ガンダムSEED 〜守るための戦い〜   作:てこの原理こそ最強

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このOVAはドラマCDを元にしたものとなります。



OVA
OVA1


 

 

「なかなか珍しいメンツだな」

 

「そう、だね...」

 

「ま、いんじゃない?ラクス嬢が戻るまでだし。こんな機会も滅多になんだし」

 

「ふんっ!まったくもって不愉快だ!」

 

プラント内のとある一室でレオ、キラ、ディアッカ、イザークの4人でテーブルを囲んでいた

 

「そうツンツンするなよイザーク。眉間のシワが取れなくなっちまうぞ」

 

「うるさい!余計なお世話だ!」

 

「ちょっ、2人とも...」

 

「仲がよろしいこって」

 

「いつお前の目は節穴になったディアッカ!」

 

さっきから怒鳴るイザークの眉間にはレオの言う通りずっとシワが寄っている

 

ことの発端はプラントで仕事のあるラクスの付き添いとしてレオ。そしてオーブ軍の将官となったキラが会議のためアークエンジェルと共にプラントを訪問。そんな2人の案内役に任命されたのがイザークとディアッカだったためラクスの仕事が終わるまで2人の相手をすることとなった

 

「チッ!なぜ俺がこんな...」

 

「もういいだろイザーク」

 

「そうだぞイザーク。俺とお前はもうお友達なんだから」

 

「そんなことあるわけないだろっ!!」

 

「そ、そうですか...」

 

「あ、いや...」

 

イザークの怒号にシュンとするキラ。そんなキラの姿を見てイザークも少しバツが悪くなった

 

「何を勘違いしているか知らんがもうお前達のことをなんとも思ってはいない」

 

「え...」

 

「なんだその反応は。まさかまだ俺がお前達のことを恨んでいるとでも思っていたのか?」

 

「いや、別に...」

 

イザークの質問にキラは手を振りながらたどたどしく答える

 

「はぁ。もう何年も前のことだ。それに俺も前のことをうじうじ考える立場にない」

 

「確かに。でもまぁあの時はストライクを討つまで顔の傷は消さないって言ってたあのイザークがな~」

 

「余計なことを言うなディアッカ!」

 

「懐かしいな。まさか俺達がこうして同じ卓を囲むなんて、あのころじゃ考えられんな」

 

レオは一口お茶を啜る。レオの言葉に黙り込む他3人

 

「そりゃな。俺なんかはまさかアークエンジェルに乗ってザフト相手に戦うなんて思ってなかったさ」

 

「俺だって、まさか生きていたディアッカと次に会うのが敵同士だとは思わんぞ」

 

「まぁな。誰だって親しい人間が敵となれば困惑する。俺らだってそうだ。な、キラ?」

 

「そうだね」

 

「アスラン、ね」

 

「そうだよ。困ったもんだあいつには」

 

レオとキラが考えている人物をディアッカが言い当てレオは頭の後ろで両手を組み天を仰ぐ

 

「ふん。あいつは昔からいけすかんヤツだ」

 

「そうなんですか?小さいころはしっかりしてるように見えてたんですけど」

 

「まぁ隊の中ではしっかりしてたかもな。キラさえ地球軍にいなければの話だけど」

 

「うっ...」

 

ディアッカは少しイタズラっぽくニヤリとしながらキラを見る

 

「気を張りすぎなんだろうな。責任というかなんというか」

 

「まぁ元ザラ議長の息子だし。それに現アスハ代表の右腕?的なポジションなんだろ?」

 

「ふんっ。どれもやりきれんのなら意味はない」

 

「確かにな。アスランもアスランなりに考えることが多かったんだろうが」

 

「そうだね」

 

全員アスランのことを知ってはいるものの、それぞれに見せていたアスランの顔はその時々で違っていたのかもしれない

 

「そういやアスランから聞いたんだが、イザークってラクスのファンクラブ会員番号No.1って本当か?」

 

「...。なんだ、それは...」

 

「いやだから、ラクスのファンクラブ「聞こえていないわけではない!!!」」

 

イザークはいきなりテーブルを叩きつけ立ち上がった

 

「その根も歯もない噂はなんなのだと聞いている!」

 

「いや俺は知らんけど。アスランから聞いただけだし」

 

「そうだったのかイザーク」

 

「違うわ!」

 

「え、じゃあアスランと仲が悪かったのもラクスを取られたからって話も」

 

「なんだそれは!俺はただ単にアイツが気に入らなかっただけだ!」

 

レオとキラがアスランから聞かされていたイザークの情報と違っており戸惑う

 

「あの男...姑息な手段だけは使わんと思っていたが、まさかそんな卑怯な男だったとはな...!」

 

「なんだよ。もしラクスのファンクラブ会員番号No.1だったら交換してもらいたかったのに」

 

「がっかりするな貴様!」

 

「そういやイザークの母さんってやけに結婚の話するよな。それってもしかして、もしかするのか?」

 

「そ、それは...」

 

ディアッカの話を聞いて急に静かなりにそっぽを向くイザーク

 

「そうか。イザークも結婚か」

 

「おめでとうございます」

 

「祝うな!まだ相手すらいないからな!」

 

「じゃあなんだってんだよ」

 

「母上が早く結婚しろと急かすのだ。ラクス嬢はもうアスランの婚約者じゃなくなったからもう対抗意識燃やさなくていいと何度も言ったんだが...」

 

「そうだったのか。でも職柄上早く相手を見つけて欲しいんじゃないか?」

 

「それはわかっている。しかし俺は由緒正しきジュール家の人間だ。そう簡単ではない」

 

「確かに」

 

一般家庭出のレオやキラとは違いイザークはエリート家系の出。結婚も好きだからだけではできないのかもしれないとレオは考える

 

「となると俺って立場大丈夫かな?ラクスの相手なんだけど」

 

「今更気づいたのか貴様...」

 

「いやふと思って」

 

「まぁ普通ならヤバいよね。でもレオはもう大英雄だし。親であるシーゲル様も認められてるってなれば反対する人なんていないでしょ」

 

「ラクスもレオくんじゃないとダメなんじゃないかな」

 

「そっか。なんか恵まれてるな」

 

「いやいや...どんだけ死にそうな目に遭ってるかわかってる?」

 

レオのさっぱりさに呆れるディアッカ

 

「そろそろ時間だ」

 

「早いね〜時間が経つのは」

 

「うん。また集まりたいね」

 

「そうだな。今度はアスランも呼ぼう」

 

「アイツが来るなら俺は参加せん」

 

「なんだよイザーク。じゃあアスランがいなきゃ参加するのか?」

 

「...考えてやらんでもない」

 

先に部屋を出るイザーク。まさかの答えにレオ達3人は驚いて言葉が出なかった

 

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