問題児だけの部活の部長をやれってマジすか!? 作:やはり暴力…
なんやかんやあって破山ハクが仲間になったよ。
「雑過ぎるぞ!!!」
とりあえず服を着て落ち着いたエンジニア部の三バカに用件を伝えた。
「あぁ、あれなら完成しているよ。ついてきたまえ」
白石に言われた通り着いていくと広めの倉庫のようなところの布で覆われた大きな何かの前で止まった。
「ご紹介しよう!我々エンジニア部の技術の結晶、その名も移動式住宅マイホーム君Mark.7だ!」
白石の声と共に布が取られ、何かの全貌が明らかになる。一見トラックのようだが荷台部分が独特の形をしており、大きめのドアもついている...まぁ所謂キャンピングカーと同じ見た目をしていた。
「まぁおおむね予想通りだな。ところでマーク7と言うのは?」
ん?敬語?使う気が失せた。本人たちも気にしていない様だしそのままだ。
「よくぞ聞いてくれました!元々移動式の住居と言うのはエンジニア部でも構想されいていて今までもいくつか作られて────」
「試作機が6号あったというだけさ」
「なるほど、ところで自爆機能を付けていたりしないよな?」
「・・・」
「おい」
「流石に冗談だよ。自爆機能を付けてしまうと安心して過ごせない。それはコンセプトから外れてしまうからね」
まぁそれならいいんだが...とりあえず二人を連れて居住スペースに入る。
中はそれなりに広く、数人で住んでも問題ない広さだ。破山は備え付けのソファに飛び込みふかふかだ!と叫んでおり、日辻は荷物を降ろしキッチン等の設備の確認を猫塚と共に行っている。
「意外と快適そうだな」
「ふっふっふ、ここからがマイホーム君の真骨頂!」
そう言うと白石は運転席にあるよくわからないボタンを押す。すると何かの駆動音が聞こえたかと思えば、右側の壁が開き部屋が広くなった。
「なんでだよ...」
「君が家のように使うと言っていただろう?過ごしやすいようにしたのさ」
「あ~まぁありがたい...のか?」
この後もいくつかの注意点を説明してもらいいよいよ出車となった。
運転席の窓から顔を出し、車の横に立っている白石に話しかける。
「ありがとう。想像以上に高スペックで驚いたよ」
「何かあればまた来てくれ」
「あぁ、そうさせてもらうよ」
そう言って車を出し、次の目的地であるゲヘナへ向かった。
- - - - - - -
車を走らせていると背後から破山が声をかけてきた。
「ところで次は何処に行くのだ?」
「あぁ、次はゲヘナだ」
「ほう、ゲヘナには友人が居るのでな。寄ってもいいかね?」
「友人によるなそれは」
「【
「あ~...まぁ運が良ければな」
そんな会話がありつつゲヘナの自治区に入った。やはりと言うべきか至る所から銃声が聞こえ、時々爆発音が聞こえる位には治安が悪い。以前仕事で来た時となんも変わっていない。
「相変わらずだな。何度来ても慣れない」
「それには同意見だアカシよ!」
ただまぁ目的の生徒は多分それの中心に居るんだよな...と戦闘音の大きい方へとハンドルを切る。
「待て、どこに向かっている??学園はあっちだぞ?」
「そうだな」
「そっちは我輩の記憶が正しければ何もなかったはずだぞ??」
「そうだな」
「段々戦闘音が大きくなっているんだが???」
「そっちに向かっているからな」
「セラよ!アカシを止めるのを手t「日辻、破山を抑えておいてくれ」」
「かしこまりました」
「えっ」
うわぁぁぁ!と叫びながら日辻に抑えられている破山。これでしばらくは大丈夫だな。
そのまま車を走らせ、戦闘地点の付近に停車する。戦闘の準備を行い、車から降りて周囲を警戒する。
「なぁ、何故武器を構えているのだ...?」
「今から恐らく戦闘するからな。巻き込まれたくないなら車に入っとけ」
「なに!?今すぐ避難するぞセラ!」
「かしこまりました」
破山を抱え日辻は車の中に避難する。二人が車に入り切ったと同時に銃声がし、横の廃屋から私の顔面に吸い込まれるかのように弾丸が迫ってきた。
それを最低限の動きで回避し弾の出てきた方を見る。そこから全身がボロボロの黒髪の女が姿を現した。その両手には大型の拳銃が握られていて片方はこちらに銃口を向けている。この者こそ探しているうちの一人、【
「危ないな。いきなり発砲とは」
「不意打ちのつもりだったんだが...なんで反応できた?」
私の言葉を無視して疑問を投げかけてくる荒尾。
「企業秘密だ。で、私は君と話がしたいんだが」
「ハハッ...アタシをぶっ飛ばせたらいいぜぇ!!」
私の質問への返答と同時に接近してくる。一瞬でほぼゼロ距離まで接近し両手の拳銃を私の顔面に向けている。発砲するすんでで、ライフルを荒尾の手に当て銃口を逸らす。銃声が耳元で鳴り、外れたことを確認すると同時に荒尾の腹に蹴りを入れ後退させる。しかし荒尾は蹴りと同時に後ろに飛びのくことで衝撃を殺し、ダメージを最小限のものにした。
「ギャハハハ!良いねぇ良いねぇ!!」
なんか高笑いしてる...こわ。
高笑いしている所に狙いを定めてライフルを撃つ。その銃声と共に荒尾は姿勢を低くすることで銃弾を避け、こちらに駆けてくる。そして私の懐に入り銃口を腹に当てた。
「アタシの勝ちだ」
荒尾がそう呟いて引き金を引こうとした瞬間、ライフルをバットの要領で振り抜き荒尾の顔面にぶち当てる。
流石に予想外だったのか見ごとにクリーンヒットした。
「んなのアリかよ...」
「アリだ」
ライフルを持ち直し荒尾に打ち込む。ヘイローが消えたことを確認すると担ぎ上げた後に車に放り込む。
「うおゎ!?何故入れる!?」
「そいつもだからだ。日辻、装備を外して拘束しとけ」
かしこまりましたと返事をした日辻が私の指示を遂行する。破山は荒尾が怖いのか離れている。
「さて、次はお前の友達だぞ、破山」
そう言いながら今度はゲヘナ学園へと向かって移動する。
仲間集めはサクサクッといきましょ〜