バドエン好きな方に感想貰ってる身として書いた方が良いな!と思い立ったらできてた。
時系列は特に考えてないけど、どの時期でも口田君の発狂ゲージがMaxになると大体こうなる。
おにまいネタは精一杯の御愛嬌です()
科学では説明のつかない怪異による、人類の永遠に続く悪夢の始まり
※グロとR-17.9にご注意あと胸糞にも※
口田甲司は、平凡でどこにでもいるような少年だった。
だが彼の個性と
自分の事を分かってもらえない、言いたいことが言えない、覚えている事もあれど色々と忘れる記憶力の低さ。
そのデバフが、雄英高校というエリートの道に半ば強制的に入れられた口田に良い方向に働く筈もない。
すれ違う誤解、ヒーロー気取り、嫉妬、憎悪、軽蔑……負の感情を一身に浴びせられた彼の心がいつまでも保つ筈がなかった。
その時はあらゆる世界線において、比較的早い方であるだろう。
「もっと自分の考えを出すんだ。皆を待たせてしまう事はクラスの――――」
飯田のいつものお叱りだ。
無論、彼の言う事は間違っていないしむしろ正しい事だ。
だがその物言い、口田への無思慮、責任感の押し付けは入学当初は明るかった口田の雰囲気をドンドン暗くさせていった。
無論、他の生徒からもそういった事を言われるしその見た目や行動の遅さ等から皆、彼の前や裏でもそういったことは言わないが口田の事を悪く見ていた。
そして、表面的にはほとんど口田が悪い以上、先生ら大人も不用意に飯田等の生徒たちに注意しづらかった。
そんな状況に常に置かれればどうなるのか。
人間はそれを既に知り、学習し見ているというのに愚かにも同じ事を繰り返す。
戦争と同じ様に、人の事を考える事もまた固定観念や個人の感情、大義によって過ちは繰り返される。
そしてその過ちは、人類の未来にとって最大の過ちだった。
とてもではないが、この時の大人も子供も【被害者】である事にはできない。
「……………………」
「――何か言ってみたらどうなんだ。いつもみたいに軽口でも良いから言ってみてくれ」
説教も何度もされれば沈黙になるものだ。
顔を下に向けて口田は自責の念と打ち寄せる怒りを抑えていた。
全部、自分が悪いんだ。
できない自分が悪いから、こうやって説教されるんだ。
自業自得なのだから不満なんて言えるはずがないじゃないか。
「……またダンマリか。いや、僕も言い過ぎたな…すまない」
その場から離れる飯田だが、どこか口田の様子がおかしく見えた。
まあ例え、飯田が感じた違和感を解決すべく動いても既に手遅れだが。
「今日も授業をサボりとは良いご身分じゃないか、口田君?」
「こら!物間!」
開口、煽る物間寧人に拳藤一佳にゲンコツをくらわされて悶絶する物間。
「だが事実だろう!?成績悪いくせしてヒーロー科に在籍してさぁ!聞いたよ?実技試験は良くても筆記は普通科よりと下だって!」
「事実だとしてもそんなこと言わないの!」
孤独だった。
敵意、殺意、嫉妬、憎悪、怒り。
それらが全て口田に視線に乗って行き、食堂で黙々と食べる口田の箸が中々進まない。
そして、口田は違和感を感じていた。
(おかしい、何か別のナニカが今の俺を蝕んでいるような、いや本当にそうか?そういう錯覚なんじゃ…?)
