不可思議な島の、不思議な生き物達と生きる   作:名無しのパルテイマー

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原作ゲームにはストーリー的なものがまだ無いので、とりあえず捏造してみた。

設定の大半は原作ゲーム準拠……
違ってる部分は独自考察か、オリジナル設定ということで。



遭難した

 今から約1時間ほど前になるが……私はこの海岸で目を覚ました。

 

 その時、不思議そうに私の顔を覗き込んでいた3匹の生き物達が居た……が、私が目を醒ましたのに気付くと大急ぎで何処かへ行ってしまった。

 

 何故かは分からないが()()()()()()というのに、妙に落ち着いている自分がいる……少し腑に落ちないが、今考えた処で何の得にもならないと割り切ろう。

 

 ……まずは現状の把握をした方が良いか。

 

 辛うじて服……では無い様だが、麻布らしき物で加工された薄着を着ていたので、遭難前から文化的な生活をしていたのは間違いない。何も着ていないとしたら、さすがに羞恥心でロクに動けもしなかっただろう……

 

 そしてこの、手元に落ちていた“端末”らしき板切れ……最初は意味不明な文字らしきものの羅列で全く読めなかったが、扱う内に言語設定らしき調整に辿り着けたので、ちゃんと読める言語表示に変えさせて貰った。

 タブレット端末みたいな操作感だし、使い勝手も悪くはない。各部の表示も認識できるものに変わったし、何ができるかは追々確認するとして……まずは現在位置、つまりマップを確認する。

 

(……駄目かぁ……)

 

 ……しかし、マップ表示には付近の地形の俯瞰図だけしか出ず、島全体の地形までは確認できなかった。よく見ればこの端末……見た目的に新品同様だし、そうなると記録・蓄積するようなデータは全て空っぽだろう。

 ……だが、全く使えない訳ではない。時間や方位はしっかりと表示されるし、動けばマップも更新されていくのを確認できた。

 

 次に移ろうと考えながらタブレットの画面を操作すると、出てきたのは……

 

(……“手持ち”……荷物の事かな……?)

 

 確認してみるが、どうやら手持ちとは“背負っている袋”の中身とは違うらしく、何も表示されない……気にはなるが、さらに操作すると、“インベントリ”というものが表示される。どうやら荷物はコッチに表示されるようだ。

 

(“手持ち”というのが何かは分からないけど、置いておこう……それよりも今は……)

 

 次に表示されたのは“テクノロジー”……

 

 それは全50段階に分けられた幾つものタイル表示で、スクロールすると様々な品物の名称と必要素材が纏められたリストだった。

 ……だがタイル表示は全て暗転状態であり、名称と必要素材だけは確認できるものの、外観などの詳細は表示が暗すぎて全く確認出来ない。

 

(……ん? 残りポイント……? もしかして……)

 

 画面の下端に出ている“残りポイント”の表示……タイル表示の一番上と同数の残りポイントがあったので、試しにタイルを1つずつ押してみる。

 さすがに下の方は無反応だったが、一番上の項目にはちゃんと反応があり、暗転していた表示が明るくなった。

 

 ……どうやら“何か”をしないとこの“段階”も上がらない仕様らしい。

 

(コレで何かが変わる……と思うけど……)

 

 しかし、タイル表示を再び押しても何の反応もない……もしかしたら、必要な素材が揃わないと駄目なのかもしれない。

 

(この中から作るなら、まずは自衛目的の武器だ……棍棒……は何だか頼りなさそうだけど、コッチの“つるはし”と“手斧”なら、武器以外でも使えるハズ……)

 

 端末によると、どちらも素材には“木材”と“石”があれば良いらしい。ある程度の数は必要だが、視界の端にちらほらと落ちているのが見えている。

 ……だが武器を作るよりも、同じレベルにある“作業台”を作る方が先決だと思い直す。

 

(確か……必要素材の種類は“武器”と同じだったはず……)

 

 後々から何かと必要になる可能性も考え、とりあえず見えた物を片っ端からかき集める。周辺にはある程度しか無かったので、移動も兼ねて向こうの石造りの古びた建造物ので近くまで歩きながら素材を集めていこう。

 

(何十年……いや、何百年くらいは経過してるみたい)

 

 歩くたびにだんだんと近付いてくる、経年劣化の激しい石造りの建造物……その一部は大きく崩れていたが、元々は頑丈な素材らしく、それ以上壊れる心配は無さそうだ。場所によってはよじ登れそうでもある。

 

(……? 人の気配……?)

 

 近くにあった石造りの階段をゆっくりと登り、1番上まで来た辺りで、僅かにパチパチと木が燃える様な音と、人の気配がした……どうやらこの島は完全な無人島では無かったらしい。

 

(会話が通じる原住民なら、色々な情報を聞けるかもしれない……!)

 

 足早にアーチ状の建築物をくぐり抜けると、そこから先は高台になっているらしく、正面には広大な島の風景と自然豊かな森が広がっていた。

 

 奇麗な水が流れる川も見えるし、左側の奥の方にはさっきのとは違う雰囲気の海岸もある。

 

(美しい……雄大な大自然。さっきの生き物達も、この中で生きている訳か)

 

 気圧される程の生命力に溢れた、自然豊かな風景に見惚れていると、右の方から声が聞こえてきた。

 

「……パルの匂いがしない人間など、久しぶりだな……」

 

 そこに居たのは酷くやつれ、全てを諦めた様な顔をした……大人の女性だった──




【TIPS】序盤はとにかく、素材や食料を集めるべし。

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主人公は……

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