問題児だけの部活の部長をやれってマジすか!? 作:やはり暴力…
私たちはトリニティを後にし、ミレニアムへ向かっているわけなのだが...
「そこのお嬢さん、そちらのお荷物、お持ちいたしますよ」
「お兄さん、わたくしがお手伝いいたしましょう」
「なんと!わたくしがお力になりましょう!」
日辻が道中、少しでも困っていたりすれば老若男女問わず手助けをするせいでめっちゃ遅れてる。
このままでは日が暮れるどころか1週間経っても着かない。期限が特に決められていないとはいえ早めに回収してくれと言われているのだ。流石にそれは不味い。なので...
「コレでいいですかね?」
「ありがとうなお嬢ちゃん」
「いえいえ...ではわたくしはこれで」
日辻の手伝いが終わったのを確認して、思いっきり日辻の頭を殴る。
鈍い音がした後に日辻は倒れ伏した。起きる前に簀巻きにしてミレニアムへ直行する。この際周囲の目がやばかったが知らない。時間をかけるこいつが悪いのだ。
そんなこんなでミレニアムに到着したわけだが...まぁ、トリニティ生を簀巻きにしてるヴァルキューレ生とか目立つわな。
結構奇異の目で見られてる。最もこれからそういう視線は受けるようになるだろうし気にするだけ無駄だが。
気にせず資料にある場所へと向かっていく。
「そこをなんとかできないかね!早く新たな芸術を創り出したいのだよ我輩は!」
「だから無理だって言ってるでしょう!」
どうやら部屋内で口論が起きているらしい。いつ入ろうかと思案していると傍に抱えていた日辻が提案をする。
「わたくしがいきましょうかご主人様」
「いや、大丈夫だ。それよりご主人様はやめてくれ」
「ではアカシ様と」
まだこそばゆいがまぁ我が主と呼ばれるよりはマシだろう。日辻を解放してから扉をノックしてから入る。
中には髪を整えもしていないボサボサ髪の比較的小柄な少女と青髪の太ももが太い(失礼だが特徴的なもので...)女性がいた。
「おや、ここに客人とは珍しい」
「失礼。【
「我輩をだと?」
「・・・なにやら話が通っていないようですが、なぜですか?」
不思議そうな反応をする破山を見て話が通っていないと判断した私は横にいた青髪の女性、セミナー会計の【
「すいません、本来なら説明が終わっているはずだったんですが、この子が私が部屋に入るなり早く許可を出してくれと迫ってきて...」
なるほど。ならばしょうがないな。
「ふむ、何かあるのかね?」
「あぁ、それは───」
と破山に説明をする早瀬会計。ちなみに破山の罪状は建造物爆破だ。うん、普通ならば即矯正局行きなのだが今のところ許可を取ってから行っているので文句は言えないらしい。ただまぁここに入れられるという事はそう言う事だ。
「なるほど、つまり我輩の活動場所が広くなるという事か!素晴らしい!」
「私の許可があればな」
「それは問題ないさ、我輩が芸術とはなんたるかを教えてあげるからな!」
正直爆発が芸術という感性が全く分からんので教えられても許可は出さんと思うが...
まぁいい、これで二人目だ。
「ここを出る準備をしておけ。私はもう一人を回収しに行く」
そう言って部屋から出ようとすると同時に早瀬会計から声がかかる。
「そのことなんですが...やっぱりキャンセルという事になって...」
「・・・あ~まぁ、良いですが上への説明はそちらでやっていただいてよろしいですか?」
「それはもちろん!連絡できずすみません」
「いえいえ、大丈夫です」
まぁ当然だろうな。もう一人は【
この能力を買われてセミナーに居た時期があったりどんな厳重なセキュリティも簡単に突破するため多くの重要な情報を握っている。どれだけヤバい奴でも流石に重要機密を持っている奴を預けられんわな。資料見る限りうちに来る奴らで利用する奴多分一人もいないけど。
「では行きましょうアカシ様」
「準備をほとんどしてくれるとは、ありがたい!」
日辻が破山の荷物と思われるリュックを背負いながら言う。
「・・・いや、破山が持てよ」
「我輩は芸術専門なのでな、パワーは無いのだよ」
「アカシ様、わたくしは大丈夫ですので」
まぁいいか、ここであれを手に入れるし。
早瀬会計に礼をしつつ部屋から移動する。
「おいおいこっちは出口ではないぞ?こっちにあるのは精々...」
道中出口へと向かう道でないことに気付いた破山が語り掛けてくる。
「合っている。私たちの今の目的は車だ」
「車、ですか?」
重そうな荷物を持ちながら歩いている日辻が聞き返してくる。
「細かく言えばキャンピングカーだな、私は仕事の関係上家に帰りずらくてね、移動できる家が欲しかったんだ」
「なるほど!それによって我輩たちの行動が楽になるというわけだな!」
「ではなぜ最初にそれを回収しに行かなかったのですか?」
「最初にこいつを回収すると色々めんどそうだったから」
「こいつって...これでも一応先輩なのだがな?」
こいつ先輩だったのかよ...まぁ分かったところで敬意を払う必要も無いから敬語使わんが。
っと、そんな雑談をしているうちにエンジニア部の工房に到着した。
「失礼する。ここで作ってもらったキャンピングカーの受け取りに...え?」
ノックをして入った先に居たのは少し薄い紫の長髪によくわからにパーツが頭の横に浮いている【
全裸なことを除けば。
「ク、クハハハハ!裸と言うのは芸術作品としての価値があるとは言うが、TPOは弁えた方が良いのではないね!」
「お、おおお着替えをお忘れになられたのでしょうか!?なならばわたくしの服を!!」
二人も流石に動揺しているようで破山は芸術と結びつけることでなんとか正気を保っているが日辻は混乱しており服を脱ぎ始めた。
「わーわー!待ってくれ!別に私たちは全裸と言うわけではない!」
「そうそう」
「部長の言う通りです!私たちは新開発した光学迷彩下着の機能テストをしていたんですよ!仕組みとしましては────」
「まぁ要するにつけても透けて見える下着と言うわけさ」
豊見のクソ長い説明をBGMに白石が端的に説明をする。うん、わかったからとりあえず服を着ろ。
「そうだ!君たちも被験者に」
「なるか!」
「遠慮させていただこう!」
「わたくしで良ければ是非!」
「「やめろ(たまえ)!!!」」
エンジニア部が変態の集団みたいに...まぁ良いか!
ダメならアカシちゃんが脱ぎます。
「は?」
面白いと思ったら感想書いたりしてくれると嬉しいなぁ。