だが自己肯定感がない彼には自分でさえ疑っていた。
考えれば確かにそれが正しい、それが簡単、自分の行動が間違いだった。
そんな経験が口田の自我を薄れさせ、自分の言葉にも説得力や納得できる要素が皆無と化していく。
だが、ゆっくりと食事できないのはそうだ。
口田はお盆を持って席を立ち、一人で食べれる所に行こうとする、がしかし。
「おっとゴメン」
口田の視界からはギリギリ見えないタイミングで足を出してコケさせる三年生の普通科の生徒。
だがそれを察せないほど、口田はバカではなかった。
馬鹿であればどれほど楽だったか、とまで思うくらいである。
無惨にも栄養や見た目を考えられて作られた昼飯は残飯となり、口田は流せぬ涙を流しそこから逃げ去る。
「く、口田君!」
それを追い掛ける拳藤に、物間は呆れる。
「どうせ君も軽蔑してるくせに……」
場所は男子トイレに変わる。
個室で頭を抱える口田は、いつも以上に寡黙であった。
それを外から心配の声をかける拳藤は、気を落ち着かせる為に自分の牛乳を彼に差し出す。
無論、そのために男子トイレに入ってしまってるが仕方がない。
拳藤は傷ついた人を見捨てられない、ヒーローはそうおるべきたし、ヒーローになるならばそういう行動を常に取らなければならない。
そして彼女の性格によるものもあるだろう。
だが軽口もない沈黙に、拳藤は少し恐怖を感じると共に最悪の展開を予想する。
「ま、まさか自殺…?」
それはあってはならない。
栄光ある雄英高校で、そんな事があっては。
だから彼の無事を確認するだけだ。だから彼女はその扉を開けた。
「口田……?」
いつもは人間の肌があった手足が黒く変色し、そしてどこか不気味だった。
「口田!?大丈夫なの!?」
近づく拳藤。
それが彼女の過ち、という程ではないだろうが最悪のトラウマを植え付けられる事になった。
「ひっ!?イヤッ!離してッ!やめて!誰かッた――」
黒い手に捕まえられた拳藤は、恐怖で涙と尿を流しながら抵抗するもその顔にサイレンが覆いかさぶる事で周囲は静かになる。
そして、彼女の衣服を破り捨てるとグチュ、グチュと肉がぶつかりあう音が始まる。
それが授業の始まりを伝えるチャイムが鳴ってから少しして、口田だったモノはのそりと男子トイレから出る。
残された便器に脱力して座っているのは生まれたままの姿となり、そして白濁液にまみれた拳藤だった。
ーーー
【雄英高校 大量虐殺事件】
この世界線では、ヴィラン連合による襲撃から少しばかり経った頃に起きた生徒、ヒーロー関係なく惨たらしい虐殺と悍ましい強姦事件は世間を大きく揺るがした。
男子生徒及び男性教師は殺されるか、性転換の後に強姦、女子生徒及び女性教師は強姦や殺害されているが殺害の場合、あまりにも恐ろしい行動であった。
強姦されつつも生き残った有名ヒーローの女性教師は語る。
「まるで、獲物を狩るみたいに殺していた。サイレンを警報音で鳴らして追い立てて、そうでなくても殺す為に捕まえてゆっくりと噛み殺すその行為は、余りにも恐ろしかった」
食人、人類の
【サイレンヘッド】と。
ある女子生徒は語る。
「アレはまさに人間の知恵では辿り着けれない未知の存在です!アレが口田君だったとは思えないくらい、動物的で残虐なやつでした!それにしても私のベイビー達やヒーロー達の攻撃がほとんど効いてませんでしたね……」
ほとんどの女子生徒はショックから精神を病んでいる中、この少女だけは正気……というよりは元々狂気よりだった思考の持ち主だったおかげでメンタルダメージを避けれた彼女の証言は、余りにも貴重だった。
そして奇妙な事に、強姦された女性の多くは懐妊していた。
まるで
無論、自身の発明品をベイビーと呼ぶ変人少女も。
「これまた怪奇!ですがこの仕組みが分かれば避妊薬や色んなことに使えるかも……」
まあ、相変わらずの反応だ。
では生き残った男子達はどうなのか。
口田甲司のクラスだった者達で、生き残ったものは残念ながらそう多くはない。
彼らはヒーローの卵らしく散っていったと、肯定的に見るしかなかろう。
それでも、彼らは加害者であった。
「アレは本当に口田なのか?俺の知る口田なのか…?」
轟少年……いや轟少女はそう語る。
左腕を失った爆豪勝己は、いつもの騒がしい雰囲気はなくただ呟くように言う。
「一歩、間違えれば……
友だった少女の形見を持って帰還した蛙吹少女は、今は亡き少女の携帯を見て涙することしかできない。
「ワタシが、ワタシが……お茶子ちゃんを…」
