ハイスクールD×D【いつかたどり着く究極の理想R】   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

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木場くんsideです


友人

堕天使達が拠点としている廃教会、そこには女王へとプロモーションした兵藤君と僕がいた。

 

 

「クソ、数が多過ぎる!!」

 

 

二人掛かりでフリードを退け地下へ殴り込んだけど、待ち受けていたのはアーシア緑色に光る指輪をはめたレイナーレだった。

 

なんとかしてたどり着いたというのに……………今回の黒幕、堕天使レイナーレとアーシアさんは目と鼻の先にいたというのに手が届かなかった。

 

僕達が到着した時には既に儀式は終わっていたのだ。

 

兵藤君は横たわるアーシアさんを抱き抱え必死に声をかけるが返ってくる声は弱々しい。

 

レイナーレは神器を見てうっとりとしていた………今なら二人は逃げる事が出来るかもしれない!!

 

 

「兵藤君、ここは僕が引き受けるから君は先に行くんだ」

 

 

「良いのかよ木場!?相手は今回の親玉だぞ!?お前だけでなんて無茶だろ!!」

 

 

「だからこそさ。早く外にいって助けを呼んでくれないかな?」

 

トリップしていたレイナーレはようやくこちらに意識を向けたのか指を軽く鳴らした。

 

すると物陰が数十人のはぐれエクソシストが現れた、どうやら僕達を逃がすつもりは無いらしい。

 

 

「おいおい、この数を一人なんて無茶だろ‼︎」

 

「ならこのままアーシアさんを見殺しにするのかい?早く二人で逃げるんだ‼︎」

 

 

辛うじて呼吸はしている、これならまだなんとかなるかもしれない。

 

僕が怒鳴ると兵藤君は諦めたのかアーシアさんをしっかりと抱き抱え僕に背を向けた。

 

 

「これが終わったら俺の事、兵藤じゃ無くてイッセーって呼べよ」

 

「死ねない理由が一つ増えたよ」

 

 

兵藤………………イッセー君はそれだけ言い残すと走り去っていった。

 

はぐれエクソシストがイッセー君に襲いかかるが二人の邪魔はさせない。

 

大量の魔剣をはぐれエクソシストとイッセー君の間に出現させ、壁をつくる。イッセー君は驚いていたようだったけどすぐに走っていった。

 

こういう使い方はモードレッドさんのを参考にした。あの人の戦い方は似た神器を持ってる僕にはかなりのお手本だ。

 

 

「まぁ、たかが悪魔一匹逃げたくらいで問題無いわ。至高の堕天使となった私に敵は居ないわ」

 

 

レイナーレが指を鳴らすとはぐれエクソシスト達が襲ってくる。さっきの技なら纏めて倒せるけど、魔剣を大量に創造するのはかなり体力を使っちゃうからそう簡単に出来ない。

 

どうしようか…………………………よし、斬るか。師匠ならこんな時『ピンチになった時?そんなの簡単ですよ、斬れば良いんです。君の場合、無限に剣を出せるんですから斬りたい放題です‼︎』って言うからね。

 

師匠の脳筋ぶりには困ったものだ…………だけど、僕も似たような思考になってきてちょっと複雑だ。

 

 

「流石に暇ね、あのガキ共殺しにいきましょ」

 

 

レイナーレは僕とはぐれエクソシストの戦いに飽きたのか立ち上がってイッセー君の方に向かって飛んだ。

 

 

「行かせないよ!!」

 

 

僕はジャンプしてレイナーレの羽を目掛けて剣を振るう。

 

レイナーレがギリギリで避けた為腕を掠るだけになってしまった。

 

 

「顔は好みなのに残念ね」

 

 

「貴女みたいなのはお断りだよ」

 

 

レイナーレは腕の傷を治しながら光の槍を僕に投げてくる、この光の力は僕達悪魔にとっては弱点となってしまう。

 

掠るだけでも良くない、当たったら即アウト。なら、当たらずに全部叩き斬ればいい!!

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

 

 

光の槍を次から次へと投げてくるのを光属性を吸収する魔剣で全て撃ち落としていく。

 

撃ち落としながらレイナーレとの距離を詰めていく。

 

よし、この距離なら僕の剣が届く。

 

 

「これで終わりだぁぁぁぁぁあ!!」

 

 

「貴方…………………エクソシストもいるの忘れてない?」

 

 

「別に忘れちゃ……………くっ!!」

 

 

何処からか祓魔用の銃が僕の足を捉えた。僕はスピードを使って翻弄しながら戦うタイプで足を撃たれたのはかなり痛い。

 

このまま倒れるのは良いけど、せめて一太刀くらいは浴びせないと格好がつかないよね。

 

 

「くっ……………悪魔の分際で至高の堕天使となった私を二度と傷つけるなんて!!

 

アザゼル様とシェムハザ様のご寵愛を受ける私の体に傷をつけるなんて!!」

 

 

「君が至高の存在なら、アザゼルとシェムハザは君以下の存在なんだね」

 

 

「あぁん!?テメェふざけんじゃねぇぞ!!チッ、もういい。おいエクソシスト供、このクソ悪魔を殺しとけ」

 

 

それだけ吐き捨てて地下を飛び出したレイナーレ、随分と沸点が低いんだな。

 

自慢の機動力を失って勝ち目があると思ったのか剣を持って向かってくるエクソシスト達。

 

確かに機動力の無い僕を倒すのは簡単かもしれない。それでも………………………………

 

 

「それでも、僕と君達の実力差はそう簡単に埋められるものじゃない………………咲狂え魔剣創造‼︎」

 

 

僕を中心に大量の魔剣を創造する。僕に近づいていたエクソシスト達は纏めて串刺しだ。何人か当たらなかった奴らが居たけど慌てて逃げていった。

 

イッセー君の援護に行きたい所だけど少し疲れたかな……………………少し休もう。

 

 

「頑張ってね、イッセー君」

 

 

友人の健闘を祈りながら目を閉じた。

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