Grand Theft Archive:Kivotos 作:火焔茸
期限は決めていませんが、とりあえず1週間ほど待ってみます。
アビドスに帰り、俺は必要な画像や資料をプリントアウトした。
それから記憶とインカム内蔵カメラと監視カメラの撮影データを頼りに見取り図を手書きしたあと、デジタルデータを全て消去した。
「うへ~…せっかく調べたのに消しちゃうの?バックアップもしてないよ?」
「"証拠は残さないに限る。昔ながらのやり方、アナログなのが一番良いんだ…
「なるほど。消しやすく、部外者もアクセスしづらい…ということですね。」
「流石先生、プロのアウトローだね。」
「"子供の教育には良くねえけどな。"」
俺は一通り資料を張ると、対策委員会の皆に向き直った。
そして教材倉庫で拾ったオンボロの指示棒でボードを差す。
「"さてお嬢さん方…思いついた作戦は2つだ。"」
まず見取り図の隣に張り出した、アクション映画のポスターやT.P.I.で扱っている銃のカタログなどの一群を指す。
「"一つはド派手に行く方法。システムにハッキングをかけて電源をダウンさせ、暗闇に乗じてガードを仕留め、そして書類を確保だ。システムを復旧された瞬間に警報が鳴るから、スピード勝負になるぞ。"」
「"こっちで行くなら追加のガンマンが欲しいところだな…できれば2人。足がつかない銃も要る。"」
それから俺は指示棒を滑らせ、カイザーバンク警備員の写真やブラックマーケットの一角の地図などを示したもう一つの資料群を示す。
「"もう一つはもう少しスマートに行く方法だ。街中を警備してる無関係のカイザーを襲撃して装備を奪い、ソイツでバンクの職員を装って書類を差し出させる。あとはT.P.マーセナリーの検問にわざと引っかかって書類を押収されるって算段だ。"」
「"下ごしらえが面倒だが、装備さえ手に入ればあとは楽だな。それから検問抜けるのに『激しい抵抗を受けた』って口実が要るが、どうせ賑やかしの茶番だ…ガンマンが1人いりゃ良いだろ。"」
俺は指示棒を仕舞い、強盗メンバーのリストを持ちながら皆に問う。
「"さてお嬢さん方…どっちの作戦で行く?"」
だが意見は見事に二分した。
「私は派手に行きたいですね~楽しそうです☆」
「どっちかと言えば、おじさんも派手な方が性に合うかなぁ…」
ノノミとホシノは派手な作戦を乗り気で推してきた。
「何言ってんのよ先輩、リスクは少ない方が良いわ。」
「私も…できればバンク内で正面戦闘は…」
一方セリカとアヤネは隠密に作戦を済ませたいらしい。
「ん…」
そんな中、最後まで悩んでいたシロコは―――
2024/07/12追記:アンケートの結果、隠密ルートを正史とします。
近いうちに更新しますのでお楽しみに!
ん…
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「やるなら派手な方がいい、でしょ?」
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「プロの強盗はスマートにいくべき。」