自慢の硬い体に大きな傷跡を残した赤髪の少年は、自責と後悔、そして涙と鼻水に顔面を汚しながら「ごめん、ごめん」と言う。
それを見続ける上鳴少年はこう言う。
「砂藤の馬鹿野郎…!」
そんな彼らに混じって一人、興奮していたのは口田の友人だった峰田少年。
無論、気まずさが大きいが次第に変態の顔になっていた。
「流石にこんなこと言うのは駄目だって分かってんだ……それでもよ、女ってすげぇや……」
自身の胸を揉みしだくその姿は、まあうん……
少女になった峰田少女の将来が不安である。
だがしかし、彼らの未来は明るくない。
ペシャンコになった砂藤の遺体や、バラバラに惨殺され元の姿が分からない物間。
足を引っ掛けた生徒は四肢を引き千切られ、食堂にいた生徒のほとんどは食われるたり、食われても吐き捨てられたりした。
その命を無価値、と示すように。
そして、サイレンヘッドに犯された少女達は孕んだ子を生んだ。
中絶もできたが、それをした少女が次の日には変死体となっていた。
最早呪いとも言えるその刻印は、暗に「産め」と言われているようがして少女らは怖気が走ったという。
幸いなことに、生まれた子達は実に母親に似た子供だった。
それだけが、彼女達の救いなのかもしれない。
一方、ヴィラン達もまたどうしようもない天敵の出現に必然的にその活動を縮小していく。
「かわいい……かわいいねぇ……」
壊れたラジオのように同じ事を繰り返す白髪の少女は、全身黒タイツの男に介護されつつも、お腹に宿る命を撫でていた。
黒タイツの男、トゥワイスは振り返る。
「俺だろうが死柄木弔だろうが、アイツは絶対に倒せねぇ逃げるしかねぇんだ」
あの経験から学んだ事はそれだった。
「荼毘が先に食われて、トカゲ、黒霧が食われちまうとはな……死柄木も崩壊の個性が作用しなくて食われた」
突然、現れたサイレンヘッドは犯罪を犯したことによって倫理観を外したヴィランでさえもその光景にドン引きし、慄いた。
脳裏に浮かぶのは弾けたみたいに頭部のないトカゲや、グチャリと食われる荼毘だった肉塊。
「あれはヴィランなんかで片付けて良い、ちゃちなモンじゃねぇ……アレはクリーチャーとか悪魔の類だ…」
ほぼ瞬殺。
口田甲司という少年を知っているが為に、先入観から全滅した。
トゥワイスも無事ではない。
逃げ切れたものの、女体化するというあんな事がなければちょっと嬉しい事も起きていた。
どのみち、ヴィランとしての心が折れた二人には平穏な生活を求めるしかなかった。
そして、この世界の悪。
「こ、これは僕の望む悪の最後ではないッ!僕は、ここで死んで……!?」
手足を失い、全力で戦うも身体の限界を迎え力尽きた魔王は情けない姿を晒していた。
「情けない姿を、晒してるじゃないかぁ?」
ネットから引っ張ってきたのだろう煽りネタをサイレンで煽るが、それに激昂する元気もない。
そんな彼に、サイレンヘッドはある曲を彼の耳に近寄って聴かせる。
雑音まみれであるが、しかしその曲は余りにもその場に不釣り合いだった。
「あり!?なし!?なし!?あり!?ついてる ついてない あれどっちどっち――」
そして魔王は、その体を女に変えられた。
その後の彼、いや彼女の末路は……まあ、語るまでもないだろう。
ヒーローとサイレンヘッドの戦いは常に命懸けである。
ヒーローは常に傷付き誰かが死に、サイレンヘッドはほとんど無傷。
例え殺しても、まるで最初からそこにいなかったように消え、そして当たり前のように復活しまた人を襲う。
本来、サイレンヘッドに性欲はないがかつて人の身であった事を考えると、唯一残された口田甲司という人間の証なのかもしれない。
【IF END】
読了ありがとナス!
グロシーンはともかく、エロシーンはなるべく抑えました。
イレイザーヘッドの個性は怪異に昇華したサイレンヘッドには効かないので両足を持っていかれたし、奮戦したブラド先生はパンチ一発で頭が爆散。
オールマイトは女体化して若返ったり古傷が消えたけど無論、餌食に。
緑谷君は片足持っていかれたので、お察し。
飯田君?アイツは良いやつだったよ……()
ちなみにステインは速攻で不意打ちくらって敗北。
手足をゆっくり、お菓子みたいに齧られながら絶望と恐怖の中死に絶えたゾ
エリちゃんは……何も言うまい。書き込むには余りにも悲惨。
我ながらなんかフロムってるっつーか、ディストピアな世界になったなって。
ヒロアカの拡張性エグい
ヒロアカの語られる時代から遙か先の未来になってもサイレンヘッドが夜中に現れては人を襲い食い殺し、犯してくるの我ながら怖すぎるわ