで共に彼と同じ"力"を持つ敵との戦いを終えて元の世界へ帰った筈なのだから……。
そんなことをお構いなしに彼はバイクから降り、立ち上がろうとするデスホークを睨む。
「……やっぱりこっちにもダークネスが来てたか…おい宗谷、まだ戦えるか?」
「あ、ああ……でも、何でまたここに?お前は元の世界に帰ったはずだろ?」
「……その話は後でする、今は……こいつらを倒すぞ」
いきなりで、あまりにも早い"再会"にクロス・ヴィクトリーが戸惑っていると、彼はそう言って左手に持っていた銃を後ろ腰へしまい、"変身"の構えを取る。
「……わかったよ、後でじっくり聞かせてもらうからな?」
「メテオ」
彼……異世界にて目の前にいる巨悪ダークトゥダークネスと戦う"仮面ライダー"に変身する青年、"メテオ・ソルヒート"に渋々と言った様子で横に並び立つ。
「わかってる、その説明を含めて俺はここに来たんだからな……」
静かにメテオはクロス・ヴィクトリーへそう言うと、左腕を内側に振りかぶり、直ぐ様に反対側へ動かし、同時に右腕も持っていって左腕と交差させて黙祷する。
「ライダー………」
そして黙祷していた顔を上げて目を開き、左腕を斜め上へ伸ばし、右手を腰に当てる。
「………変身!」
その掛け声をした後、両腕を腰の辺りへ広げるポーズを取る!
すると無風だったプラネテューヌの無人の街に風が吹き、やがて"嵐"となって彼を包み込む。
"嵐"が止み、そこに現れたのは一人の"仮面の戦士"。
"白銀の嵐" 仮面ライダーストームが首に巻かれた深紅のマフラーを靡かせ、胸と肩のダイヤモンドの装甲を輝かせ、バッタを模した仮面のオレンジの複眼を眼前に映るデスホーク達に向けた。
「もう一踏ん張りだ、腹ぁ括れよ宗谷、イストワール、ネプテューヌ!」
「おう!」
「はい!」
「よーし!なら私も!」
ストームの掛け声にクロス・ヴィクトリーとイストワールは大きく頷き、ネプテューヌは便乗するように構えを取る。
自身の胸元に光輝くパソコンの電源マークを模したクリスタル"シェアクリスタル"を掲げ、それを自身の胸に当て、光に包まれる。
光が収まり、そこにいるのは体に張り付く紫と黒のレオタードを纏い、体の周囲に各武装を浮游させた一人の女性……このプラネテューヌの女神であるネプテューヌが変身した姿、パープルハートである。
「さぁ、行きましょう!」
「……ああ」
変身完了し、右手に持った刀の剣先をデスホークに向けていい放つパープルハートにストームは静かに頷き、その拳を強く握り締めて構える。
「……行くぞ!」
先にデスホークが動き出し、迎え撃つようにストームも駆け出すと、デスホークは斧を横一線に振るって攻撃をするが、ストームはそれを屈んで回避し、斧を持つ腕に自身の手を宛がう。
「ライダー……返し!」
「うぬぅ!」
そのまま一本背負いのように投げ飛ばし、地面に叩き付けようとするが、デスホークは両足を強引に地面に着けて踏ん張り、腕を掴むストームを振り払って体勢を立て直すが……。
「オラァ!」
「そこです!」
そこにクロス・ヴィクトリーが赤剣で斬り掛かり、咄嗟に横に転がって回避するも、それを狙っていたかのようにイストワールが細剣の剣先を突きだし、デスホークは避ける事も出来ずにそれを腹部に受け、少し後退る。
「クロス・コンビネーション!」
逃さんとパープルハートが刀を縦横無尽に振るい、舞うような剣技で斬り刻む!
「………なめるなぁ!!」
トドメの一線を受け、それに激怒したデスホークは横に払うように斧を振り、空気の斬撃波を放つも、クロス・ヴィクトリー、イストワール、パープルハートは大きく跳躍して避け、ストームは姿勢を低くしつつもデスホークへ急接近する。
「ぬぅ!?」
「……ぬぉりゃあッ!」
「がふぅ………!?」
渾身の一撃を避けられ、怯むデスホークにストームは容赦なく彼の顎へ向け、左拳を下から上へ打ち上げるアッパーを放ち、デスホークの身体を浮かせる。
「ふうぅぅぅぅ………!」
デスホークが浮いたのを確認したストームは右半身を後ろへ引き、大きく息を吐きながら右拳を握り締め……。
「……オラァ!」
「がっ………!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオルァッ!!」
ゆっくりと地面に落ちようとしていたデスホークの腹部に目掛け、渾身の右ストレートを放ち、直ぐ様立て続けに左、右の左右ラッシュを嵐の如く、怒濤の連続パンチをデスホークの全身あますことなく、殴り続ける!
最初のアッパーで宙に浮いた敵への容赦ないマシンガンラッシュ、息も吐かせない強烈な拳連打!
