Grand Theft Archive:Kivotos 作:火焔茸
今回の強盗ミッションでは隠密ルートを本作の正史としていきます。
「ん、プロの強盗はスマートにいくべき。」
意見は2対2―――シロコの一声が決定打となるこの状況において、彼女の決断は後者だった。
「"決まりだな、追い剥ぎ仮装パーティと行こうぜ。"」
「ねぇ、もうちょっと他の言い方なかったわけ!?」
セリカのツッコミをスルーしつつ、俺は強盗に使えそうなメンバーをまとめたプロフィール資料をデスクに並べていく。
「"さっき言った通りガンマンを1人連れて行く。賑やかしで終わる予定だが、想定外が発生した場合には共闘してもらうことになる…判断はお前らに任せる。"」
所 属:T.P.マーセナリーズ
耐 久 力:☆☆★★★
武器調達力:☆☆☆★★
戦 闘 力:☆☆★★★
冷 静 さ:☆☆☆★★
分 け 前:350万円
「ん、先生。この子誰?」
「"うちの社員だ、ヘルメット団上がりで大した訓練もしてねえから土壇場で使えるか分からんが。"」
「え、先生の会社って元ヘルメット団も居るの?おじさん初耳なんだけど。」
「"まぁ、美味いメシとマトモな寝床があれば非行に走らねえ生徒も多いって事だな。退学喰らうようなバカでもできる仕事はあるし、そいつらの受け皿が今まで無かっただけだ。"」
「なるほど…結果的にカイザーの捨て駒を削ることもできますし…」
「"ご明察、まぁそのせいで便利屋という強敵を呼んじまったんだがな。"」
所 属:不明
耐 久 力:☆☆☆★★
武器調達力:☆☆★★★
戦 闘 力:☆☆☆★★
冷 静 さ:☆☆☆☆★
分 け 前:500万円
「先生~?まさかヒフミちゃんを巻き込むつもりですか?」
「"何の事だか…コイツは伝説のアウトロー、ファウストさんだぞ。"」
「でも確かに、テンパってても貫禄出てるよねぇ」
所 属:便利屋68
耐 久 力:☆☆☆☆★
武器調達力:☆☆☆☆★
戦 闘 力:☆☆☆☆☆
冷 静 さ:☆☆★★★
分 け 前:700万円
「え…便利屋にも声かけたの?」
「"ああ。『アウトローの仕事なら歓迎よ』だとさ。"」
「ん~、確かにあの子が言いそうなセリフですね~…」
そこでシロコから質問が飛んでくる。
「ところで先生、分け前って…お金も狙うの?」
「あ、それおじさんも聞こうと思ってた。前にも言ったけど、強盗の利益で借金を返す気はないよ?」
「"分かってる、強盗で奪うのはナシだ。メンバーに分け前を渡したら残りの金は全部捨てていく。"」
「うんうん、それが良いよ~。」
そこまで話したところで、俺は改めて皆に問う。
「"さぁ決断の時だ、誰を連れて行く?"」
「ん…んんん…」
「おじさんは後輩に任せるよ~」
「ファウストさんを連れて行くのも面白そうですね☆」
「ちょ、ノノミ先輩本気?」
そんな感じで侃々諤々と議論(?)が続くこと数分。
「―――じゃあ、決まりだね。」
シロコがプロフィールから一枚を手に取ると、それをホワイトボードに貼り付ける。
「"ファウストか。銃の腕は未知数だが、思い切りの良さに期待しよう。"」
俺達は改めて、計画を練り上げたボードを見渡す。
「"…計画はこれで問題ないな?"」
×で決定
○で考え直す
「ん、これで行く。」
「"そうと決まれば当日に備えて準備だな、覆面はシロコが用意したのがあるから…とりあえず銃の整備はしっかりやっとけ。"」
「うへ、先生はどうするの?」
「"T.P.I.に帰る。検問の配置と、口裏合わせと…あとカイザーの巡回ルート見ながら、どいつ襲って剥ぐか考えねえと。"」
こうして俺達は、来るべき強盗に備えて動き出したのだった。
次回、ついに強盗ミッションに突入です。
しっかり書き込んでいきたいので時間はかかると思いますが、気長にお待ちください!