東方現想郷 〜True or Phantasmagoria of Another Dream…   作:しゃきしゃきれたす。

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今更ですが、キャラ崩壊と独自解釈が多いことをご了承ください。原作とは設定が異なります。


第4話 綺麗な巫女と騒がしい魔法使い

 

「いってぇ〜…」

 

上空から降ってきた謎の物体によって飛ばされてしまった。

幸いにもかすり傷程度で、直撃はしていないようだ。

 

壁に背中打った。普通に痛いな。

 

と、舞っていた土ぼこりが収まり、降ってきたモノの全貌があらわになった。

 

「え」

 

これまた女の子だった。

金髪にとんがり帽子、白黒の服装。身長的にも巫女さんと同じくらいの年だろうか。

 

「大丈夫ですかっ!?」

 

どういう理論かはわからないが、かなりの速度で激突したに違いない。見たところ出血はないようだが安否確認は大事だろう。

 

「お、おう。ごめんな、ぶつかっちまったか?」

 

少女は体を起こし俺の方を見た。 すごいな、体が丈夫なのか?

 

「ん?見ない顔だな、なんでここにいるんだ?霊夢の彼氏か?」

 

「えっ、いや…違うと思う…」

 

レイム、というのが誰かわからなかったが、生まれてこの方彼女なんてできたことはない。

悲しいね。

 

と、奥の方からドタドタと走る音が聞こえて、湯呑みを持った巫女さんが出てきた。

 

「魔理沙ぁー! また突っ込んできたの!? あっ穴空いてるじゃない!!埋めといてよ!」

 

「あー、霊夢、?そのー、ちょっとスピードを上げすぎちゃったぜ☆」

 

「いっつもそうじゃない! 怪我したらどうすんのよ」

 

 

蚊帳の外の俺。会話から、この少女が魔理沙で、巫女さんが霊夢ということがわかった。

“また”突っ込んできたということは日常的に起こっている現象なのだろうか。

 

「ちょっとアンタ、大丈夫だった?このバカのせいで申し訳ないわ」

 

「あー、うん。俺は大丈夫だけど…」

 

心配された。霊夢やさしい。

 

「そうそれだよ、霊夢、こいつ何者なんだ?」

 

ぶつかっておいてこいつ呼ばわり? いや別にいいんだけど。

 

「外来人よ、さっきルーミアに襲われてたから連れてきた」

 

ルーミア、というのは怪力の女の子か。知り合いだったの、?

 

「自己紹介がまだだったわね、私は博麗霊夢。この神社の巫女よ」

「私は霧雨魔理沙!普通の魔法使い! 好きな風に読んでくれていいぜ」

 

魔法使い…?ぜ…? 色々気になるがまぁいいだろう。いちいち突っ込んでいたらキリがないな。

 

「俺は如月真。高校生やってます。よ、よろしく?」

 

「おう、よろしくな!」

 

と言って背中を叩く魔理沙。話しやすくて助かる、が、そこはさっきぶつけて痛いんだよ…

 

「ささ、中入って話しましょうか」

 

「うn「お邪魔しまーっす!」」

「アンタは穴の埋め立てと掃除!」

 

「ちぇーー」

 

つまみ出される魔理沙。かわいそう…ではないな。自業自得というものだ。

 

霊夢と向かいあって座り、持ってきてくれたお茶を啜る。

ここが異世界ということはこれまでの一連の出来事でなんとなくわかってきた。

落ち着いて説明を聞こうじゃないか。

 

「じゃあまずはこの世界について、ね。 さっきも言ったけどここは異世界。正確に言えば同じ世界線にはあるんだけど結界によって外と区切られた世界。わかる?」

 

「同じ世界だけど異世界…?」

 

「えーっと、ここはアンタが住んでる日本と同じなんだけど、結界っていう…まぁ簡単にいえば壁よね。見えない壁で仕切られているの。だから同じ場所に存在していても、アンタの世界からこっちは見えないし、逆にこっちの世界から外は見えないの。」

 

「な、なるほど」

 

なんとなくわかってきた。が、そんな話があり得るのだろうか。

 

「普段なら互いの世界は干渉することはないわ、行き来もできない。存在すら知らないのだから」

 

「えっ、じゃあなんで俺はこっちの世界に?」

 

「結界をまたぐ方法はいくつかある。一つは結界の力が何らかの理由で緩んで、ちょうどその狭間にいた人がする抜けちゃうということ。二つ目は結界を操れる人物が意図的に外の世界から連れてくること。三つ目は外の世界から完全に忘れさられて幻想となること」

 

「…?俺は世界から忘れられた…?」

 

「それはないと思うわよ、普通生きてる人間が幻想となることはあり得ない、家族とか友達とか、誰かと関わって生きてるんだからね」

 

よかった。俺がぼっちすぎてついに世界から追放されたのかと思ったよ…

 

「んー、まぁ考えられる理由はこれくらいかしらね。アンタの場合3つめはないから前2つのどっちかね」

 

「いわゆる神隠し…的な?」

 

「その通りだぜ! 紫が勝手にさらってきたんじゃないのか??」

 

すごいスピードで掃除と地面の修復を終わらせた魔理沙が上がってきていた。

また新しい名前が出たな…?

 

「ゆかり、ってのは?」

 

「この世界の賢者、まぁ要するにめっちゃ強い妖怪ってことだな」

 

妖怪? そんなのがいるのか?

 

「さっきも言った通り、生きてる人間は幻想にならない。でも妖怪のような存在は時代とともに人間から忘れられていったのよ。そういうのがこの“最後の楽園”、幻想郷に集まるの。だからここには人間だけじゃなくて幽霊、神様、魔法使いなんてのがうじゃうじゃいるわよ」

 

「あ…じゃあ魔理沙は…」

 

「あー、私は人間だぜ。魔法が使える人間。種族としての魔法使いとは別だな」

 

 

あーーまた混乱してきた。一体どうなってるんだ。にわかには信じられない話ばっかりだけど、

信じるしかないよなぁ。

 

「それで____真。アンタには選択肢が与えられてるわ

 

 ここに迷い込んだ外来人の道は3つ。妖怪に食べられるか、私に外の世界に戻されるか、永住するか____」

 

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