いくら止めて欲しいと言おうと、叫ぼうと、泣き叫ぼうと、一切の聞く耳を持たずに殴りまくるストームの"
「
「ゴブッ………ガッ……!!」
技名を叫ぶと同時に放たれた渾身の左正拳突きが腹部へと叩き込まれ、デスホークはコンクリートで出来た固い地面へと叩き付けられる。
これが、ストーム・ファイターフォームの持つエクゼドライブ……敵への一切の情け容赦なしに叩き込まれる怒濤のラッシュ、"
「………なんか、敵が凄く可哀想に見えました…」
「いーすん………それを言っちゃ駄目……」
「でも不思議と………敵に同情の目を向けたくなるのは気のせいかしら?」
空気の斬撃波を回避し、その様子を見ていたクロス・ヴィクトリー、イストワール、パープルハートはストームの技を食らったデスホークを凄く可哀想な目で見つめ、哀れんでいた。
「……っ!………!!」
「……!」
「あんなに食らってもまだ生きてるのかよ!?」
地面に叩き付けられ、少しの間地面に倒れ伏せていたデスホークだが、鷹であることを象徴とさせるくちばしをへし曲げられ、身体中至る所に打撲の跡が付いても立ち上がり、ストームは身構え、クロス・ヴィクトリーは驚きを見せる。
「ま、まさか裏切り者のホッパー・ストームが来ることは想定外……だったが……この程度で終わる改造魔人では……ない! 」
何百にも渡るパンチの連打を受けながらも、声はくちばしが曲がってるせいか途切れ途切れだが、何ともないように平然と立ち上がっていた。
「ここは一旦引き下がるが……この屈辱は必ず……晴らさせてもらうぞ…仮面ライダー……天条宗谷……!!」
怨みの籠った目でそう告げ、デスホークはストーム達に背を向け、あのダメージをまるで何とも思ってないのか、平然と歩いて立ち去るのであった。
「……………」
「………ふぅ」
「
「厄介な事になったわね……」
デスホーク率いるダークネスが立ち去り、ストームは構えを解き、クロス・ヴィクトリーは一息を吐く。
イストワールは改造魔人と呼ばれるデスホークを初めとする彼らに警戒心を抱き、パープルハートはこれから起こるであろう事態に溜め息を吐いた。
その時………。
《TIME・STOP》
"世界が停止した"。
「………なっ!?」
「こ、これは………一体……!?」
「………ここも……か」
突然吹いた風が止み、舞っていた葉がその場に留まるように空中で停止し、自分達の隣にいるパープルハートまでもがその場に凍り付いたかのように"止まって"しまってるのである。
事態を知っているストームはやはりかと言った様子で見つめる。
「ここもか………って、どういう事だよメテオ!」
「これは一体………何ですか!」
当然、今置かれてる状況がわからない宗谷とイストワールは彼に噛み付くように迫り、ストームはそんな二人を諌めつつ、簡単に説明することにした。
「……落ち着いて聞いてくれ二人共……今、この世界の時間は"止まった"」
「"止まった"……?どういうことだ!」
《何者かが世界の"時"を止めているのです!(>_<")》
デスティニーの助けも入り、事の説明をするストームは変身を解いてメテオに戻り、メテオは二人に背を向けて離れた所に停めてあるバイク……テンペストの方へ足を向ける。
「ただ"時"を止めてるだけじゃない、俺と宗谷……そしてヒロムの世界を繋げて、全ての"時"を止め始めてる」
「俺とメテオ……それにヒロムの世界が!?」
「そんなことを出来るのって……」
同じく変身を解きつつも、メテオの説明に信じられないと言った顔で驚く宗谷に対し、イストワールは表面上では冷静を保ちつつ、恐らくこの事態を起こしているであろうと目星を着けており、それをメテオに聞くと、彼は頷いた。
「恐らく、ダークネスの仕業だろうな」
テンペストに跨がり、ヘルメットを被りながらメテオは答え、バイクのエンジンを掛けながら宗谷とイストワールに顔を向ける。
「……着いてこい、後で絵美がヒロムを連れてそこに合流する予定だ、そこで話し合おう」
ヘルメットのバイザー越しから真剣な眼差しを向けるメテオに宗谷とイストワールは頷くのであった。
斯くして、"赤き勇者"天条宗谷との合流に成功したメテオは彼らに共にこの事態の収集を図る為に協力を仰ぐ事が出来、後に妹と合流する場所へと向かうのであった。
『近い………近いぞ………第4の神殺し、フリーズの目覚めが……』
闇が大きく動き出すのを知らずに………。
TIME 2 ~fin~
まず始めに宗谷君とイストワールの二人との合流に成功し、協力を仰ぐ事が出来たメテオ!
次回は別行動であの"逸れ守護魔神"へ向かった絵美の行方は……?
次回もお楽しみに!
感想をお待ちしています!!