イナリの奇妙な冒険 作:狐っ娘の幽波紋使い
仗助
妾はイギーと一緒に日本に帰国したが、娘の
彼女は飼い犬のアーノルドを外可愛がっているのもあって犬好きで、互いの相性は悪くはない。
それはと別にアヌビスは職人に打ち直してもらい、新たに日本刀として蘇った。
色々相談して刀の金属や鍔や柄、鞘などを細かく選んだが、満足してくれたようだ。
これは日本でもっとも有名な神剣であり、現実でも祀られている。
もう一本ぐらい増えても気づかへんやろと、いつも通りのガバガバ理論であった。
裏でスピードワゴン財団が頑張ってくれたのか、狐のやることだしと諦めているのかは知らないが、日本政府は何も言ってこないのでヨシとしておく。
それから時が流れて、1999年になった。
妾は引っ越すこともなく、これまでと同じで日本のM県S市、杜王町の小さな神社に住んでいる。
最近はスピードワゴン財団や各国の政府の依頼も来ていないため、比較的平穏な毎日を過ごせていた。
それはそれとして、イギーは老犬になって全盛期よりもかなりパワーダウンした。
けれど賢くて非常に優秀なので、番犬としてとても頼りにしている。
あとは
愛犬のアーノルドが亡くなった次の日、朝起きたら
妾の知り合いには、そういう人が多い。
自分やイギーが身近にいて慣れているため、多少は驚きはしたが落ち着いて報告してくれた。
造形はアーノルドに似ていて威厳があるが、犬の獣人のようだ。
彼女をそれを、
能力は、触れた対象の
場合によってはメタが張れる強力な
他にも、とても驚いたことがある。
空条承太郎が、時を止められるようになったのだ。
だが厳密には、それは
彼はエジプトの旅やディオとの戦いで、あまり活躍できずに実力不足を痛感したようだ。
日本に帰国してからも研鑽を重ねて、とうとう時間停止に至ったのである。
妾との模擬戦を希望したので快く承諾したが、結果は承太郎の負けであった。
時間を止めても、ちょっと体が重いだけで普通に動けたのだ。
パワーに物を言わせた、清々しいほどの脳筋ゴリ押しである。
けれど妾以外の
引き続き鍛えて、時止めの継続時間を伸ばすのが今後の課題だと指導しておいた。
そして、そんな承太郎が今日は杜王町にやって来る。
仗助のことはスージーQも認知もしているが、気まずいことに違いない。
今回は妾ではなく東方仗助に会いに来たらしく、複雑な事情があるのは察しがついた。
けど妾的には、懐かしい友人に会えるのだから嬉しいものだ。
そして神社のことは娘の
承太郎の道案内をするつもりで杜王町のバスターミナルに向かったのだが、その必要はなかった。
どうやら目的の人物と出会えたようで、他にも広瀬康一君も居る。
三人で何やら話していた。
ちなみに妾は基本的に呼び捨てだが、康一君は康一君という特別な存在だ。
自分でも良くわからないけれど、ついつい世話を焼きたくなるので多分、孫とか知り合いの子供とかそんな感じだろう。
そんな心理はともかく道案内の必要はないし、このまま立ち去ろうかと思った。
しかし向こうが気づいて声をかけてきたので、こっちも呑気に近づいていく。
「おおー! イナリさんじゃないっすか! 珍しいっすねー!」
「友人に杜王町を案内しに来たのじゃ。
まあもう、その必要はなさそうじゃが」
だから、神社に帰ろうかなと思った。
しかし、承太郎と久しぶりに会ったことには変わりない。
それに普段は外国で
杜王町を散策することは滅多になく、好奇心もちょびっとあった。
このまますぐに帰宅するのも何だし、しばらく同行させてもらうことにする。
空を眺めながらのんびり歩いて話を聞いていると、どうやら遺産相続の分配のことで仗助と会う必要があったようだ。
しかし途中で頭を貶されてブチ切れ、
時を止めて攻撃を回避したが、
だが双方が大怪我することなく場を収めたのだから、取りあえずは良しとする。
「この街には何かが潜んでいる。何か非常にヤバい危機が迫っているぜ」
承太郎はそう言って一枚の写真を取り出して、仗助に見せる。
ちなみに妾は波紋で少年の傷を癒やしながら、ちゃっかり覗き見ていた。
「ジョセフ爺が、息子のお前を念写しようとしたら、コイツが映った。
何故かはわからないが、そいつは恐らく
お前には関係ないことだが、一応写真を見せた。用心しろってことだ」
そして全ての写真を仗助に見せたあと、回収して今度は妾に渡す。
「イナリは、コイツに見覚えはあるか?」
「いや、知らぬのう」
知らない男の写真だ。少なくとも神社の参拝客ではない。
自分も杜王町の住民を全員知っているわけではないし、隠れ潜んでいるなら尚更だろう。
これまで会った人が多すぎて、すぐには思い出せない可能性もある。
しかし心当たりはないため、取りあえず承太郎に写真を返す。
「康一君。コイツを見かけることがあったら、決して近づくな。
警察に言っても無駄だ。とにかく逃げろ。
仗助、お前もカッとなって、下手に手を出すんじゃあねえぜ。
さっきみたいに、痛い目をみる」
それに関しては承太郎も帽子が捻じ曲げられたし、妾的には痛み分けな気がする。
しかしあのまま戦いを続ければ、仗助が負けていたのは確かだ。
若干納得がいかない顔をしているが、これ以上争っても双方に得はない。
言葉足らずの承太郎に、やれやれと溜息を吐く。
なので、ここは妾がさり気なく話題をそらす。
「それよりも二人共、時間は良いのか?」
「ああっ! そうだった! 入学式!」
「やべえっ! 初日から遅刻したら、オフクロにどんな目に遭わされるか!」
どうやら話題を変えるのに成功したようだ。
仗助と康一君は会話を中断して、一旦学校に向かうようだ。
「ねえ、ちょっと! 話は学校終わってから、きっちり聞かせてもらうっすよ!
おい、康一! 行こうぜ! 急げ!」
「あっ、うん! 仗助君!」
彼らはたまに神社に来て、その時に出会って仲良くなった。
今ではすっかり友人同士で、
子供の頃の康一君は、何で自分には仗助君と同じ力がないのかと、真面目な顔で妾に相談してきたこともあった。
だが、そればかりは素質次第なので何とも言えない。
明確な答えも出せないので、娘の
具体的には、『
彼女も嫌とは言わず、快く引き受けて波紋法を教え始めた。
すると何故か杜王町に引っ越してきた岸辺露伴が対抗意識を燃やし、飛び入りで
妾としては、どうしてこうなったではあるが、やる気があるのは良いことだ。
文句一つ言わずに厳しい修行や日課をこなしているし、水を差さずに何だか知らんがとにかくヨシとして、今に至るのだった。
破壊力 -B / スピード -A / 射程距離 -C / 持続力 -A / 精密動作性 -B / 成長性 -C
犬耳と尻尾が生えた獣人タイプの
最大射程距離は半径5メートル。
触れた対象の
なお、活躍シーンがあるかは未定で、